〜運命のヒト(2)〜
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#286 [りく☆]
『後10分遅かったら、もっと尚美さんと話せたんだけどな♪』

ベットに座った卓也が笑いながら滝沢に言った。

『まったく……入院してることくらい教えてくれてもいいじゃなぃ!!』

ため息混じりに祥子が言った。そんな彼女の言葉にも、卓也は笑っている。

⏰:08/08/23 01:12 📱:SH903i 🆔:dLuGxfF.


#287 [りく☆]
『お前らに言ったら毎日くるだろ?そしたら尚美さんに会えなくなる』

っと答えるだけだった。

『こんな元気ならわざわざジィに呼ばれて来る必要なかったな』

そう滝沢は言い放ち、ソファーから立ち上がった。

⏰:08/08/23 01:13 📱:SH903i 🆔:dLuGxfF.


#288 [りく☆]
『ジィが呼んだのか…


あ……あいつ年寄りだからな、心配性なんだよ♪』

『あんまりジィを馬鹿にするなよ。りくちょぃ外行くから付き合え。』

卓也の言葉に適当な返事をしながら滝沢がオレに外に出るよう言った。

⏰:08/08/23 01:13 📱:SH903i 🆔:dLuGxfF.


#289 [りく☆]
そんな滝沢にオレは黙って頷き、ソファーから腰を上げる。そんなオレ達をみて、卓也が話しかけてきた。

『そぉ怒るなよ。
ってかどこに行くんだ?』

『ちょぃとジィに文句を言いに……』

そぉ滝沢が言うと、祥子に見えない様に、手で煙草を吸う仕草を卓也に見せた。

⏰:08/08/23 01:14 📱:SH903i 🆔:dLuGxfF.


#290 [りく☆]
『あんまり怒鳴るなよ。
ジィの心臓が止まっちまう♪』

了解と合図するかのように、ウィンクしながら卓也が答えた。

『じゃぁ祥子、女たらしの相手頼むぜ♪』

病室をでる間際にそんな台詞を言って病室を後にした。

⏰:08/08/23 01:14 📱:SH903i 🆔:dLuGxfF.


#291 [りく☆]
後ろで祥子が何か言っているのがわかったが、構わずオレ達は廊下を歩いていく。




『りく……お前も気がついたろ?』

病院の屋上へとたどり着いたオレ達は、煙草をくわえながら話していた。

⏰:08/08/23 01:15 📱:SH903i 🆔:dLuGxfF.


#292 [りく☆]
『あぁ……あいつとは付き合い長いからな。よくわかるよ。』

口から流れでる煙りを見ながら答えた。

『ジィが言っていたことは間違いじゃないな。


そんなに深刻なのかよ……卓也の病気……。』

⏰:08/08/23 01:16 📱:SH903i 🆔:dLuGxfF.


#293 [りく☆]
フィルターを噛みながら滝沢が吐き捨てるように言った。

オレも滝沢も祥子も……卓也が無理に元気に振る舞っていることぐらいわかっていた。普段の卓也なら看護婦にあんな態度はまずとらない。
きっと卓也自身も自分の病気の深刻さに気がついているのだろう。

⏰:08/08/23 01:16 📱:SH903i 🆔:dLuGxfF.


#294 [りく☆]
だからその恐怖感から逃れるためにあんな行動をとっているのだ。
オレ達に入院したことを言わなかったのも、卓也自身の気持ちが落ち着いてなかったからだろう。でないと、オレ達の前で弱い自分を見せてしまうから。卓也は昔から自分の弱みを見せるのを嫌うタイプだ。

⏰:08/08/23 01:17 📱:SH903i 🆔:dLuGxfF.


#295 [りく☆]
『多分…卓也が落ち着いたのが最近なんだろうな。だからジィはオレ達を連れてきても大丈夫と判断したんだろう。
それまで独りあの病室で病気に怯えていたのか……』

独りで悩むことがどれだけ辛いか……オレには嫌なくらいわかった。そぉ思いと思わずぼやいてしまった。

⏰:08/08/23 01:17 📱:SH903i 🆔:dLuGxfF.


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