〜運命のヒト(2)〜
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#346 [りく☆]
『サボったつけだね。』
『分かってるよ!!ちゃんと課題してくるし。』
祥子にそう反論した後、オレは机に突っ伏していた。
そんなオレを余所に、滝沢が口を開く。
『そぉいえば、今日美里いないな。後、彼女も…』
辺りを見渡していた祥子も黙って頷いた。彼女とは、優希のことだろう。
:08/08/27 00:43
:SH903i
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#347 [りく☆]
そんな滝沢の言葉にも会えて振り向かず、オレは机に突っ伏したままだった。
別に美里がいようがいまいが関係ない。あの事はいつか話せばいいのだから。
そんなオレの行動に対して、滝沢は何も言わずただ黙っていた。
:08/08/27 00:51
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#348 [りく☆]
チャイムの音が聞こえ、2人は自分の席へと帰っていった。
…美里も優希もいないのか…
一人になると滝沢の言葉が気になってしまい、そんな想いが込み上げてくる。堪らず辺りを見渡したが、やはり2人の姿はなかった。
…オレの知らない真実
滝沢と祥子に言われたこの言葉がふと浮かんだ。
:08/08/27 00:55
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#349 [りく☆]
やはり美里は、オレの知らない優希の何かを知っているのかもしれない…。
そんな事を考えているうちに、気がつけばオレは爆睡していた。
滝沢に叩き起こされ、辺りを見渡すと、みな帰る支度をしている。
『午後の授業を全寝する奴とか始めて見たし。』
:08/08/27 00:58
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#350 [りく☆]
赤くなった頬を隠しながら、とりあえず笑ってごまかしていた。
『あれを見ても笑えるか?』
そう言った滝沢の指差す先を見てみると、オレの笑顔は一瞬にして固まった。
『うそだ…』
黒板に大きな文字で「新垣課題追加決定!!」と書かれていたのだ。
:08/08/27 01:02
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#351 [りく☆]
『あまりにもぐっすり寝てるからだろ。担任も呆れてたよ。
まっオレ達先に行ってるから課題終わったらきな♪』
そう言い残し、滝沢と祥子は先に病院へと向かったのだった。
オレは一人残されたまま、黒板の文字をただ眺めていた。
:08/08/27 01:05
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#352 [りく☆]
『やっと終わったぁ♪』
課題をやり始めて1時間半、ようやく積んで置いてあった課題を終わらした。書いた内容があっているかは定かではない。
しかし早く卓也に会いたいオレは適当に書いて終らせたのだ。
:08/08/27 01:08
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#353 [りく☆]
『何が終わっただ!!
全然違うじゃねぇか!!』
オレの解答を一通りみた担任がオレに怒鳴った。まぁ当然の結果ではあるが…
担任が解答をチェックしている間に、帰りの支度を済ませていたので、怒鳴られながらも教室をでようとした………が、担任の強烈な視線を感じ、渋々振り返った。
:08/08/27 01:12
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#354 [りく☆]
『頼みます!!
今日だけは帰らせて…』
手を合わせ、オレは微笑みながらお願いした。そんな半ばふざけたオレを見ていた担任は、意外にも真面目な表情をしていた。
…ガチで怒ったかな?
教室に嫌な沈黙が続く。
:08/08/27 01:15
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#355 [りく☆]
『横井は…すぐ帰ってこれるよな?
あいつの課題もちゃんと用意してあるからよ♪』
『は…はぃ。
でも課題は嫌な退院祝いですよ♪』
担任の言葉に笑顔で返した。彼の言葉や口調から、どれだけ卓也を心配しているかがすぐにわかる。
オレはただ笑顔でいることしか出来なかった。今のオレには信じる事しかできないのだから…
:08/08/27 01:19
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