「好き」と言いたい。
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#701 [あんみつ]
何度か見かけたこともあった。
けど、向こうは私になんか気付かなかった。
気付いたとしても、話すほど仲良くないし、私から話しかける理由もない。
きっと、名前も知られてない。
.
:08/01/27 17:08
:D904i
:NhPeZHpY
#702 [あんみつ]
(・・・夏服だ)
ねこと何やら話す洋平君。
うっすら聞こえた話だと、健二君が用ができたのでねこに先に帰ってて、と伝えに来たらしい。
・・・洋平君の姿が、いつかの自分と重なった。
(洋平君も・・・ねこに会いたくて来たのかな)
.
:08/01/27 17:09
:D904i
:NhPeZHpY
#703 [あんみつ]
ねこと私が一緒にいる時は、洋平君はねこに話しかけた。
・・・当たり前なんだけど。
やっぱりねこか、って実感した。
.
:08/01/27 17:11
:D904i
:NhPeZHpY
#704 [あんみつ]
話が終わって、洋平君は走っていってしまった。
「ごめんね、奈津美」
ねこが私の方に向き直り、手を合わせる。
「いいよいいよ。健二君いないなら、途中まで一緒に帰ろ」
.
:08/01/27 17:12
:D904i
:NhPeZHpY
#705 [あんみつ]
ねこと話す時の洋平君の嬉しそうな顔が、頭に浮かぶ。
やっぱねこなんだ・・・って。
洋平君は、ねこが健二君を好きなことに気付いてるのかな?
「・・・奈津美??」
「へ!?ごめん、何??」
ねこの呼ぶ声で、私はハッとした。
:08/01/27 17:16
:D904i
:NhPeZHpY
#706 [あんみつ]
「いや・・・どしたの??奈津美がぼーっとしてるの珍しい」
ねこが、心配そうに言う。
「そう??どうも英語の時から眠くて」
私は目をこすりながら言って、笑ってごまかした。
「あの先生の授業眠いもんねー。・・・あっ!!」
ねこが、何か思い出したように急に立ち止まった。
:08/01/27 17:18
:D904i
:NhPeZHpY
#707 [あんみつ]
「えっどしたの??」
「教室に英語の教科書忘れた!!取ってくる!!奈津美電車でしょ??先帰ってていいよ!!」
言いながらねこは、回れ右をする。
:08/01/27 17:20
:D904i
:NhPeZHpY
#708 [あんみつ]
私は時計を見た。
確かに、次の電車には少し急がなきゃ間に合いそうにない。
「分かったー。じゃ、ばいばーい」
私が言うと、ねこは階段を上がって行った。
その背中を見送って、私は残りの階段を下り始める。
.
:08/01/27 17:21
:D904i
:NhPeZHpY
#709 [あんみつ]
・・・洋平君は、気付いてる気のかな?
ねこが、健二君を好きだって。
もしそうだとしたら、叶わないって分かってるから。
だから今も、「好き」と言わない・・・「好き」と言えないんじゃないだろうか。
けど・・・それでも想っていられるんだ。
それだけ、ねこのことが好きなんだ。
.
:08/01/27 17:22
:D904i
:NhPeZHpY
#710 [あんみつ]
「・・・ねぇ!!」
下駄箱で靴を履き替えようとすると、後ろから声がした。
(え・・・この声)
私は振り向く。
そこには、洋平君がいた。
洋平君が、私を見ている。
ねこじゃない、私を。
:08/01/27 17:24
:D904i
:NhPeZHpY
#711 [あんみつ]
「あれ??えっと、洋平君??」
本当は、すごく動揺してた。
けど私は、平静を装って言う。
「1人??ねこちゃんは??」
洋平君のその言葉を聞いて、私は自分の中がすーっと静かになっていくのが分かった。
:08/01/27 17:26
:D904i
:NhPeZHpY
#712 [あんみつ]
(・・・ねこ、か)
「あー、何か忘れ物したから先に帰っててって」
普通に言えたと思う。
「ありがと!!」
洋平君は、急いで言った。
.
:08/01/27 17:27
:D904i
:NhPeZHpY
#713 [あんみつ]
・・・馬鹿だ、私。
分かってるのに。
洋平君にとって私は、ねこの友達。
好きな人の友達。
分かってるのに。
何か、期待してる自分がいた。
・・・好きじゃ、ないのに。
:08/01/27 17:29
:D904i
:NhPeZHpY
#714 [あんみつ]
その時、戻ろうとしていた洋平君が、またこっちに振り向いた。
(・・・何)
そう思っても、もう期待なんかしない。
どうせ、ねこだし。
「えっと、木原さんばいばい!!」
それだけ言うと、洋平君は走って戻って行った。
:08/01/27 17:31
:D904i
:NhPeZHpY
#715 [あんみつ]
私はびっくりして何も言えずに、ただその後ろ姿を消えるまで見ていた。
(・・・今)
木原さんって。
私の名前・・・知っててくれたんだ。
私は、その場に立ったまま口を押さえた。
.
:08/01/27 17:32
:D904i
:NhPeZHpY
#716 [あんみつ]
・・・やばい、すごい嬉しい。
一瞬で、胸が熱くなった。
ドキドキする。
『木原さんばいばい!!』
洋平君の声が、耳の中でこだまする。
.
:08/01/27 17:33
:D904i
:NhPeZHpY
#717 [あんみつ]
(・・・どうしよう)
認めるしかない。
やっぱり私・・・
・・・洋平君のこと、好き。
.
:08/01/27 17:35
:D904i
:NhPeZHpY
#718 [(^_^)v]
:08/01/28 09:23
:W43SA
:NkfZXrow
#719 [あんみつ]
(^_^)vさん


ありがとうございます

私自身、最後どうなるかよく分かりません

が、頑張りますね


:08/02/04 14:59
:D904i
:3rx2w3Sc
#720 [あんみつ]
――――――――
好きになったからって、どうにかなるもんでもない。
それは分かってるから。
言うつもりなんて、ない。
ただ、想っているだけ。
ずっと、そうだと思ってた。
.
:08/02/04 15:01
:D904i
:3rx2w3Sc
#721 [あんみつ]
「・・・私・・・洋平君に告白されたの」
ねこの言葉を聞いた時、驚いた。
洋平君も同じだと思ってたから。
叶わないって分かってるから、「好き」と言わない私と。
けど・・・洋平君は、ねこに「好き」と言った。
想ってるだけの私とは、違ったんだ。
.
:08/02/04 15:07
:D904i
:3rx2w3Sc
#722 [あんみつ]
「・・・前に進みたいの。だから・・・洋平君のこと、もっと知りたいって、好きになりたいって。洋平君にもそう言った」
ねこは自分の気持ちを、少しずつ言葉にしていく。
聞きながら私は、自分の体がまるで自分のじゃないように、重くなっていくのを感じた。
.
:08/02/04 15:09
:D904i
:3rx2w3Sc
#723 [あんみつ]
信じられなかった。
信じたくなかった。
洋平君の恋は叶うわけないって、本気で思ってた。
ねこが好きなのは健二君で、その気持ちがとても大きなものなのも分かってたから。
けど、ねこは・・・洋平君のことを前向きに考えようとしてる。
.
:08/02/04 15:21
:D904i
:3rx2w3Sc
#724 [あんみつ]
「・・・洋平君と付き合うの??」
やっとの思いで聞いた。
「・・・前向きに考えるって、言ったから」
「・・・そっか」
ねこの言葉にそれだけ言って、私は少し目を閉じた。
:08/02/04 15:35
:D904i
:3rx2w3Sc
#725 [あんみつ]
静かに息を吸って、目を開く。
そして、言った。
「ねこが決めたなら・・・応援するよ!!」
私、ちゃんと笑って言えたかな??
.
:08/02/04 15:37
:D904i
:3rx2w3Sc
#726 [あんみつ]
――――――――
ねこを送り出して、私は部屋に戻った。
力なく床に座りこむ。
・・・なんで??
ねぇ、なんで??
ねこが好きなのは健二君でしょ??
・・・なんで洋平君なの??
本当は、そう言いたかった。
.
:08/02/04 15:41
:D904i
:3rx2w3Sc
#727 [あんみつ]
「・・・ひっ」
涙がこぼれた。
好きなのに。
私が、洋平君のこと好きなのに。
本当は、そう言って泣きたかった。
けど・・・できなかった。
.
:08/02/04 15:43
:D904i
:3rx2w3Sc
#728 [あんみつ]
私の気持ちを知ったらねこは、洋平君と付き合うのをやめただろう。
けど、洋平君にとって私の気持ちは、邪魔なだけだろう。
それで私は??
・・・結局、「好き」なんて言えないんだ。
「・・・ひっ・・・」
涙が止まらない。
.
:08/02/04 15:44
:D904i
:3rx2w3Sc
#729 [あんみつ]
本当は、「好き」と言いたかった。
ずっと・・・言わないんじゃなくて、言えなかったんだ。
これまでも、今も、これからも。
誰にも言えない、私の恋。
・・・「好き」と言えない、私の恋。
.
:08/02/04 15:46
:D904i
:3rx2w3Sc
#730 [ちぃ]
:08/02/04 16:41
:SH903i
:/zgMCyzw
#731 [
]
:08/02/08 20:43
:N903i
:☆☆☆
#732 [あんみつ]
ちぃさん


さん

ありがとうございます

前に書いたことを見直したりしたいので、私も助かります

:08/02/10 21:51
:D904i
:Uox4g7JM
#733 [あんみつ]
――――――――
誰にも言えない恋は、思っていたよりもずっと辛くて・・・切なかった。
何でねこなの?
何で洋平君なの?
答えなんか出ないのに、心の中で何度も繰り返した。
分かってる。
ただの嫉妬だ。
.
:08/02/10 21:53
:D904i
:Uox4g7JM
#734 [あんみつ]
・・・ごめん、ねこ。
本当のことを言えなくて。
心の底から応援できなくて。
けど、ねこの幸せは本気で祈ってるんだよ?
.
:08/02/10 21:54
:D904i
:Uox4g7JM
#735 [あんみつ]
――――――――
「私・・・洋平君と別れた」
「・・・え」
まだ夏の暑さが残る9月後半。
ねこの口から出た言葉に、私は驚きを隠せなかった。
ねこは、何があったか、自分の気持ち、たどたどしくも私に話した。
ねこはやっぱり、健二君が好きなんだ。
.
:08/02/10 21:57
:D904i
:Uox4g7JM
#736 [あんみつ]
「ねこ・・・これからどうするの??」
「・・・どうしようもない、かな」
私の問いにねこは、まるで何でもないように、笑って答えたけど、何でもないわけがない。
ずっと、ずっと思っているだけ。
ねこ・・・それは、つらい恋だよ?
.
:08/02/10 22:01
:D904i
:Uox4g7JM
#737 [あんみつ]
今までだって、充分つらい思いしてきたでしょ?
なのにまた・・・。
・・・「好き」と言えない恋。
私と・・・同じ。
.
:08/02/10 22:04
:D904i
:Uox4g7JM
#738 [あんみつ]
「・・・ねこ、バカだよ」
「・・・うん、バカかも」
洋平君が、ねこのこと好きって言ってるんだよ?
それでも・・・健二君なんだ。
それだけ、好きなんだ。
.
:08/02/10 22:06
:D904i
:Uox4g7JM
#739 [あや]
:08/02/10 22:07
:SH903i
:2CTJcEBw
#740 [あんみつ]
何で?
心の中で、何度も繰り返した。
けど私も・・・何で洋平君なの?
つらい恋って分かってても、何でやめられないの?
・・・それだけ、好きなんだ。
.
:08/02/10 22:11
:D904i
:Uox4g7JM
#741 [あんみつ]
:08/02/10 22:16
:D904i
:Uox4g7JM
#742 [あんみつ]
「バカでも好きだよー、ねこ!!」
私も、ねこと一緒。
私たちって似たもの同士。
そう気付いたら、なんだか笑えた。
「私もバカな奈津美が好きー!!」
ねこの笑顔が、やけにまぶしく感じた。
.
:08/02/10 22:18
:D904i
:Uox4g7JM
#743 [あんみつ]
:08/02/10 22:36
:D904i
:Uox4g7JM
#744 [我輩は匿名である]
:08/02/13 23:54
:D904i
:MP6F5wP6
#745 [ぴょん]
おもしろーい
から
あげ
:08/02/17 03:33
:SH703i
:☆☆☆
#746 [
]
:08/02/17 19:06
:SH903iTV
:RG4tanRE
#747 [あんみつ]
匿名さん

ぴょんさん


さん

ありがとうございます(;ω;)

あげてくれてめっちゃ嬉しいです


今から更新します

:08/02/17 21:37
:D904i
:qB07UDiI
#748 [あんみつ]
――――――――
ねこが洋平君と別れて1週間。
誰にも言えない私の恋は、継続中。
「失礼しましたー」
課題を提出して、私は職員室から出た。
階段を下りて、下駄箱に向かう。
.
:08/02/17 21:40
:D904i
:qB07UDiI
#749 [あんみつ]
ねこは私に、自分の気持ちを正直に話してくれる。
私も、本当は話したい。
ねこに、私の気持ち全部。
自分の中だけに押し込めているのは、やっぱりつらい。
けど・・・言えない。
.
:08/02/17 21:42
:D904i
:qB07UDiI
#750 [あんみつ]
私の気持ちを知ったらねこは、私に悪いことをしたと思うかもしれない。
そしたら、私も嫌だ。
それに、つらい恋をしているねこに、これ以上気をもますようなことを言いたくなかった。
だから、言えない。
少なくとも、今は。
.
:08/02/17 21:43
:D904i
:qB07UDiI
#751 [あんみつ]
靴に履き替えようと、下駄箱に手をかける。
「・・・あ」
その時、声がした。
すぐに分かる。
私の大好きな人の声。
横を向くと洋平君がいた。
私を見て、軽く頭を下げる。
私も同じように返した。
.
:08/02/17 21:45
:D904i
:qB07UDiI
#752 [あんみつ]
久しぶりだ。
体育祭ぶり?
ねこからいろいろ聞いていても、実際に姿を見るのは、ほんと久しぶり。
教室の階が違うと、会うことなんてめったにないし。
私から会いに行く理由もないし。
.
:08/02/17 21:48
:D904i
:qB07UDiI
#753 [あんみつ]
それに・・・洋平君は、ねこと別れた。
ねこの友達の私なんか、ただ古傷をえぐるだけの存在かもしれない。
そう思うと、何も言えなくなった。
.
:08/02/17 21:49
:D904i
:qB07UDiI
#754 [あんみつ]
動きを止めた私の横で、洋平君は靴を履き替える。
「・・・じゃ」
そう言って、私の横を通り過ぎようとする。
(・・・あ)
傷ついてないわけがない。
好きな人が、自分じゃない別の人を選んだんだ。
けど、ねこは・・・
.
:08/02/17 21:52
:D904i
:qB07UDiI
#755 [あんみつ]
「・・・洋平君!!」
呼び止めてしまった。
洋平君が振り向く。
「・・・あのっ・・・ねこは、洋平君に救われたと思う」
自分でも、何言ってんだろうって思った。
けど、後には引けない。
洋平君は、黙って私を見る。
.
:08/02/17 21:55
:D904i
:qB07UDiI
#756 [あんみつ]
「ねこは、洋平君と付き合ってよかったと思う。・・・だから・・・」
お願い。
自分を責めないで。
私は言葉を詰まらせて、うつむいた。
伝えたいのに、いざ言葉にしようとすると恥ずかしくて、顔から火が出そうだった。
(あーもう・・・何で私・・・)
.
:08/02/17 21:56
:D904i
:qB07UDiI
#757 [あんみつ]
「・・・ありがとう」
(・・・え)
洋平君の言葉に、私はパッと顔を上げた。
優しい目で私を見る洋平君。
引かれたかも、言わなきゃよかったかも。
そう思ったけど、洋平君の顔を見て安心した。
うまく伝わったか分からない。
けど・・・言って、よかったのかな。
.
:08/02/17 21:58
:D904i
:qB07UDiI
#758 [あんみつ]
――――――――
洋平君と別れて、私は駅までの道を歩く。
『・・・ありがとう』
そう言ってくれた。
優しい目だった。
自分の言動を思い出して恥ずかしくなる。
けどそれと共に、洋平君の言葉を頭の中で繰り返して顔が火照る。
ドキドキする。
.
:08/02/17 22:05
:D904i
:qB07UDiI
#759 [あんみつ]
(・・・あーやっぱり・・・)
「・・・大好き」
小さく声に出してつぶやいた。
周りには誰もいない。
空を見上げて、大きく息を吸ってみた。
今は、誰にも言えない私の恋。
けど、いつかちゃんと伝えたい。
ちゃんと自分の言葉で、「好き」って・・・。
.
:08/02/17 22:07
:D904i
:qB07UDiI
#760 [あんみつ]
:08/02/17 22:16
:D904i
:qB07UDiI
#761 [我輩は匿名である]
:08/02/23 16:37
:SH903iTV
:vYd.1jI.
#762 [あんみつ]
:08/02/25 14:21
:D904i
:F9cuxD4k
#763 [あんみつ]
22、「好き」と言ってよ。
はっきり言って一目惚れ。
けど、好きになっちゃったんだもん。
先輩の隣には、いつもあの人がいる。
けど、諦めたくないの。
……………佐古's side…
.
:08/02/25 14:25
:D904i
:F9cuxD4k
#764 [あんみつ]
(あ、いた)
廊下の窓から、今日も見つけた。
グラウンドを歩いて帰る後ろ姿。
その隣には、今日もあの人がいる。
「・・・はぁー」
私はため息をついて、自分の腕に顔をうずめた。
(・・・彼女、なのかな)
:08/02/25 14:32
:D904i
:F9cuxD4k
#765 [あんみつ]
「あの人、先輩の彼女なのかなー??」
私の声を真似したつもりだろう。
後ろからふざけた声が聞こえた。
(・・・この声は)
「コウ!!」
後ろを振り向くと、思った通りの顔があった。
:08/02/25 14:39
:D904i
:F9cuxD4k
#766 [あんみつ]
「お前の心の中を読んでみました」
コウがにやにやしながら言う。
見事当たっているだけに、何も言えない。
「お前、またあの先輩見てんのかー??」
言いながらコウは、私の隣にきて外を見る。
:08/02/25 15:13
:D904i
:F9cuxD4k
#767 [あんみつ]
先輩の姿を見つけたコウが、やっぱりなと言わんばかりに私の肩を叩いた。
「ちょっと、やめてよ」
私は乱暴にコウの手を払いのけた。
「おいおい、そんなことしていいのかー??」
コウが手をさすりながら言う。
:08/02/25 15:15
:D904i
:F9cuxD4k
#768 [あんみつ]
「・・・なによ」
ぶっきらぼうに答える私の目に映るのは、コウのいたずらっぽい笑み。
「俺の部活の先輩に、あの先輩のこといろいろ聞いてやってもいいよ??」
.
:08/02/25 15:16
:D904i
:F9cuxD4k
#769 [
]
あげー

:08/02/27 20:48
:SH903iTV
:CXIjIUms
#770 [愛]
:08/02/27 20:51
:F703i
:o.Tg/Bpg
#771 [我輩は匿名である]
あげ(●^o^●)
:08/03/02 12:20
:PC
:8HtHj956
#772 [
]
あげ

:08/03/06 23:13
:SH903iTV
:ysluJBVY
#773 [あんみつ]
:08/03/07 21:14
:D904i
:CbPvKoy.
#774 [あんみつ]
――――――――
2年2組、竹本健二。
それがあの先輩の名前。
一緒にいるのは、根宮奈子。
竹本先輩の幼なじみ。
付き合ってはいない、らしい。
・・・以上、コウによる先輩情報。
.
:08/03/07 21:15
:D904i
:CbPvKoy.
#775 [あんみつ]
「・・・え??それだけ??」
「それだけってなんだよ。付き合ってないって分かっただけでも、よかったじゃん」
私の発言に、コウが口をとがらせて言った。
「そうなんだけど・・・」
.
:08/03/07 21:18
:D904i
:CbPvKoy.
#776 [あんみつ]
なんかいまいちピンとこない。
だって私から見たら、やっぱり付き合ってるようにしか見えないんだもん。
あんなにいつも一緒にいるんだよ?
幼なじみってあんなもんなの?
.
:08/03/07 21:19
:D904i
:CbPvKoy.
#777 [あんみつ]
「・・・先輩に直接聞いてみれば?お前って、そうゆうやつじゃん」
黙り込んだ私にコウが、まるで私の心を見透かしたかのように言う。
「・・・コウ、ほんとにエスパー?」
「だから言ってんじゃん!!俺、心が読めるんだって」
真顔で聞く私を見て、コウが笑いながら言った。
.
:08/03/07 21:21
:D904i
:CbPvKoy.
#778 [あんみつ]
けど、確かに。
何をためらってるんだろう。
私まだ何もしてない。
まだ、何も始まってない。
.
:08/03/07 21:23
:D904i
:CbPvKoy.
#779 [あんみつ]
「・・・だよね」
私は呟いて顔を上げた。
「ありがとね、コウ!!」
私が言うと、コウはニッと笑った。
「それでこそ佐古。また何か分かったら教えてやるよ」
そう言って、コウは教室に戻っていく。
.
:08/03/07 21:24
:D904i
:CbPvKoy.
#780 [あんみつ]
そうだ。
動かなきゃ何も始まんない。
もっと、先輩のことを知りたい。
先輩に、私のことを知ってもらいたい。
近付きたいんだ。
.
:08/03/07 21:25
:D904i
:CbPvKoy.
#781 [あんみつ]
:08/03/07 21:28
:D904i
:CbPvKoy.
#782 [
]
あげ

:08/03/09 15:01
:SH903iTV
:2htxgVhY
#783 [さくら
]
:08/03/09 15:55
:SH903i
:kp6Wq5e2
#784 [あんみつ]
:08/03/09 21:50
:D904i
:63tcrXd.
#785 [あんみつ]
――――――――
それから私、自分でもびっくりするぐらい頑張った。
付き合えないって言われたけど、諦めないって言った。
正直先輩にとって、私はうざい存在だと思う。
けど、私から何か起こさなきゃ何も始まらないでしょ?
.
:08/03/09 21:54
:D904i
:63tcrXd.
#786 [あんみつ]
せっかく好きになったんだもん。
やっぱり両思いになりたい。
「好き」と言ってほしい。
先輩はあの人のこと、ただの幼なじみだって言ったよね。
なら私にも、チャンスはあるはず。
先輩の言葉、信じるよ。
.
:08/03/09 21:55
:D904i
:63tcrXd.
#787 [あんみつ]
――――――――
「・・・好きなんです」
押してもびくともしない先輩に、2度目の告白。
2度目とか関係なく、極度の緊張。
心臓バクバクだし、顔は暑いし。
とにかく、必死だった。
.
:08/03/09 22:30
:D904i
:63tcrXd.
#788 [あんみつ]
「・・・ごめ」
「にっ日曜!!デートしてください!!」
私は、先輩の言葉を遮って言った。
.
:08/03/09 22:32
:D904i
:63tcrXd.
#789 [あんみつ]
今、2度目の告白をしたところで、結果は初めと同じだって分かってた。
分かってたけど、先輩の「ごめん」はもう聞きたくなかった。
それなのに、言わずにはいられなかった。
止められなかった。
.
:08/03/09 22:33
:D904i
:63tcrXd.
#790 [あんみつ]
「・・・え?」
突然の私の発言に、驚く先輩。
そんな先輩を見て、私は言う。
「先輩・・・まだ私のこと、何も知らないでしょ?」
私は、右手で自分の左手首を掴んだ。
「私のこと・・・ちゃんと知ってほしいんです」
顔だけじゃなく、全身が熱い。
:08/03/09 22:35
:D904i
:63tcrXd.
#791 [あんみつ]
先輩は、困ったように少しうつむく。
(・・・あー、また)
「・・・日曜、1時に駅前の広場で待ってます」
私はそれだけ言って、教室を飛び出した。
「ちょっ、待てよ!!」
先輩の声が聞こえたけど、止まらなかった。
止まれなかった。
・・・涙で視界が滲んでたから。
.
:08/03/09 22:37
:D904i
:63tcrXd.
#792 [あんみつ]
また、困らせた。
無茶苦茶だって分かってる。
けど、先輩を困らせたいわけじゃないんだよ?
「ごめん」なんていらない。
ただ、「好き」と言ってほしいだけなんだよ。
.
:08/03/09 22:38
:D904i
:63tcrXd.
#793 [我輩は匿名である]
あげ(●^o^●)
:08/03/11 14:19
:PC
:78opQP6s
#794 [
]
あげ

:08/03/12 20:51
:SH903iTV
:IFPE./lE
#795 [我輩は匿名である]
あげ

:08/03/14 22:32
:SH902iS
:ws.QYiF.
#796 [
]
あげ

:08/03/16 20:13
:SH903iTV
:4O74C/xY
#797 [
]
あげ

:08/03/18 06:13
:SH903iTV
:NvmcDxGo
#798 [
]
:08/03/19 21:55
:SH903iTV
:yJZojpr6
#799 [あんみつ]
:08/03/20 14:00
:D904i
:TaVwQi/2
#800 [あんみつ]
――――――――
強引極まりない私の一方的な約束に、先輩は来てくれた。
すごく、すごく嬉しかった。
「お前、無茶苦茶すぎ」
これが、私の姿を見た先輩の第一声だったわけだけど。
それでもこうして来てくれた。
.
:08/03/20 14:02
:D904i
:TaVwQi/2
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