〜運命のヒト(2)〜
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#101 [りく☆]
>>100

拓モさんありがとうございます
だれか読んでるか気になったもんで
読んで下さっている人がいて本当うれしいです

今から更新するんでどうか読んでください

⏰:07/10/16 00:30 📱:SH903i 🆔:Q7LtGnUQ


#102 [りく☆]
 



『やっぱりないなぁ……』

みっちゃんの職場を離れた後、オレはあの樹木を探し歩いていた。しかしどこを探しても、住み慣れた町の見慣れた道しかない。チロを追いかけた道はなかった。そしてチロもいなくなってしまったのだ……

⏰:07/10/16 00:31 📱:SH903i 🆔:Q7LtGnUQ


#103 [りく☆]
太陽も沈み、空にはすでに月が顔をだしていた。辺りは暗闇に包まれ、もはやチロを捜すことは困難だった。
オレは暗い道のりを独りで歩き、家に帰った。

⏰:07/10/16 00:32 📱:SH903i 🆔:Q7LtGnUQ


#104 [りく☆]
『はぁ……』

帰宅したオレは、ため息をつきながらソファーに腰をおろした。そして目を閉じ、今日あった出来事を頭の中で整理する。

結衣に会った……有り得ないことをオレは素直に信じた。
そして彼女の言葉一言一言を思いだしていた

⏰:07/10/16 00:34 📱:SH903i 🆔:Q7LtGnUQ


#105 [りく☆]
結衣は…優希のことすべてを知っていた。
そしてオレに優希と幸せになれと………


この言葉は正直驚いた。結衣は絶対ショックを受けると思ったのに…

何より…ゆりは"幸せだった"と言ってくれたことがなにより嬉しかった

⏰:07/10/16 00:39 📱:SH903i 🆔:Q7LtGnUQ


#106 [りく☆]
後悔も…恨んでもないと言った。
そして、今をしっかり生きてくれと……結衣の分まで……




この再会により、オレの心を縛る鎖が……ほどけた気がした。結衣の言葉がオレを救ってくれた。

そんな結衣のためにも………オレは下ばかり向いてられない

⏰:07/10/16 00:45 📱:SH903i 🆔:Q7LtGnUQ


#107 [りく☆]
………
……


"ジリリリリリリリリリッ"

『う……うるせぇ』

久しぶりに目覚ましの音で目を覚ましたオレは、寝ぼけながらアラームを消した。
窓からは顔を出して間もない太陽が、優しい光を部屋にそそいでいた。

そんな光を浴びながら、オレはベットからでて、準備をはじめる

⏰:07/10/16 00:51 📱:SH903i 🆔:Q7LtGnUQ


#108 [りく☆]
学校に行く


そう昨日オレは決めたのだ。オレは結衣との約束を守るために……真っ直ぐ生きるために……今できることを全力でやると決心した


そう心に誓い、オレは準備をする

⏰:07/10/16 00:56 📱:SH903i 🆔:Q7LtGnUQ


#109 [りく☆]
…それにしても久しぶりに制服きるな


そんなことを思いながら、準備をすませたオレは制服を着て、家をでた。


昔みたいに玄関で立ち止まることなど……なかった

⏰:07/10/16 00:58 📱:SH903i 🆔:Q7LtGnUQ


#110 [りく☆]
しかし、不安がまったくないわけでわない。滝沢達に会ったとき……オレはどうしたらいいかわからない。どんな態度で接したらいいかわからない

約束の期間は過ぎてしまっている。
滝沢達を裏切ってしまったことにかわりはないのだ。
それがオレの中の大きな不安だった

⏰:07/10/16 01:02 📱:SH903i 🆔:Q7LtGnUQ


#111 [りく☆]
…考えてもしかたない!!


『行こう!!』

オレは朝日が眩しい道のりを、一人で歩き始めた。雲ひとつない青空が、まるでオレを見守ってくれてるかのようだった



…結衣見てるか?

…約束……ちゃんと守るから

…温かく見守ってくれや

⏰:07/10/16 01:06 📱:SH903i 🆔:Q7LtGnUQ


#112 [りく☆]
更新遅れてすいません
私事ですがぃろぃろありまして更新できませんでした
もぉ少ししたら更新しますので、気長に待ってもらえたらうれしいです

感想や指摘がありましたらドン書いてください

⏰:07/10/26 01:01 📱:SH903i 🆔:/hAWaFYo


#113 [ゆッき+゚]
楽しみで02毎日気になって見てます
応援してます!!

⏰:07/10/30 07:05 📱:D903i 🆔:J8JHOYek


#114 [りく☆]
>>113 ゆッき+さん

嬉しいカキコミありがとうございます
ホント遅いペースですが読んでください

⏰:07/10/31 01:18 📱:SH903i 🆔:0IgCVJzc


#115 [りく☆]
太陽に優しく照らされた道をオレは一人でゆっくり歩いていた。季節は夏に近づき始めたため、暖かい風がオレにあたる。
そんな中を、まるで入学したての新入生が学校に行くかのような緊張感で歩いていた。
長期休んでしまったためだろう。

⏰:07/10/31 01:19 📱:SH903i 🆔:0IgCVJzc


#116 [りく☆]
なによりも滝沢たちに会うことに1番緊張していた。

どんな顔でオレをみるのか

どんな言葉をかけてくる

むしろ話しかけてくれるのか


今まで彼等を振り回した代償が大きかったため、そんなことばかり考えていた。

⏰:07/10/31 01:19 📱:SH903i 🆔:0IgCVJzc


#117 [りく☆]
"ドンッ"

『いって…』

突然誰かに後ろからおされた。

『珍しいやつが歩いてんな♪』

『た…滝沢!?』

後ろには滝沢が笑いながら立っていた。あまりに突然だったため言葉がみつからない。

⏰:07/10/31 01:20 📱:SH903i 🆔:0IgCVJzc


#118 [りく☆]
『なにぼーっとしてるの?』

笑いながら祥子が話しかけてくれた。

『ほらっ!!さっさと歩けサボり♪急がんと遅刻するぜ』

オレを引っ張るようにつかみ滝沢があるきだした。

⏰:07/10/31 01:21 📱:SH903i 🆔:0IgCVJzc


#119 [りく☆]
滝沢と祥子は、まるで今まで何もなかったのかのようにオレに話しかけてくれた。最近の学校の事や…卓也のバカな話など。
そんな彼らの優しさが嬉しかったが…いたかった。
あんなに振り回したオレに優しくするなんて…

また優希の話もきりだすことができなかった。滝沢も祥子もそのことには触れてこなかった。
恐らくオレが長期休んだため、過去には触れて欲しくないと思っている

⏰:07/10/31 01:22 📱:SH903i 🆔:0IgCVJzc


#120 [りく☆]
滝沢の約束した期間にオレは学校行かなかった……滝沢たちが優希の話をしないのもむりもない。

けどオレは話さなければならない。向き合うと決めたから……過去を避けないと決めたから……あの樹木の前で誓ったから…。

⏰:07/11/01 00:06 📱:SH903i 🆔:wrZL6n9k


#121 [りく☆]
『りく?』


黙り込んだオレをのぞきこむように祥子がオレに話しかけてきた。

『何黙ってるの!?』

『いゃ……別に』

たじたじになりながらオレは答えた。そんなオレをみた滝沢は、呆れたかのようにため息をついた。そしてゆっくり鞄を肩にかけ口を開いた。

⏰:07/11/01 00:07 📱:SH903i 🆔:wrZL6n9k


#122 [りく☆]
『別にオレ達は気にしたりしてねぇよ。お前が喋りたくないならしかたないやんか♪』


『ぃゃ……』

滝沢の言葉に黙り込んだオレに、滝沢は笑いながら頭に手を置いてきた。


『早くしねぇと遅刻するぞ♪』

『りくと一緒だったらいっつも時間ギリギリだよぉ』

⏰:07/11/01 00:08 📱:SH903i 🆔:wrZL6n9k


#123 [りく☆]
まるで今までオレと2人の間には何の壁もなかったのかのように、つくられたような笑顔じゃなく、自然でな何の疑いのない笑顔でオレを導いてくれる。

…そんな優しさにオレはつかっていいのか?

…ぃゃいいわけがない!!

オレは2人の優しさを振り払うかのように立ち止まった。

⏰:07/11/01 00:08 📱:SH903i 🆔:wrZL6n9k


#124 [我輩は匿名である]
がんばれ

⏰:07/11/11 14:51 📱:W51K 🆔:WoJb4ETk


#125 [あや]
がんばって

⏰:07/11/11 15:17 📱:P703i 🆔:2Zv3WPIs


#126 [我輩は匿名である]
頑張ってー

⏰:07/11/14 10:51 📱:SH903iTV 🆔:/ENOU98.


#127 [タク]
頑張って

⏰:07/11/19 01:41 📱:SH903i 🆔:NKRkVenE


#128 [我輩は匿名である]
続き書いて(><)

⏰:07/11/23 12:42 📱:913SH 🆔:YhVLU0sk


#129 [我輩は匿名である]
応援しています(^^)
頑張ってください

⏰:07/11/25 22:32 📱:PC 🆔:Iz5ORqyQ


#130 []
がむば

⏰:07/11/29 00:03 📱:D903i 🆔:Tn6DOixs


#131 [タク]
書かないの

⏰:07/12/01 01:38 📱:SH903i 🆔:9lZ/rIcY


#132 [我輩は匿名である]
あげ 
書いて〜

⏰:08/01/02 12:16 📱:N904i 🆔:yfekCblQ


#133 [あや]
書いてください

⏰:08/01/03 21:21 📱:P703i 🆔:U/OD3o06


#134 [タク]
書いて下さい
楽しみに待ってます

⏰:08/01/12 01:01 📱:SH903i 🆔:aDCmu.Ak


#135 [我輩は匿名である]
楽しみに待ってます//
書いてください

⏰:08/01/27 01:04 📱:PC 🆔:RDPrMO.M


#136 [みなみ]
全部読みました

大好きになりました
頑張ってくださぃ

⏰:08/01/31 19:56 📱:SH904i 🆔:gi0mRlpc


#137 [りく☆]
大変更新遅れてしまい、申し訳ありません
今まで応援してくださったかたがたありがとうございます

今後はゆっくりですが更新していきますのでどうか読んでください

本当にすみません

⏰:08/02/05 00:59 📱:SH903i 🆔:avUjm8Aw


#138 [りく☆]
"キキッー"

オレが立ち止まった瞬間だった。見慣れた車が少し先の方に停車した。車とオレを遮るように滝沢たちがたっている。

見慣れた車……

⏰:08/02/05 01:00 📱:SH903i 🆔:avUjm8Aw


#139 [りく☆]
それはカイさんの車だった。
嫌な予感が体中を駆け巡る。そんか予感を的中させるように、車の中から見たくもない光景が映し出されていく。

『りく…どうしたの?』

突然立ち止まって、何も言わずに立ち尽くしているオレに、祥子が戸惑いながら話しかけてきた。

⏰:08/02/05 01:01 📱:SH903i 🆔:avUjm8Aw


#140 [りく☆]
しかし、オレはそんな彼女の優しさには反応できなかった。
オレの頭の中は、カイさんの車から優希がでてきたことでいっぱいだった。

…ついにあの2人が再会してしまった

オレがわずかに持った希望がまた崩れていったのだ。

⏰:08/02/05 09:46 📱:SH903i 🆔:avUjm8Aw


#141 [りく☆]
『荒井優希か…』

オレの目線を滝沢が追うようにして言った。その口調は少しため息混じりであった。
そんかオレを見て祥子が口を開く。

『やっぱり……』

⏰:08/02/05 09:47 📱:SH903i 🆔:avUjm8Aw


#142 [りく☆]
『やめろ!!』

"原因は荒井優希"という言葉を祥子は言おうとしたのだろうが、滝沢は直ぐさま止めにはいった。

『こいつが言いたくないって言ったんだから…』

そう言うと滝沢は歩き始めた。優希が歩いた道と同じ道を…

⏰:08/02/05 09:47 📱:SH903i 🆔:avUjm8Aw


#143 [りく☆]
そんな滝沢をオレは相変わらずボォーと立ち尽くし見ていた。

…もう逃げないと決意したのに

結衣との約束を体が守ってくれなかった。どんなに頑張っても体が勝手に反応し、拒否してしまう。そんなもどかしさを抱えながら、オレは滝沢の後ろをついていくように学校へと向かった。

⏰:08/02/05 09:48 📱:SH903i 🆔:avUjm8Aw


#144 [りく☆]
 




『おはよぉ……あっ、りく!』

教室に入ると、元気な挨拶と共に美里が話しかけてきた。オレが久しぶりに学校へきたことに驚いているようだ。
そんな美里を無視するように、オレは自分の席へと向かった。

⏰:08/02/05 14:46 📱:SH903i 🆔:avUjm8Aw


#145 [りく☆]
美里を見ると朝のあの光景が頭をよぎるからだ。未だにあの美里の嘘を許せずにいた。

『おぃっ……りく。シカトはないだろ』

そっけない態度をとるオレを滝沢がなだめにきた。美里はこうなることをわかっていたかのように、諦めきった顔をしていた。

⏰:08/02/05 14:46 📱:SH903i 🆔:avUjm8Aw


#146 [りく☆]
『りくと何かあったの?』

祥子が美里に尋ねていた。そんな祥子の疑問に美里はただ首を傾げて、知らないと答えている。

…お前の嘘のせいで…

美里の態度にまたオレの苛立ちがました。

⏰:08/02/05 14:48 📱:SH903i 🆔:avUjm8Aw


#147 [りく☆]
そんなオレに気がついたのか、オレを宥めるように滝沢がオレの前の席に座った。

『久しぶりだなぁ…お前と学校で会うの』

『確かに…』

何も悪くない滝沢に少し無愛想に答えてしまった。オレはとりあえず違う話題を切り出した。

⏰:08/02/05 20:15 📱:SH903i 🆔:avUjm8Aw


#148 [りく☆]
『卓也はどぉした?』

そんな何気ないオレの問いかけに、滝沢は一瞬固まった。
そんな滝沢の変化を見逃すほどオレは馬鹿ではない。すかさず滝沢に問いかけた。

『卓也になにかあったのか?』

⏰:08/02/05 20:16 📱:SH903i 🆔:avUjm8Aw


#149 [りく☆]
しばらく黙った滝沢がゆっくり口を開いた。

『あいつもしばらく学校来てないんだよ…』

『何で?』

すかさず滝沢に問いかける。

滝沢はオレから目線をそらし、深いため息をついた。そしてまたゆっくりと語り始めた。

⏰:08/02/05 20:16 📱:SH903i 🆔:avUjm8Aw


#150 [りく☆]
『理由がわかったら苦労しねぇよ。あの日お前と別れてから一切連絡がとれなくなった……オレたちも卓也が何してるかわからないんだよ。』

『卓也の話?』

美里との会話を終えた祥子が、会話に入ってきた。

⏰:08/02/05 20:17 📱:SH903i 🆔:avUjm8Aw


#151 [りく☆]
今回の卓也の件には彼女も何もわからない様子だった。

『基本的に性格マイペースだからね…あの自由人は』

苦笑いしながら祥子がいう。そんな彼女の言葉にオレたちはただ笑うしかなかった。

⏰:08/02/05 20:21 📱:SH903i 🆔:avUjm8Aw


#152 [りく☆]
 



"ドクンッ"

変な胸騒ぎがした…
何かをオレに知らせるような胸騒ぎ…
思わずオレは固まった。

…何だ……あの胸騒ぎ

⏰:08/02/05 20:21 📱:SH903i 🆔:avUjm8Aw


#153 [りく☆]
 
『りく!』

滝沢の叫び声に我にかえった。

『大丈夫…?』

心配そうに祥子がオレの顔をのぞく。オレは額に変な汗をかいていた。

…一体何だったんだ?

⏰:08/02/05 23:28 📱:SH903i 🆔:avUjm8Aw


#154 [りく☆]
『体調でも悪いのか?』

滝沢までもがオレを心配そうに見ていた。そんな2人を見てやっと我に戻った。

『大丈夫だよ…ちょぃ考えこと』

笑いながら2人に答えた。

⏰:08/02/05 23:28 📱:SH903i 🆔:avUjm8Aw


#155 [りく☆]
2人がため息をついたのと同時にチャイムが鳴った。その合図を聞いてみんな慌てて自分の席へと戻っていった。



あの胸騒ぎ…

今思えば…

オレは重大なサインを…

無視してしまったのかもしれない……


そんなことに、その時のオレは気がつくことすらできなかった。

⏰:08/02/05 23:29 📱:SH903i 🆔:avUjm8Aw


#156 [我輩は匿名である]
更新されていて嬉しいです//
これからもがんばってください(#^o^#)

⏰:08/02/07 02:02 📱:PC 🆔:w27hzcV6


#157 [りく☆]
>>156
匿名さん
ありがとうございます

長々と放置してすいません
スローペースですが、読んでもらえるとうれしいです

⏰:08/02/08 01:26 📱:SH903i 🆔:cgoNqSYc


#158 [りく☆]
≪第6節、2000年夏…真実≫





……
………
…………

暗い…
視界には何も写らない。
ただ暗闇だけが広がる。

⏰:08/02/08 01:27 📱:SH903i 🆔:cgoNqSYc


#159 [りく☆]
手を伸ばすと何か固い壁に当たる感触がする。

少しホコリッぽく、かびくさい臭いが漂う。

回りに人がいないが誰かが話している。

人がいるスペースから仕切られた所にいるオレは、その声を微かにしか聞けない……

⏰:08/02/08 01:28 📱:SH903i 🆔:cgoNqSYc


#160 [りく☆]
いや聞こうとしてない。

両手で力いっぱい耳をふさいでいる。
何も聞きたくないのだ。

ただこの恐怖から逃れるためにこの小さな暗闇のスペースに縮こまっている。

⏰:08/02/08 01:29 📱:SH903i 🆔:cgoNqSYc


#161 [りく☆]
座っている尻の方から木の床が軋む感触が伝わってくる。
いつ床が抜けてもおかしくない。そんな場所よりも、外に出る方が恐かった。

…助けて

…もうイヤだ

そんな思いが込み上げてくるのがわかる。

⏰:08/02/08 01:30 📱:SH903i 🆔:cgoNqSYc


#162 [りく☆]
突然だった。

オレの回りに広がる暗闇が消え去っていく。

光が差し込んできた。

そんな状況に安心感はない…

⏰:08/02/08 01:31 📱:SH903i 🆔:cgoNqSYc


#163 [りく☆]
 

むしろ恐ろしいほどの恐怖が体中を駆け巡る。

オレは力いっぱい耳をふさいで目を閉じた。

…くるな

…もぉ殴られたくない

体を震わせながらただ願うだけ

無駄な願いを…

⏰:08/02/08 01:32 📱:SH903i 🆔:cgoNqSYc


#164 [りく☆]
 


"ポンッ"

優しく頭に手を置かれた。
その状況が信じられず、思わず目を開けた。


『ごめんね』

目の前に微かに見える人が言う。
眩しくてあまり直視できない。

⏰:08/02/08 01:32 📱:SH903i 🆔:cgoNqSYc


#165 [りく☆]
『本当にごめんね』

また謝った。
優しい声を震わせながら…

そして、その手はオレから離れていき、姿を消していく。
何となく嫌な予感がした。

⏰:08/02/08 01:33 📱:SH903i 🆔:cgoNqSYc


#166 [りく☆]
『待って!!』

オレの呼び掛けにも振り向かない。どんどん歩き進んでいく。


『行かないで!!』

どんどん遠ざかっていく。
オレは狭い空間から身を乗り出した。
何処に向かって歩いているかわかったから…

⏰:08/02/08 01:34 📱:SH903i 🆔:cgoNqSYc


#167 [りく☆]
『独りにしないで!!』

とうとう玄関にいってしまった。オレの呼び掛けに耳をかたむけることもなく

"ガチャ……"

『お母さん!!!!!』

"パタンッ"

扉が

閉まった…

⏰:08/02/08 01:35 📱:SH903i 🆔:cgoNqSYc


#168 [りく☆]
『おか…あ……さん

…独りに…しないで…』


『諦めろ…』

冷静な低い声がオレに言う。

オレに恐怖を与える声…

⏰:08/02/08 01:36 📱:SH903i 🆔:cgoNqSYc


#169 [りく☆]
オレは独りになった


…見捨てられたの?


受け入れたくない現実。

⏰:08/02/08 01:37 📱:SH903i 🆔:cgoNqSYc


#170 [りく☆]
『うぁぁぁぁぁ……』

叫びにもならない泣き声で
オレは泣いた。


…置いてかないで

独りにしないで


『お母さん!!!!』

………………
……………
………
……

⏰:08/02/08 01:38 📱:SH903i 🆔:cgoNqSYc


#171 [りく☆]
 

『夢……か…』

いや、はっきり言うなら過去の記憶だ。
オレが幼い頃、母親がでていった記憶……

消してしまいたい嫌な記憶だ。

あの頃はよく父親に怯えて、押し入れの中に隠れていた。両手てで耳をふさいで……父親と母親の喧嘩の声が聞こえないように…

⏰:08/02/08 01:43 📱:SH903i 🆔:cgoNqSYc


#172 [りく☆]
久しぶりの学校で疲れていたので、昼休みに屋上で仮眠をとっていたのだ。

おかげさまで嫌な夢を…嫌な記憶をみてしまった。

頬には涙が流れた感覚が残っていた。そんな頬をオレは制服で拭う。

⏰:08/02/08 01:46 📱:SH903i 🆔:cgoNqSYc


#173 [りく☆]
今日はここまでにします

長々と放置してしまいましたが、また読んでくれる人がいたらうれしいです

本当勝手で申し訳ありません

⏰:08/02/08 01:59 📱:SH903i 🆔:cgoNqSYc


#174 [りく☆]
『仮眠なんかとらなきゃよかった…』

つい愚痴がでてしまった。
あの記憶は、初めて母親の温もりを少し感じれた日でもあり、母親との悲しい別れの日でもある。

⏰:08/02/08 22:22 📱:SH903i 🆔:cgoNqSYc


#175 [りく☆]
母親は決して優しい人ではなかった。幼い頃の記憶だがはっきりしている。オレが親父から暴力を受けている時も、『もぉ止めたら』と冷静に言うだけだった。
そのあとに何か優しい言葉をオレにかけてくれるわけでもない。

ただいつも冷静な目で見ていた。
オレの記憶の母親はそんな人だった。

⏰:08/02/08 22:23 📱:SH903i 🆔:cgoNqSYc


#176 [りく☆]
…過去なんて

忘れたい……と言いたいが忘れられない。実際にこうやって夢にまででてくるわけだから。
そんな思いを胸に押し込め、オレは再び寝転がった。
屋上は立入禁止区域なため誰もいない。学校で唯一静かな空間だ。

⏰:08/02/08 22:23 📱:SH903i 🆔:cgoNqSYc


#177 [りく☆]
そんな安らぎある空間でオレは空を眺めていた。白い雲が青い空を早々と流れていく。そんな光景をただ眺めていた。

『ハァ…』

もはやため息しかでなかった。あんな夢を見るなら学校何てくるのではなかったと後悔しながら…。

⏰:08/02/10 01:29 📱:SH903i 🆔:Xl9AlgpY


#178 [りく☆]
 

…何で学校来たんだっけ?

ふと今、現実にもどった。

…オレは、結衣との約束を果たすために学校にきたんだ

思わず起き上がった。このまま逃げててはいけないと言い聞かせながら。

⏰:08/02/10 01:30 📱:SH903i 🆔:Xl9AlgpY


#179 [りく☆]
『ここにいたのか…』

少し疲れた声で滝沢が言ってきた。オレを探していたのだろうか、少し息が荒れている。

『悪い悪い……少し仮眠とってただけだよ。』

心配かけまいと明るく答えた。

『帰ったかと思ったし…』

そう言いながら滝沢は、オレの横にゆっくり座った。

⏰:08/02/10 01:32 📱:SH903i 🆔:Xl9AlgpY


#180 [りく☆]
『せっかく学校来たと思ったら、いなくなるし…

まぁ気にするなってほうが無理な話か。』

滝沢も明るい口調でオレに話しかけてきた。オレの過去について気を使ってくれているのだろう。何せかなり学校を休んでいたから……
よほどオレが過去についてふれてほしくないと思っていると、滝沢は感じているのだろう。

…本当はすべてを打ち明けたいのに…

⏰:08/02/10 01:32 📱:SH903i 🆔:Xl9AlgpY


#181 [りく☆]
…いや、打ち明けなければならない。

そぉ思ったときだった。滝沢がゆっくりオレに話しかけて来た。

『俺がお前の過去を調べたりしたこと、怒っているか?』

オレの顔を見ず、正面を見たまま真剣な顔で語りかけてくる。

⏰:08/02/10 01:38 📱:SH903i 🆔:Xl9AlgpY


#182 [りく☆]
『怒ってないし』

素直なオレの気持ちだった。始めに滝沢の口から聞いたときは、いろいろな感情がでてきたが、今ではオレの事を本気で心配してくれた事を感謝しているくらいだ。

『いろいろ…ありがとうな』

オレも正面を向いたまま滝沢に言った。その時彼がどんな表情をしていたかはわからない。

⏰:08/02/10 01:41 📱:SH903i 🆔:Xl9AlgpY


#183 [りく☆]
『どぉも。まぁ感謝されるようなことはしてないけどな』

しばらく沈黙が続いた。
滝沢はオレが話始めるのを待っているのだろうか。それなら有り難いチャンスなのだが…なかなか行動に移せずにいた。

⏰:08/02/10 01:46 📱:SH903i 🆔:Xl9AlgpY


#184 [りく☆]
『お前の制服姿とか久しぶりだし。』

立ち上がり、オレに笑いかけながら滝沢が言った。沈黙した重い空気を断ち切りたかったのだろう。
そのまま滝沢は日なたを避けるように、日影のある壁へ寄り掛かった。
少し陽射しが暑かったのだろう

⏰:08/02/10 01:59 📱:SH903i 🆔:Xl9AlgpY


#185 [りく☆]
『久しぶりに学校きたからな。オレも何か違和感があるよ。』

そんな言葉を返し、陽射しの当たる場所にそのまま居座っていた。

…話さなきゃ

そんな気持ちがピークに達してきた。
結衣との約束のため、また、あんなに調べてくれた滝沢のためにも。

⏰:08/02/10 02:03 📱:SH903i 🆔:Xl9AlgpY


#186 [りく☆]
…調べてくれた?

そんな思いに少し疑問をいだいた。

…どうやって滝沢はみっちゃんに会うことができたんだ!?

遅いかもしれないが、ようやくそんな疑問にたどり着いた。
また、猛志先輩に会っていた真相も聞いていない。

⏰:08/02/10 02:10 📱:SH903i 🆔:Xl9AlgpY


#187 [りく☆]
『なぁ、滝沢。』

後ろにいる滝沢の方を振り返り、彼に呼びかける。

『何だ?』

少し驚いたような顔で答えた。いきなりオレが振り返ったからだろう。

『オレの過去を、どうやって知ったんだ?』

滝沢の表情が固まった。
かまわずオレは言葉をつづける

『どうやってみっちゃんに会ったんだ?』

⏰:08/02/10 02:14 📱:SH903i 🆔:Xl9AlgpY


#188 [りく☆]
『みっちゃん?』

ゆっくり滝沢が聞き返してきた。

『お前がオレの過去の話を聞いた人だよ。』

あの人か、っと言わんばかりの表情をし、笑って滝沢は答えた。

『そぉいえば言ってなかったな。』

とだけ…

『どうやって?』

再び滝沢に尋ねた

⏰:08/02/10 02:18 📱:SH903i 🆔:Xl9AlgpY


#189 [りく☆]
『まぁ別に話してもぃぃが、お前は何も話さないつもりだろう?
こんなに学校休んだわけだし。』

腕を組み、壁に寄り掛かりながら、オレの疑問に滝沢は冷静に答えた。

『確かに、与えられた期間以上休んだけど…』

『けどなんだ?』

まだ滝沢は真剣な顔でオレを見ている

⏰:08/02/10 02:22 📱:SH903i 🆔:Xl9AlgpY


#190 [りく☆]
すいません
今日は一旦中止します

読んで下さっている人がいたら、感想をくれたら嬉しいです

⏰:08/02/10 02:23 📱:SH903i 🆔:Xl9AlgpY


#191 [りく☆]
『休んだかもしれないけど、それがオレの答えじゃないんだ。』

思わず立ち上がり、滝沢に訴えた。ストレートにはっきり自分の気持ちが言えず、どこかもどかしさを感じていた。
そんなオレを、滝沢はまだ冷静な目で見ている。

『答えじゃないって、お前、話すつもりか?』

少し沈黙の間をつくって滝沢がオレに問い掛ける

⏰:08/02/11 01:16 📱:SH903i 🆔:Srp2j4ig


#192 [りく☆]
その問い掛けに、オレはまた固まった。
素直にそうと言えばいいのだが、現実はそんなにうまくいかない。
けど、結衣との約束がそんなオレを批判する。

『まぁ、もとから話すつもりだったからな。話してやるよ。』

手汗を握るオレに、優しく言った。さっきとは変わって優しい表情で、

⏰:08/02/11 01:21 📱:SH903i 🆔:Srp2j4ig


#193 [りく☆]
『屋上で、初めて荒井優希に会ったときから、彼女とお前の繋がりは感じていた。なにせお前は飛び降りようとしたんだからな。

だから、荒井優希について調べたら何かわかるような気がして、彼女について調べてみた。』

落ち着いた口調ど淡々と滝沢は語る。そんな滝沢に、何か反論するわけでもなく、これから彼の口から明かされる真実を受けとめるのに必死だった。

⏰:08/02/11 22:14 📱:SH903i 🆔:Srp2j4ig


#194 [りく☆]
『猛志先輩が帰ってきたのしってるよな?』

『あぁ、一応会ったし。』

唐突的な滝沢の質問に、オレはたどたどしいく答えた。

『あの人が東京から帰ってきたとき、たまたま会ったんだ。

最初はマジびっくりしたよ。何で猛志先輩がってね。まぁ顔見知りだから当然話しかけられるわけだ。』

⏰:08/02/11 22:15 📱:SH903i 🆔:Srp2j4ig


#195 [りく☆]
まるで笑い話のように、滝沢は話す。あれだけ心配したオレ達にとっては、笑えない話だ。

『それでバイクに乗ったのか!?』

少し強気な口調で訴えるオレをなだめるように滝沢は言葉を続ける。

⏰:08/02/11 22:15 📱:SH903i 🆔:Srp2j4ig


#196 [りく☆]
『おいっ、、落ち着け、あれには理由がある。』

『理由?』

『あれは…』

滝沢が姿をくらます、祥子と公園であの出来事が起こる4日前、相葉猛志に彼は会った。 相変わらずの迫力に、しばらく立ち尽くしていたら、猛志先輩の方から話しかけてきたという。

⏰:08/02/11 22:16 📱:SH903i 🆔:Srp2j4ig


#197 [りく☆]
「久しぶりだな、滝沢勇貴」

はいっと畏まって滝沢は答えた。しかし、フルネームで呼ばれた事に違和感を覚えた彼は聞き返した。
「フルネームで覚えてくれてたんですね」

「まぁ、お前の場合は特別だ。あいつと同じ名前だからな。」

⏰:08/02/11 22:17 📱:SH903i 🆔:Srp2j4ig


#198 [りく☆]
「あいつ?」

「お前には関係ないやつだ。荒井優希ってやつだ。女だけどな。
それと名前が同じだから覚えてるだけだ。たいした理由じゃねぇよ」

それが、久しぶり会った滝沢と猛志先輩の会話だった。滝沢は迷わず猛志先輩に優希について聞いたという。なぜ彼女を知っているのか、彼女とどういう関係なのか。

⏰:08/02/11 22:17 📱:SH903i 🆔:Srp2j4ig


#199 [りく☆]
しかし、その時猛志先輩には時間がなく、暇があったら教えてやると言われた。そして、猛志先輩に番号を教え、4日後に彼から電話があったのだ。
祥子と話しているときに。

今しか時間がないと言われ、話の途中だったが仕方なく猛志先輩に会いに行ったそうだ。
そして、バイクに乗っているところを卓也が発見したのだ。

⏰:08/02/11 22:18 📱:SH903i 🆔:Srp2j4ig


#200 [我輩は匿名である]
あげ



書いてくださいー

⏰:08/03/19 15:37 📱:N904i 🆔:ExssWpiM


#201 [あや]
頑張って書いてくださいまってます。+゚'*+。☆+゚':*

⏰:08/04/02 23:40 📱:P703i 🆔:qyqkgmrw


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