〜運命のヒト(2)〜
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#57 [りく☆]
住み慣れた街だが……オレの知らないような裏道をオレは走っていた。
全く知らない訳ではないが……懐かしいような、知らないような……よくわからない道だった。
そんな裏道をチロは躊躇(ちゅうちょ)なく走っていく
やがて……静かな草原にたどり着いた
:07/10/09 00:49
:SH903i
:stC9XALo
#58 [りく☆]
今までの景色に明らかに溶け込んでいない風景だった……明らかに浮いている。そんな場所だった。
やがて辺りは霧に包まれ、周りが見えなくなっていった。
『霧かよ……』
嫌な思い出が湧き出てくる……しかし今はそんなことを気にしている場合ではない。
オレはチロの名前を叫び続けた
:07/10/09 00:52
:SH903i
:stC9XALo
#59 [りく☆]
いくら呼んでもチロはみつからない…。
オレはただ草原を歩きつづけた。
『どこいったんだ!?』
"ドンッ"
『痛って!!』
チロを探しながら歩いていたら、何か硬いものにぶつかった
:07/10/09 00:55
:SH903i
:stC9XALo
#60 [りく☆]
あまりの痛さに思わず一回頭を抱え座り込んでしまった。そして、痛みが引いた後、原因を確かめるため硬いものに目をやった。
『嘘だろ…』
自分の目が信じられなかった。
無理もない
ありえないものが目の前にたちはだかっている。
:07/10/09 01:00
:SH903i
:stC9XALo
#61 [りく☆]
その肌に何百年の歴史を刻んだに違いない。
大きくたくましく育っていた……
オレの前には
大きな樹木が堂々と草原の中に立っていた。
長々と伸びた太い枝に
今の季節には考えられない
美しい桜の花びらを咲かしながら。
:07/10/09 01:06
:SH903i
:stC9XALo
#62 [りく☆]
オレは思わず言葉を失った。
樹木の迫力と…あまりの美しさに。
…こんな立派な桜が……なんでこんな所に!?
まだオレは立ち尽くしている。状況を把握しきれていなかった…
「り……く」
…えっ!?!?!?
今…明らかにオレを呼ぶ声がした
:07/10/09 01:10
:SH903i
:stC9XALo
#63 [りく☆]
…今の声は…
…まさか
…そんなはずはない。
オレは自分に言い聞かせた。あわてふためくオレに優しい風が吹いた。
『えっ!?』
優しく…温かく…懐かしいような人の温もりを感じさせる風に包まれた。
:07/10/09 01:13
:SH903i
:stC9XALo
#64 [りく☆]
思わず瞳から涙が流れた
ありえない事ぐらいわかっていた。
しかしオレは何の迷いもなく呼んだ……
あの声
あの温もり
間違いないと体で感じたから…
失ったあの名前を呼んだ
『結衣……』
涙が溢れてくる……そんなオレを優しい風がまた包む。
まるで結衣がオレを抱きしめるかのように…
:07/10/09 01:18
:SH903i
:stC9XALo
#65 [りく☆]
:07/10/09 01:22
:SH903i
:stC9XALo
#66 [//(^o^)//]
あげ♪
:07/10/09 23:20
:PC
:zBLcnF/E
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