〜運命のヒト(2)〜
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#316 [りく☆]
『別にジィが頭下げなくてもオレ達は勝手に卓也に会いに行くよ。』

『私たちが行かないと、あいつ看護婦さんにセクハラで訴えたられちゃうからね』

オレと祥子も滝沢に続くようにジィに言った。

⏰:08/08/25 23:35 📱:SH903i 🆔:KFcVEDsQ


#317 [りく☆]
ジィはオレ達の言葉を聞き、一瞬固まった。そして重い口を開いた。



『坊ちゃんは……本当に良い友達をお持ちになった。』

初めてオレ達はジィの涙を見た。そのジィの姿は、オレ達の目に焼き付きしばらく離れなかった。

⏰:08/08/25 23:37 📱:SH903i 🆔:KFcVEDsQ


#318 [りく☆]
 


『だから……大丈夫だって。もぉいないから』

今はいないチロの存在にびびっている祥子に、オレは半ば呆れていた。
ジィとあれから別れたオレ達は、無言のまま家に入ったが、祥子の叫び声でその沈黙は破れた。

⏰:08/08/26 16:05 📱:SH903i 🆔:8upHLEKc


#319 [りく☆]
まだチロがいると思っていた祥子は、オレの家に入った途端にチロの存在を思い出したのか、急にビビりだしたのだ。

『りく……お前犬飼っていたのか?』

『あぁ…昔少しだけな。
祥子、もぉ家にはいないからそぉ険しい顔するなよ。』

⏰:08/08/26 16:06 📱:SH903i 🆔:8upHLEKc


#320 [りく☆]
未だにソファーに座れずにいる祥子を見ながら、オレと滝沢は言葉を交わした。

『本当にいない?』

まだ疑う祥子は滝沢に任せ、オレはキッチンに行くことにした。今日はいろいろと大変だったためか、体が異様に疲れている。そんな疲れを癒す為に、オレはひたすら冷えたお茶を飲んでいた。

⏰:08/08/26 16:07 📱:SH903i 🆔:8upHLEKc


#321 [りく☆]
滝沢と屋上で話した事…卓也の病気の事などが、喉を潤すと共に頭に浮かんできた。

『りく!!何やってんだ、早く来いよ。』

滝沢の声に我に返ったオレは、2人のお茶も用意して彼らがまつテーブルへと向かった。

⏰:08/08/26 16:07 📱:SH903i 🆔:8upHLEKc


#322 [りく☆]
お茶を渡し、椅子に座ると早速祥子が口を開いた。

『車の中で勇貴が言ってたことって何?』

オレは滝沢に目線をやった。彼は黙ったままオレを見ている。
お前なら話せる……そぉ滝沢に背中を押された気がした。

⏰:08/08/26 16:08 📱:SH903i 🆔:8upHLEKc


#323 [りく☆]
 


『今日、学校の屋上で滝沢に話したんだが……単刀直入に言おう。


オレの過去の話しだ。』

何の話しか分かった祥子は、先程までそわそわしていた体をピタッと止めて、緊張した表情でオレを見た。

⏰:08/08/26 16:09 📱:SH903i 🆔:8upHLEKc


#324 [りく☆]
そんな祥子を状態を確認したオレは、全てを彼女に話した。学校の屋上で滝沢に話した様に。




『そんな事が…』

一気に全てを知った祥子は、さすがに直ぐには把握しきれてなかった。

⏰:08/08/26 16:09 📱:SH903i 🆔:8upHLEKc


#325 [りく☆]
しかし、オレにとっても話すことは、精神的にかなりの疲労を伴う。そのため、ゆっくり話すことなどできず一気に話してしまう。

『勇貴は知ってたの?』

『オレも今日聞いた……さっき学校の屋上でりくに聞いたって言っただろう…』

相当パニック状態になっているのか、祥子は滝沢の言葉にもあまり反応できてなかった。

⏰:08/08/26 16:10 📱:SH903i 🆔:8upHLEKc


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