新☆きらきら
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#1 [向日葵]
:07/05/07 18:26
:SO903i
:ig2tmRBQ
#2 [向日葵]
また新しい季節が始まる。
いつもの学び舎でさえ、ドキドキする。
新しいクラス。
新しい生活。
変わらないのはいつも微笑む君達。
:07/05/07 18:28
:SO903i
:ig2tmRBQ
#3 [向日葵]
いつもの靴箱に行こうとした私は途中で気づき、新しい靴箱へ向かう。
3年生になってもうすぐ1週間。早くなれなきゃ……。
靴箱に自分の名前が貼ってある。
「東雲 友姫」
これこそが私の名前だ。
「おっはよう!!」
友姫「あ。おはよう。」
元気よく挨拶してきたこの子は友達の真野 秋帆。
:07/05/07 18:33
:SO903i
:ig2tmRBQ
#4 [向日葵]
秋帆「今日提出の国語プリントやったー?」
友姫「ウン。」
秋帆「お願い見してー!!」
必死に頼む秋帆に私はいいよと答える。
秋帆は嬉しそうにやったぁと喜んだ。
そして私達は一緒にクラスへ向かった。
:07/05/07 18:43
:SO903i
:ig2tmRBQ
#5 [向日葵]
ガラガラガラ
「あ、おはよう。」
秋帆「りっつー!!おはよー!!」
「朝からうるさい…。2人共…。」
一見クールそうなこの子。この子も私達の友達。
石垣 律。
友姫「あぁ。千歳君もいたの。」
「友姫ちゃんそりゃないでしょー!」
千歳君は律の彼氏で、最初は嫌な人だったけど今はいい人になりました。
:07/05/07 18:47
:SO903i
:ig2tmRBQ
#6 [向日葵]
「「おはよー!」」
友姫「あ、おはよー!」
2人仲良く来たのは白月暁君と宮川佳苗ちゃん。
ラブラブカップルです。
佳苗「あ、友姫ちゃん。珊瑚君が図書室で待ってるって!」
友姫「え?!ホント?ありがとう!」
私は教室を急ぎ足で去って行った。
秋帆「まったく…ラブラブはどっちだか……。」
皆首を縦に振る。
:07/05/07 18:57
:SO903i
:ig2tmRBQ
#7 [向日葵]
だって急がなきゃ!
私の大切な人が呼んでるんだもん!!
ガラガラ
ドアを開けて少し行った本棚にその人はいた。
友姫「珊瑚君!」
呼ばれた本人は持っていた本を直し、こちらを向いて微笑む。
寛和 珊瑚君。
私の大好きな人です。
:07/05/07 19:01
:SO903i
:ig2tmRBQ
#8 [向日葵]
**bP 新入生**
珊瑚「前のやつ、読めたか?」
友姫「あとすこーし。中々読む時間無くって…。」
珊瑚「じゃあ今日は図書室に来ずに帰るか。」
私はウン。と言って珊瑚君に少し近づく。
図書室は私達の溜り場。
私は2人でここにいる時間がたまらなく好き。
すると珊瑚君が頭をポンポンと叩く。
彼のある意味クセである。
私はこれが好き。
:07/05/07 19:06
:SO903i
:ig2tmRBQ
#9 [向日葵]
珊瑚「そろそろ帰るか。」
友姫「ウン。」
珊瑚君は私の手を握る。
私も握り帰す。
そして仲良く帰るのだった。
ガラガラ ピシャン
――――
友姫達が帰った後、奧の本棚から人影が…。
2人の様子を見ていたらしい。
「…………友姫姉?」
:07/05/07 19:09
:SO903i
:ig2tmRBQ
#10 [向日葵]
・・・・・・・・・・・
ホームルームが終わり、クラスはガヤガヤ騒いでいた。
秋帆+3人、千歳君、白月君、佳苗ちゃんは私の国語プリントを急いで写す。
何を隠そう1時間目は国語なのだ。
珊瑚「お前らそれくらいやれよ……。」
千歳「ナイト様のんじゃないんだからいいじゃん!」
珊瑚「あーハイハイ…。」
私と律はみんなを苦笑いしながら見ていた。
するとクラスの女子の会話が耳に入る。
:07/05/07 19:13
:SO903i
:ig2tmRBQ
#11 [向日葵]
**************
休憩します

:07/05/07 19:13
:SO903i
:ig2tmRBQ
#12 [奈津歩]
おお


新☆きらきらだッ

無理しないで頑張ってね


〃
応援してるからね


:07/05/07 20:29
:D902iS
:☆☆☆
#13 [向日葵]
奈津歩ちゃん

ありがとう


**************
「今年の1年男子。カッコイイ子とカワイイ子勢揃いらしいよー♪」
「知ってるー!なんかレベル高いんだよねー。」
『情報早いなぁ……』
と言うか大して興味は無い。2つ下のことまで知ろうとは思わないし。
2つ下……。と言えば……。
『あの子達どうしてるだろう……。』
:07/05/07 23:43
:SO903i
:ig2tmRBQ
#14 [向日葵]
律「友姫。トイレ行かない?」
友姫「あ、ウン。いいよ。」
みんなは未だプリントに集中してるので律と私でトイレに向かった。
・・・・・・・・・・・・・
律がトイレ済むまで私は鏡の前で髪型と服装を整えていた。
するとまた女子の会話が聞こえてくる。
「さっきめちゃくちゃカワイイ子いたんだけどー!!」
「しかも男の子!!びっくりだよねー!!」
:07/05/07 23:47
:SO903i
:ig2tmRBQ
#15 [向日葵]
どうやら今年の1年はそうとうな容姿の子達が揃っているらしい。
律「友姫おまたせ。」
タタタタタ
友姫「ううん。じゃ行こっか。」
タタタタタ
律「?なんか聞こえない?」
タタタタタ
友姫「……そーいえば…。」
どうやら誰かが走っているらしい。しかもその音はこっちへ向かってくる。
:07/05/07 23:50
:SO903i
:ig2tmRBQ
#16 [向日葵]
それも2人ほどが走って来ている。
タタタタタタタ
「「友姫姉ちゃぁぁぁん!!!!」」
2人分の体重が私の背中に乗り、私は潰れた。
友姫「ぅぎゃあっ!!」
潰れながらに思う。
この声。この体当たりっぷり。……もしかして…。
友姫「結女(ゆめ)…?それに真貴(まき)?」
:07/05/07 23:56
:SO903i
:ig2tmRBQ
#17 [向日葵]
肩越しに振り向くと、ショートより長めの髪の毛をした女の子とやんちゃそうな笑顔の男の子がいた。
律「友姫!大丈夫?……ってか誰?」
結女「あ、ごめんなさい。私、東雲結女です。こっちは真貴。私達双子なんです!」
律「え?友姫。アンタ兄弟いたっけ。」
制服を整えて、埃をパンパンと払いながら私は首を横に振った。
友姫「私のイトコ。父さんの弟の子供なのよ。」
真貴「友姫姉久しぶり!」
:07/05/08 00:03
:SO903i
:zpgV4QII
#18 [向日葵]
久しぶりと言おうとしたが、私はびっくりした。
友姫「真貴。アンタおっきくなったねー!!」
私と身長が変わらない。
前会った時は私の方が5センチくらい勝ってたのに。
真貴「男の成長甘くみんなよっ!」
友姫「アハハ!ゴメンゴメン。じゃあまたね。」
結女「えーもう行っちゃうの?」
そんなこと言ったって授業始まっちゃうし…。
困って律を見るも律は「助け求められても」と困惑していた。
:07/05/08 00:08
:SO903i
:zpgV4QII
#19 [向日葵]
友姫「ま、また会いたくなったら3年の教室までおいで!私達はC組だから。」
真貴「マジで?やったね!!じゃあまたなぁっ!!結女行くぞ!」
結女「ウン!またね!!お姉ちゃん♪」
タタタタタタタ……
台風一過…。
あの子達は小さい頃から騒がしい。
「し、東雲さん……。」
後ろに女子の皆さんがじりっと寄っていた。
友姫「わわわ!……何?」
:07/05/08 00:14
:SO903i
:zpgV4QII
#20 [向日葵]
「あの男の子紹介して!!」
大合唱。
友姫「…………え?」
・・・・・・・・・・・・・
秋帆「へー。友姫のイトコ。」
1時間目が無事終了し、さっきの出来事を皆に話していた。
女子の皆さんに聞くと、真貴は少し大きい八重歯を見せて笑う笑顔や、人に媚びず平等に接するのが人気となり、3年まで噂が広がっていた。
一方の結女も、少しホワーンとしている所がカワイイと男子に評判。
:07/05/08 00:20
:SO903i
:zpgV4QII
#21 [向日葵]
トイレからの帰り何人かの男子に「あの子知り合い?」とか聞かれた。
千歳「へー1回見てみたいなぁ。友姫ちゃんと似てる?」
友姫「兄弟じゃないから似てることはないよ。」
しっかし2人共可愛くそしてかっこよくなっちゃって…。
姉気分の私は2人の成長が嬉しかった。
佳苗「あ、次移動だよー。行こっ!」
佳苗ちゃんの言葉に皆従い、私達は移動することにした。
:07/05/08 00:25
:SO903i
:zpgV4QII
#22 [向日葵]
私は窓側の席。
外を見ればグラウンドが見える。
丁度何年生かが体育をやるみたいだ。
みんな初々しく体操服を着てるので1年生だと思う。
『結女達いるのかなぁ?』
すると
『あ、真貴だ!』
友達何人かと遊んでいる真貴を発見。
遠くで見ていても楽しそうだ。
見ていたて微笑ましい。
ペシペシ
珊瑚君にプリントで頭を叩かれた。
:07/05/08 00:31
:SO903i
:zpgV4QII
#23 [向日葵]
:07/05/08 00:32
:SO903i
:zpgV4QII
#24 [向日葵]
珊瑚「プリント。早く取れ。」
友姫「あ、ゴメン!」
私はプリントを急いで取り、後ろへ回した。
次は英語の授業。
私と珊瑚君と佳苗ちゃんは同じクラス。
佳苗「何見てたの?」
隣が丁度佳苗ちゃんだ。
友姫「ん?さっき話したイトコがいてね。男の子の方。」
佳苗「珊瑚くーん。彼女さんが浮気してますよー。」
珊瑚「考え物だなぁ。」
:07/05/08 11:20
:SO903i
:zpgV4QII
#25 [向日葵]
いやいや浮気って!!
弟の様なものじゃない!
私は一人っ子なので兄弟がいない。
だから結女と真貴は妹と弟が出来た気分で嬉しい。
先生が脱線して違う話をしている時、また外を見た。真貴は元気に走り回っていた。
するとふと、真貴がこちらを見た。
『へ?』
真貴と目が合う。
それをなんとなく避ける。
『え?だってあんな遠いトコから私が分かるわけないよね?』
:07/05/08 11:24
:SO903i
:zpgV4QII
#26 [向日葵]
そしてもう一度外を見てみると、さっきの様にまた走り回っていた。
『……偶然よね。』
頭を先生に戻し、いつの間にか何か書いていた黒板の文字をノートに写した。
――――……
キーンコーンカーンコーン……
3・4時間目が過ぎお昼休み。
暁「どこど食べる〜?」
千歳「いつもの中庭でいいんじゃない?」
すると……あの音が聞こえた。
タタタタタタタ……
:07/05/08 11:30
:SO903i
:zpgV4QII
#27 [向日葵]
真貴「友〜姫〜姉ぇぇぇぇっ!!」
ガバッ!
真貴がいきなり抱きついてきた。
身長が同じくらいと言えど、男の子なので体が退けぞる。
友姫「わっ!とと…。何?」
真貴「ひどくない?せっかく俺友姫姉見つけたのに友姫姉無視すんだもんよー。」
「あぁ。ゴメン」と言いたいのだが、真貴の少し離れた後ろに珊瑚君がオーラで怒っている。「離れろ」と。
:07/05/08 11:34
:SO903i
:zpgV4QII
#28 [向日葵]
『あわわわわ……っ。』
真貴「友姫姉?」
友姫「ぇ?あ、あぁー…ゴメンネ!!今からご飯だからまた喋ろう!」
と言いそそくさと真貴から離れた。
そして皆の元に行き、中庭へと向かう。……が
珊瑚「俺ちょっと図書室よってから行く。先行ってて。」
暁「おぅ!わかった。」
そしてみんなゾロゾロと行く。しかし私はそこから動かない。
秋帆「友姫?」
友姫「……。ゴメン私も!」
:07/05/08 11:38
:SO903i
:zpgV4QII
#29 [向日葵]
私は珊瑚君の後を追った。
ガラガラガラ……
開けたものの珊瑚君はいない。
……と言うことはあそこだろう。
本棚が集まっている所の更に奥に、滅多に人が入らない所がある。
そこは、私達の秘密の場所。
私はそこへ向かう。
そしてソローッと顔を覗かせてみると……やっぱりいた……。
友姫「さ…珊瑚君…。」
珊瑚「……ん?」
:07/05/08 11:42
:SO903i
:zpgV4QII
#30 [向日葵]
友姫「あ、あの子は弟みたいなもんで、あっちも私を姉として慕ってるの!だからその…恋愛感情とかは……。」
しどろもどろ、身振り手振りで話すと、珊瑚君が私の手を引いた。
珊瑚「わかってる…。」
友姫「え?でも…」
珊瑚君は「だけど」と続けた。
珊瑚「大人ぶれるほど大人じゃないんだ……。」
そう言って片手で目許を覆う。そしてため息をついた。
:07/05/08 11:47
:SO903i
:zpgV4QII
#31 [向日葵]
珊瑚「このままだったら友姫気にするだろ。だから気分落ち着かせてから行こうと思ったら……付いてくるし……。」
コツッとオデコを合わす。
『拗ねてたんだ…。』
友姫「ウン。付いて来たよ……。ダメだった?」
ちょっと意地悪してみる。
珊瑚「……いや。嬉しい。」
と目を細めて笑った。
意地悪した方がノックアウトさせられた。
『カワイすぎ……っ』
:07/05/08 11:52
:SO903i
:zpgV4QII
#32 [向日葵]
やっぱり珊瑚君には負ける私だった。
私達はお弁当を持ったままだったので、飲食禁止だが内緒でそこで食べた。
窓を開けると爽やかな風が通り抜ける。
桜の時期も、もうすぐ終わりだ……。
―――……
真貴「友ー姫ぃー姉っ!!」
帰り際、また真貴が来た。来たらいいなんて言うもんじゃないなぁ……。
友姫「どーしたの?」
:07/05/08 11:57
:SO903i
:zpgV4QII
#33 [向日葵]
真貴「一緒に帰ろう!!」
友姫「友達は?」
真貴「いーの!ね?帰ろう!!」
困った……。
真貴にばっかりかまってられないし……。
友姫「お姉ちゃんも友達がいるから。」
真貴「えー。いーじゃぁぁん。」
友姫「真貴。」
ここで甘やかしてはいけない。心を鬼にして私は真貴の名を真剣な顔で呼んだ。
真貴は拗ねて口を尖らせる。すると目線が後ろにいった。
:07/05/08 12:03
:SO903i
:zpgV4QII
#34 [向日葵]
そして指を指す。
真貴「コイツがいるから?」
指した方を見てみる。
指されたのは珊瑚君だった。
友姫「?なんで?」
真貴「今朝コイツと図書室でイチャイチャしてるの見た!」
イ…イチャイチャって……。
そこへ結女がやって来た。
結女「ちょっと真貴ー!先に行かないでよー!!あ、友姫姉ちゃん!!」
友姫「結女ちょっと待っててね。真貴。珊瑚君もそうだけどみんないるからだよ。」
:07/05/08 12:07
:SO903i
:zpgV4QII
#35 [向日葵]
すると真貴はうつ向き、手をグーに握り締めた。
真貴「……俺、友姫姉が好きなんだよ。」
友姫「私も好きよ。真貴も大事だけど皆も大事なの。分かってね?」
そう言って真貴の頭を撫でた。そして皆を促してその場を後にした。
結女「……真貴。何言って…。」
真貴「俺は本気なんだ!……子供扱いしやがって……。ぜってーアイツから奪ってやる。」
真貴の脳裏に浮かぶは珊瑚。真貴は打倒珊瑚に燃えるのだった。
:07/05/08 12:11
:SO903i
:zpgV4QII
#36 [向日葵]
――……
千歳「いっやぁー…。告白されちゃったね友姫ちゃん。」
友姫「告白?まさかぁ!あれは姉として好きって言ってるんだよ?」
その時全員が友姫を見て、『あぁやっぱりこっち系(恋系)鈍いんだ。』と言う目で見た。
秋帆「ま、まぁ!友姫には珊瑚君いるしね!」
友姫「…?うん。」
友姫達の後ろで律が珊瑚の脇をこづいた。
律「アンタしっかりしなさいよ。」
珊瑚「分かってる。」
:07/05/08 12:17
:SO903i
:zpgV4QII
#37 [向日葵]
:07/05/08 12:18
:SO903i
:zpgV4QII
#38 [
]
:07/05/08 23:40
:N902i
:☆☆☆
#39 [向日葵]

さん

いつもありがとうございます


珊瑚好きですか

珊瑚は嬉しいことに人気なんです

ついでに律も

――――……
皆とそれぞれ別れて、帰り道が一緒の私と珊瑚君は家と向かった。
珊瑚君はいつも通り私を家まで送ってくれる。
友姫「今日中に頑張って本読んじゃうね!」
珊瑚「あぁ。まぁゆっくりでいいけど。……それより、お前気をつけろよ。」
『?』
:07/05/09 19:03
:SO903i
:P7pPJzpc
#40 [向日葵]
友姫「気を…つけろって……何が?」
外ならまだ明るいし、何より珊瑚君がこうして送ってくれる。
なら何を気をつけろと言うのかが私にはわからなかった。
ハテナだらけの頭で私は珊瑚君の答えを待っていた。珊瑚君は無言で私を見つめて、何か言いたそうにしたがそれをため息と一緒にどこかへやってしまった。
そして私の頭をペシペシと叩く。
珊瑚「……まぁ、なんだ……。いいよ。」
:07/05/09 19:07
:SO903i
:P7pPJzpc
#41 [向日葵]
ますますハテナが増える私。そんな事を考えていると私の家に到着した。
友姫「いつもありがと!よく分かんないけど気をつけるよ!」
珊瑚「あぁ。また明日な。」
そして珊瑚君は帰って行く。
『ホントに何を気をつけるんだろう…。』
首を捻ながら私は家に入った。
「ただいま」のたの字で言葉が止まる。
見慣れない靴が2足。
ハテナが珊瑚君のと合わせてまた増える。
:07/05/09 19:12
:SO903i
:P7pPJzpc
#42 [向日葵]
母「あら?帰ってきたかしら。友姫ちゃん?帰って来たのー?」
居間から母さんの声。
私もそれに答える。
友姫「帰ったけど何ー?」
母「びっくりするお客さんが来てるわよー♪」
びっくり……?
別にびっくりなんかしないって。
私は靴を脱いで居間へ向かった。
:07/05/09 19:15
:SO903i
:P7pPJzpc
#43 [向日葵]
暖簾をくぐってすぐのテーブルを見ると、そこには
結女「あ、お姉ちゃん!」
真貴「遅かったねー。」
友姫「え?!2人共どうして…っ!」
2人は母さんが出したと思われるケーキを呑気に口に運んでいた。
すると母さんが2人の側に来て嬉しそうに笑っていた。
母「フフフ☆あのね、しばらくの間2人共ここに住むことになったの!」
微笑む母。
嬉しそうな2人。
呆然とする私。
:07/05/09 23:00
:SO903i
:P7pPJzpc
#44 [向日葵]
友姫「…………え?」
・・・・・・・・・・・・
珊瑚{……。}
只今珊瑚君と電話中。
さっきの出来事を話していた。
現在夜の8時。
友姫「珊瑚君?どうしたの……?」
珊瑚{いや。そうか。急だな。}
友姫「ウン。そうなんだよねー。」
そこで時計が気になりだした。
珊瑚君の家庭は母子家庭で、珊瑚君はコンビニのバイトをしているのだ。
友姫「時間大丈夫?バイト…。」
:07/05/09 23:07
:SO903i
:P7pPJzpc
#45 [向日葵]
珊瑚{あ、……じゃあそろそろ…。気をつけろよ。}
……また?
友姫「う、うん…。じゃあね。」
プツッ ツーツー……
何をそんなに気をつけなきゃいけないのか全然わからなくて、しばらく携帯を見つめたままで止まっていた。
するとドアをノックする音が聞こえた。
コンコン
友姫「はぁい。」
:07/05/09 23:13
:SO903i
:P7pPJzpc
#46 [向日葵]
入ってきたのは真貴だった。
友姫「どーしたの?」
真貴「ん?いや色々喋りたいなぁと思って!」
と私が座っているベッドに同じ様に座りに来た。
しばらく座っていると、後ろにボフッ!と倒れた。
真貴「友姫姉…。なんで付き合っちゃったのー?」
友姫「えぇ?(笑)何よ急に。」
真貴は天井から私へと目を向けた。
そしてジトーッと見る。
見にくいかなと思って私も同じ様に寝転ぶ。
:07/05/09 23:18
:SO903i
:P7pPJzpc
#47 [向日葵]
昔はよく一緒に寝たっけなぁ……。
私は手を伸ばして真貴の頭を撫でた。
いつも珊瑚君がそーしてくれる様に…。
友姫「どーしたの…?」
すると真貴は目をキョロキョロとあちこちに泳がせた。
そして起き上がり、私を肩越しに振り返る。
すると私に覆い被さるようにしてきた。
友姫「?真貴……。」
真貴「友姫姉……俺……。」
:07/05/09 23:27
:SO903i
:P7pPJzpc
#48 [向日葵]
そこで私はわかった。
友姫「真貴!やめてよ!!」
真貴を押し退ける。
すると真貴は傷付いた顔をして下を向いた。
真貴「ゴメン……。」
友姫「ゴメンじゃないわよ!プロレスはもう卒業したでしょ?!」
真貴「………………は?」
まったく真貴は……。
小さい頃。お父さんがプロレス好きな事もあってよく真似ていたことがあった。
小さい頃なんか力はほぼ同じだったから良かったものの、今は絶対真貴の方が力が強い。
:07/05/09 23:31
:SO903i
:P7pPJzpc
#49 [向日葵]
真貴「ちょ、姉ちゃん何言って……。」
友姫「ハイ!お遊びは終わり!早くお風呂入って寝なさい!」
真貴の背中を押しながら無理矢理部屋を追い出す。
友姫「じゃねっ!」
バタン……。
真貴はドアにもたれてズルズルと崩れた。
真貴「くそっ…。全然子供扱いじゃねぇか……。」
結女「まったく。真貴じゃ無理だってぇー。」
真貴「何だよ結女。」
:07/05/09 23:36
:SO903i
:P7pPJzpc
#50 [向日葵]
丁度お風呂からあがってきた様子の結女を機嫌の悪い真貴は睨む。
結女「何って。アタシ友姫姉ちゃんの部屋で寝ることになってるの♪」
真貴「はぁっ?!」
思わず立ち上がる真貴。
そんな羨ましい!!と言った目で結女を見る。
結女「女の子の特権だから。邪魔しないでよね!あ、あと友姫姉ちゃん困らしたら承知しないわよ?」
コンコン
中から友姫が返事をする。
結女はアタシ〜!と答えて中に入って行った。
:07/05/09 23:40
:SO903i
:P7pPJzpc
#51 [向日葵]
真貴はそれを見ておくしか出来なかった。
・・・・・・・・・・
結女「ねぇお姉ちゃん。今の人とはいつ頃知り合ったのー?」
友姫「え?珊瑚君のこと?……んー。今年のー1月くらいかな。」
結女の分の布団を敷いてあげながら質問に答えた。
結女はベッドの上でゴロゴロしている。
結女「え!!まだ全然付き合って長くないんだー!!」
『考えてみればそうだなぁ……。』
なんかずーっと前から一緒にいる気分。
それくらいいつも一緒にいるのかもしれない。
:07/05/09 23:48
:SO903i
:P7pPJzpc
#52 [向日葵]
:07/05/09 23:49
:SO903i
:P7pPJzpc
#53 [向日葵]
:07/05/09 23:50
:SO903i
:P7pPJzpc
#54 [
]
更新されてる

主サン頑張って

(>∀<)

ぃつも見てるんで



また感想板の方にもコメ

します



+゚
:07/05/09 23:51
:N902i
:☆☆☆
#55 [向日葵]
:07/05/09 23:51
:SO903i
:P7pPJzpc
#56 [向日葵]
:07/05/10 00:13
:SO903i
:B5mRu0HI
#57 [向日葵]
友姫「でもこれだけはわかるよ。……すっごいいい人。」
結女「わかるよ!お姉ちゃん幸せそうな顔してるもん!!」
私は結女に笑いかけて、電気を消した。
結女は布団に潜りこみ、ひょこっと顔を出した。
結女「またアタシにも合わしてね。」
私もベッドに入る。
端の方に行って結女の顔が見える位置まで行く。
友姫「もちろん。」
私達は笑い合って「おやすみ」と言った後、静かに目を閉じた。
:07/05/10 09:27
:SO903i
:B5mRu0HI
#58 [向日葵]
bQ **意識**
朝が来た。
カーテン越しに光が入る。
その光が眩しくて私は目をゆっくりと開けた。
枕元に置いている携帯を見るとA.M6時。
えらく早起きをしてしまった。
それでも目が完全に覚めてしまったので、下に降りて朝食をとることにした。
トントントン…
階段を降りたと同時に、玄関のドアが開いた。
友姫「……誰?」
外から来たのは真貴だった。
:07/05/10 09:35
:SO903i
:B5mRu0HI
#59 [向日葵]
真貴「あ、友姫姉。おはよう。」
真貴はジャージ姿に首にタオルをかけて汗を拭いていた。
友姫「おはよう、て真貴何してたの?」
真貴「ジョギング!体力つけたいから中3くらいからの日課なんだ。」
『へぇ。意外に努力家。』
真貴はそのまま汗を流すためにお風呂場へ直行。
私は居間へ行くことにした。
「友姫。おはよう。」
友姫「おはよう父さん。」
:07/05/10 09:38
:SO903i
:B5mRu0HI
#60 [向日葵]
初登場。
この人は私のお父さん。
朝早くに会社に行って、夜遅くに帰って来るため会うことがあまり無い。
だけど年の割りに若く見え、かっこよく、穏やかな父さんが私は好きだった。
父「今日は早起きだね。」
友姫「目が覚めちゃって。父さんはこれから?」
父「あぁ。そろそろ行かなきゃな。」
椅子にかけてある上着を取りながら立ち上がり、父さんは玄関へ向かった。
私は玄関まで見送りに行く。
:07/05/10 09:43
:SO903i
:B5mRu0HI
#61 [向日葵]
友姫「いってらっしゃい!」
靴をトントンとして、父さんは置いてあるカバンを持った。
父「行ってくるよ。」
私の頭を撫でた後、家を出ていった。
『お父さんって…珊瑚君に似てるかも……。』
……いや逆か。
珊瑚君が父さんに似てるんだ。
しかしよく「私の好きな人はお父さんに似てます」的な事って絶対無いと思ったけど。
まさか自分がそれに当てはまるとは……。
:07/05/10 09:48
:SO903i
:B5mRu0HI
#62 [向日葵]
友姫「ミステリー……。」
真貴「何が?」
友姫「わ!びっくりしたなぁもぅ……。って真貴なんて恰好してんの!」
下に制服のズボンを履いて、上は裸。髪は濡れたままでタオルを被ってる。
真貴「ん?いや暑いから!」
友姫「今の時期風邪ひいちゃうでしょ?ホラ頭もちゃんと拭く!」
タオルを持ってガシガシと真貴の頭を拭いてやる。
真貴は黙ってされるがままにされている。
:07/05/10 09:52
:SO903i
:B5mRu0HI
#63 [向日葵]
真貴「ちょっと痛ぇよ…。」
そう言いながらも、その声は嬉しそうだった。
ひとしきりやってやると、またタオルを頭に被せてやった。
友姫「ホラ!着替えておいで!」
しかし真貴は動こうとしない。
それどころか私の手を掴んできた。
友姫「真貴!風邪ひいても知らないよ!!」
真貴「姉ちゃん……俺変わっただろ?」
そう言って掴んだ私の手を真貴の胸元にやった。
『……あ、ホントだぁ……。』
:07/05/10 09:56
:SO903i
:B5mRu0HI
#64 [向日葵]
真貴の体は締まってて、しっかり“男の子”の体つきになっていた。
そして手越しに真貴の鼓動を感じる。
『ホントに大きくなったんだなぁ……』
なんだか成長が嬉しくて、私は笑った。
一方の真貴は成長が嬉しくて笑った友姫の顔が可愛くて、大人になったってドキドキさせるつもりが自分がドキドキするハメになった。
私の手を離して、真貴は着替えに部屋に戻った。
私はやっと朝食に向かう。
:07/05/10 10:01
:SO903i
:B5mRu0HI
#65 [向日葵]
・・・・・・・・・・
朝食を終えて部屋に帰るとタイミングよく結女が起きた。
友姫「あ、ゴメン。起こした?」
結女「んーんー。たまたま目が覚めただけ〜……。」
覚めたと言いながら、結女はまだ眠たそうだった。
ベッドに座る私の膝に甘える様に頭を置く。
それがまた可愛くて、赤ちゃんを相手するみたいな喋り方になった。
友姫「結ー女ぇー。どうちたの〜。」
自分の喋り方に寒気がして私は恥ずかしくなった。
:07/05/10 10:06
:SO903i
:B5mRu0HI
#66 [
]
更新されてる↑↑(≧Α≦)ノ~~~また

来ちゃいましたぁ


ほぼ毎日来ちゃってます

もぅ常連なんで(^Q^)/^
上げときマス


:07/05/10 14:07
:N902i
:☆☆☆
#67 [向日葵]

さん

ウチなんかの小説の常連さんになって頂いて嬉しい限りです


いつもありがとうございます


******************
一回コホンと咳払いした後、結女の頬を軽くペチペチと叩き膝からどかして制服に着替える。
結女もノロノロてだけど用意しだした。
結女の準備が整ったトコで、私達は部屋を出た。
階段を降りている時に気付いた。
本読んでない……。
:07/05/11 12:55
:SO903i
:TvhQ5C.E
#68 [向日葵]
『珊瑚君…ゴメン……』
また図書室で本選びの時間がなくなってしまった(泣)
友姫「いってきまぁーす」
結女「お姉ちゃん待って!真貴真貴!!」
友姫「あ、そーだ。真ー貴ぃー!」
するとトイレのジャーとカチャッ言う音が微かに聞こえた。
奥からトイレに入ってたと思われる真貴が出てきて、玄関に置いてあるカバンを急いで持った。
真貴「いってきます!ゴメン友姫姉!」
そして3人で仲良く登校したのだった。
:07/05/11 13:01
:SO903i
:TvhQ5C.E
#69 [向日葵]
・・・・・・・・・・・・・
暁「おーっす珊瑚ー!!」
珊瑚が登校中、後ろから暁がやって来た。
珊瑚「あれ?佳苗は?」
暁「風邪でダウン〜。だから俺寂しくってさー。むさくるしいけど珊瑚で我慢するわー。」
珊瑚「なら1人で行け。」
とスタスタ歩く。
その肩に必死に捕まって引きずられながら暁は「いやー。」とすがりつく。
ふと暁が前を見ると
暁「おーい珊瑚ー。あれ、いいのかぁー?」
:07/05/11 13:08
:SO903i
:TvhQ5C.E
#70 [向日葵]
前を見る珊瑚に習って目線の先にいたのは
楽しそうに話す友姫と真貴だった。
(人で結女が見えていない。)
――――……
先に着いた私は結女達と別れた後、図書室の秘密の場所へ向かった。
なんとなく図書室に行きたかったが、本を見ていたら読みたくなるので古い本ばかりのここに来た。
『やっぱりココは落ち着くなぁ……。』
などと呑気にしていると
:07/05/11 13:13
:SO903i
:TvhQ5C.E
#71 [向日葵]
ガラガラ …ピシャン!
カツカツカツ
奥で随分乱暴な人だなぁとか思っていると、足音はこちらに向かっている。
棚の少しの隙間に足が見える。
ズボンなので男子だろう。
こちらへ向かっていた足は棚をはさんで友姫の目の前に止まった。
『本探しに来たのかなぁ?』
と思っていると、男子が喋りかけてきた。
「いるのか?」
:07/05/11 13:17
:SO903i
:TvhQ5C.E
#72 [向日葵]
尋ねる声を私は知っていた。この声は
友姫「珊瑚君……?」
何故こっちにこないのかと思ったらゆっくりこちら側に来た。
腰かけている私を認めると、目の前に屈み、私を抱き寄せた。
友姫「え?珊瑚君?」
珊瑚「あまり……他の奴といないでくれ……。」
耳元で珊瑚君の低い声が聞こえる。
その声は、少し怒っていた。
友姫「他の奴……?」
私には覚えがなかった。
千歳君や白月君のこと?
でも2人共ちゃんと彼女いるし。
:07/05/11 13:24
:SO903i
:TvhQ5C.E
#73 [向日葵]
残るは…………
え?…………真貴?
友姫「珊瑚君。大丈夫だって。どうしたの?」
珊瑚君を離しながら珊瑚君の顔を覗く。
珊瑚君は目線を下にやってブスッとしている。
珊瑚「お前を取られた気分であまり好ましくない。」
友姫「へ?」
また拗ねてるのか、と分かり私は思わず笑う。
友姫「クスクス。珊瑚君は独占欲強いねぇ。」
:07/05/11 13:29
:SO903i
:TvhQ5C.E
#74 [向日葵]
でもそれがまた嬉しいかも。それだけ自分を好いてくれてる証拠だから。
私が笑っていると、珊瑚君の両手が私を包む。
「え?」と思い、珊瑚君を見ると真剣な顔をしていた。
珊瑚「悪いかよ。」
――――ドキン…
びっくりした。
否定するかと思ったのに。
そんな事を思っている間に、乱暴に唇を重ねられた。
友姫「んっ……。」
:07/05/11 13:33
:SO903i
:TvhQ5C.E
#75 [向日葵]
口を離して、少し長かったキスなので息があがる。
友姫「さ……ご君……?」
珊瑚「いつだって、独り占めしたいんだ。」
それだけ言って珊瑚君は立ち上がり図書室を出て行った。
その場に取り残された私は、唇にそっと指を這わせ顔が熱くなっていった。
鼓動も耳の奥でドクドクいってる。
初めてだった。あんな乱暴なキス。
いつも優しく触れるくらいしかしないから。
:07/05/11 13:37
:SO903i
:TvhQ5C.E
#76 [向日葵]
焼きもちを妬かせた珊瑚君は色んな意味で恐ろしい……。
顔の熱が下がるどころかドンドン上昇していく。
『教室……行けるかなぁ……。』
こんな赤い顔でみんな不思議がらないだろうか……。
・・・・・・・・・・・・・
教室に戻るといつものメンバーが集まっていた。
珊瑚君を除いて……。
律「あら友姫。どこ行ってたの?」
暁「おはよー友姫ちゃん!……ん?顔赤いよ?熱でもある?」
:07/05/11 13:42
:SO903i
:TvhQ5C.E
#77 [向日葵]
やっぱり言われて更に赤くなる。
首をブンブン横に振るだけで答えるのに精一杯だった。
秋帆「珊瑚君知らない?そういえば来てないの。」
思わず心臓が跳ねる。
さっきのあの後だから余計に。
友姫「し…知らない……。」
暁「俺一緒に来たんだよ。んで友姫ちゃんが男と登校してるの見て早歩きで学校入って行ったんだ。」
千歳「え?!浮気友姫ちゃん!!」
友姫「そっそんなことあるわけないじゃないっ!!」
:07/05/11 13:47
:SO903i
:TvhQ5C.E
#78 [向日葵]
それでだ。珊瑚君が拗ねてたのは。
友姫「第一それは昨日いたイトコであって……。一緒に住むことになったから登校してた訳で……。」
律「一緒に」
秋帆「住むぅ?!」
(友姫以外)一同『珊瑚(君)(寛和)そりゃショックだろ!!』
なんて言ったってあの少年は友姫が好きなことを(これまた友姫以外)知ってる為、珊瑚にエールを送る一同であった。
当の友姫は顔をまだ赤くしたままゴニョゴニョと「だから違う」とか「あれは弟みたいなもんで」とか言っている。
:07/05/11 13:52
:SO903i
:TvhQ5C.E
#79 [向日葵]
―――一方、皆にエールを送られた珊瑚はと言うと。
もう1つの秘密の場所にいた。
それは用具室である。
窓を開けてすぐ側に座っている。
『……絶対怖がらせた……。最悪じゃないか……。』
無理矢理キスをしてしまったことに反省をしていた。
自分の欲望をまたも抑える事が出来なかった。
……ここに初めて来た時と同じだ…。
:07/05/11 13:56
:SO903i
:TvhQ5C.E
#80 [向日葵]
千歳に襲われている時、言葉足らずの自分のせいで友姫を傷付けたことがある。
そして修学旅行で仲直りし、2人は結ばれた。
そして今、こんなに近くにいるせいで益々友姫を自分の側にいさせたくなっている。
『後で謝っておこう。』
そう思った瞬間。
ガチャ……
ドアが開かれた。
「!な、何してるんですか?」
:07/05/11 14:00
:SO903i
:TvhQ5C.E
#81 [向日葵]
女の子はおずおずと中に入ってくる。
見たところ1年生だ。
珊瑚「……別に関係…」
『この顔……どこかで……。』
思い出す前に女の子が先に思い出した。
「あ!友姫姉ちゃんの!!」
珊瑚「友姫姉…あぁ。あの双子の……。」
思い出した。
確か双子の1人。
結女「結女です!友姫お姉ちゃんがお世話になってます!」
と深々と礼をした。
:07/05/11 14:04
:SO903i
:TvhQ5C.E
#82 [向日葵]
いや別にお世話はしてないと思いながら珊瑚は別の事を口にした。
珊瑚「あー…アンタは何しに来たの?」
結女「アタシはここでホームルームのサボリッ!担任が好きじゃなくて!」
と言って少し離れたとこに座る。
珊瑚「そうか……。なぁ、アンタの片割れは友姫が好きだよな?」
結女「真貴?はい。好きみたいですよ。まったくお姉ちゃんには相手にされてないけど。」
それを聞いて珊瑚は少し胸を撫で下ろす。
そして立ち上がる。
:07/05/11 14:09
:SO903i
:TvhQ5C.E
#83 [向日葵]
珊瑚「俺、もう行くから。」
結女「あ、またココ使っていいですか?」
珊瑚「あー……別に……。」
そう答えると結女はニパッと笑った。
そして珊瑚は部屋を出て行った。
階段を降りて行くと、若い教師が階段を上がって来た。
『ヤバイ…見つかった。』
教師「コラー。今はホームルームの時間だろー。」
珊瑚「はい……。」
:07/05/11 14:13
:SO903i
:TvhQ5C.E
#84 [向日葵]
そして教師の横を通り過ぎる。
珊瑚の姿が見えなくなると、教師は階段を上っていった。
そして向かった先は
――――用具室。
カチャ……キィ……。
窓から外を眺めていた結女が振り返り笑う。
結女「先生……。」
扉が閉まると同時に結女と教師は抱き締め合った。
:07/05/11 14:17
:SO903i
:TvhQ5C.E
#85 [向日葵]
―――……
ホームルームが終わると、珊瑚君が帰って来た。
急いで珊瑚君の元へ行く。
友姫「珊瑚君……。」
珊瑚「あぁ。友姫。」
友姫「ちょっと来て!」
珊瑚君の手を引っ張り廊下へと誘導する。
友姫「……真貴とは何もないから。それに!登校する時結女もいたんだよ!だから……。」
珊瑚「わかったから……。さっきは……ゴメン。」
と言いながら頭を撫でてくれた。
いつもな珊瑚君だと思い安心して大人しく頭を撫でられていた。
:07/05/11 14:23
:SO903i
:TvhQ5C.E
#86 [向日葵]
友姫「まだ本読めてないけど図書室帰りに行こうね?」
珊瑚「わかった。」
私達は笑いあった。
和みムードが広がる。
しかし……外からは……
『カップル反た―――い!!』
『学校内でラブラブすんの反た――――い!!』
と皆思ってたかは定かじゃない。
千歳「ナイト様友姫ちゃんにデレデレだよねー。」
秋帆「友姫ってほら…純粋な上に若干の天然が入ってるじゃない?」
律「だから可愛がりたくなっちゃうんだろうねぇ。」
:07/05/11 14:28
:SO903i
:TvhQ5C.E
#87 [向日葵]
一同はウンウンと納得。
図式に表すと友姫>珊瑚になるんだろうなと皆で解釈。
さすが友姫!と皆友姫には完敗なのであった。
これをさらに図式で表すと友姫>珊瑚>一同>千歳なのである。
千歳「あれ?なんで俺一番下?」
律「バカだからじゃない?」
ここのカップルもまた律>千歳の方程式が成り立つのであった。
頑張れ千歳…(作者の声)
:07/05/11 14:33
:SO903i
:TvhQ5C.E
#88 [向日葵]
・・・・・・・・・・・・
放課後。
掃除当番の珊瑚君を待っていた。
他の皆には図書室に寄る事を言って先に帰らせた。
ぼーっとしていると
ド―――ン!!!!!
と横から衝撃。
あまりのことで倒れる。
真貴「ゴメン友姫姉!!見つけたもんでつい!!」
友姫「真貴……。早く退いて……。」
転ぶことはなかったものの座っている上に真貴が乗っているのは分が悪い。
真貴「あ!ゴメン!!」
慌てて退いて私を起こす。
:07/05/11 14:39
:SO903i
:TvhQ5C.E
#89 [向日葵]
:07/05/11 14:41
:SO903i
:TvhQ5C.E
#90 [向日葵]
真貴「怪我ない?あ、ゴメン汚れた。」
そう言ってスカートの裾をパッパッとはらってくれた。
大体汚れが落ちたところで真貴はニヒッと笑う。
真貴「今日こそは一緒に帰れるよね?」
友姫「あー…。ゴメン!!無理!!」
すると真貴は頬を膨らました。
それをプシュっと潰しながらまた謝る。
真貴「いつになったら一緒に帰れるのさぁー…。」
友姫「私のことばっかりじゃなくて友達を大事にしなさい?」
:07/05/11 19:02
:SO903i
:TvhQ5C.E
#91 [向日葵]
真貴「俺は友姫姉がいいんだ!」
その声を聞いて箒を持ったまま珊瑚君がドアまで出てきたが、私の角度からは見えず、逆に真貴の角度から見えるようになっている。
ドアまで来た珊瑚君を見つけて真貴は私に更に近づく。
真貴「ねぇ…。一緒に帰ろう?俺は友姫姉と一緒がいい。」
と甘えるように私にだきつく。
私はいつものことなので何も思わなかったが珊瑚君はそうもいかなかった。
:07/05/12 09:09
:SO903i
:eR9ub5EA
#92 [向日葵]
珊瑚君は私と真貴を引き剥がして間に入りこんだ。
珊瑚「いい加減姉離れしろよ。友姫が困ってんだろ。」
珊瑚君の方が明らかに身長が高く、迫力満点で真貴を見下ろす。
真貴も一瞬怯むも負けじと睨み返す。
真貴「お前には関係無いだろ!俺は友姫姉のイトコなんだ!!お前よりも関係は密接なんだぞ!!」
珊瑚「友姫が好きなのは俺だけだ。イトコだか何だか知らんが調子に乗んなよ。」
珊瑚君今さらりと衝撃発言。真貴と珊瑚君の対決よりそっちの方が気になった。
:07/05/12 09:17
:SO903i
:eR9ub5EA
#93 [向日葵]
真貴「お前だってたかが彼氏だろ!!そっちこそ調子に乗るなよな!!」
二人の間にバチバチバチと電流が走る。
まさに一触即発。
いや……もう即発してるかな……。
友姫「とりあえず真貴!家に帰ったら会えるんだから先に帰って!!」
真貴はキョトンとして、「あぁそっか」とニヤッと笑った。
真貴「そうだよな!家に帰ったらたっっぷり一緒にいれるもんね!!」
何だかやけに「たっぷり」を強調したなぁ。
:07/05/12 09:26
:SO903i
:eR9ub5EA
#94 [向日葵]
たっぷりを強調した意味が分かった珊瑚君は青筋を立てて更に真貴を見下ろす。バックに暗雲が垂れこめている気がする。
珊瑚「ガキは早く帰りやがれ……っ!」
珊瑚君の低い声が更に低くなって、さらにはドスが聞いていた。
真貴「す、すごんでもビビんねぇぞ!!」
と言いながらも声が上ずっている真貴。
舌をべーっと出しながらササーと走って帰って行った。
友姫「ゴ、ゴメンネ…。生意気で。」
珊瑚「友姫。今日遅くなっても構わんか?」
友姫「へ?別にいいけど…なんで?」
:07/05/12 09:33
:SO903i
:eR9ub5EA
#95 [向日葵]
背中を向けたまま話していた珊瑚君は私の方に向き直る。
珊瑚「俺の家に来ないか?」
…………間…………
友姫「えぇっ!!」
私の頭がプシューと蒸気をあげる。
家にお呼ばれ?!また急になんで!
珊瑚「前に言っただろ?母さんが会いたがってるって。」
友姫「あ、あぁ……うん。」
なんか変な妄想をしていた自分が恥ずかしい。
:07/05/12 09:39
:SO903i
:eR9ub5EA
#96 [向日葵]
友姫「じゃ、じゃあ連絡しておくよ。」
珊瑚「おぅ。」
すると中からゴミ捨てのじゃんけんをするから戻って来いとの声があった。
珊瑚君は返事をして教室に入る。
私は廊下で初珊瑚君のお宅拝見にどうしようか思考を色々飛ばしていた。
「お菓子はいるか」「粗相のないようにしよう」とか頭がパンクしそうになった。
『そういえば図書室は寄るなぁ?』
ならホントに遅くなるかもしれない。
・・・・・・・・・・・・・・
:07/05/12 09:48
:SO903i
:eR9ub5EA
#97 [向日葵]
プルルルル プルルルル
私達は図書室の秘密の場所にいる。
今は私が家に電話をしているのだ。
カチャ
{もしもし}
友姫「もしもし母さん?」
{うぅん結女!おばちゃん今お買い物中!}
それなら伝言を頼んでおくことにしよう。
友姫「今日遅くなるからって母さんに言っておいてくれる?」
結女{うんわかった!じゃあね!}
ピッ
:07/05/12 09:55
:SO903i
:eR9ub5EA
#98 [向日葵]
とりあえず連絡終わり。
さてと、では……。
友姫「終わったよ。」
珊瑚「じゃあ行くか。」
秘密の場所を出て学校を出て。いよいよ珊瑚君のお家へ!
―――――……
いつもの同じ道だけど、曲がり角で私の家とは逆方向に行く。
友姫「あーなんか変な感じっ!」
珊瑚「いつもあすこで右に曲がるからな。」
話していると「寛和」の表札発見。
結構大きな家だ。
:07/05/12 10:01
:SO903i
:eR9ub5EA
#99 [向日葵]
珊瑚「ただいま。」
友姫「お、お邪魔します!」
すると奥から珊瑚君のお母さんが出てきた。
珊瑚母「あらあら。いらっしゃい。どうぞ。」
優しくニコニコ笑って私を向かい入れてくれたことで私の緊張を和らげた。
友姫「失礼します。」
靴を揃えて居間に招かれるが珊瑚君が私の手を引いた。
珊瑚「部屋に行くから。」
『え……部屋?今部屋って言った?』
:07/05/12 10:07
:SO903i
:eR9ub5EA
#100 [向日葵]
:07/05/12 10:08
:SO903i
:eR9ub5EA
#101 [向日葵]
珊瑚母「あらそう?アンタ変な事しちゃ駄目よ!」
珊瑚「っ!するわけないだろ!行くぞ友姫。」
先に部屋に行く珊瑚君とおばさんをまごまごと交互に見ながらとりあえずおばさんに一礼して私は珊瑚君を追い掛けた。
・・・・・・・・・・
珊瑚「ココ。」
と言ってドアの前で立ち止まる。
珊瑚「ハイ入っていいよ。」
ドアを開けて私を先に入れる。
:07/05/12 13:22
:SO903i
:eR9ub5EA
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