新☆きらきら
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#585 [向日葵]
掃除機……。
と思い、顔をあげると
珊瑚「何かすごい音がしたと思ったら……。」
珊瑚君が目の前に掃除機を持って立っていた。
友姫「ゴメンナサイ!……私……。」
珊瑚「いいからどけ。」
ブオォ――――。
…………
しばらくして、掃除が終ると珊瑚君は私の手を掴み、水に晒した。
友姫「へ?何?」
珊瑚「破片が付いてたら危ないだろ。それにお前気づいてないの?」
:07/06/19 10:11
:SO903i
:5frOdJT.
#586 [向日葵]
気づい…………
友姫「てぇぇぇ―――――っっ?!?!」
いきなり手から電流みたいな刺激が伝わってきた。
見ると手が切れていた。
しかもまぁまぁな深さで……。でもガーゼと包帯があれば充分だろう。
珊瑚「はぁ…。お前って変なトコ鈍いよなぁ……。」
完璧呆れている口調の珊瑚君は蛇口を捻り水を止めると、テーブルまで私を引っ張って行った。
珊瑚「ちょっと待ってろ。」
:07/06/19 10:16
:SO903i
:5frOdJT.
#587 [向日葵]
珊瑚君は居間から出ていった。
扉を開ける音のせいか、ソファーで寝ていた白月君が「んがっ!」と寝言(?)を言ったのでビクッとしてしまった。
やがて珊瑚君が戻ってくると、手にはボックスみたいなのが持たれていた。
予想通り救急箱だった。
開けると病院みたいなあの独特な匂いがした。
珊瑚「ホラ、手出せ。」
素直にスッて手を出す。
とりあえず出血は止まっているみたいだ。
:07/06/19 10:22
:SO903i
:5frOdJT.
#588 [向日葵]
丁寧に消毒してくれた後、ガーゼを小さめに切って傷口に当て、包帯を何周か指に巻き付けてくれた。
そのテキパキした動きに私は見惚れていた。
珊瑚「終わり。」
なんだかトゲがある様な珊瑚君の言い方に私はショボンと肩を落とした。
友姫「ゴメンナサイ……。」
珊瑚「何が?」
救急箱に道具を片付けながら珊瑚君が問う。
珊瑚君は意味もない“ゴメンナサイ”が好きじゃないらしく、絶対“何が”と理由を聞いてくる。
:07/06/19 10:27
:SO903i
:5frOdJT.
#589 [向日葵]
私はそれが好きだった。
友姫「食器……割ってしまって……。」
そう答えるとしばし間が空く。
すると珊瑚君はまた呆れた様にため息をつくと、椅子に片足をあげて、その上で頬杖した。
珊瑚「俺は別にそんな事気にしちゃいない。」
気が付かない内に指の包帯を見つめていた私は、おずおずと珊瑚君を見る。
珊瑚君は私と視線が合うと、人差し指をゆっくり私の包帯が巻かれた手に指した。
:07/06/19 10:32
:SO903i
:5frOdJT.
#590 [向日葵]
その指を追って、私の目はまた自分の手に行った。
友姫「?」
珊瑚「自分の身を心配しろって言ってるんだ。」
……あぁ。なるほど。
友姫「これくらいどってことない……よ。」
珊瑚君を安心させるつもりで笑って言ったのに珊瑚君は逆に怒ってしまった。
パッと見は解らないが、目がそうだった。
でも私は怒りを沈めようと続けて言葉を発した。
友姫「あのね珊瑚君。そんなに心配しなくても、これまでだってケガなんていっくらでもしてきたんだから。気にしすぎなの!」
:07/06/19 10:38
:SO903i
:5frOdJT.
#591 [向日葵]
最後が言い終わるか終わらない内に珊瑚君は私のケガした方の手首をギュッと掴んできた。
珊瑚「本気で言ってんの?」
友姫「――っ」
手首を握り締める手が痛い……。
それ以上に私を見透かす様な珊瑚君の眼光はもっと痛かった。
友姫「だ……だって。」
少し身を乗り出して私との距離を縮める珊瑚君に心臓は正直でドクドクと音を放つ。
それを耳で聞きながら私はしどろもどろしていた。
:07/06/19 10:43
:SO903i
:5frOdJT.
#592 [向日葵]
:07/06/19 10:43
:SO903i
:5frOdJT.
#593 [K
]
:07/06/20 00:40
:D903i
:tEM9bQy2
#594 [向日葵]
Kさん

安価ありがとうございます

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珊瑚「ひどく…理不尽な事を今から言うかもしれない。友姫。前に言ったよな?俺は独占欲の塊だと。」
私は頷くことすら出来ず、ただ心臓の音を聞くのと珊瑚君の目を見つめるので精一杯だった。
珊瑚君は構わず続けて話す。
珊瑚「例え、かすりキズでもお前の心を俺自信が傷付けようと許せない。友姫には、まっさらな状態でいてほしいんだ。」
:07/06/20 08:55
:SO903i
:rw2wQ4wA
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