〜運命のヒト(2)〜
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#326 [りく☆]
しばらく考え込んでいた祥子が、やっと少し落ち着きを取り戻したのか、ゆっくりと口を開いた。
『それが……今までりくを悩ませていた過去だったんだね。』
『あぁ……今までいろいろと心配かけてごめんな。』
祥子の顔を見ながらオレは答えた。
:08/08/26 16:15
:SH903i
:8upHLEKc
#327 [りく☆]
『でも……これからりくはどぉするの?何か考えとかあるの?
どぉやったらりくは過去から開放されるの?』
少し身を乗り出しながら、祥子がオレに訴える。
確かに話したからといって全てが解決したわけではないのだ。
:08/08/26 16:18
:SH903i
:8upHLEKc
#328 [りく☆]
祥子の一言で、オレは改めて今の状況を確認するはめになった。
実際、オレ自身もこれからの方針がわからないでいる。
『なぁ祥子……お前は美里の行動をどぉ思う?』
今まで固く口を閉ざしていた滝沢が祥子に問いかけた。
:08/08/26 16:21
:SH903i
:8upHLEKc
#329 [りく☆]
『どぉ思うって……
りくを信じてない訳じゃないけど、彼女は何か知ってるんじゃないかな?
だってわざわざそんな嘘を言う訳ないでしょ…
もしかしたらりくの知らない真実があるんじゃないかなぁ』
頭を抱えながら彼女は言った。彼女もまた滝沢と同じ意見だ。
:08/08/26 16:25
:SH903i
:8upHLEKc
#330 [りく☆]
『でも……仮にそうだとしても、オレは彼女が…優希がオレに許しを求める理由がわからない。』
2人の視線を感じながら、オレは俯き答えた。
確かに美里の嘘は全く意味がない……しかし、あの内容は嘘としか考えられなかった。
:08/08/26 16:29
:SH903i
:8upHLEKc
#331 [りく☆]
『とりあえず、美里の件について白黒はっきりつけよう。
いいよな…りく』
俯くオレを見ながら滝沢が言う。そんな彼の訴えにオレは何も答えれずにいた。
『りく……ここで逃げたらまた元に戻っちゃうよ。
辛いだろうけど、前に進まなきゃ』
:08/08/26 16:32
:SH903i
:8upHLEKc
#332 [りく☆]
祥子の言葉に胸を突かれたオレは、たまらずベランダへと足を運んだ。
外はすっかり暗くなり、月が顔をだしている。
『オレ……美里と話してみるよ』
ベランダの策に手を置き、外を眺めながら2人に言った。
昼間よりも少し冷たい風が、オレの頬をつたう汗に当たりよりいっそう冷たく感じる。
:08/08/26 16:37
:SH903i
:8upHLEKc
#333 [りく☆]
『それが1番の近道かもな……』
オレの言葉に滝沢がゆっくり答えた。それからしばらく誰も口を開かなかった。
ただ各々がそれぞれの思いにふけていた。
『ジィの涙……初めて見たな。ジィも悩んでるだろ……』
:08/08/26 16:40
:SH903i
:8upHLEKc
#334 [りく☆]
卓也の事がふと頭に浮かび、思わずそんな言葉がでた。2人とも黙って頷いている。
『卓也…大丈夫だよね』
小声で祥子がぼやいた。そんな祥子に滝沢は、大丈夫に決まってると目で訴えていた。
:08/08/26 16:44
:SH903i
:8upHLEKc
#335 [りく☆]
『オレさぁ……部活辞めようと思うんだ。
この時期に辞めるとか迷惑と思うんだけど、こんなに無断で休む方がもっと迷惑かけると思うし。』
考え込んでいた言葉を一気にだすように、滝沢が言った。そんな彼の言葉にオレは頷いた。
:08/08/26 23:36
:SH903i
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