淫ら
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#351 [あゆみ]
「へへッ♪」
たくみが見せ付けるように笑ってみせた
「いーなあ〜!!
たくみ先輩は小池なんかに勿体ないっすよー」
「ちょっと!!
どうゆう意味ッ?!」
あたしたちは笑った
:07/06/18 17:46
:SH902iS
:☆☆☆
#352 [あゆみ]
少し話をして高橋に手を振り
そのままグランドをあとにした
『きゃ〜誰?!
めちゃかっこいい!!』
『あれROSEのホストぢゃない〜?!』
『あれ小池だよな〜?
隣サッカー部の先輩ぢゃん!!』
『あのふたり細いし背高いし似合うねー!!』
通り過ぎる人の声が次々に耳に入った
:07/06/18 17:51
:SH902iS
:☆☆☆
#353 [あゆみ]
たくみ先輩の車に乗りあたしは窓を開け風邪を浴びた
気付けばあっという間にたくみのマンションにつき
部屋に入るとすぐにたくみはあたしを押し倒した
「ハァ‥ンッ」
たくみのエッチは最近エスカレートし始めていた
あたしの割れ目にとろっとしたローションを垂らす
:07/06/18 17:54
:SH902iS
:☆☆☆
#354 [あゆみ]
あたしの割れ目の中が熱くなりトクントクンいいはじめる
たくみはあたしの足をガッと開くと激しい振動するバイブをおしあてた
「‥きゃ!!ンッ‥ン」
あたしはそのまま体勢を崩してしまった
そんなあたしの体を起こし背中に手を当て支えると
バイブを割れ目に入れながら
自分のズボンの下にある大きなものをあたしの手に掴ませた
:07/06/18 18:00
:SH902iS
:☆☆☆
#355 [あゆみ]
「しゃぶれ」
たくみが見下ろす
あたしが大きく口を開けたくみのものを口に含むと
たくみは腰を降り始めた
「‥ンッンッン!!」
あたしは苦しくてそれを突き放そうとした
だけどたくみはあたしの髪を掴み無理矢理自分のものをつっこんだ
あたしは苦しくて目を閉じた
目から涙が溢れる
苦しいからだけぢゃない
悲しい‥
たくみ‥こんなの愛がないよ
:07/06/18 18:05
:SH902iS
:☆☆☆
#356 [あゆみ]
たくみはあたしから自分のものを抜くと
あたしをベットに倒し
挿入した
バイブで敏感になったあたしは体中が快感でおかしくなりそうだった
「ぁーッッッ!!きゃー!!ンッ」
あたしはたくみの腰のリズムに合わせ
イッてしまった
:07/06/18 18:10
:SH902iS
:☆☆☆
#357 [あゆみ]
エッチを終え服を着る
たくみはタバコを加え天井を見つめていた
「俺今日も仕事だから」
たくみがぽつりと言う
あたしは笑ってしまった
仕事?
どーせ女のくせに
:07/06/18 18:13
:SH902iS
:☆☆☆
#358 [あゆみ]
たくみが仕事と言って出ていってから
あたしはたくみに言い忘れたことがありお店にいったことがあった
「たくみいますか?」
「たくみサンなら今日はもう来ないけど?」
店の前にいたホストははっきり言い放った
:07/06/18 18:16
:SH902iS
:☆☆☆
#359 [アイス]
あげます
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:07/06/18 18:21
:P903i
:☆☆☆
#360 [あゆみ]
扉が開く音がしてたくみが帰ってきたとき
顔をあげると
たくみが女と抱き合いながらキスをしてることもあった
「たくみ‥抱いて」
女がたくみの耳元で呟くとたくみは女を抱き抱え
隣の部屋に入っていった
「ァン‥たくみ‥
だめッッ‥‥早く入れてッ」
女とたくみが息をきらせて体を重ねているのがわかった
:07/06/18 18:21
:SH902iS
:☆☆☆
#361 [あゆみ]
たくみ‥
あたし気付いてるよ
いつしかたくみはプライドであたしを手放せなくなって
そんなたくみをあたしは情で受け入れてしまったの
だけどさちがあたしに
龍ちゃんとのことを嬉しそうに話してくる度
これでいいんだって思えたの
さち‥
さちには幸せになってほしい
:07/06/18 18:27
:SH902iS
:☆☆☆
#362 [あゆみ]
あたしはスーツ姿で出ていくたくみの後ろ姿を見つめながら
眠りについた
夢はなにもかも忘れさせてくれる
これは現実逃避っていうのかな
神様‥
もしいるのなら
せめて夢で逢わせて下さい
日に日にあたしの記憶からこうの顔がぼやけてく
苦しくて切なくて‥
早く忘れたいのに
忘れられなくて‥
本当は1つも忘れたくない
:07/06/18 18:31
:SH902iS
:☆☆☆
#363 [智和]
あげます
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:07/06/18 18:31
:P903i
:☆☆☆
#364 [我輩は匿名である]
:07/06/18 18:48
:W44K
:☆☆☆
#365 [あゆみ]
みんなあげ
ありがと
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*
―――――
「「お疲れ様ですッ」」
6時半
こうとだいきの仕事が終わった
「おッちょッ待てよ!!
こう!!」
「うるせーな
何だよ

」
「今日ちょっとのまねえ?!
実はもうさなえ誘ってんだ
パーッとやろうぜ」
だいきがこうに言った
「のらない」
こうは振り返ったが再びだいきに背を向け歩きだした
:07/06/18 18:56
:SH902iS
:☆☆☆
#366 [あゆみ]
こうはそのままバイクにまたがりいってしまった
「おい!!
8時に行くからなー!!
絶対行くからなーッ!!」
だいきがこうに向かって叫んだ
「はあ‥」
こうがため息をつき微笑む
1人でのるバイクは風で背中に空気が入る
ついこのまえまであたかかった背中に寂しく風が流れる
:07/06/18 19:00
:SH902iS
:☆☆☆
#367 [あゆみ]
コップに並べられた2つの歯ブラシをまだ捨てられずにいる
こうはバッとピンクの歯ブラシを握り
勢い良く高く挙げた
「‥‥クッ
できねえよ‥
できるわけねえよ‥‥」
こうは座り込み肩を落とした
ポタッと涙が床に落ちる
手からコロッと歯ブラシが転がる
:07/06/18 19:06
:SH902iS
:☆☆☆
#368 [あゆみ]
ピンポーン
インターホンが鳴る
こうは急いで涙を拭き玄関に向かった
「おじゃましまーっす♪
きゃーこうぢゃん!!
相変わらずちっちゃあ☆」
さなえがこうの頭を軽くたたいた
さなえはだいきの元カノでとにかく元気な小柄な女の子だ
大人っぽいあゆみとは違ってかなり幼い感じだった
:07/06/18 19:10
:SH902iS
:☆☆☆
#369 [あゆみ]
「こう〜
いなかったらどうしようかと思ったわ!!」
だいきが安心したように顔をのぞかせた
?
だいきの後ろにおだんごでぱっつんの女の子が見えた
「誰?」
こうがその子の顔をじっとみる
「あッこいつ俺の彼女!!
あかりってゆうんだ!
今日はこうにこいつ会わせたくてさ‥」
だいきがいきずまる
:07/06/18 19:14
:SH902iS
:☆☆☆
#370 [あゆみ]
こうは自分のことでいっぱいいっぱいで
だいきの話を聞いてやれてなかったことに胸を痛めた
「あのな、こう‥‥」
「あ?」
「いや、
やっぱなんでもない
きにすんな♪」
きっとだいきは何度も打ち明けようとしたに違いない
でも俺の気持ちを思うと言えなかったんだ
こうは思った
:07/06/18 19:18
:SH902iS
:☆☆☆
#371 [あゆみ]
4人は乾杯をし、
王様ゲームで盛り上がっていた
「あ〜もう酒きれたあ〜
仕方ない♪
あたし行きまぁーす☆
こうあんたも来てッ」
さなえがこうの腕を引っ張る
「はあ〜
なんで俺〜?」
こうは嫌そうに腰をあげた
「待った!!
俺が行くよ!
わりーけどさなえはあかりといてやって!」
だいきが急いでたちあがった
:07/06/18 19:22
:SH902iS
:☆☆☆
#372 [あゆみ]
「え〜なんで〜
あたし行くぅ〜」
さなえがこうを引っ張る
「男同士の話があんだよ」
だいきが言う
さなえはしぶしぶこうから離れ腰を下ろした
「ぢゃあだいきのおごりってことで♪」
「えー!!」
さなえとだいきの会話を
あかりはクスクス笑いながら見ていた
:07/06/18 19:25
:SH902iS
:☆☆☆
#373 [あゆみ]
こうとだいきが街灯の下トボトボ歩く
「こう‥‥」
「んあ?」
こうは変な返事をした
「はあ〜‥
しっかりしろよな
おまえ最近ぼっとしすぎ」
「‥‥わりぃ」
「実はさ‥‥」
沈黙が続く‥
こうが立ち止まった
だいきは振り返りこうの目を見る
:07/06/18 19:28
:SH902iS
:☆☆☆
#374 [あゆみ]
「あゆみからメールがあった」
「いつ?」
こうが目を開く
「今日だよ
あゆみは今、
たくみと付き合ってるらしい」
こうは口をあけたままだいきを見ていた
「おまえが苦しむことねんだよ‥‥
お願いだから
もうやめてくれ
おめえみてると胸がいてえよ‥‥‥
あゆみのこと忘れて、幸せになってくれよ‥‥」
だいきが下をむく
:07/06/18 19:33
:SH902iS
:☆☆☆
#375 [あゆみ]
こうは空を見上げた
澄み切った夜空に
ぼんやりうかぶ月
そしてこうはだいきを見て微笑んだ
「‥ありがと」
だいきはこうの胸にコツッと軽く拳をぶつけた
:07/06/18 19:37
:SH902iS
:☆☆☆
#376 [みいこ]
辛すぎる―…m
こうが可哀相だあ―。
あゆみは
素直にならなきゃ
(セ-ωq)・.°
:07/06/18 19:39
:W44T
:☆☆☆
#377 [あゆみ]
みぃこサン
自分だったら
辛いよね
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笑
続き*
―――――
2人はたくさんのチューハイとビールを抱えドアを開けた
「お待たせー♪」
「遅ーいッ!!
待ちくたびれたよね、
あかりッ」
さなえはあかりに首をかしげ言った
「ごめんなあ、あかり」
だいきは優しくあかりの頭に手を乗せた
:07/06/18 20:08
:SH902iS
:☆☆☆
#378 [あゆみ]
照れながら目を反らすあかりをみてこうは微笑んだ
あかりはそれに気付くとこうに笑顔を向けた
「さなえ飲み過ぎだから!」
こうがさなえからチューハイを取り上げた
「なんで〜返せ〜ッ!!」
さなえがチューハイに手を延ばす
「さてとッぢゃああいつらのことはほっといて
行くかあかりッ♪」
だいきがあかりの手を握る
「あッ
ぢゃあさなちゃんとこう君今日はありがとッ
またみんなで会おうねッ」
:07/06/18 20:12
:SH902iS
:☆☆☆
#379 [あゆみ]
「こう明日仕事忘れんなよ」だいきがこうを見て微笑んだ
「おうッ」
こうはだいきにブイサインをだした
あかりがだいきに手を引かれドアを出ていった
さてと‥‥‥
こうは火のついてないタバコをくわえたさなえに目を向けた
:07/06/18 20:15
:SH902iS
:☆☆☆
#380 [あゆみ]
「さなえ、
おまえも送るから帰れ」
「えー!!
まだ帰らない〜!」
はあ〜‥
こうはため息をつくとさなえからタバコを取り上げて
火をつけて吸い始めた
:07/06/18 20:17
:SH902iS
:☆☆☆
#381 [あゆみ]
さなえはそんなこうを見つめながら
こうのタバコ「CHERRY」の箱を手にした
「こうは変わらないね
中2のときからずっとこれ
こうはさ‥
好きになるといつまでも大切にする人だよね」
急にさなえが声を落として話始めた
「さなえ?よってんの?」
こうがさなえの顔をみる
:07/06/18 20:22
:SH902iS
:☆☆☆
#382 [あゆみ]
「あたしさ、
知ってるんだよ
こうがあいこを妊娠させたとき毎日あいこの親に頭さげに行ってたの
あいこから聞いたけど、
ゴムもないのにしたいって言ったのあいこの方なんでしょ?
こうはゴムないならやめとこうって言ったって‥‥
あのときのこうは弱々しい目をしていた
今のこうは、あのときと同じ目をしてる」
こうはタバコを深く吸い灰皿に手を延ばした
:07/06/18 20:28
:SH902iS
:☆☆☆
#383 [さゆり]
頑張って
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:07/06/18 20:30
:SH901iC
:☆☆☆
#384 [あゆみ]
さなえはふいにこうの手首を握った
「一人で抱え込まないで
あたしはもう
こうのそんな顔見たくない」
こうはタバコの火を消した
さなえは立ち上がりこうの頭を抱き抱えた
「あたしはここにいるよ」
こうの肩が少し震えていた
:07/06/18 20:32
:SH902iS
:☆☆☆
#385 [智和]
あげー
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:07/06/18 20:33
:P903i
:☆☆☆
#386 [あゆみ]
さゆりサン
ありがと
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その後さなえは
「また来るねッ」
そう言うと部屋を飛び出してしまった
こうは布団に入り目を閉じた
あゆみ‥‥
おまえは今
ちゃんと笑ってる?
:07/06/18 20:36
:SH902iS
:☆☆☆
#387 [あゆみ]
月日は流れ、熱い夏も過ぎ9月に入った
夏休みは適当にたくみの家と自分の家を往復し、
あたしはただだらだらとした日々を過ごして終わった
こうと別れて2ヶ月が経った
久しぶりに学校に行き
さちやさきと話をした
:07/06/18 20:43
:SH902iS
:☆☆☆
#388 [あゆみ]
智和サン
あげありがと
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いつものように退屈な授業を受け学校が終わった
校門を抜けたところで目の前に懐かしい人が立っていた
「龍ちゃん‥」
あたしは立ち止まった
:07/06/18 20:46
:SH902iS
:☆☆☆
#389 [あゆみ]
龍は優しく笑いかけあたしを喫茶店に誘った
あたしの向かえに龍が座る
「元気してた?」
あたしが龍の顔を見る
久しぶりに見る龍はまた少し身長が伸びている気がした
「はい
あゆみサンは?」
「うん
元気だよ
てゆーか龍ちゃん今日はスーツぢゃないんだ?」
あたしはティシャツにジーパンとシンプルな龍を始めてみた
:07/06/18 20:51
:SH902iS
:☆☆☆
#390 [あゆみ]
龍はカプチーノを飲み口を開いた
「俺ホストやめました」
「え‥‥」
あたしがコーヒーに砂糖をいれる手を止めた
「実は‥さちに子供が出来たみたいで‥
それで籍入れようかなって‥‥」
「‥‥おめでとう!!」
あたしは龍の両手を握り興奮気味に言った
龍は驚いてあたしを見たあとあたしの手を振りほどいて下をむいた
「あゆみサンは‥‥
俺をうらんでないんですか?」
龍が聞く
:07/06/18 20:57
:SH902iS
:☆☆☆
#391 [智和]
2回目あげ
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:07/06/18 20:57
:P903i
:☆☆☆
#392 [あゆみ]
あたしは笑顔で答えた
「何言ってんの
さちの幸せは
あたしの幸せだよ」
龍はあたしのを顔を見るとグッと自分の手をにぎりしめた
「俺‥‥自分のことしか見えなくて‥‥
あゆみサンにいっぱい迷惑かけて‥‥本当最低だ
こんなことになるなら
始めからホストなんてやめてればよかった‥‥
あゆみサン‥‥
たくみサンは実は‥‥」
:07/06/18 21:04
:SH902iS
:☆☆☆
#393 [あゆみ]
たくみがいろんな女の子に手を出してることくらい知っている
薬を裏で売っていることもわかってる
あたしはそれを知ってて付き合ってきた
さちと龍のために‥‥
でも龍がホストをやめたら‥‥
あたしはたくみの傍にいる必要がなくなる
きっともう
こうはあたしを受け入れてはくれない
だけどあたしはこうが好き
こう以外見えない
あたしを満たせない
:07/06/18 21:08
:SH902iS
:☆☆☆
#394 [みいこ]
泣いちゃったmx
ホンマにいいK
:07/06/18 21:10
:W44T
:☆☆☆
#395 [あゆみ]
たくみのことならもう
何を聞いても驚かない
長い沈黙
あたしは龍が口を開くのを待った
「‥‥‥隠し子がいます」
「‥‥‥」
驚かないと思っていたのにあたしは心臓が止まるくらいびっくりしてしまった
:07/06/18 21:10
:SH902iS
:☆☆☆
#396 [あゆみ]
みぃこサン
えーッ
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!!
悲しい展開ばかりで
ごめんねえ
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「この前、たくみサンとちひろサンが喧嘩してるのを見ちゃったんです
ちひろサンは
この子の父親はたくみ以外有り得ないって‥‥
だけどたくみサンは何かの間違いだって一点張りで‥‥
」
:07/06/18 21:15
:SH902iS
:☆☆☆
#397 [智和]
めっちゃいい話し
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エロがあって,
切ないよ
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:07/06/18 21:16
:P903i
:☆☆☆
#398 [あゆみ]
龍の話によると
ちひろサンは26歳のOLで
お金を渡してたくみの体を買っていたらしい
「たくみ‥‥」
あたしは龍と別れ空を見上げた
雲の流れが早い
あたしは何も考えずたくみのマンションに向かった
マンションにつくと
鍵が開いたままのドアを思いきり開けた
「ハァハァ‥」
走って来たせいで胸が苦しくなる
:07/06/18 21:20
:SH902iS
:☆☆☆
#399 [あゆみ]
智和サン
ありがと
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!
まぢ読んでくれて
ありがとねえ
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「どーしたんだよ
俺に会いたくなったかッ?」
たくみが嬉しそうにあたしの前に立った
あたしはたくみを睨んだ
「‥‥あゆみ?」
たくみはあたしのほっぺたに手を延ばした
:07/06/18 21:23
:SH902iS
:☆☆☆
#400 [あゆみ]
「触らないでッ」
あたしはたくみの手をはらった
「たくみ酷いよ‥‥
酷すぎるよ
許せない」
「何が?
ちゃんと話せよ」
あたしは熱くなる心を押さえて目に涙をためていった
「ちひろサンを‥
幸せにしてあげて
大事にしてあげて‥‥」
「おまえ、何で‥」
たくみは動揺した
:07/06/18 21:29
:SH902iS
:☆☆☆
#401 [あゆみ]
「たくみが今傍にいてあげなくちゃいけないのは
あたしぢゃない!!
たくみはあたしを幸せになんてできないょ!」
「何言ってんだよ俺は―」
あたしはたくみの言葉を遮った
「たくみはなにもわかってない!!
あたしは今でもこうが―」
あたしはこうの名前を口にしてハッとした
:07/06/18 21:38
:SH902iS
:☆☆☆
#402 [あゆみ]
だけど遅かった
あたしの言葉はたくみの耳にしっかりと入っていた
たくみのプライドが
あゆみを許すことが出来なかった
たくみはあゆみの頭を思いきり掴むと
寝室に連れていき押し倒した
:07/06/18 21:41
:SH902iS
:☆☆☆
#403 [あゆみ]
たくみは素早くどこからかシルバーのケースをもってくると
白いボトルを注射針にさした
あたしはこの時はじめて
目の前にいるたくみが自分を見失ってることに気付いた
「たくみ‥‥やむて!!
怖い!!怖いよ!!」
あたしは必死にたくみの背中に抱き着いた
がたがた震える
これはあたし?
それともたくみ?
:07/06/18 21:44
:SH902iS
:☆☆☆
#404 [あゆみ]
たくみは簡単にあたしを突き飛ばした
自分の腕に注射を注す‥
そして虚ろな目をすると
あたしに向かって歩きだした
あたしはかべにもたれ掛かりただ首をふった
「たくみ‥だめ!!」
:07/06/18 21:47
:SH902iS
:☆☆☆
#405 [ヒナ]
今日始めから全部読みました!!
すっっごく楽しくてドキドキします(*´艸`)
頑張ってください♪
:07/06/18 21:47
:W44K
:☆☆☆
#406 [あゆみ]
たくみはあたしの腕を押さえ注射針を注した
あたしは勇気をだしてたくみを突き飛ばす
たくみは力がでないらしくそのまま地面に転がった
だけどほんの少し遅かった
右ひじにはほんのり血がでて注射器の3分の1くらいの液体があたしの体内に入ってしまった
あたしは自分の肩を抱いてたくみの家を出た
:07/06/18 21:52
:SH902iS
:☆☆☆
#407 [あゆみ]
ひなサン
ありがとね


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あたしはただ歩き続けた
「ぅッ‥」
あたしは視界がぐるぐるして足がふらふらし始めた
「ハァハァ‥」
なぜか息が上がってくる
「こう‥
こう」
あたしはひたすらこうの名前を呼んだ
:07/06/18 21:56
:SH902iS
:☆☆☆
#408 [あゆみ]
「‥よかった」
あたしは1つのドアの目のまえに倒れ込んだ
どこでもどあなんかなくていい
あたしが向かう幸せはこの扉の向こうにあるの
:07/06/18 21:58
:SH902iS
:☆☆☆
#409 [あゆみ]
「‥‥あゆみッ
‥‥‥あゆみ!!」
誰かがあたしを呼んでいる
とても懐かしくて
愛しい声‥
あなたは誰ですか?
顔がはっきり見えない
ぼんやりうかぶその顔は
知らない人?
ううん
あたしは忘れてしまったんだね
:07/06/18 22:02
:SH902iS
:☆☆☆
#410 [あみ]
:07/06/18 22:05
:SH700iS
:☆☆☆
#411 [我輩は匿名である]
書き込みばかりで読みにくいです
:07/06/18 22:07
:N903i
:☆☆☆
#412 [さぁや
]
:07/06/18 22:08
:F703i
:☆☆☆
#413 [あゆみ]
あみサン
1番だなんて

!!
ありがと(ハ∀`

)
めちゃ嬉しいわ
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:07/06/18 22:08
:SH902iS
:☆☆☆
#414 [あみ]
これからも更新頑張って下さいね
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続き毎回楽しみにしてます
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:07/06/18 22:11
:SH700iS
:☆☆☆
#415 [あゆみ]
:07/06/18 22:12
:SH902iS
:☆☆☆
#416 [あゆみ]
続き*
目を開けるとこうがいた
これは夢?
あたしは懐かしいこうの香水の匂いに包まれていた
気が付くとこうのベットの上だった
こうはあたしが目を開けたことに気付くとバッとあたしを抱きしめた
「こう苦しいよ」
あたしはこうから離れようとする
:07/06/18 22:18
:SH902iS
:☆☆☆
#417 [あゆみ]
だけどこうは離してくれない
「こう痛い
痛いよ」
"痛い‥"
"苦しい‥"
こうの気持ちがひしひしと伝わってきた
あたしは堪えきれず涙を流した
:07/06/18 22:23
:SH902iS
:☆☆☆
#418 [あゆみ]
「こう離れて‥
あたしはこうを裏切ったんだよ
汚いんだよ
こうを好きでいる資格も
こうに好かれる資格もない
こうあたしを―」
言いかけた途中でこうは強引にキスをした
思い出せなくなりかけてたこうの温もりが
あたしの心まであたためる
:07/06/18 22:29
:SH902iS
:☆☆☆
#419 [あゆみ]
ばか‥‥
こうはばかだよ
ずるいよ
優し過ぎるよ
「こうごめんね!!
ずっと一人にしてごめんね!!
もうどこにも行かないから絶対こうの傍にいるから
あたしにはこうが必要なの
こうぢゃなきゃだめなの‥」
泣きながらずっと言えなかった気持ちを言葉に変える
:07/06/18 22:33
:SH902iS
:☆☆☆
#420 [あゆみ]
こうはあたしのほおを伝う涙に優しくキスをする
「‥‥会いたかった
ずっとあゆみのことばかり考えて
おかしくなりそうだった
俺はたくみからおまえを取り返す自信もなくて‥‥
あゆみ‥‥
もう俺の前から消えたりしないで
俺を1人で置いていくな‥」
床に一滴、水が落ちた
:07/06/18 22:39
:SH902iS
:☆☆☆
#421 [あゆみ]
こう‥‥‥
泣いているの?
床に落ちたこうの涙はすごく綺麗だった
あたしたちはきつく抱き合った
気持ちも体もここにあるのに、
肩を落として震えるこうが消えてしまいそうなほど弱々しくて
あたしは必死でこうの体をさすった
:07/06/18 22:43
:SH902iS
:☆☆☆
#422 [我輩は匿名である]
:07/06/18 23:52
:SH700i
:☆☆☆
#423 [我輩は匿名である]
:07/06/19 00:31
:SH902i
:☆☆☆
#424 [海斗
...
理緒]
:07/06/19 00:31
:SH902i
:☆☆☆
#425 [ぁぃ]
:07/06/19 01:43
:SH902i
:☆☆☆
#426 [さと]
あげ
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:07/06/19 11:56
:P903i
:☆☆☆
#427 [さら]
あげ
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:07/06/19 12:28
:SH903i
:☆☆☆
#428 [あリさ]
:07/06/19 13:40
:N903i
:☆☆☆
#429 [さと]
あげ
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:07/06/19 18:54
:P903i
:☆☆☆
#430 [我輩は匿名である]
:07/06/19 18:54
:W43CA
:☆☆☆
#431 [
]
:07/06/19 20:29
:SH904i
:☆☆☆
#432 [やまちゃん]
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ヤベー!!チンポから我慢汁が。 だれかしゃぶって
:07/06/19 20:33
:P902i
:☆☆☆
#433 [ましろ]
LILIよx
シャブってあげるイ
:07/06/19 21:00
:W51SA
:☆☆☆
#434 [華林]
:07/06/19 21:31
:W41SA
:☆☆☆
#435 [さと]
あげます
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:07/06/19 23:05
:P903i
:☆☆☆
#436 [我輩は匿名である]
はまった
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頑張れ
:07/06/19 23:16
:D903i
:☆☆☆
#437 [けんじ]
あげ
:07/06/19 23:48
:W43T
:☆☆☆
#438 [さと]
あげます
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:07/06/20 01:00
:P903i
:☆☆☆
#439 [みッたん]
あゆみの気持ち
痛いくらいわかる…
切なくて泣いちゃった☆
続き頑張って
書いてください(・'3`)
:07/06/20 01:28
:W43CA
:☆☆☆
#440 [TOMO
]
ぁげぇ
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:07/06/20 07:23
:SH902iS
:☆☆☆
#441 [まゆ]
ゃばぃ泣きました(P⌒`。)
主さんすごぃです
頑張ってくださぃ
:07/06/20 08:53
:P903i
:☆☆☆
#442 [(・ω・)]
あげあげ
:07/06/20 18:40
:P903i
:☆☆☆
#443 [あゆみ]
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読んでいてくれてる
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みんな
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たくさんの
感想とあげ
ありがと−
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☆
楽しんで貰えて
嬉しいです(^ω^)
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*
そろそろラストに
入ります(`-3・)/
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!!
:07/06/20 20:33
:SH902iS
:☆☆☆
#444 [あゆみ]
続き*
どれくらいこうしていただろう
あたしたちはただただ
お互いの存在を確かめた
会えない間も常に頭にあるのはこうのこと‥
考えないようにしようとしてばかりいた
こうに嫌われて傷つきたくなかった
こうに受け入れてもらえる自信がなかった
あたしは弱い
弱虫だ
:07/06/20 20:37
:SH902iS
:☆☆☆
#445 [あゆみ]
こうはなんで
こんなあたしを許してくれるの?
こんなんぢゃあたし
わがままなままだよ
いつもこうに甘えちゃうよ
こうと一緒にいると
時々胸が苦しくなる
こうにはまってく自分が怖かったの
こうなしではやっていけない気がして‥
いっそのこと
幸せも苦しみも
同時に与えるこうの傍を
離れて楽になりたかった
:07/06/20 20:47
:SH902iS
:☆☆☆
#446 [あゆみ]
だけど
こうのいない毎日で
あたしはからっぽになってしまった
何を食べてもおいしくない
どんなに寝ても
元気がでない
笑っていても楽しくない
何をしても
どんなときも
こうが足りないだけで
あたしの全てが意味をなくす
:07/06/20 20:51
:SH902iS
:☆☆☆
#447 [あゆみ]
こうだけがあたしの希望だった
こう‥
あたし気付いたよ
こうがいなきゃ
あたしには何も残らない
:07/06/20 20:54
:SH902iS
:☆☆☆
#448 [あゆみ]
ベットの上で向き合いながら手を繋いだ
あたしは泣き疲れたのと
安心したので
眠くなってきてしまった
「こう、寝よ?」
少し目を閉じてから
こうを見た
こうの目が
まだあたしを不安そうに見つめている
瞬きもせずあたしから目をそらそうとしない
「こう寝れないの?」
:07/06/20 21:03
:SH902iS
:☆☆☆
#449 [あゆみ]
「夢を見たんだ
確かにこの手で抱きしめていたのに
目を覚ました時にはあゆみはもう隣にはいなかった」
こう‥
「‥あたしはずっといるよ
もうこうを1人にはしない‥
あたしも1人ぼっちにはなりなくないよ」
こうは微笑むとゆっくり目を閉じた
「あゆみを1人になんかしねえよ
これからは嫌っていわれても俺はあゆみを離さない
誰にも渡さないから」
こうに微笑み返し
固く手を結び
こうもあたしも眠った
:07/06/20 21:18
:SH902iS
:☆☆☆
#450 [あゆみ]
目が覚めると昼の3時だった
最近ずっと浅い眠りを繰り返したせいか
久しぶりに熟睡してしまった
いつもなら目が覚めてもなかなか布団から出れずにいるのに
今日は体が軽かった
こうのおかげだね!
空を見ると雲ひとつない青空で
今なら何でも出来る気がする
あたしはちゃぶ台を見た
:07/06/20 21:25
:SH902iS
:☆☆☆
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