「好き」と言いたい。
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#701 [あんみつ]
 

何度か見かけたこともあった。

けど、向こうは私になんか気付かなかった。

気付いたとしても、話すほど仲良くないし、私から話しかける理由もない。

きっと、名前も知られてない。

.

⏰:08/01/27 17:08 📱:D904i 🆔:NhPeZHpY


#702 [あんみつ]
 

(・・・夏服だ)

ねこと何やら話す洋平君。

うっすら聞こえた話だと、健二君が用ができたのでねこに先に帰ってて、と伝えに来たらしい。

・・・洋平君の姿が、いつかの自分と重なった。

(洋平君も・・・ねこに会いたくて来たのかな)

.

⏰:08/01/27 17:09 📱:D904i 🆔:NhPeZHpY


#703 [あんみつ]
 

ねこと私が一緒にいる時は、洋平君はねこに話しかけた。

・・・当たり前なんだけど。

やっぱりねこか、って実感した。

.

⏰:08/01/27 17:11 📱:D904i 🆔:NhPeZHpY


#704 [あんみつ]
 

話が終わって、洋平君は走っていってしまった。

「ごめんね、奈津美」

ねこが私の方に向き直り、手を合わせる。

「いいよいいよ。健二君いないなら、途中まで一緒に帰ろ」

.

⏰:08/01/27 17:12 📱:D904i 🆔:NhPeZHpY


#705 [あんみつ]
 

ねこと話す時の洋平君の嬉しそうな顔が、頭に浮かぶ。

やっぱねこなんだ・・・って。

洋平君は、ねこが健二君を好きなことに気付いてるのかな?


「・・・奈津美??」

「へ!?ごめん、何??」

ねこの呼ぶ声で、私はハッとした。

⏰:08/01/27 17:16 📱:D904i 🆔:NhPeZHpY


#706 [あんみつ]
 
「いや・・・どしたの??奈津美がぼーっとしてるの珍しい」

ねこが、心配そうに言う。

「そう??どうも英語の時から眠くて」

私は目をこすりながら言って、笑ってごまかした。

「あの先生の授業眠いもんねー。・・・あっ!!」

ねこが、何か思い出したように急に立ち止まった。

⏰:08/01/27 17:18 📱:D904i 🆔:NhPeZHpY


#707 [あんみつ]
 
「えっどしたの??」

「教室に英語の教科書忘れた!!取ってくる!!奈津美電車でしょ??先帰ってていいよ!!」

言いながらねこは、回れ右をする。

⏰:08/01/27 17:20 📱:D904i 🆔:NhPeZHpY


#708 [あんみつ]
 
私は時計を見た。

確かに、次の電車には少し急がなきゃ間に合いそうにない。

「分かったー。じゃ、ばいばーい」

私が言うと、ねこは階段を上がって行った。

その背中を見送って、私は残りの階段を下り始める。

.

⏰:08/01/27 17:21 📱:D904i 🆔:NhPeZHpY


#709 [あんみつ]
 

・・・洋平君は、気付いてる気のかな?

ねこが、健二君を好きだって。

もしそうだとしたら、叶わないって分かってるから。

だから今も、「好き」と言わない・・・「好き」と言えないんじゃないだろうか。

けど・・・それでも想っていられるんだ。

それだけ、ねこのことが好きなんだ。

.

⏰:08/01/27 17:22 📱:D904i 🆔:NhPeZHpY


#710 [あんみつ]
 

「・・・ねぇ!!」

下駄箱で靴を履き替えようとすると、後ろから声がした。

(え・・・この声)

私は振り向く。

そこには、洋平君がいた。

洋平君が、私を見ている。

ねこじゃない、私を。

⏰:08/01/27 17:24 📱:D904i 🆔:NhPeZHpY


#711 [あんみつ]
 
「あれ??えっと、洋平君??」

本当は、すごく動揺してた。

けど私は、平静を装って言う。

「1人??ねこちゃんは??」

洋平君のその言葉を聞いて、私は自分の中がすーっと静かになっていくのが分かった。

⏰:08/01/27 17:26 📱:D904i 🆔:NhPeZHpY


#712 [あんみつ]
 
(・・・ねこ、か)

「あー、何か忘れ物したから先に帰っててって」

普通に言えたと思う。

「ありがと!!」

洋平君は、急いで言った。

.

⏰:08/01/27 17:27 📱:D904i 🆔:NhPeZHpY


#713 [あんみつ]
 

・・・馬鹿だ、私。

分かってるのに。

洋平君にとって私は、ねこの友達。

好きな人の友達。

分かってるのに。

何か、期待してる自分がいた。

・・・好きじゃ、ないのに。

⏰:08/01/27 17:29 📱:D904i 🆔:NhPeZHpY


#714 [あんみつ]
 

その時、戻ろうとしていた洋平君が、またこっちに振り向いた。

(・・・何)

そう思っても、もう期待なんかしない。

どうせ、ねこだし。

「えっと、木原さんばいばい!!」

それだけ言うと、洋平君は走って戻って行った。

⏰:08/01/27 17:31 📱:D904i 🆔:NhPeZHpY


#715 [あんみつ]
 
私はびっくりして何も言えずに、ただその後ろ姿を消えるまで見ていた。

(・・・今)


木原さんって。

私の名前・・・知っててくれたんだ。


私は、その場に立ったまま口を押さえた。

.

⏰:08/01/27 17:32 📱:D904i 🆔:NhPeZHpY


#716 [あんみつ]
 

・・・やばい、すごい嬉しい。

一瞬で、胸が熱くなった。

ドキドキする。


『木原さんばいばい!!』

洋平君の声が、耳の中でこだまする。

.

⏰:08/01/27 17:33 📱:D904i 🆔:NhPeZHpY


#717 [あんみつ]
 

(・・・どうしよう)


認めるしかない。

やっぱり私・・・


・・・洋平君のこと、好き。

.

⏰:08/01/27 17:35 📱:D904i 🆔:NhPeZHpY


#718 [(^_^)v]
おもしろい刳謦」ってください(Pq'3)ねこと健二付き合って欲しい♪

⏰:08/01/28 09:23 📱:W43SA 🆔:NkfZXrow


#719 [あんみつ]
(^_^)vさん

ありがとうございます
私自身、最後どうなるかよく分かりませんが、頑張りますね

⏰:08/02/04 14:59 📱:D904i 🆔:3rx2w3Sc


#720 [あんみつ]
――――――――


好きになったからって、どうにかなるもんでもない。

それは分かってるから。

言うつもりなんて、ない。

ただ、想っているだけ。

ずっと、そうだと思ってた。

.

⏰:08/02/04 15:01 📱:D904i 🆔:3rx2w3Sc


#721 [あんみつ]
 

「・・・私・・・洋平君に告白されたの」

ねこの言葉を聞いた時、驚いた。


洋平君も同じだと思ってたから。

叶わないって分かってるから、「好き」と言わない私と。

けど・・・洋平君は、ねこに「好き」と言った。

想ってるだけの私とは、違ったんだ。

.

⏰:08/02/04 15:07 📱:D904i 🆔:3rx2w3Sc


#722 [あんみつ]
 

「・・・前に進みたいの。だから・・・洋平君のこと、もっと知りたいって、好きになりたいって。洋平君にもそう言った」

ねこは自分の気持ちを、少しずつ言葉にしていく。

聞きながら私は、自分の体がまるで自分のじゃないように、重くなっていくのを感じた。

.

⏰:08/02/04 15:09 📱:D904i 🆔:3rx2w3Sc


#723 [あんみつ]
 

信じられなかった。

信じたくなかった。

洋平君の恋は叶うわけないって、本気で思ってた。

ねこが好きなのは健二君で、その気持ちがとても大きなものなのも分かってたから。

けど、ねこは・・・洋平君のことを前向きに考えようとしてる。

.

⏰:08/02/04 15:21 📱:D904i 🆔:3rx2w3Sc


#724 [あんみつ]
 

「・・・洋平君と付き合うの??」

やっとの思いで聞いた。

「・・・前向きに考えるって、言ったから」

「・・・そっか」

ねこの言葉にそれだけ言って、私は少し目を閉じた。

⏰:08/02/04 15:35 📱:D904i 🆔:3rx2w3Sc


#725 [あんみつ]
 
静かに息を吸って、目を開く。

そして、言った。

「ねこが決めたなら・・・応援するよ!!」


私、ちゃんと笑って言えたかな??

.

⏰:08/02/04 15:37 📱:D904i 🆔:3rx2w3Sc


#726 [あんみつ]
――――――――


ねこを送り出して、私は部屋に戻った。

力なく床に座りこむ。


・・・なんで??

ねぇ、なんで??

ねこが好きなのは健二君でしょ??

・・・なんで洋平君なの??


本当は、そう言いたかった。

.

⏰:08/02/04 15:41 📱:D904i 🆔:3rx2w3Sc


#727 [あんみつ]
 

「・・・ひっ」

涙がこぼれた。


好きなのに。

私が、洋平君のこと好きなのに。


本当は、そう言って泣きたかった。

けど・・・できなかった。

.

⏰:08/02/04 15:43 📱:D904i 🆔:3rx2w3Sc


#728 [あんみつ]
 

私の気持ちを知ったらねこは、洋平君と付き合うのをやめただろう。

けど、洋平君にとって私の気持ちは、邪魔なだけだろう。

それで私は??

・・・結局、「好き」なんて言えないんだ。


「・・・ひっ・・・」

涙が止まらない。

.

⏰:08/02/04 15:44 📱:D904i 🆔:3rx2w3Sc


#729 [あんみつ]
 

本当は、「好き」と言いたかった。

ずっと・・・言わないんじゃなくて、言えなかったんだ。


これまでも、今も、これからも。

誰にも言えない、私の恋。

・・・「好き」と言えない、私の恋。

.

⏰:08/02/04 15:46 📱:D904i 🆔:3rx2w3Sc


#730 [ちぃ]
失礼しますッ

>>300-600
>>601-800

⏰:08/02/04 16:41 📱:SH903i 🆔:/zgMCyzw


#731 []
>>1-200
>>201-400
>>401-600
>>601-800
>>801-1000
失礼します

⏰:08/02/08 20:43 📱:N903i 🆔:☆☆☆


#732 [あんみつ]
ちぃさんさん
ありがとうございます
前に書いたことを見直したりしたいので、私も助かります

⏰:08/02/10 21:51 📱:D904i 🆔:Uox4g7JM


#733 [あんみつ]
――――――――


誰にも言えない恋は、思っていたよりもずっと辛くて・・・切なかった。

何でねこなの?

何で洋平君なの?

答えなんか出ないのに、心の中で何度も繰り返した。

分かってる。

ただの嫉妬だ。

.

⏰:08/02/10 21:53 📱:D904i 🆔:Uox4g7JM


#734 [あんみつ]
 

・・・ごめん、ねこ。

本当のことを言えなくて。

心の底から応援できなくて。

けど、ねこの幸せは本気で祈ってるんだよ?

.

⏰:08/02/10 21:54 📱:D904i 🆔:Uox4g7JM


#735 [あんみつ]
――――――――


「私・・・洋平君と別れた」

「・・・え」

まだ夏の暑さが残る9月後半。

ねこの口から出た言葉に、私は驚きを隠せなかった。


ねこは、何があったか、自分の気持ち、たどたどしくも私に話した。

ねこはやっぱり、健二君が好きなんだ。

.

⏰:08/02/10 21:57 📱:D904i 🆔:Uox4g7JM


#736 [あんみつ]
 

「ねこ・・・これからどうするの??」

「・・・どうしようもない、かな」


私の問いにねこは、まるで何でもないように、笑って答えたけど、何でもないわけがない。

ずっと、ずっと思っているだけ。

ねこ・・・それは、つらい恋だよ?
.

⏰:08/02/10 22:01 📱:D904i 🆔:Uox4g7JM


#737 [あんみつ]
 
今までだって、充分つらい思いしてきたでしょ?

なのにまた・・・。


・・・「好き」と言えない恋。

私と・・・同じ。

.

⏰:08/02/10 22:04 📱:D904i 🆔:Uox4g7JM


#738 [あんみつ]
 

「・・・ねこ、バカだよ」

「・・・うん、バカかも」


洋平君が、ねこのこと好きって言ってるんだよ?

それでも・・・健二君なんだ。

それだけ、好きなんだ。

.

⏰:08/02/10 22:06 📱:D904i 🆔:Uox4g7JM


#739 [あや]
ひさしぶり
一気に読んだよ
みんなが幸せになってくれたらいいのにな

⏰:08/02/10 22:07 📱:SH903i 🆔:2CTJcEBw


#740 [あんみつ]
 

何で?

心の中で、何度も繰り返した。

けど私も・・・何で洋平君なの?

つらい恋って分かってても、何でやめられないの?

・・・それだけ、好きなんだ。

.

⏰:08/02/10 22:11 📱:D904i 🆔:Uox4g7JM


#741 [あんみつ]
あやさん
久しぶりー
読んでくれたか
あんまり進んでなくて申し訳ない
なるべく幸せ目指してがんばるよ

⏰:08/02/10 22:16 📱:D904i 🆔:Uox4g7JM


#742 [あんみつ]
 

「バカでも好きだよー、ねこ!!」


私も、ねこと一緒。

私たちって似たもの同士。

そう気付いたら、なんだか笑えた。


「私もバカな奈津美が好きー!!」


ねこの笑顔が、やけにまぶしく感じた。

.

⏰:08/02/10 22:18 📱:D904i 🆔:Uox4g7JM


#743 [あんみつ]
ほんとに少しですが今日は以上にします

感想板
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2685/

⏰:08/02/10 22:36 📱:D904i 🆔:Uox4g7JM


#744 [我輩は匿名である]
失礼します

>>1-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400
>>401-500
>>501-600
>>601-700
>>701-800

頑張ってください

⏰:08/02/13 23:54 📱:D904i 🆔:MP6F5wP6


#745 [ぴょん]
おもしろーい
から
あげ

⏰:08/02/17 03:33 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#746 []
さいこ-
だから
あげ

⏰:08/02/17 19:06 📱:SH903iTV 🆔:RG4tanRE


#747 [あんみつ]
匿名さんぴょんさん
さん
ありがとうございます(;ω;)
あげてくれてめっちゃ嬉しいです

今から更新します

⏰:08/02/17 21:37 📱:D904i 🆔:qB07UDiI


#748 [あんみつ]
――――――――


ねこが洋平君と別れて1週間。

誰にも言えない私の恋は、継続中。


「失礼しましたー」

課題を提出して、私は職員室から出た。

階段を下りて、下駄箱に向かう。

.

⏰:08/02/17 21:40 📱:D904i 🆔:qB07UDiI


#749 [あんみつ]
 

ねこは私に、自分の気持ちを正直に話してくれる。

私も、本当は話したい。

ねこに、私の気持ち全部。

自分の中だけに押し込めているのは、やっぱりつらい。

けど・・・言えない。

.

⏰:08/02/17 21:42 📱:D904i 🆔:qB07UDiI


#750 [あんみつ]
 
私の気持ちを知ったらねこは、私に悪いことをしたと思うかもしれない。

そしたら、私も嫌だ。

それに、つらい恋をしているねこに、これ以上気をもますようなことを言いたくなかった。

だから、言えない。

少なくとも、今は。

.

⏰:08/02/17 21:43 📱:D904i 🆔:qB07UDiI


#751 [あんみつ]
 

靴に履き替えようと、下駄箱に手をかける。

「・・・あ」

その時、声がした。

すぐに分かる。

私の大好きな人の声。

横を向くと洋平君がいた。

私を見て、軽く頭を下げる。

私も同じように返した。

.

⏰:08/02/17 21:45 📱:D904i 🆔:qB07UDiI


#752 [あんみつ]
 

久しぶりだ。

体育祭ぶり?

ねこからいろいろ聞いていても、実際に姿を見るのは、ほんと久しぶり。

教室の階が違うと、会うことなんてめったにないし。

私から会いに行く理由もないし。

.

⏰:08/02/17 21:48 📱:D904i 🆔:qB07UDiI


#753 [あんみつ]
 
それに・・・洋平君は、ねこと別れた。

ねこの友達の私なんか、ただ古傷をえぐるだけの存在かもしれない。

そう思うと、何も言えなくなった。

.

⏰:08/02/17 21:49 📱:D904i 🆔:qB07UDiI


#754 [あんみつ]
 

動きを止めた私の横で、洋平君は靴を履き替える。

「・・・じゃ」

そう言って、私の横を通り過ぎようとする。

(・・・あ)


傷ついてないわけがない。

好きな人が、自分じゃない別の人を選んだんだ。

けど、ねこは・・・

.

⏰:08/02/17 21:52 📱:D904i 🆔:qB07UDiI


#755 [あんみつ]
 

「・・・洋平君!!」

呼び止めてしまった。

洋平君が振り向く。

「・・・あのっ・・・ねこは、洋平君に救われたと思う」

自分でも、何言ってんだろうって思った。

けど、後には引けない。

洋平君は、黙って私を見る。

.

⏰:08/02/17 21:55 📱:D904i 🆔:qB07UDiI


#756 [あんみつ]
 
「ねこは、洋平君と付き合ってよかったと思う。・・・だから・・・」


お願い。

自分を責めないで。


私は言葉を詰まらせて、うつむいた。

伝えたいのに、いざ言葉にしようとすると恥ずかしくて、顔から火が出そうだった。

(あーもう・・・何で私・・・)

.

⏰:08/02/17 21:56 📱:D904i 🆔:qB07UDiI


#757 [あんみつ]
 
「・・・ありがとう」

(・・・え)

洋平君の言葉に、私はパッと顔を上げた。

優しい目で私を見る洋平君。


引かれたかも、言わなきゃよかったかも。

そう思ったけど、洋平君の顔を見て安心した。

うまく伝わったか分からない。

けど・・・言って、よかったのかな。

.

⏰:08/02/17 21:58 📱:D904i 🆔:qB07UDiI


#758 [あんみつ]
――――――――


洋平君と別れて、私は駅までの道を歩く。


『・・・ありがとう』

そう言ってくれた。

優しい目だった。


自分の言動を思い出して恥ずかしくなる。

けどそれと共に、洋平君の言葉を頭の中で繰り返して顔が火照る。

ドキドキする。

.

⏰:08/02/17 22:05 📱:D904i 🆔:qB07UDiI


#759 [あんみつ]
 
(・・・あーやっぱり・・・)

「・・・大好き」

小さく声に出してつぶやいた。

周りには誰もいない。

空を見上げて、大きく息を吸ってみた。


今は、誰にも言えない私の恋。

けど、いつかちゃんと伝えたい。

ちゃんと自分の言葉で、「好き」って・・・。

.

⏰:08/02/17 22:07 📱:D904i 🆔:qB07UDiI


#760 [あんみつ]
時間かかりましたが、21話目の奈津美目線は終了です
22話目は佐古目線の予定です
よかったら感想ください
感想板
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2685/

⏰:08/02/17 22:16 📱:D904i 🆔:qB07UDiI


#761 [我輩は匿名である]
あげ

⏰:08/02/23 16:37 📱:SH903iTV 🆔:vYd.1jI.


#762 [あんみつ]
匿名さん
ありがとうございます

今から更新します

⏰:08/02/25 14:21 📱:D904i 🆔:F9cuxD4k


#763 [あんみつ]
22、「好き」と言ってよ。


はっきり言って一目惚れ。

けど、好きになっちゃったんだもん。

先輩の隣には、いつもあの人がいる。

けど、諦めたくないの。



……………佐古's side…

.

⏰:08/02/25 14:25 📱:D904i 🆔:F9cuxD4k


#764 [あんみつ]
 

(あ、いた)

廊下の窓から、今日も見つけた。

グラウンドを歩いて帰る後ろ姿。

その隣には、今日もあの人がいる。

「・・・はぁー」

私はため息をついて、自分の腕に顔をうずめた。

(・・・彼女、なのかな)

⏰:08/02/25 14:32 📱:D904i 🆔:F9cuxD4k


#765 [あんみつ]
 
「あの人、先輩の彼女なのかなー??」

私の声を真似したつもりだろう。

後ろからふざけた声が聞こえた。

(・・・この声は)

「コウ!!」

後ろを振り向くと、思った通りの顔があった。

⏰:08/02/25 14:39 📱:D904i 🆔:F9cuxD4k


#766 [あんみつ]
 
「お前の心の中を読んでみました」

コウがにやにやしながら言う。

見事当たっているだけに、何も言えない。

「お前、またあの先輩見てんのかー??」

言いながらコウは、私の隣にきて外を見る。

⏰:08/02/25 15:13 📱:D904i 🆔:F9cuxD4k


#767 [あんみつ]
 
先輩の姿を見つけたコウが、やっぱりなと言わんばかりに私の肩を叩いた。

「ちょっと、やめてよ」

私は乱暴にコウの手を払いのけた。

「おいおい、そんなことしていいのかー??」

コウが手をさすりながら言う。

⏰:08/02/25 15:15 📱:D904i 🆔:F9cuxD4k


#768 [あんみつ]
 
「・・・なによ」

ぶっきらぼうに答える私の目に映るのは、コウのいたずらっぽい笑み。

「俺の部活の先輩に、あの先輩のこといろいろ聞いてやってもいいよ??」

.

⏰:08/02/25 15:16 📱:D904i 🆔:F9cuxD4k


#769 []
あげー

⏰:08/02/27 20:48 📱:SH903iTV 🆔:CXIjIUms


#770 [愛]
>>001-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400
>>401-500
>>501-600
>>601-700
>>701-800

⏰:08/02/27 20:51 📱:F703i 🆔:o.Tg/Bpg


#771 [我輩は匿名である]
あげ(●^o^●)

⏰:08/03/02 12:20 📱:PC 🆔:8HtHj956


#772 []
あげ

⏰:08/03/06 23:13 📱:SH903iTV 🆔:ysluJBVY


#773 [あんみつ]
さん愛さん匿名さん
本当にありがとうございます
更新できてないにもかかわらず、こうしてあげてくれる人がいるのはすごい幸せなことだと思います
最近多忙であまり更新できませんが、絶対に完結はさせるので長い目で見てくれると嬉しいです

⏰:08/03/07 21:14 📱:D904i 🆔:CbPvKoy.


#774 [あんみつ]
――――――――


2年2組、竹本健二。

それがあの先輩の名前。

一緒にいるのは、根宮奈子。

竹本先輩の幼なじみ。

付き合ってはいない、らしい。

・・・以上、コウによる先輩情報。

.

⏰:08/03/07 21:15 📱:D904i 🆔:CbPvKoy.


#775 [あんみつ]
 

「・・・え??それだけ??」

「それだけってなんだよ。付き合ってないって分かっただけでも、よかったじゃん」

私の発言に、コウが口をとがらせて言った。

「そうなんだけど・・・」

.

⏰:08/03/07 21:18 📱:D904i 🆔:CbPvKoy.


#776 [あんみつ]
 

なんかいまいちピンとこない。

だって私から見たら、やっぱり付き合ってるようにしか見えないんだもん。

あんなにいつも一緒にいるんだよ?

幼なじみってあんなもんなの?

.

⏰:08/03/07 21:19 📱:D904i 🆔:CbPvKoy.


#777 [あんみつ]
 

「・・・先輩に直接聞いてみれば?お前って、そうゆうやつじゃん」

黙り込んだ私にコウが、まるで私の心を見透かしたかのように言う。

「・・・コウ、ほんとにエスパー?」

「だから言ってんじゃん!!俺、心が読めるんだって」

真顔で聞く私を見て、コウが笑いながら言った。

.

⏰:08/03/07 21:21 📱:D904i 🆔:CbPvKoy.


#778 [あんみつ]
 

けど、確かに。

何をためらってるんだろう。

私まだ何もしてない。

まだ、何も始まってない。

.

⏰:08/03/07 21:23 📱:D904i 🆔:CbPvKoy.


#779 [あんみつ]
 

「・・・だよね」

私は呟いて顔を上げた。

「ありがとね、コウ!!」

私が言うと、コウはニッと笑った。

「それでこそ佐古。また何か分かったら教えてやるよ」

そう言って、コウは教室に戻っていく。

.

⏰:08/03/07 21:24 📱:D904i 🆔:CbPvKoy.


#780 [あんみつ]
 

そうだ。

動かなきゃ何も始まんない。

もっと、先輩のことを知りたい。

先輩に、私のことを知ってもらいたい。

近付きたいんだ。

.

⏰:08/03/07 21:25 📱:D904i 🆔:CbPvKoy.


#781 [あんみつ]
貼っておきます
感想板
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2685/

⏰:08/03/07 21:28 📱:D904i 🆔:CbPvKoy.


#782 []
あげ

⏰:08/03/09 15:01 📱:SH903iTV 🆔:2htxgVhY


#783 [さくら]
あげます

>>1-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400
>>401-500
>>501-600
>>601-700
>>701-800

⏰:08/03/09 15:55 📱:SH903i 🆔:kp6Wq5e2


#784 [あんみつ]
さん
いつもありがとうございます

さくらさん
あげ&アンカーありがとうございます

⏰:08/03/09 21:50 📱:D904i 🆔:63tcrXd.


#785 [あんみつ]
――――――――


それから私、自分でもびっくりするぐらい頑張った。

付き合えないって言われたけど、諦めないって言った。

正直先輩にとって、私はうざい存在だと思う。

けど、私から何か起こさなきゃ何も始まらないでしょ?

.

⏰:08/03/09 21:54 📱:D904i 🆔:63tcrXd.


#786 [あんみつ]
 
せっかく好きになったんだもん。

やっぱり両思いになりたい。

「好き」と言ってほしい。


先輩はあの人のこと、ただの幼なじみだって言ったよね。

なら私にも、チャンスはあるはず。

先輩の言葉、信じるよ。

.

⏰:08/03/09 21:55 📱:D904i 🆔:63tcrXd.


#787 [あんみつ]
――――――――


「・・・好きなんです」

押してもびくともしない先輩に、2度目の告白。


2度目とか関係なく、極度の緊張。

心臓バクバクだし、顔は暑いし。

とにかく、必死だった。

.

⏰:08/03/09 22:30 📱:D904i 🆔:63tcrXd.


#788 [あんみつ]
 

「・・・ごめ」

「にっ日曜!!デートしてください!!」

私は、先輩の言葉を遮って言った。

.

⏰:08/03/09 22:32 📱:D904i 🆔:63tcrXd.


#789 [あんみつ]
 

今、2度目の告白をしたところで、結果は初めと同じだって分かってた。

分かってたけど、先輩の「ごめん」はもう聞きたくなかった。

それなのに、言わずにはいられなかった。

止められなかった。

.

⏰:08/03/09 22:33 📱:D904i 🆔:63tcrXd.


#790 [あんみつ]
 

「・・・え?」

突然の私の発言に、驚く先輩。

そんな先輩を見て、私は言う。

「先輩・・・まだ私のこと、何も知らないでしょ?」

私は、右手で自分の左手首を掴んだ。

「私のこと・・・ちゃんと知ってほしいんです」

顔だけじゃなく、全身が熱い。

⏰:08/03/09 22:35 📱:D904i 🆔:63tcrXd.


#791 [あんみつ]
 
先輩は、困ったように少しうつむく。

(・・・あー、また)

「・・・日曜、1時に駅前の広場で待ってます」

私はそれだけ言って、教室を飛び出した。

「ちょっ、待てよ!!」

先輩の声が聞こえたけど、止まらなかった。

止まれなかった。

・・・涙で視界が滲んでたから。

.

⏰:08/03/09 22:37 📱:D904i 🆔:63tcrXd.


#792 [あんみつ]
 

また、困らせた。

無茶苦茶だって分かってる。

けど、先輩を困らせたいわけじゃないんだよ?

「ごめん」なんていらない。

ただ、「好き」と言ってほしいだけなんだよ。

.

⏰:08/03/09 22:38 📱:D904i 🆔:63tcrXd.


#793 [我輩は匿名である]
あげ(●^o^●)

⏰:08/03/11 14:19 📱:PC 🆔:78opQP6s


#794 []
あげ

⏰:08/03/12 20:51 📱:SH903iTV 🆔:IFPE./lE


#795 [我輩は匿名である]
あげ

⏰:08/03/14 22:32 📱:SH902iS 🆔:ws.QYiF.


#796 []
あげ

⏰:08/03/16 20:13 📱:SH903iTV 🆔:4O74C/xY


#797 []
あげ

⏰:08/03/18 06:13 📱:SH903iTV 🆔:NvmcDxGo


#798 []
あんみつさーん
頑張って下さい

⏰:08/03/19 21:55 📱:SH903iTV 🆔:yJZojpr6


#799 [あんみつ]
2人の匿名さん
ありがとうございます

さん
何度もありがとうございます
放置気味ですみません
今から更新します

⏰:08/03/20 14:00 📱:D904i 🆔:TaVwQi/2


#800 [あんみつ]
――――――――


強引極まりない私の一方的な約束に、先輩は来てくれた。

すごく、すごく嬉しかった。

「お前、無茶苦茶すぎ」

これが、私の姿を見た先輩の第一声だったわけだけど。

それでもこうして来てくれた。

.

⏰:08/03/20 14:02 📱:D904i 🆔:TaVwQi/2


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