僕⇒俺
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#570 [氷雨]
「ぃったぁあー………」
それは思いもよらない程、痛くて俺は半べそになっていた。
それを見て、雅さんは笑った。
そして、俺はだいぶ遅れて、ある矛盾に気が付いた。
あれ……?
葉山さんと雅さんの話し、少し違う。
:08/04/27 09:40 :D704i :☆☆☆
#571 [氷雨]
なんだか変だ……。
「はっるーー……!?またどっか行ってんぞー」
今度は俺の額にデコピンが炸裂した。
「ぃったぃですってば!!」
必死にデコピンされた場所をさする。
暴力反対!!
心の中で叫んだ。
:08/04/27 09:45 :D704i :☆☆☆
#572 [氷雨]
雅さんはなんだか機嫌よく笑っている。
俺の気付いた矛盾。
それを聞こうか迷った。
けど、覚悟を決める。
:08/04/27 09:48 :D704i :☆☆☆
#573 [氷雨]
「雅さん、雅さんは入学してから葉山さんが俺を好きだと言いましたよね?」
俺の真剣な口調に雅さんも真剣に考えた。
そして、1回頷くと言った。
「ああ…、入学してからだ」
どこか矛盾している。
葉山さんは……、
:08/04/27 09:51 :D704i :☆☆☆
#574 [氷雨]
「葉山さんはクラス替えがあって、3日後って言ってました」
そうこれが矛盾。
どうして恋の相談をしていた2人の話しが食い違うのか 。
俺は雅さんの瞳を見る。
雅さんは呻きながら考えていた。
眉を寄せて必死に思い出すように。
:08/04/27 09:55 :D704i :☆☆☆
#575 [カラス]
:08/04/27 14:25 :D905i :☆☆☆
#576 [氷雨]
カラスさん
アンカーありがとう!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
そして雅さんは言った。
「美咲が自覚してないだけでさ、好きだったと思うぞ?」
雅さんは、はっきりそう言った。
またうんうんと何度も自分で頷いていた。
俺はその様子を見て、また疑問が浮かぶ。
また質問した。
:08/04/27 23:44 :D704i :☆☆☆
#577 [氷雨]
「どうして雅さんにわかるんですか?」
俺は普通に聞いたつもりだったんだけど、
雅さんはにっこり笑って俺の背中を軽く叩いた。
「んな、トゲある言い方しなくてもいっじゃん!ヤキモチか?」
「なっ!!」
俺は体が熱くなったような感覚に襲われた。
:08/04/27 23:52 :D704i :☆☆☆
#578 [氷雨]
「はは、顔ー真っ赤だぞ!」
雅さんはおもいっきり楽しんでいた。
俺はこんなに悩んでいるのに!!
けど、雅さんを見てたら自然と笑いがこみ上げた。
俺と雅さんの笑い声がスタジオに響く。
時間を忘れて、話していたから、気づかなかった。
後ろの黒い影に…
:08/04/27 23:58 :D704i :☆☆☆
#579 [氷雨]
「お゛い…」
ドスの利いた低い声。
笑い声は消え、俺と雅さんは肩をビクリと揺らし、顔を見合わせた。
そして、雅さんは「ヤバ…」確かにそう言った。
また低い声が響く。
「2人共?俺様のスタジオで勝手に何をしてるんだ…?」
それはそれは魔王が降りてきたのかというくらいの支配感だった。
:08/04/28 00:11 :D704i :☆☆☆
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