.。改]恋愛成就の洞窟で。.
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#109 [桔妁]
「…あ、そ-いえば…頼仲くんがお届け物を天弥に渡したらしいよね?あれ、何?」
夜道歩いている時に、先程のことを思い出した。
「ん?………あ、あれ…?あれ…まァ何でもいいじゃね-か!」
こいつ、また隠しているな……と、これも女の勘ですが…。
――繭が届け物の中身を知るのはこれから少し、先のこと…。
:07/12/22 23:08 :SH903i :o7i/uv3A
#110 [桔妁]
――約2週間後―
秋の紅葉は、本当にあっという間だった。
今は、どの葉も散ろうとしている。
そして繭のバイトの腕もあがって、さらに茶屋小町と呼ばれて、それはそれはモテていた。
「お繭、今晩一緒に町で呑まねェかい?」
:07/12/22 23:13 :SH903i :o7i/uv3A
#111 [桔妁]
「や、や…私のような身分では-…」
言い寄るのは親父ばかり…。かわすのにも一苦労と言ったところだ。
(どこの時代もおじさんってエロいなぁ…)
うまくかわしたつもりでも、ボディタッチしてくる客もいる。
お店間違えてるのではないでしょうか……
「ちょ、やめ
「オイコラそこのおじさん!!」
:07/12/22 23:16 :SH903i :o7i/uv3A
#112 [桔妁]
「なんだ餓鬼?」
「天弥…」
こんなとき、たまに天弥が来て救われる。
縋る目で天弥をみると、いつもなんだかんだ助けてくれる。
こういう優しさは好ポイントなのだけど。微妙に性悪なところは苛々する。
「助けてくれてありがとね!!んじゃ!あっちの旅人さん待たせてるから!」
「………。あぁ、うん。」
:07/12/22 23:20 :SH903i :o7i/uv3A
#113 [桔妁]
「…何、その微妙な反応は。」
「…いや、御礼に茶をいれたりとかねェのかなって。」
こういう、ちゃっかりした部分で、ポイントは下がる…。
やっぱり早川先輩以上はいないなぁ…。
「あとでいれてあげるよ…。…んじゃ、待ってて!」
呆れた笑顔を天弥に向けた後に、旅人の顔を見た。
「………!」
:07/12/22 23:23 :SH903i :o7i/uv3A
#114 [桔妁]
(早川先輩そっくり…!!)
居た、今ここで…早川先輩に並ぶ者が!!
「おおお待たせしました!…ええええと、お疲れでしょうから最中を添えさせてもらいました!よよ、よかったらどうぞ!!」
「?あ、あぁ有り難う。」
純粋に笑って下さるのも、早川先輩そっくりっ!!!
:07/12/24 11:14 :SH903i :8vB3PghU
#115 [桔妁]
「旅をしてるんですか?」
早速隣をキープ!!幸い、他のお客は居ない!(天弥は論外)
「あぁ。…江戸から少し、用があってな。…しかし、このような村にこんなに美しい娘が居るとは…中々だな。」
ちょ、早川先輩!(違う)今私を美人と言いましたァ!?
「けっ!どの辺が美人なんだかね-??」
こうなれば、そんな天弥の厭味も聞こえない。
:07/12/24 11:22 :SH903i :8vB3PghU
#116 [桔妁]
「しかし、本当に村娘も捨てたものではないよ…。今日の夜、どうだい?村のことを教えて欲しいんだ。」
「……………。」
天弥が二人の方を睨む中、繭はすごい笑顔で
「えぇ!!ははははい!是非!」
顔を赤らめ笑顔で言った。
「じゃあ、仕事が終わったら迎えにいくよ………」
天弥は、さらに睨んだ。…早川先輩似の男を。
:07/12/24 19:31 :SH903i :8vB3PghU
#117 [桔妁]
X'mas 番外編―第3.5章―
―チョコレートは
バレンタインだろ――
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:07/12/24 19:36 :SH903i :8vB3PghU
#118 [桔妁]
「たるたるーるーるるー…♪」
訳の分からない歌を歌いながら、仕事が休みの天弥は家の掃除をしていた。
ちなみに、天弥の職が何かとはまだ明らかではない。決して作者がまだ考えていないからとか、そういうのでもない。←
「たるたるーん、るーん…ん?」
天弥の目に偶然繭の鞄が入りこんだ。そして、彼も悪気は無かったのだが…
:07/12/24 19:44 :SH903i :8vB3PghU
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