新☆きらきら
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#271 [向日葵]
なら何?
婚約者がいたくせに……結女と愛し合って…。
友姫「結女をなんだと思ってるんですかぁっ!!!!」
私は先生の胸ぐらを両手で掴んでガクガク揺らした。
友姫「結女は……純粋に貴方が好きで……きっと……」
貴方との子供なら喜んでいただろう。
例え15歳と言う年齢が邪魔をしていても、それは嬉しそうに……。
林先生は言葉に詰まり、握りしめた私の手を優しく取ると、後ろを向いた。
:07/05/18 15:04
:SO903i
:vKbedVXw
#272 [向日葵]
結女「先生…?」
そんな先生を結女は静かで穏やかな声で呼び止めた。
先生は振り向き2人は見つめ合う。
結女「私の事……好きでしたか?」
林「……。あぁ。……大好きだった。」
下を向いていた私は顔を上げた。
なぜなら答える先生の声が震えていたからだ。
でも予想に反して先生は泣いてはいなかった。
しかし耐えていた。
:07/05/18 15:08
:SO903i
:vKbedVXw
#273 [向日葵]
そんな先生を結女は暖かく優しい眼差しで微笑みながら見つめる。
結女「……ありがとう。幸せになってね…。」
私はその時分かった。
先生も結女もホントに好き合っていたんだ。
でも世の中の理不尽な何かが2人を邪魔して、結ばれない様に仕向けてしまったのだ。
そんな2人が切なくて、私は座りこんで涙を流した。
何故か結女は泣かないで、私を慰める。
私は、2人の涙を受け取ったのかもしれない。
:07/05/18 15:12
:SO903i
:vKbedVXw
#274 [向日葵]
結ばれるばかりじゃない現実を受け止めきれない私は、静かに震えながら泣いた。
結女はその張本人なのに、黙って私の背中を擦る。
その手は暖かくて、優しくて、私は余計に結女が結ばれるこてなく終わってしまったことがひどく悲しくなった。
―――……
しばらくすると、珊瑚君達が帰ってきた。
私は部屋にいて、抜け殻の様にボーッとしていた。
結女は下でテレビを見ている。
:07/05/18 15:16
:SO903i
:vKbedVXw
#275 [向日葵]
:07/05/18 15:17
:SO903i
:vKbedVXw
#276 [向日葵]
まるで壁と会話するみたいに私は壁を見つめていた。
壁の向こう側が見える様な遠い目をして。
するとノックする音が聞こえた。
珊瑚「友姫。入るぞ。」
私は返事をする元気すらなかった。
珊瑚君は私の返事をしばらく待ったが無いので勝手に入ってきた。
そして床に座り、私の様子をじっと見る。
私は未だ壁を見たままだ。
珊瑚「友姫…?」
:07/05/20 03:10
:SO903i
:woH/s1W.
#277 [向日葵]
友姫「……。わからない。」
私はかすれた声で聞こえるか聞こえないかぐらいの音量で呟いた。
珊瑚君の耳はなんとか音を聞き取ったらしい。
「何が?」と聞いてきた。
いくら理不尽の壁があっても、気持ちだけではどうにもならないの?
友姫「好きなだけじゃ…。駄目なのかな……?」
珊瑚「……友姫?」
だって、あんなに幸せそうで……あんな辛そうにして……。
:07/05/20 03:14
:SO903i
:woH/s1W.
#278 [向日葵]
それを
好きと言う気持ちでは
何も解決することなんて出来なかったんだろうか……
珊瑚「友姫…。何があったんだ……?」
ここでようやく珊瑚君の顔を見た。
でも、また流れだしてしまいそうな涙を必死に抑えた。
友姫「他に……方法なかったのかなぁ……っ」
それでも抑えることなんて出来なかった。
私……なんでこんなに悲しいんだろう……。
:07/05/20 03:19
:SO903i
:woH/s1W.
#279 [ゅぅ]
:07/05/20 03:22
:N702iD
:☆☆☆
#280 [向日葵]
その理由はこの先もわからなかった。
どうにかしてあげたいとジダンダを踏みたくなる衝動に追いやられる。
ただ無償に悲しくて
好き合っていて結ばれない苦しい現状が
私はたまらなく
悲しかった。結女が大人びたあの笑顔が胸を苦しくさせた。
友姫「なんで……っいけないんだろう…っ!」
手で顔を覆い私は泣いた。珊瑚君は何も言わず私を包みこむ。
私はしばらく泣き続けた。
:07/05/20 03:26
:SO903i
:woH/s1W.
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