ダイスキ。
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#301 [乱]
でも今前にいる美佳は完全に恋してる目


―‥一目惚れなんてあるわけないって思ってた‥―


こんな美佳を見てしまうと否定なんて出来るはずない。

⏰:08/02/09 11:58 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#302 [乱]
沢山の励ましと


大きな勇気と


大切な友情


こんなに素敵なものをくれた美佳

(今度は私が応援する番だね‥///)

⏰:08/02/09 12:00 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#303 [乱]
何を話していても‥つい美佳と刹君を見てしまう自分がいた


(応援するってこんな気持ちなんだ‥)



「そろそろクラス戻んなきゃな」

⏰:08/02/09 12:03 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#304 [乱]
刹君がそういうと美佳が寂しそうな顔をした

美佳を応援する気持ちでいっぱいの私は、同じように寂しい気持ちになる

和紀と離れなきゃいけないっていう寂しさの方が大きかったけど///

⏰:08/02/09 12:06 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#305 [乱]
それでも

「そうだね!!」

って美佳は笑顔を作って言った。


茜が美佳と戻ろうとすると
また
腕を引っ張られ

「ちょい茜借りる♪」
美佳に和紀が言う。

⏰:08/02/09 12:11 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#306 [乱]
一時休憩です

もしよろしければ感想など、こちらによろしくです
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/3315/

⏰:08/02/09 12:13 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#307 [たら]
>>1-200
>>201-400

⏰:08/02/09 13:09 📱:N903i 🆔:☆☆☆


#308 [乱]
たらさん
アンカーありがとうございます

⏰:08/02/09 13:41 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#309 [乱]
「もち♪いいよ〜イチャコラしとけ〜」

「美佳何いってんの!!」

茜の言葉は全部無視され、美佳はヒラヒラと手を振っていた。



スタスタスタ‥
「ちょっ‥和紀!!」

⏰:08/02/09 13:44 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#310 [乱]
和紀の顔は見れない。

ただ引っ張られ



そこは資料室。

和紀は先に茜を中に入れ自分も中に入ると

ガチャッ

鍵を閉めた。

⏰:08/02/09 13:47 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#311 [乱]
「和紀っどしたの??」

??

「浮気者ー」

和紀はすねたように言った。

「‥‥え??(何かしたっけ!?)」

「今刹にみとれてたでしょ」

⏰:08/02/09 13:52 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#312 [乱]



本当のばか??笑

「んなわけないじゃん!!」
「‥ちょっと言ってみただけ〜笑


だって本当に見てたし‥」

和紀は冗談混じりに言った。

⏰:08/02/09 13:55 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#313 [乱]
「あのねぇ!!!笑


美佳の様子に気付かないの??」

「は??なんで美佳‥??」

(本当ににぶすぎるよ和紀‥

でもあたしに嫉妬してくれたの??///)

⏰:08/02/09 13:58 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#314 [乱]
和紀の事だからちょっと意地悪で言ったのかも知れない‥けど少しすねた和紀が可愛くて。


「美佳は多分〜‥‥やっぱり内緒ー♪」

「言えし!!笑


ま、いーやちょっとこっちきて??」

⏰:08/02/09 14:02 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#315 [乱]
「‥ん///」

和紀がちょっとエロいって事を知った。

思えばすぐ近づきたがる


―‥でもそんな和紀にものめり込んでいる

!!!
「あっっ」
和紀に近づこうとする時資料室の時計が目に入った。

⏰:08/02/09 14:06 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#316 [乱]
「何??」

(やばい!!もうこんな時間!?)
「ごめん‥;もうクラスの方に行かなきゃ;」

時計はそろそろ9時になるところ

茜は9時には教室に行って最後の指示を出さなければならない。

⏰:08/02/09 14:11 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#317 [乱]
ドアの前にいる不服そうな和紀をおしのけて外に出ようとする

和紀は急ぐ茜の肩を掴み


“ちゅっ”


触れ合うだけのキスをした
「和紀‥///」

⏰:08/02/09 14:14 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#318 [乱]
和紀はいたずらっぽく笑って

「いってらっしゃい」

と言った。

私は恥ずかしくて‥答えもせずに廊下を走る

(和紀の‥ばか///)

⏰:08/02/09 14:16 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#319 [乱]
************ガラッ


教室のドアを開けると皆の視線が一斉に茜に降り注いだ。

(やば‥皆もうそろってる;)

「遅かったね」
「ごっごめん;それじゃ始めよっか!!」

⏰:08/02/09 14:19 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#320 [乱]
拓海に慌ててそう言うと

最後の合同ホームルームが始まった。


「‥‥てなわけで、‥今日の文化祭楽しんで最高の思い出にしよーな!!!」

拓海は最後に締め括った。
オーッ!!!!

クラスから歓声があがる。

⏰:08/02/09 14:23 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#321 [乱]
高二の文化祭、二組と合同で良かった‥


心から思える最高のクラス

ちょっと感動しながら男女別の教室で‥

それぞれ衣装に着替えた。

⏰:08/02/09 14:25 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#322 [乱]
「何これ!!!めっちゃはずいんですけど‥///」

「似合う!!??」

「似合う似合う!!」

「本当ですか!?ご主人様〜とかいって笑」

恥ずかしがる子、乗り気な子それぞれ。

‥私はもちろん前者

⏰:08/02/09 14:30 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#323 [乱]
メイド服だなんて恥ずかしくて仕方ない///

「ありえないし‥」

私が呟くと後ろから美佳が現れた。

「茜ッこっち向いて〜!!


わっ茜めっちゃ似合う〜!!」

⏰:08/02/09 14:35 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#324 [乱]
「わ‥本当だ〜!!」

(早百合まで‥;;別に似合っても嬉しくないし‥)

「ってかメイクぐらいせんか!!」

美佳に怒られた‥しかも早百合までもいつもはしないのにメイクしている。

⏰:08/02/09 14:40 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#325 [乱]
「ハイハイ‥;」

茜は面倒臭そうにメイクをした。


メイクをし終わると待ってくれていた皆と一緒にに男子と合流

「‥うわ!!!」
男子はとにかく驚いている
(やっぱ恥ずかしいよぉ‥;)

⏰:08/02/09 20:46 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#326 [乱]
訂正です‥
×一緒にに
〇一緒に

すみません

⏰:08/02/09 20:49 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#327 [乱]
男子は全員スーツを着ていて‥執事というよりホストみたい。

拓海はというと、、誰よりもスーツが似合っていて

女子の半数近くがくぎづけ状態‥


私の視線に気付いたのか拓海はニコッて笑って

“ニアッテル”
口パクでそういった。

⏰:08/02/09 20:56 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#328 [乱]
“アリガト


タクミモ”


口パクで返す。

すると

「でしょー??」
拓海は声にだして言った。

⏰:08/02/09 20:58 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#329 [乱]
拓海の笑顔は本当に無邪気で羨ましいほどに可愛い。
茜はフッと笑って

「がんばろッ!!」

少し離れた拓海に言う。

「もち!!!」
拓海は少し大きめの声で答えた。

―準備を全て終えた10時、文化祭は始まった―

⏰:08/02/09 21:04 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#330 [乱]
************
「何様のつもりー??」

「‥‥‥。」

「ねぇねぇどうやって落としたの〜??」

「‥‥‥。」


(うわー漫画みたいな台詞)
今メイド姿の茜を囲むのは3人。

⏰:08/02/09 21:09 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#331 [乱]
何でこんな事になってるかって‥??

―それはつい5分位前の事―

「あのさ〜ちょっと来てくんない??」

受付の茜を訪ねたのは喋ったこともない高校三年生の先輩。

(なんかやな予感がする‥)

⏰:08/02/09 21:13 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#332 [乱]
美佳も早百合も裏方で、

それに巻き込みたくないから私は一人で渋々着いていった。

もう一人の受付の子が心配そうにしていたけど;



連れて来られたのは誰もいない屋上。

⏰:08/02/09 21:32 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#333 [乱]
先輩達は何やらご立腹の様子だった

(そりゃ‥そうだよね;)

なんとなく予想していたことだったからあまり驚きはしなかった。


「‥てかあんた一之瀬クンとも付き合ってるって聞いたけど二股??」

⏰:08/02/09 21:36 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#334 [乱]
それで今に至る。

(はぁー本当面倒くさっ


大体なんで和紀と付き合うことをあーだこーだ言われなきゃなんないわけ!?)


先輩達の偉そうな態度にムカついて返答する気にもならない。

⏰:08/02/09 21:39 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#335 [乱]
私は無言を貫き通す

だって

やり方が気に入らないから。

気に入らなきゃ屈服なんて死んでもしない

「なんか言えよ!!」

リーダー格の子が茜につっかかった。

⏰:08/02/09 21:41 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#336 [乱]
そう言われた瞬間、私の中で何かが

キレた―‥

「‥何でそんな事言われなきゃいけないんですか?!」
「はぁ!?」

「‥私は和紀だけが好きで、拓海と二股なんかしてません!!」

怒りがどんどん膨れ上がる。

⏰:08/02/10 05:59 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#337 [乱]
「‥それにッ!!和紀が好きなら、拓海が好きなら、本人に言わないと伝わらないと思いますけど」

私はブチ切れていた。
言葉がどんどんと出て来て―‥止まらない。


「そーゆーこと。」

!?
先輩が逆切れして茜を殴ろうとしたその時、入口にいた拓海が冷ややかに言った。

⏰:08/02/10 06:04 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#338 [乱]
「桐生クン!!??」「拓海!!??」

茜も先輩達も一気に拓海を見た。

(拓海‥何で!?)

「茜には俺が言い寄ってるだけなんで。」

拓海はキレながらも続ける。

先輩達は唖然としてびっくりしたまま固まっていた。

⏰:08/02/10 06:08 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#339 [乱]
「‥つか何してるんすか‥??」

拓海とは全く思えないほど冷たく‥厳しい目。

「ぇ;えと‥あの」

先輩達があたふたしだす。

「言っときますけど茜に手出したら俺も、和紀もぶっ殺しますから」
拓海は凍ったような目で言った。

⏰:08/02/10 06:14 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#340 [乱]
「‥‥い、行くよ!!」

先輩達は拓海に脅えながら逃げようと拓海の隣のドアを開けた

「‥本気だから。

あと他のセンパイ達にも言っといて下さい。」

逃げようとする先輩達の耳元で囁く拓海は、本当に怖い感じだった

⏰:08/02/10 06:19 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#341 [乱]
バタバタバタッ

先輩達が階段を降りる音がする。


屋上には茜と拓海だけ。

「‥はぁー‥」

私はとりあえず安心してしゃむ。

すると拓海も隣に来て座った。

⏰:08/02/10 06:21 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#342 [乱]
茜はちょっと戸惑いながらも

「‥ありがと。」

と言った。

「どーいたしまして♪」

そう言った拓海はいつも通りの無邪気過ぎる可愛い笑顔だった。

「‥拓海って怒ると恐いんだね 笑

てかどーしてきたの??」

⏰:08/02/10 06:25 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#343 [乱]
「あー受け付けの中本が教えてくれた。」

「かなが??そっかぁー!!本当助かったぁ」

「俺‥かっこよかった??」
「かっこよかったけど恐すぎだから‥笑」

「だってあれくらい言わねーとまた呼び出されるよ??」

⏰:08/02/10 06:30 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#344 [乱]
「そっかぁー、もう大丈夫かなぁ??」

「大丈夫!!」

‥ありがとう。

本当は言い足りない程、拓海が来てくれて嬉しかったんだ。

不安で怖くてむかついて。

⏰:08/02/10 06:33 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#345 [乱]
「ありがと‥」

私はもう一度心を込めて言った。



バッ

拓海は私を抱きしめた

私は和紀の顔がパッと浮かび拓海の胸板を両手で押す。

⏰:08/02/10 06:38 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#346 [乱]
‥ビクともしない。


「離して!!」

「無理。」

拓海の顔が見えない。

―ドクンドクン―
(何でこんなにドキドキしてんの‥;とにかく離れなきゃ!!)

私はさらに力を入れる。

⏰:08/02/10 06:42 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#347 [乱]
すれと拓海ももっと力を入れて





「‥俺にしとけって‥」

耳元でいった。


拓海‥本気‥なんだね。


声震えてるよ‥?

⏰:08/02/10 06:44 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#348 [乱]
「たく‥「ごめん和紀と付き合ってるんだよ‥な‥

今日人から聞いて‥


焦っちゃった

ごめん、、」


拓海は切なそうに微笑んだ。
私は何も言えなくて。

拓海の気持ちが痛いほど分かるから。

⏰:08/02/10 06:48 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#349 [乱]
「‥ごめん‥


私には和紀しかいないの‥」

私はやっとの思いで拓海に伝える

拓海のさらさらな黒髪が風に吹かれて拓海の目を隠した。

その髪を払いのけずに

「‥‥わかった」
拓海は私を話してくれた。

⏰:08/02/10 06:54 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#350 [乱]
―‥拓海の上履きに二滴のしずくが落ちた‥―

拓海の目は隠れて見えなくて

でも私にはどんな顔してるか分かるんだ―‥

何年も何年も片思いしてたから。

ガチャッ

私は拓海を置いて屋上から出た。

⏰:08/02/10 06:58 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#351 [乱]
昨日は書き途中で寝てしまい、ご覧になっていた方すみませんでした

いったん休憩です

⏰:08/02/10 07:01 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#352 [乱]
階段を降りてクラスへ向かう途中何とも言えない気持ちになった


ぎゅぅうーって胸が締め付けられる感じ


恋ではないけど

すごく、切なくて。

⏰:08/02/10 13:27 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#353 [乱]
ここ二週間近く拓海と一緒に仕事をしてて拓海の良いとこたくさん見つけた。


仕事に真面目で

誰に対しても壁がなく皆に慕われてて

気付くと陰でサポートしてくれる。

⏰:08/02/10 13:31 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#354 [乱]
拓海の事だから、今日の午後にはきっとけろっとした様子で接してくれる


でも拓海の事だから本心を隠してるってすぐ分かっちゃうんだ―‥


拓海‥こんな私を無条件で好きでいてくれる。

どうして‥??

⏰:08/02/10 13:37 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#355 [乱]
************
仕事をこれ以上サボるわけに行かないので、心は複雑なまま‥クラスに戻った。


「ごめんっかな!!」

「あっ茜!!大丈夫だった!?一応桐生が行ったみたいだけど‥」

⏰:08/02/10 13:40 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#356 [乱]
「うん!!大丈夫だったよ!!かなこそ一人で大丈夫だった??」

「うんっ大丈夫、もうすぐ交代だし♪
てかさっき一之瀬クン来たよ??」

「えっ和紀きたの!?
なんか言ってた??」

⏰:08/02/10 13:44 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#357 [乱]
「茜いる??って。で、『今ちょっと‥』って言っといた!!
てか茜一之瀬クンと付き合ってるって本当!!??」

かなは興奮して一気に言った。

「‥うん///(ひゃぁ;やっぱ照れる;)」

⏰:08/02/10 13:48 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#358 [乱]
「やっぱそうなんだ!!!うっわ〜おめでとぉ!!!」

「えへへ(#^.^#)ありがと//」

茜は照れながら答えた。

「一之瀬クンが彼氏とかいーなぁ♪♪まさか‥それで先輩達に呼び出されたの!?」

⏰:08/02/10 13:52 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#359 [乱]
かなは矢継ぎ早に質問をした。

「ぅん‥ま、ね;」

「うわ‥恐いね先輩達;
でも茜!!気にする事ないよ!!
茜の方が性格も良いし一億倍くらい可愛いから!!」

「かな大好き♪かなの可愛さには負ける!!」

そう言うとかなはとにかく興奮しまくりながらその後も応援してくれた。

⏰:08/02/10 14:00 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#360 [乱]
美佳「よっ」

茜・かな「「みかー!!」」

かなと盛り上がっていると先に着替えた制服姿の美佳が呼びに来た。

「茜、かな!!受付代わるよ〜♪」

交代時間になったようで当番の子も。

⏰:08/02/10 14:05 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#361 [乱]
「ありがとっ

あっ美佳ーちょっと私着替えてくる〜」

「ほーい♪ここで待ってる!!」

―‥私はメイド服を脱ぐため家庭科室に向かう。

(よしっ誰も使ってない♪)
私は一人、家庭科室で着替え始めた。

⏰:08/02/10 14:09 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#362 [乱]
(‥‥

‥‥‥気のせいかな

誰もいないはずなのに視線を感じる。

それにたまにカチカチッみたいな音もするし;

‥気のせいだよね♪誰もいないし!!)

⏰:08/02/10 14:12 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#363 [乱]
(でもなんか‥不気味;)

茜は少し恐くなってちゃっちゃと着替えた。






―‥この時感じた視線の意味を知るのはもうちょっと先のお話―‥

⏰:08/02/10 14:15 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#364 [乱]
「みかー!!」

制服に着替え終わり模擬店近くの美佳の元へ向かう

そこはかなり賑わっていて美佳を探すのも一苦労。

(あ!!!美佳!!


あれ‥美佳囲まれてない!?)

一人でベンチに座っていた美佳は確かに他校生の男子5、6人に囲まれていた。

⏰:08/02/10 14:21 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#365 [乱]
茜は美佳を助けるためにずんずんとそのかたまりへむかった。


「美佳!!」

「あ、あかねー!!

じゃあたし友達来たんで;」
美佳もそそくさと立ち上がった。

⏰:08/02/10 14:23 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#366 [乱]
男「えー良いじゃん一緒にまわろぉよー!!」

茜「美佳行くよっ!!」

男「わっ!!こっちの子も超可愛くね!?」

男「本当だ!!じゃ二人とも一緒にで♪」

(しつこ‥こういうチャラチャラした奴大ッッッ嫌い‥!!)

⏰:08/02/10 14:28 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#367 [乱]
茜「いや本当無理なんで」
茜は美佳の腕をとって歩き出した。

しかし

男「そんな事言わないで♪てかメアド教えて??」

男達のうちの一人が茜の肩を掴んで言った。

(軽ッキモッ!!)

⏰:08/02/10 14:32 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#368 [乱]
もともと男というものにあまり免疫がない方で。

チャラ男に肩を触られたあまりの気持ち悪さに

‥‥怒りと吐き気が込み上げる

「人の女に何してんの」

茜の鉄拳が炸裂する5秒前、大好きな低い声がした。

⏰:08/02/10 14:36 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#369 [乱]
美佳「和紀!!‥と‥刹くん///」

和紀の隣に刹が同じくキレた目をしていたが茜の目には映らなかった。

茜「和紀ぃ‥」

和紀「手ー話せよ。」

高身長の和紀と刹が上から睨み下ろすと男はすぐに手をどかした。

⏰:08/02/10 14:43 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#370 [乱]
さらに和紀と刹が一緒にいるため周りの人達が注目しだした。


その空気にいてもたってもいられなくなったのか
男達はあわてて行ってしまった。


「茜大丈夫か!?」

⏰:08/02/10 14:46 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#371 [乱]
皆の前なのに和紀はそっと私を引き寄せた。

「‥だいじょぶ‥」
嬉しくて涙声になってしまう。

和紀は私を離して肩を持ち
「お前なー‥無防備すぎんだよバカ!!」
とふてくされて言った。

⏰:08/02/10 14:51 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#372 [乱]
怒る和紀を見てまた胸が締め付けられる―‥

だって‥

すぐかけつけてくれた和紀は‥

私にはヒーローに見えたんだ‥///

「バカってひど!!笑」

⏰:08/02/10 14:56 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#373 [乱]
そう笑う茜の肩を、和紀は少し屈んでポンポンってはらった。

「‥消毒」

不思議そうに見つめる茜に和紀は答える。

「‥ッッ///」

真っ赤になる私の横で呆れた顔をした刹と美佳が

「おーい‥笑」
と笑った。

⏰:08/02/10 15:00 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#374 [乱]
茜「‥ぁあっ!!刹クンもありがとぉ!!」
美佳「ホントにありがとぉ‥///」

「いえいえ♪どう致しまして♪」
刹君はフッと優しい顔で言った。

美佳の方を見るとまた真っ赤になってる‥!!

⏰:08/02/10 15:10 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#375 [乱]
(これは間違いない‥美佳ぁー頑張れ!!!)

私はまた応援モードに切り替わったけど、、

美佳はいつもの美佳じゃなくて上手く喋れない様子だった。

「そぉいえば、和紀達当番じゃないの??」

⏰:08/02/10 15:15 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#376 [乱]
和紀「‥あー‥茜達がナンパされてんの見てとりま前田に押し付けて来た‥笑」

ちらっと焼きそばの模擬店をみた刹君が吹き出した。
「プッ‥前田がキレてる‥笑
戻ってこいってさ!!」

⏰:08/02/10 15:23 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#377 [乱]
和紀達のクラスの模擬店を見ると
前田君がこっちを見て、和紀達をしきりに呼んでた。
その様子がなんか可愛くて笑っていると

「ちょーどお昼だし食いに来いよ」
と半ば強引に和紀が茜と美佳の腕を連れて向かった。
「ちょーまって」

⏰:08/02/10 15:27 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#378 [乱]
「どした??刹??」

刹は誰かと携帯で電話をしている。

刹「えっどこにいんの??


うん‥うん‥


オッケ今から行く。」

刹は電話を切った。
(なんか嫌な予感がする‥)

⏰:08/02/10 15:30 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#379 [乱]
和紀「来たって??」

刹「うん、やっと来たみたい‥笑 ちょい行って来ていい??」

和紀「いんじゃね??一人くらい平気だろ」

茜は恐る恐る聞いてみた。「だっ‥誰が??」

刹「んー彼女ー!!じゃいってくるわ♪」

⏰:08/02/10 15:36 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#380 [乱]
爽やかに言うと刹は走って校門に向かった。

「‥‥‥‥‥。」

かなり気まずい空気が流れる。
美佳は黙って泣きそうな顔をしていた。

「どした??行こ??」

和紀は何も分かっていない様子でそのまま私達を引っ張った。
(和紀のあほー;;)

⏰:08/02/10 15:39 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#381 [乱]
ちらっと美佳の方をむくと‥一瞬泣いているように見えた。

でも

「うんっ焼きそば楽しみ〜!!」

すぐに笑顔に戻って美佳は言った。
(無理してるのバレバレだよ‥みかぁ!!涙)

⏰:08/02/10 15:42 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#382 [乱]
今すぐにでも美佳の話聞いてあげたいって思った。

でも‥なんか今触れたらいけない気がして‥

美佳は文化祭を楽しもうとしてる気がして‥素直に和紀に従った。

************
「‥おっせーよ和紀!!」

「ごめん前田!!今度なんかおごるから!!笑」

⏰:08/02/10 15:47 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#383 [乱]
「マジで!?」

前田の顔がぱっと明るくなる。

(前田君って本当面白いなぁ)

そんな事を考えていると

「ちょっと待ってて〜」

和紀が手袋を付けながら言った。

しばらくすると和紀が焼きそばをニパック持ってきた。

⏰:08/02/10 15:52 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#384 [乱]
和紀のクラスの模擬店は中庭にあり
一番じゃないかってくらい賑わっていて、大行列が出来ていた。

なのに和紀はこっそり並んでいない茜達に持ってきてくれた。

そして和紀は
「マジうめぇから!!」
そういって大忙しの模擬店の中に入っていく。

⏰:08/02/10 15:56 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#385 [乱]
「ふふっ茜ちゃんの旦那はやっさしーなぁ♪」

いつもの元気を取り戻した美佳が食べる場所を探しながら笑う。

「もー///旦那じゃないって!!あ。ここ空いてる!!」
私たちは和紀達の模擬店近くのベンチにこしかけた。

⏰:08/02/10 15:59 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#386 [乱]
「んっ‥


おいっしー!!!」

「本当だぁっ‥やば!!」

焼きそばはめちゃめちゃ美味しかった。

美佳と二人で食べつつ、次にどこへ行くか相談する。

(美佳‥無理して笑ってる;)

何度もそう思ったけどあえてふれない。

⏰:08/02/10 16:03 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#387 [乱]
喋りながらも和紀の事が気になってちらちら見てしまう‥。


「いらっしゃいっ」

元気に微笑む和紀。

日焼けした腕で汗を拭いながら焼きそばを炒める和紀。

本当にきらきらして見えるんだ///

⏰:08/02/10 16:06 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#388 [乱]
「やっぱ気になってる〜笑」

ぽーっと和紀を見ていると美佳につっこまれた。

「‥ぅ;だって和紀モテるんだもん;あっほら見て!!!」

「え??」

他校の女の子達が焼きそばを炒める和紀に話しかけた。

(ほら来た‥;)

⏰:08/02/10 16:10 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#389 [乱]
「茜!?」

私はパックを置いて
かろうじて声が聞こえる所まで近づいた。


「あのぉー良かったらメアド教えてくださいッッ///」

(むー‥和紀には彼女いるの!!!てかあれ‥??


あたしメアド知らない!!!)

⏰:08/02/10 16:14 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#390 [乱]
なんとなく照れ臭くって中学で携帯買ったのにアド教えてなかった

そしてもちろん聞いてもいない;

(メアド知らないカップルてどんなだし‥;)

茜は一気にへこんだ。
‥そしてまた和紀を見る。

⏰:08/02/10 16:16 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#391 [乱]
(教えませんように‥!!)

私は必死に祈る。



「ごめん俺彼女いっから‥」

和紀はその子達に申し訳なさそうに言った。

断るって信じてはいたけど‥やっぱり嬉しかった。

⏰:08/02/10 16:20 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#392 [乱]
『彼女』

という単語が頭の中でリピートされる。

(あっ!!そーだ!!)


茜「あのぉーメアド教えてくれませんか??」

私は後ろから和紀に呼び掛けた。

⏰:08/02/10 16:23 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#393 [乱]
和紀「‥(またかよ;)あのー俺彼女い‥‥茜!?」

振り向き様に驚いた和紀は可愛かった。

茜「ふふっ騙された〜」

私が笑うと和紀に頬を抓られ言われた。

「あ‥確かに俺もメアド知らね‥笑」

⏰:08/02/10 16:26 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#394 [乱]
「「ははっ」」

二人して思わず笑ってしまった。





私は和紀のメアドをゲットし、超多忙だった文化祭からの帰宅後“初”メールを送った。

***********

⏰:08/02/10 16:29 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#395 [乱]
またまた休憩です〜

感想などもしよければどんどんお願いします

⏰:08/02/10 16:31 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#396 [みなみ]
ずーっと
見てます

何時頃また書き始めますか?

⏰:08/02/10 16:32 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#397 [乱]
ぇと多分夜8時以降頃になってしまうと思います

⏰:08/02/10 16:37 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#398 [みなみ]
わかりました

またみに
きますね

これからなんか
用事あるんですか?

⏰:08/02/10 16:39 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#399 [乱]
見てくださってありがとうございますはいちょっと出掛けなきゃいけないんです

⏰:08/02/10 16:45 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#400 [みなみ]
ぢゃぁまたね

⏰:08/02/10 16:47 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


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