「好き」と言いたい。
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#751 [あんみつ]
靴に履き替えようと、下駄箱に手をかける。
「・・・あ」
その時、声がした。
すぐに分かる。
私の大好きな人の声。
横を向くと洋平君がいた。
私を見て、軽く頭を下げる。
私も同じように返した。
.
:08/02/17 21:45
:D904i
:qB07UDiI
#752 [あんみつ]
久しぶりだ。
体育祭ぶり?
ねこからいろいろ聞いていても、実際に姿を見るのは、ほんと久しぶり。
教室の階が違うと、会うことなんてめったにないし。
私から会いに行く理由もないし。
.
:08/02/17 21:48
:D904i
:qB07UDiI
#753 [あんみつ]
それに・・・洋平君は、ねこと別れた。
ねこの友達の私なんか、ただ古傷をえぐるだけの存在かもしれない。
そう思うと、何も言えなくなった。
.
:08/02/17 21:49
:D904i
:qB07UDiI
#754 [あんみつ]
動きを止めた私の横で、洋平君は靴を履き替える。
「・・・じゃ」
そう言って、私の横を通り過ぎようとする。
(・・・あ)
傷ついてないわけがない。
好きな人が、自分じゃない別の人を選んだんだ。
けど、ねこは・・・
.
:08/02/17 21:52
:D904i
:qB07UDiI
#755 [あんみつ]
「・・・洋平君!!」
呼び止めてしまった。
洋平君が振り向く。
「・・・あのっ・・・ねこは、洋平君に救われたと思う」
自分でも、何言ってんだろうって思った。
けど、後には引けない。
洋平君は、黙って私を見る。
.
:08/02/17 21:55
:D904i
:qB07UDiI
#756 [あんみつ]
「ねこは、洋平君と付き合ってよかったと思う。・・・だから・・・」
お願い。
自分を責めないで。
私は言葉を詰まらせて、うつむいた。
伝えたいのに、いざ言葉にしようとすると恥ずかしくて、顔から火が出そうだった。
(あーもう・・・何で私・・・)
.
:08/02/17 21:56
:D904i
:qB07UDiI
#757 [あんみつ]
「・・・ありがとう」
(・・・え)
洋平君の言葉に、私はパッと顔を上げた。
優しい目で私を見る洋平君。
引かれたかも、言わなきゃよかったかも。
そう思ったけど、洋平君の顔を見て安心した。
うまく伝わったか分からない。
けど・・・言って、よかったのかな。
.
:08/02/17 21:58
:D904i
:qB07UDiI
#758 [あんみつ]
――――――――
洋平君と別れて、私は駅までの道を歩く。
『・・・ありがとう』
そう言ってくれた。
優しい目だった。
自分の言動を思い出して恥ずかしくなる。
けどそれと共に、洋平君の言葉を頭の中で繰り返して顔が火照る。
ドキドキする。
.
:08/02/17 22:05
:D904i
:qB07UDiI
#759 [あんみつ]
(・・・あーやっぱり・・・)
「・・・大好き」
小さく声に出してつぶやいた。
周りには誰もいない。
空を見上げて、大きく息を吸ってみた。
今は、誰にも言えない私の恋。
けど、いつかちゃんと伝えたい。
ちゃんと自分の言葉で、「好き」って・・・。
.
:08/02/17 22:07
:D904i
:qB07UDiI
#760 [あんみつ]
:08/02/17 22:16
:D904i
:qB07UDiI
#761 [我輩は匿名である]
:08/02/23 16:37
:SH903iTV
:vYd.1jI.
#762 [あんみつ]
:08/02/25 14:21
:D904i
:F9cuxD4k
#763 [あんみつ]
22、「好き」と言ってよ。
はっきり言って一目惚れ。
けど、好きになっちゃったんだもん。
先輩の隣には、いつもあの人がいる。
けど、諦めたくないの。
……………佐古's side…
.
:08/02/25 14:25
:D904i
:F9cuxD4k
#764 [あんみつ]
(あ、いた)
廊下の窓から、今日も見つけた。
グラウンドを歩いて帰る後ろ姿。
その隣には、今日もあの人がいる。
「・・・はぁー」
私はため息をついて、自分の腕に顔をうずめた。
(・・・彼女、なのかな)
:08/02/25 14:32
:D904i
:F9cuxD4k
#765 [あんみつ]
「あの人、先輩の彼女なのかなー??」
私の声を真似したつもりだろう。
後ろからふざけた声が聞こえた。
(・・・この声は)
「コウ!!」
後ろを振り向くと、思った通りの顔があった。
:08/02/25 14:39
:D904i
:F9cuxD4k
#766 [あんみつ]
「お前の心の中を読んでみました」
コウがにやにやしながら言う。
見事当たっているだけに、何も言えない。
「お前、またあの先輩見てんのかー??」
言いながらコウは、私の隣にきて外を見る。
:08/02/25 15:13
:D904i
:F9cuxD4k
#767 [あんみつ]
先輩の姿を見つけたコウが、やっぱりなと言わんばかりに私の肩を叩いた。
「ちょっと、やめてよ」
私は乱暴にコウの手を払いのけた。
「おいおい、そんなことしていいのかー??」
コウが手をさすりながら言う。
:08/02/25 15:15
:D904i
:F9cuxD4k
#768 [あんみつ]
「・・・なによ」
ぶっきらぼうに答える私の目に映るのは、コウのいたずらっぽい笑み。
「俺の部活の先輩に、あの先輩のこといろいろ聞いてやってもいいよ??」
.
:08/02/25 15:16
:D904i
:F9cuxD4k
#769 [
]
あげー

:08/02/27 20:48
:SH903iTV
:CXIjIUms
#770 [愛]
:08/02/27 20:51
:F703i
:o.Tg/Bpg
#771 [我輩は匿名である]
あげ(●^o^●)
:08/03/02 12:20
:PC
:8HtHj956
#772 [
]
あげ

:08/03/06 23:13
:SH903iTV
:ysluJBVY
#773 [あんみつ]
:08/03/07 21:14
:D904i
:CbPvKoy.
#774 [あんみつ]
――――――――
2年2組、竹本健二。
それがあの先輩の名前。
一緒にいるのは、根宮奈子。
竹本先輩の幼なじみ。
付き合ってはいない、らしい。
・・・以上、コウによる先輩情報。
.
:08/03/07 21:15
:D904i
:CbPvKoy.
#775 [あんみつ]
「・・・え??それだけ??」
「それだけってなんだよ。付き合ってないって分かっただけでも、よかったじゃん」
私の発言に、コウが口をとがらせて言った。
「そうなんだけど・・・」
.
:08/03/07 21:18
:D904i
:CbPvKoy.
#776 [あんみつ]
なんかいまいちピンとこない。
だって私から見たら、やっぱり付き合ってるようにしか見えないんだもん。
あんなにいつも一緒にいるんだよ?
幼なじみってあんなもんなの?
.
:08/03/07 21:19
:D904i
:CbPvKoy.
#777 [あんみつ]
「・・・先輩に直接聞いてみれば?お前って、そうゆうやつじゃん」
黙り込んだ私にコウが、まるで私の心を見透かしたかのように言う。
「・・・コウ、ほんとにエスパー?」
「だから言ってんじゃん!!俺、心が読めるんだって」
真顔で聞く私を見て、コウが笑いながら言った。
.
:08/03/07 21:21
:D904i
:CbPvKoy.
#778 [あんみつ]
けど、確かに。
何をためらってるんだろう。
私まだ何もしてない。
まだ、何も始まってない。
.
:08/03/07 21:23
:D904i
:CbPvKoy.
#779 [あんみつ]
「・・・だよね」
私は呟いて顔を上げた。
「ありがとね、コウ!!」
私が言うと、コウはニッと笑った。
「それでこそ佐古。また何か分かったら教えてやるよ」
そう言って、コウは教室に戻っていく。
.
:08/03/07 21:24
:D904i
:CbPvKoy.
#780 [あんみつ]
そうだ。
動かなきゃ何も始まんない。
もっと、先輩のことを知りたい。
先輩に、私のことを知ってもらいたい。
近付きたいんだ。
.
:08/03/07 21:25
:D904i
:CbPvKoy.
#781 [あんみつ]
:08/03/07 21:28
:D904i
:CbPvKoy.
#782 [
]
あげ

:08/03/09 15:01
:SH903iTV
:2htxgVhY
#783 [さくら
]
:08/03/09 15:55
:SH903i
:kp6Wq5e2
#784 [あんみつ]
:08/03/09 21:50
:D904i
:63tcrXd.
#785 [あんみつ]
――――――――
それから私、自分でもびっくりするぐらい頑張った。
付き合えないって言われたけど、諦めないって言った。
正直先輩にとって、私はうざい存在だと思う。
けど、私から何か起こさなきゃ何も始まらないでしょ?
.
:08/03/09 21:54
:D904i
:63tcrXd.
#786 [あんみつ]
せっかく好きになったんだもん。
やっぱり両思いになりたい。
「好き」と言ってほしい。
先輩はあの人のこと、ただの幼なじみだって言ったよね。
なら私にも、チャンスはあるはず。
先輩の言葉、信じるよ。
.
:08/03/09 21:55
:D904i
:63tcrXd.
#787 [あんみつ]
――――――――
「・・・好きなんです」
押してもびくともしない先輩に、2度目の告白。
2度目とか関係なく、極度の緊張。
心臓バクバクだし、顔は暑いし。
とにかく、必死だった。
.
:08/03/09 22:30
:D904i
:63tcrXd.
#788 [あんみつ]
「・・・ごめ」
「にっ日曜!!デートしてください!!」
私は、先輩の言葉を遮って言った。
.
:08/03/09 22:32
:D904i
:63tcrXd.
#789 [あんみつ]
今、2度目の告白をしたところで、結果は初めと同じだって分かってた。
分かってたけど、先輩の「ごめん」はもう聞きたくなかった。
それなのに、言わずにはいられなかった。
止められなかった。
.
:08/03/09 22:33
:D904i
:63tcrXd.
#790 [あんみつ]
「・・・え?」
突然の私の発言に、驚く先輩。
そんな先輩を見て、私は言う。
「先輩・・・まだ私のこと、何も知らないでしょ?」
私は、右手で自分の左手首を掴んだ。
「私のこと・・・ちゃんと知ってほしいんです」
顔だけじゃなく、全身が熱い。
:08/03/09 22:35
:D904i
:63tcrXd.
#791 [あんみつ]
先輩は、困ったように少しうつむく。
(・・・あー、また)
「・・・日曜、1時に駅前の広場で待ってます」
私はそれだけ言って、教室を飛び出した。
「ちょっ、待てよ!!」
先輩の声が聞こえたけど、止まらなかった。
止まれなかった。
・・・涙で視界が滲んでたから。
.
:08/03/09 22:37
:D904i
:63tcrXd.
#792 [あんみつ]
また、困らせた。
無茶苦茶だって分かってる。
けど、先輩を困らせたいわけじゃないんだよ?
「ごめん」なんていらない。
ただ、「好き」と言ってほしいだけなんだよ。
.
:08/03/09 22:38
:D904i
:63tcrXd.
#793 [我輩は匿名である]
あげ(●^o^●)
:08/03/11 14:19
:PC
:78opQP6s
#794 [
]
あげ

:08/03/12 20:51
:SH903iTV
:IFPE./lE
#795 [我輩は匿名である]
あげ

:08/03/14 22:32
:SH902iS
:ws.QYiF.
#796 [
]
あげ

:08/03/16 20:13
:SH903iTV
:4O74C/xY
#797 [
]
あげ

:08/03/18 06:13
:SH903iTV
:NvmcDxGo
#798 [
]
:08/03/19 21:55
:SH903iTV
:yJZojpr6
#799 [あんみつ]
:08/03/20 14:00
:D904i
:TaVwQi/2
#800 [あんみつ]
――――――――
強引極まりない私の一方的な約束に、先輩は来てくれた。
すごく、すごく嬉しかった。
「お前、無茶苦茶すぎ」
これが、私の姿を見た先輩の第一声だったわけだけど。
それでもこうして来てくれた。
.
:08/03/20 14:02
:D904i
:TaVwQi/2
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