.。改]恋愛成就の洞窟で。.
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#111 [桔妁]
 
「や、や…私のような身分では-…」

言い寄るのは親父ばかり…。かわすのにも一苦労と言ったところだ。

(どこの時代もおじさんってエロいなぁ…)

うまくかわしたつもりでも、ボディタッチしてくる客もいる。

お店間違えてるのではないでしょうか……

「ちょ、やめ

「オイコラそこのおじさん!!」

⏰:07/12/22 23:16 📱:SH903i 🆔:o7i/uv3A


#112 [桔妁]
 
「なんだ餓鬼?」

「天弥…」

こんなとき、たまに天弥が来て救われる。

縋る目で天弥をみると、いつもなんだかんだ助けてくれる。

こういう優しさは好ポイントなのだけど。微妙に性悪なところは苛々する。


「助けてくれてありがとね!!んじゃ!あっちの旅人さん待たせてるから!」

「………。あぁ、うん。」

⏰:07/12/22 23:20 📱:SH903i 🆔:o7i/uv3A


#113 [桔妁]
 
「…何、その微妙な反応は。」

「…いや、御礼に茶をいれたりとかねェのかなって。」

こういう、ちゃっかりした部分で、ポイントは下がる…。

やっぱり早川先輩以上はいないなぁ…。

「あとでいれてあげるよ…。…んじゃ、待ってて!」

呆れた笑顔を天弥に向けた後に、旅人の顔を見た。

「………!」

⏰:07/12/22 23:23 📱:SH903i 🆔:o7i/uv3A


#114 [桔妁]
 
(早川先輩そっくり…!!)

居た、今ここで…早川先輩に並ぶ者が!!

「おおお待たせしました!…ええええと、お疲れでしょうから最中を添えさせてもらいました!よよ、よかったらどうぞ!!」

「?あ、あぁ有り難う。」

純粋に笑って下さるのも、早川先輩そっくりっ!!!

⏰:07/12/24 11:14 📱:SH903i 🆔:8vB3PghU


#115 [桔妁]
 
「旅をしてるんですか?」

早速隣をキープ!!幸い、他のお客は居ない!(天弥は論外)

「あぁ。…江戸から少し、用があってな。…しかし、このような村にこんなに美しい娘が居るとは…中々だな。」

ちょ、早川先輩!(違う)今私を美人と言いましたァ!?

「けっ!どの辺が美人なんだかね-??」

こうなれば、そんな天弥の厭味も聞こえない。

⏰:07/12/24 11:22 📱:SH903i 🆔:8vB3PghU


#116 [桔妁]
 
「しかし、本当に村娘も捨てたものではないよ…。今日の夜、どうだい?村のことを教えて欲しいんだ。」

「……………。」

天弥が二人の方を睨む中、繭はすごい笑顔で

「えぇ!!ははははい!是非!」


顔を赤らめ笑顔で言った。

「じゃあ、仕事が終わったら迎えにいくよ………」

天弥は、さらに睨んだ。…早川先輩似の男を。

⏰:07/12/24 19:31 📱:SH903i 🆔:8vB3PghU


#117 [桔妁]

  X'mas 番外編


―第3.5章―

 ―チョコレートは
   バレンタインだろ――


.

⏰:07/12/24 19:36 📱:SH903i 🆔:8vB3PghU


#118 [桔妁]
 
「たるたるーるーるるー…♪」

訳の分からない歌を歌いながら、仕事が休みの天弥は家の掃除をしていた。

ちなみに、天弥の職が何かとはまだ明らかではない。決して作者がまだ考えていないからとか、そういうのでもない。←


「たるたるーん、るーん…ん?」

天弥の目に偶然繭の鞄が入りこんだ。そして、彼も悪気は無かったのだが…

⏰:07/12/24 19:44 📱:SH903i 🆔:8vB3PghU


#119 [桔妁]
 
「…これ、あれか?けいたいでんわ……。」

中身を見てしまいました。しかも、携帯電話ときてしまえば、中々珍しいのであって…。

「おぉ-!!お父さんが持ってたなァ…。電源……ここか…あれ、付かない……あ、ついた!!!!!」

繭がやったときはつかなかったのに、ついたのだ。

「すげ……TV画面なんて何年振りだ…」

と、カレンダーをみると。

⏰:07/12/24 19:52 📱:SH903i 🆔:8vB3PghU


#120 [桔妁]
 
「十一月三十日……」

もう、十二月になるのか、と思った。正確な日にちが分かるだけで、涙が出そうだ。

それと同時に十二月といえば。

「クリスマス…懐かしいな。」

という考えが浮かぶ訳で。

「繭にプレゼントでもあげようかな……」

なんて考えたのであった。

⏰:07/12/24 19:57 📱:SH903i 🆔:8vB3PghU


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