黒蝶・蜜乙女
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#335 [向日葵]
セツナは目だけを動かして私を見ると、また目線を戻した。
あちゃー…。
一緒に帰らなかったのと、小川君が助けに入った事が気にいらないんだ。
バッチリご機嫌ななめ……。
蜜「セツナ。」
セツナは返事をしない。
私は深呼吸した。
蜜「もう…1人で先に帰らないで下さいね……。」
セツナ「何故?」
やっとここで反応した。
心の中でホッとしながら私は続ける。
:07/07/18 01:03
:SO903i
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#336 [向日葵]
蜜「セ…、セツナがいなかったら、お昼寂しいんですから…。」
セツナがこちらを向く。
まだ機嫌は完全には直ってないけど私の言葉に少し直ったらしい。
仕方ない……。極めつけは恥ずかしいけど言うしかない……。
言う前から顔が赤くなるのが分かる。
セツナのセーターをキュッと掴んで私はうつ向いた。
蜜「私がす、すすす好きな、のは……セツ…ナなんですから……。あまり小川君の事で、拗ねないで下さいね……。」
:07/07/18 01:08
:SO903i
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#337 [向日葵]
どわぁぁぁ!!言ってしまったぁぁあ!!
……。……。……?
セツナの反応が無い。
ソローッと顔を上げて見ると、セツナは目線をずらして口元を少し隠し、耳を軽く赤くして照れていた。
わ…わぁ―――っ!!!セツナが照れてる!!
セツナ「まったく…やっぱりお前には敵わん。」
セツナは私と視線を合わせると、まだ紅潮している私の頬に指先を触れた。
セツナ「可愛いのでは、お前の右に出る奴はいないな…。」
:07/07/18 01:14
:SO903i
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#338 [向日葵]
蜜「それは…買い被りすぎですけど……。」
時間が止まった様な気がした。いつもとは、なんだか違う雰囲気。
もっと甘くて、このままでいいやと思う様な……。
セツナの顔がゆっくり近づく。
私もそれに合わせてゆっくり目を閉じていった。
驚くほど優しく唇が触れる。
それが段々と激しさを増していく。
『なんか、変だ……。』
いつもなら息苦しくて恥ずかしくてすぐ離れたくなるのに……。
:07/07/18 01:19
:SO903i
:.1ksn8JQ
#339 [向日葵]
セツナの照れた顔を見たせいかな……。
セツナの手が後頭部と背中辺りに来て、私を優しく芝生の上に寝かせた。
一旦顔を離して見つめ合う。
セツナ「蜜……。」
名前を呼びながら、セツナは私の頬を指先でなぞる。そしてまた顔が近付いた。今度は最初から激しくて、セツナの舌が、口内を荒らした。
答えてみるものの、完璧に近いセツナのくちづけは次第に意識を奪ってしまいそうになり、ちゃんとは出来なかった。
:07/07/18 01:24
:SO903i
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#340 [向日葵]
長いキスを、どのくらいしてたんだろう……。
やっと唇が離れた時には全速力で走った後みたいになっていた。
蜜「ハァッ…ハァッ……ハァ…」
セツナ「蜜。大丈夫か?」
セツナが心配そう見つめながら私の顔を包む。
私の好きな…優しい目……。
蜜「だい……じょ、ぶ……ですよ……。」
と言って笑う。
セツナも温かく微笑んで私の瞼にキスした後、起こしてくれた。
:07/07/18 01:31
:SO903i
:.1ksn8JQ
#341 [向日葵]
セツナ「困ったもんだ。危うく理性を失うとこだったぞ。」
蜜「それは……困りますね。」
あんなトコで……襲われると流石に……。
いやそんな問題じゃないよ!!
私さっきおかしかったよ確実に!!完全にセツナに身を任してたし!
あのまま流れでそーゆー事になっても抵抗しなかったかもしれない!!
『ひぃぃっ!!恋愛って怖い!!』
セツナ「今日の蜜は一段と可愛かったな。必死にキスについてこようとするトコとか。」
:07/07/18 01:36
:SO903i
:.1ksn8JQ
#342 [向日葵]
セツナがニヤリと笑う。
いつものセツナに戻ったらしい。
セツナ「しかも」
顎をクイッとあげられる。
セツナ「あの蜜から“好き”と言う単語が出てくるとは…。」
言うなぁぁぁ!!もう言うなぁぁぁ!!
蜜「じ、じ、事実です…もん。」
セツナ「お前は誘ってるのか?」
私は頭をブンブン振った。
蜜「んな訳ありません!!」
:07/07/18 01:40
:SO903i
:.1ksn8JQ
#343 [向日葵]
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――――
今日はここまでにします

:07/07/18 01:40
:SO903i
:.1ksn8JQ
#344 [RUI]
:07/07/18 13:58
:SH902iS
:MJ9N9lZo
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