○ビー玉ラバーズ○
最新 最初 全 
#602 [向日葵]
「紅葉何色が好き?」
「んぇ?オレンジ。」
「りょーかいっ!」
50センチ程に切ってもらったオレンジと緑のリボン。
私が赤を選んだなら、ちょっとしたクリスマスカラーだ。
店を出ると、駅前からずっと離れた所へ歩いていく。
「ちょっと静流?どこ行くの?」
「見てからのお楽しみっ。」
:07/12/17 15:18
:SO903i
:☆☆☆
#603 [向日葵]
「なんだか楽しそうね。」
「紅葉は楽しくない?」
そんな事……言わせないで。
「なかったら……今いないわよ。」
静流はニカッと笑って進む足を早めた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「とーぅちゃぁくっ!!」
「えー……。」
着いた場所には、電飾が全く付いてない大きなツリーと、ツリーを照らす照明があった。
:07/12/17 15:22
:SO903i
:☆☆☆
#604 [向日葵]
ツリーをよく見てみると、色とりどりのリボンが結んであった。
そこでようやく静流がリボンを買った意味が分かった。
「ツリーに飾りつけ?」
「んーまぁ近いかな。」
そう言うと、さっき買ったリボンを出し、重ねてツリーに結んだ。
「毎年この街恒例のものなんだ。“好きな色のリボンを結ぶと願いが叶う”って。」
「なんか七夕みたい。」
そんな恒例のものを静流がしようだなんて、ますます静流は私より女の子っぽい。
「そうだな。」
:07/12/17 15:26
:SO903i
:☆☆☆
#605 [向日葵]
静流は私の両手を握ると、私の目の高さに合わせて私を見つめた。
「紅葉の願い事は?」
「願い事って口に出したら叶わないんじゃ……。」
「いいからさ。」
あちこちに視線を向けて、私は「うー……」と唸った。
私の願いは……
「食べ物がもうちょっと食べれるようになりたい。」
「ブハッ!そんなんでいいの?!他は?」
:07/12/17 15:30
:SO903i
:☆☆☆
#606 [向日葵]
他?!
私は必死に頭をねじって他の願い事を考えた。
静流はその間も私をじっと見つめる。
なんだか急かされてる気分……。
当然本人にはそんな気ないのだろうけど……。
「少し丈夫な体になりますように……とか?」
「お前の願い事は健康な事についてばっかりか。」
「だったら静流言ってみなさいよー!」
すると静流はおでこをコツンと当てて目を閉じた。
:07/12/20 00:13
:SO903i
:☆☆☆
#607 [向日葵]
「紅葉がずーっと俺といてくれますように……。」
「……っ。」
静流はゆっくり目を開けて、優しい目をして間近で私を見つめる。
「わ……私が出て行くとでも思ってる訳?」
「実際出て行った事あんじゃん。俺の気も知らずひっでぇーよなぁっ。」
非難の言葉とはうらはらに、静流は茶目っ気たっぷりの目でからかう様に言った。
「さて!手本は見せた。……紅葉の願いは?」
:07/12/20 00:17
:SO903i
:☆☆☆
#608 [向日葵]
そんなの言われたら、私が言う事は1つって分かってるくせに……。
つくづく静流はズルイ。
「……静流が私に飽きませんように。」
私の素直じゃない願い事に、静流は声を上げて笑った。
握られている手が、2人の体温であったかくなっていく。
手だけじゃなく、私の心に、いつまでも……いつまでも温かさをくれるのは……
きっと…静流だけだから……。
―温―*END
:07/12/20 00:21
:SO903i
:☆☆☆
#609 [向日葵]
:07/12/20 00:24
:SO903i
:☆☆☆
#610 [向日葵]
ビー玉ラバーズ*スペシャルストーリー
*弟の君〜気持ちを箱に〜*
Q.好きな人はいますか?
A.はい。
Q.どんな人ですか?
A.それは……
:07/12/22 17:53
:SO903i
:☆☆☆
#611 [向日葵]
「加寿姉。」
ドキッ……。
日曜日。
私の家に遊びに来ていたご近所の3つ離れた誠。
声をかけられた私の心臓は不規則な動きをする。
「な…、何?」
リビングでゲームをしながら誠は私に話しかける。
「腹減ったんだけど……。何かない?」
「あ……じゃ、何か作るよ。もうすぐお昼だし……。」
私が何故こんなにぎこちないか。
それは最近、こちらにいる女の子の様に可愛い容姿の誠(せい)に告白されたからです。
:07/12/22 18:01
:SO903i
:☆☆☆
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194