〜運命のヒト(2)〜
最新 最初 🆕
#157 [りく☆]
>>156
匿名さん
ありがとうございます

長々と放置してすいません
スローペースですが、読んでもらえるとうれしいです

⏰:08/02/08 01:26 📱:SH903i 🆔:cgoNqSYc


#158 [りく☆]
≪第6節、2000年夏…真実≫





……
………
…………

暗い…
視界には何も写らない。
ただ暗闇だけが広がる。

⏰:08/02/08 01:27 📱:SH903i 🆔:cgoNqSYc


#159 [りく☆]
手を伸ばすと何か固い壁に当たる感触がする。

少しホコリッぽく、かびくさい臭いが漂う。

回りに人がいないが誰かが話している。

人がいるスペースから仕切られた所にいるオレは、その声を微かにしか聞けない……

⏰:08/02/08 01:28 📱:SH903i 🆔:cgoNqSYc


#160 [りく☆]
いや聞こうとしてない。

両手で力いっぱい耳をふさいでいる。
何も聞きたくないのだ。

ただこの恐怖から逃れるためにこの小さな暗闇のスペースに縮こまっている。

⏰:08/02/08 01:29 📱:SH903i 🆔:cgoNqSYc


#161 [りく☆]
座っている尻の方から木の床が軋む感触が伝わってくる。
いつ床が抜けてもおかしくない。そんな場所よりも、外に出る方が恐かった。

…助けて

…もうイヤだ

そんな思いが込み上げてくるのがわかる。

⏰:08/02/08 01:30 📱:SH903i 🆔:cgoNqSYc


#162 [りく☆]
突然だった。

オレの回りに広がる暗闇が消え去っていく。

光が差し込んできた。

そんな状況に安心感はない…

⏰:08/02/08 01:31 📱:SH903i 🆔:cgoNqSYc


#163 [りく☆]
 

むしろ恐ろしいほどの恐怖が体中を駆け巡る。

オレは力いっぱい耳をふさいで目を閉じた。

…くるな

…もぉ殴られたくない

体を震わせながらただ願うだけ

無駄な願いを…

⏰:08/02/08 01:32 📱:SH903i 🆔:cgoNqSYc


#164 [りく☆]
 


"ポンッ"

優しく頭に手を置かれた。
その状況が信じられず、思わず目を開けた。


『ごめんね』

目の前に微かに見える人が言う。
眩しくてあまり直視できない。

⏰:08/02/08 01:32 📱:SH903i 🆔:cgoNqSYc


#165 [りく☆]
『本当にごめんね』

また謝った。
優しい声を震わせながら…

そして、その手はオレから離れていき、姿を消していく。
何となく嫌な予感がした。

⏰:08/02/08 01:33 📱:SH903i 🆔:cgoNqSYc


#166 [りく☆]
『待って!!』

オレの呼び掛けにも振り向かない。どんどん歩き進んでいく。


『行かないで!!』

どんどん遠ざかっていく。
オレは狭い空間から身を乗り出した。
何処に向かって歩いているかわかったから…

⏰:08/02/08 01:34 📱:SH903i 🆔:cgoNqSYc


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194