僕⇒俺
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#300 [氷雨]
腕を組み、脚を組み、瞳をギラリと輝かせる。

内心ヒーと思いながらもいいえ、と答えた。

雅さんは孝裕さんの隣で必死に笑いをこらえてる。


「あのー?なんで雅さん笑ってるの?」

笑う所なんて1つもないはずなのに…

⏰:08/02/17 18:04 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#301 [氷雨]
「陽?あのな?」

孝裕さんをチラッと見て、また笑う。

もう何がなんだかわからなくて、はてな顔で雅さんの笑いが終わるのを孝裕さんと待った。


「あのな、陽…孝裕はさ、陽の事、心配してんだよ?」

雅さんは孝裕さんの顔を見て、また笑う。

⏰:08/02/17 18:08 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#302 [氷雨]
「なっ!?雅!!!」

孝裕さんは顔を真っ赤にして反抗する。


「だってお前さー…」

「いうな!!ふんっ」

雅さんの言葉を遮って孝裕さんが拗ねる。

ぶはっとまた雅さんが笑う。

俺は思わず悩んでた事も忘れて笑ってしまった。

⏰:08/02/17 18:12 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#303 [なお]
楽しいです
今.一気に読んじゃいましたあ
これからも頑張って下さい

⏰:08/02/17 20:22 📱:D903i 🆔:☆☆☆


#304 [氷雨]
なおさん
楽しいですかよかったありがとう
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「んでさ、本題!陽?どうしたんだ?」

雅さんの心配が伝わるくらいに真剣な瞳。
孝裕さんも同じように真剣で優しい瞳で俺の言葉を待ってくれる。

俺は意を決して口を開く。

・俺と葉山さんは本当は彼氏彼女の関係ではない事

⏰:08/02/18 13:32 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#305 [氷雨]
 
・キスの事

・小宮の事

・葉山さんの気持ちの事

そして……

・俺の葉山さんに対しての気持ちの事


雅さんと孝裕さんは頷きながら真剣に聞いてくれた。

⏰:08/02/18 13:35 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#306 [氷雨]
しばらくして雅さんが口を開く。

「陽は美咲が好きなのか…?」
俺の目をジッと見つめて俺の言葉を待つ。

「わかんない…だって、俺なんかって思うし、小宮が……」

「お前の気持ちを聞いてんだ!小宮とかいう友達は今は消せ」
孝裕さんがしびれを切らしたように怒鳴る。

⏰:08/02/18 13:46 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#307 [氷雨]
「俺は…そうなったら嬉しいって思う、考える。けど…」

自信がない……

俺のいい所なんて思い浮かばない。

格好を良くしただけで、地味な性格は変わらない。

「葉山さんはどうして俺を選んだんだろ…」

話した事もなかった。

俺はなんでか泣きそうになってグッと我慢する。

⏰:08/02/18 13:50 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#308 [氷雨]
雅さんはしばらく考えた後、俺にいった。

「本人に聞くのが1番だろうな、俺には美咲の気持ちわかんねえし…」


悔しそうな残念そうな顔をして下をむく。

続けて孝裕さんもいう。

「そうだな…、お前は美咲って女が好きなのは決定ずみだし」

その言葉で思考が停止する。

「え………?」

⏰:08/02/20 17:29 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#309 [氷雨]
孝裕さんの言葉が5秒後に頭にたどり着いた。

「俺…!!………ッ!」

慌てて否定しようとして膝を机にぶつけてしまう。

「馬鹿……、なに慌ててんだよ態度でまるわかり、お前は美咲が好きだ」

孝裕さんの言葉にカァッと顔が熱くなる。

「…………っ」

そんなはっきり言わなくても…なんて思いながら顔面にパンチをもらったような衝撃が体をまわる。

⏰:08/02/20 18:22 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#310 [うに]
>>1-100
>>101-300
>>301-900

⏰:08/02/21 00:44 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#311 [()]
がむばって下さい(゚b、)

⏰:08/02/21 22:31 📱:SH902i 🆔:☆☆☆


#312 [()]
あーげ:)

⏰:08/02/24 09:09 📱:SH902i 🆔:☆☆☆


#313 [氷雨]
うにさん()さん

ァンカーありがとう

応援ありがとう

⏰:08/02/26 00:30 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#314 [氷雨]
 
 
「俺……」

けど、自覚した所で俺はどうしたらいいんだ?


気持ちを伝えるなんて無理だし…

俺は頭を抱えて考える。


それを見て雅さんと孝裕さんもため息をついた。

⏰:08/02/26 00:42 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#315 [氷雨]
「陽?恋はな、悩んでこそ花開く」

雅さんは分かりづらい表現を使って俺を励ます。

キョトンと俺がしていると孝裕さんが雅さんの言葉を補う。


「簡単にいうと、悩んでこそ恋だ。悩みまくれ」


孝裕さんはそういってコーヒーを口へと運んだ。

⏰:08/02/26 00:44 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#316 [氷雨]
「ええ!?そんなぁ…」


自覚させといて悩めだなんて…

酷すぎるよーー…


そんな言葉も雅さんと孝裕さんには届かずに今日はお開きとなった。


「陽、次の撮影は木曜7時からだぞ…遅れんなよ」

孝裕さんのどすの聞いた脅しにも似た声が響く。

⏰:08/02/26 00:48 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#317 [氷雨]
「は!はい!!」

少しどもりながら返事する。

「ぷぷっ!陽ー、孝裕は時間には厳しいからなぁ」


俺のどもり方に笑いながらいう。


「雅ー…?時間に厳しいって知ってんならいつも遅刻するな!この阿呆!!」


孝裕さんが怒鳴る。

⏰:08/02/26 00:54 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#318 [氷雨]
「阿呆だあ?阿呆言う方が阿呆だ!!10分くらい大目に見ろ!このケチ野郎!」


雅さんは顔に似合わず子供で、舌をべーっとして孝裕さんを挑発する。

孝裕さんも大変だな…なんて思ってたのに…


「ぁ゛あ゛?ケチ野郎?何処がだよ!?言ってみろ!?」

えええええ!?
孝裕さん…挑発にのっちゃった……

⏰:08/02/26 00:59 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#319 [氷雨]
そう思った瞬間、なんだか俺はすごく可笑しくて。


「ぷっ!!あははは!雅さんも孝裕さんも喧嘩は駄目ですようー」


俺は腹をかかえて笑った。


2人は始め、ばつの悪そうにだけど少し照れて睨みあってたけど、俺の笑い声につられて3人で大笑いした。

⏰:08/02/26 01:03 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#320 [氷雨]
―――……

「んじゃあ…陽、またな。今日はなんか…かっこわりぃところ見せて悪かったな」

俺を家まで車で送ってくれた雅さんは窓を開けて照れながらいった。


「全然!!すごく楽しかったです!」

俺はクスクス笑いながらいう。
「笑ってんな!!」

窓から手を伸ばして、俺の髪をグシャグシャにする。

⏰:08/02/26 01:07 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#321 [氷雨]
「ああ!もう…すぐこういう事するー…」

髪って意外と時間かかるんですよ?セットするの……


俺は髪を直しながらブツブツ呟く。


「ははは!笑った罰だ!んじゃあー恋、頑張れよ」

そういい残すと車を発車させて、すぐに見えなくなった。

⏰:08/02/26 01:11 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#322 [氷雨]
「う゛……忘れようとしてたのに……」


そう呟くと家へと回れ右して戸を開けた。


「ただいま〜〜…」

あれ?誰の返事もない…?

なんだか不安になってリビングの戸を勢い良く開ける。


リビングにも誰もいない。明かりはついてるのに…

⏰:08/02/27 01:03 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#323 [氷雨]
 

節電しろよ!!

そんな[主婦か!]というツッコミが入りそうなボケを頭の中でかましながら、周りを見渡す。


本当に誰もいない……。

ん?机に置き手紙発見!!

【陽ー!おかえりー!!ずっと待ってたのに遅いから、置いていっちゃいます!私たち3人は寿司屋へ行ってきますね。帰りは遅くなります。留守番よろしく。グッナイ】

⏰:08/02/27 01:10 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#324 [氷雨]
グッナイて……。

少し呆れながら呟く。


ん?待て!?寿司屋?

頭を巡らし、3秒後に陽は叫ぶ。


「寿司屋って俺の大好きな寿司屋【寿司】!?」

【寿司】とは寿司屋さんの名前である。

⏰:08/02/27 01:13 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#325 [氷雨]
陽は椅子に座ると机に倒れる。

「俺の寿司ーーー……」


悪い事は重なるといいますが、今の陽はまさにそれ。


恋は良い事、しかし、ライバルは親友。

陽はガバッと起き上がるとお風呂に向かう。

幸いお風呂は入れてあり、さっそくドボンと湯に体を沈める。

⏰:08/02/27 01:19 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#326 [氷雨]
「今日は早く寝る!!」

陽は逃げ出した。


今まで色恋で悩まされる事なんてなかった陽には厳しい現実。

今は考えたくない。

そう思ってしまい、お風呂からあがると、リビングの机にあったサンドイッチを口に運び、一気に食べてしまい、部屋へ駆け上った。


「ふう…う゛ーー……恋って何?」

⏰:08/02/27 01:24 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#327 [氷雨]
陽は恋の病に陥った。

しかも、初めての恋で三角関係。


良い事の後には悪い事。


「俺はどうしたら…?」

布団に潜り込むと自然と目を閉じ、陽は眠りについていた。



―――……

♪♪〜♪〜♪〜〜

⏰:08/02/27 01:30 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#328 [氷雨]
すみません今日はここまで
眠さMAXです

よかったら感想ください

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/3244/

⏰:08/02/27 01:37 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#329 [うん]
あげちょびりんこ

⏰:08/02/27 17:22 📱:F704i 🆔:☆☆☆


#330 []
あげっ
書いて下さい

⏰:08/02/29 18:24 📱:SH902i 🆔:☆☆☆


#331 [氷雨]
うんさん
ぁげありがとう

さん
ありがとう今カラ更新します

⏰:08/02/29 21:00 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#332 [氷雨]
 
 
「ん〜〜……?携帯………」


ぐっすり眠りについていた陽は寝ぼけながらも寝たまま携帯を探す。


この音楽はメールのはず……


ぼんやりと頭で思うと、携帯であろう物体を引っ張り手に納めた。


「誰からーー……?」

⏰:08/02/29 21:35 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#333 [氷雨]
――[From 小宮]――

今日休みか

りっちゃんカンカンだぞ

――――――――――――――
と、いうラブメールでした。


「は…………?…ぇええ!?」

携帯の画面の右上にでているであろう小さな時計に目をやる。

―9:12―

学校は8時40分から、授業は8時50分から。


………………

⏰:08/02/29 21:41 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#334 [氷雨]
完全遅刻だ……

リビングに行くとまた昨日と一緒で紙がある。

【陽へ

起きた?おはよ♪目覚ましかけてたんだけど?起きれたー?
お母さんとお父さんは2人で久しぶりのデートを楽しみます。
今日も夜は遅くなるので晩ご飯は自分で作るか買ってね〜

いってきまーす♪】

⏰:08/02/29 21:51 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#335 [氷雨]
手紙の横には1万円が置かれていた。


晩ご飯、どんだけ食うんだよ…
なんて思ったけど、少し考える。


2人で……?

三依は??


嫌な予感がして三依の部屋までいくと戸を勢い良く開けた。

⏰:08/02/29 21:54 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#336 [氷雨]
そこには………


すやすや気持ち良さそうに眠っている我が妹。


「三依ーーー!!遅刻だぞー!!!!!」


俺が大きな声で叫ぶと無意識であろう足で布団を蹴り上げた。

布団が宙を一瞬、舞う。

⏰:08/02/29 21:58 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#337 [氷雨]
「遅刻!!!??」

三依は【遅刻】という言葉を聞くと、すぐに起きる事を最近知った。


「やばいってー…!!」

三依は洗面所まで飛んでいき、化粧等を始める。


「朝ご飯は食べる?」

俺が叫ぶと……

⏰:08/02/29 22:01 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#338 [氷雨]
「当然!!」

化粧の前に食べなよ…って思ったけど、たぶん混乱してるんだろな。


三依は俺の言った通り…

「あ゛!食べる前に化粧しちゃった!!」

って朝食中に叫んだ。

俺も三依も準備を済ませると、ほぼ同時くらいに家を出た。

⏰:08/02/29 22:04 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#339 [氷雨]
学校は違うので途中までは一緒に登校。


「うわー……やっぱり振り返るねー…」

三依が突然、呟いた。


「は………?何か辛い事があったの?」

俺は過去の心配をして三依に尋ねる。


「いやいや……つか、中身はやっぱ陽兄だね」

⏰:08/02/29 22:08 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#340 [氷雨]
「え………?」

三依を見ると、ニッと笑っていった。

「マヌケだもん」

昔の悪戯っ娘だった三依を思い出す。(今もだけど…)


「何それ……兄に向かって失礼だぞ!」

俺は昔に戻れたみたいに嬉しくて調子にのる。

⏰:08/02/29 22:12 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#341 [氷雨]
「ハハ…ばぁーか……んじゃね」

「うん、またね」

三依と学校の別れ道になり、暴言を吐かれながら手を振った。

――――……


「やっとついた……」

遅刻をしたので足取り重く、学校に着くと自然と呟いた。

⏰:08/02/29 22:15 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#342 [氷雨]
「お!梨本ー!!珍しいな!遅刻なんてーー…今から出席にしとくなあ」


声が響き顔を上げるとりっちゃんだった。


小宮の奴…。全然怒ってないじゃん!!


少し恨みながらも靴を履き替え教室に向かった。

⏰:08/02/29 22:18 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#343 [氷雨]
「あ…梨本君だあーー」


着いた時間はちょうど休み時間だった。

やっぱり、学校中に知れ渡ってるみたいであちこちから声が聞こえる。


はぁ……俺、目立つの苦手なのに…

若干半べそかきながら、教室の扉を開けた。

⏰:08/02/29 22:22 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#344 [氷雨]
「あ!陽ーー!!おーーーーはよっ」


小宮のいつもの体当たり。

よけたつもりなのに何故か腹に直撃。

「んぐっ…!!こーみーやーー…毎日…毎日、痛いんだってば!」


小宮の頭を軽く叩く。

⏰:08/02/29 22:25 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#345 [氷雨]
「いてっ…今日は遅刻した罰だ!!」

へっへーと笑いながらいう。


「じゃあー…昨日はなに?」

俺も負けずに言い返す。

「昨日は日曜、遊んでくれなかった罰だ!!」

⏰:08/02/29 22:27 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#346 [氷雨]
「え……………」


思わずいってしまった。


日曜は葉山さんと……


「ご……めん」


俺は下を向いて、何て言っていいねか、どんな顔をしたらいいのか、わからなかった。


「え…?なっ…陽!俺、気にしてないってば!!」

⏰:08/02/29 22:30 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#347 [氷雨]
俺の落ち込みように小宮は焦ってた。


ごめん、小宮……。

すると、誰かが近づく。


顔を上げると葉山さんだった。
また嫌な予感がする。


「陽ーおはよします!小宮…あのさ、陽は日曜、わ………」

俺は手で葉山さんの口を塞いだ。

⏰:08/02/29 22:34 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#348 [氷雨]
「え……?どうしたの…陽…」

小宮が呟く。

俺はハッとし、手を放すと葉山さんを外へと呼んだ。


―――……

「ここだったらいいかな…」

教室の少し離れた所で止まる。

「陽?どしたの……?」

⏰:08/02/29 22:37 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#349 [氷雨]
ぎゃっ!すみません
なんか【おはよします!】になってる……意味わからん…

おはよ!です
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
葉山さんは少し不思議顔で微笑んでる。


「えっと……日曜、遊んだの内緒にしてもらえないかな…?」

俺は緊張して冷たい言い方をしてしまった。

⏰:08/02/29 22:42 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#350 [氷雨]
「えっ!?なんで…!?」


葉山さんの顔が一気に悲しみの顔に変わった。


「えっと……遊んだとかいって誤解されたら、葉山さん嫌じゃないかな?って思って……」


どういったら言いんだろう。

小宮の気持ちは絶対に言ってはダメだ。

⏰:08/02/29 22:46 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#351 [氷雨]
「私はいいよ……、陽と遊んで楽しかったもん、嫌じゃない」

なんでか葉山さんの瞳は濡れてた。

俺には濡れてた意味がわからなくて、ひどい事をいった。


「俺…、恥ずかしいから…」


葉山さんの瞳から涙が溢れた。

⏰:08/02/29 22:50 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#352 [氷雨]
「え…?はや……」

葉山さんは俺の横をそのまま通り過ぎてしまった。


「え………?なんで泣い…て」

俺は葉山さんを追おうとしたけど、足が動かなくて、涙の意味がわからなくて、ただ立ち尽くすだけだった。


それから、葉山さんは帰ってこなかった。

⏰:08/02/29 22:55 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#353 [氷雨]
昼を買いに行っている間に早退したみたいだった。


「陽?何かしたの…?」

小宮が不安そうに聞く。

好きな人が泣かされたら気になるよな……

けど言えない。


「いや…何もしてないよ。わかんない…」

⏰:08/02/29 22:57 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#354 [氷雨]
俺…すごい嫌な奴だ。

最低だ……。


けど……、小宮は離れていかない。

いい奴……。


けど…なんで葉山さんは泣いたの?


陽の中を色々な思いが交差する。

⏰:08/02/29 23:00 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#355 [氷雨]
「メールしたら?」

高槻が急に声を出す。

「へ……?メール……??」

あ……そうか。メールがある。

「そうだよ!メールで聞いたらいいじゃん!!」

小宮も賛成と手をあげた。

「ん、ちょっと聞いてみる」

携帯を取り出し文字を打つ。

⏰:08/02/29 23:04 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#356 [氷雨]
――【To 葉山 美咲】――

葉山さん、すみません

俺、もう1度話がしたいです
――――――――――――――

何かした?なんて無神経すぎて送れない。

俺は何をしたのか、自分で気付かないといけない。

そう思った。


横で見ていた小宮も高槻もそれでこそ男だ!なんて言いながら応援してくれる。

⏰:08/03/01 08:50 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#357 [氷雨]
「ありがとう。ごめんな…小宮、小宮、葉山さん好きって…」
なんだか申し訳なくて下を向く。


「は…?なーーに言ってんだ!俺はそんなに小さな男じゃないぞ!!」


小宮は両手を腰に当てて、えっへんと言った。


「背は小さいけどなあ」

⏰:08/03/01 08:55 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#358 [氷雨]
高槻が悪態をつくと小宮は叫びながら高槻に得意の体当たりを浴びせた。

「高槻ーーー!!」

「ちょっ………!ぃってぇぇえー……」


みごとにまた腹へ直撃。

なんで腹なんだ……

そんな疑問を残して、今日も1日が過ぎる。

⏰:08/03/01 08:56 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#359 [氷雨]
葉山さんからは…

――【From 葉山 美咲】――

わかった

私も話があるんだ…真剣な話

学校が終わるくらいに校門にいるね
――――――――――――――
明らかにいつもより元気がないメールだった。


俺のせいだ……。


放課後になり校門を見ると人影が見えた。

⏰:08/03/01 09:01 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#360 [氷雨]
「俺、行ってくる!!」


俺は小宮と高槻に言うと走りだした。

「「おう!頑張れよーー」」

2人の勇気のでる言葉を背に階段を駆け下りた。


―――……

校門近くまで行くと葉山さんはいつものように笑って手を振ってた。

⏰:08/03/01 09:04 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#361 [氷雨]
「葉山さ…………」


「陽君!!」


俺の足が止まる。
目の前には北原 愛美。


顔を真っ赤にしてふわふわのマフラーを首に巻いて、ちょこんと立っていた。


「え……?北原さん?どうしたの?」

⏰:08/03/01 09:07 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#362 [氷雨]
俺は北原さんがなんでいるのかわからなくて、混乱した。

「だって…陽君、メール苦手っぽいな…って思って会いに来たの」


愛美はふんわりと笑うと、陽にぴったりくっつく。


「へへ……」

可愛らしく笑ってくれるんだけど、葉山さんが目の前なのに…
俺は残酷にもそんな事を思ってしまった。

⏰:08/03/01 09:12 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#363 [氷雨]
「は……る…、…もう彼女…でき……た…んだ…」


葉山さんの途切れ途切れに聞こえた声にハッと顔をあげる。

さっきの笑顔は大粒の涙に変わっていた。


「私……ツ…ラい……よ…」

葉山さんは走り出して、学校から遠ざかる。

「葉山さん!!」

⏰:08/03/01 09:16 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#364 [氷雨]
今度は足が動く。

けど…

「ごめん!北原さん!離して……」


北原さんの腕が離れない。


「嫌っ…!陽君は私のなの!!」

女の子の手を払いのけるなんてできない。

⏰:08/03/01 09:19 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#365 [氷雨]
俺は北原さんの方を向き直すと、こういった。


「ごめんな……、大切な人なんだ。行かせて……?」

今度は北原さんの目から涙が零れた。


「私は陽君が好き!!愛してる!絶対に諦めない……」


北原さんは手を離してくれた。
「ありがとう」

⏰:08/03/01 09:23 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#366 [氷雨]
俺は極上の笑顔を北原さんに贈ると葉山さんを追った。


―――……


「ふっ……ンっ………」

美咲は声を抑える。

こんなに泣いたの久しぶりだ。

けど…陽は追ってこない。

あの子と今ごろ、楽しくやってたりして…

⏰:08/03/01 09:26 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#367 [氷雨]
そう思うとまた涙が溢れた。


「陽…………ふッ…ヒック…」

涙は泣いても泣いても止まらない。


陽には彼女ができてた。


「はは……いつの間に……」

美咲は言いながら下を向く。

⏰:08/03/01 09:29 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#368 [氷雨]
「見つけた……ハァハァ…」


陽が美咲の手を掴む。


「は…る……?どうしたの……?彼女は…?」

美咲は嬉しくて嬉しくてまた涙が溢れた。


「葉山さんと話したかったから……」

陽は彼女じゃないと否定しなかった…。

やっぱり彼女なの……?

⏰:08/03/01 09:33 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#369 [氷雨]
「陽……、私ね……」


そういうと陽は私を抱きしめた。


「なんで泣いてるの…?俺…心が痛いよ……、とにかく店、入ろ?」


陽は私の手を引いて、喫茶店へと連れていってくれた。

⏰:08/03/01 09:36 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#370 []
更新されてるっ
あーげえ

⏰:08/03/02 02:51 📱:SH902i 🆔:☆☆☆


#371 [我輩は匿名である]
>>1-50
>>51-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400

⏰:08/03/02 07:09 📱:W51S 🆔:☆☆☆


#372 [我輩は匿名である]
>>101-150
>>151-200
>>201-250
>>251-300
>>301-350
>>351-400

⏰:08/03/02 07:17 📱:W51S 🆔:☆☆☆


#373 [氷雨]
さん
ぃつもアリガトウ

我輩さん
ァンカーアリガトウ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
―――……

「葉山さん…?何か飲む…?」

いつもと違う雰囲気の葉山さんに俺は戸惑いながら話しかける。

葉山さんの瞳から涙はなくなっていたけれど、表情が泣いている。

⏰:08/03/02 15:38 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#374 [氷雨]
「紅茶………」

葉山さんはそう呟いた。

上の空というか、心のない返事だった。


「紅茶ですね……、すみませーん」


俺は自分のミックスジュースと葉山さんの紅茶を頼んだ。


葉山さんの方を向くと、下を向いて伏せていた。

⏰:08/03/02 15:54 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#375 [氷雨]
「えっと……、すみません」

俺はなぜか謝ってしまった。

ひどいことを言ったこと、呼び出しておいて不可抗力だったが違う子といたこと。


色々なことを……


「なんで…陽が謝…るの?」

葉山さんは今まで聞いた事のない冷たい声でいった。

⏰:08/03/02 16:05 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#376 [氷雨]
「え………?」

俺はビックリして下げていた顔を上げた。


「陽があの子の事で謝る事ないじゃん!私が邪魔しちゃっただけでしょ?」

泣き声の入り混じった怒りの声

「あの子って北原さんの事ですか……?」

⏰:08/03/02 17:53 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#377 [まな]
おもしろいですイ

更新がんばってくださいe

⏰:08/03/02 18:59 📱:W52S 🆔:☆☆☆


#378 [氷雨]
俺は葉山さんの言っている事がわからなかった。


どうして今、北原さんがでてくるんだろう…?

ただ、そう思った。


「小さくて可愛い子だったね…」

冷たい声で葉山さんは呟いた。

「葉…山……さん?」

⏰:08/03/02 19:11 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#379 [氷雨]
まなさん
アリガトウがんばります
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄俺は本当に戸惑い言葉に迷う。

何を言ったらいい?

何で怒ってるの?

何で泣いてた?


「陽は……あの子が好きなんでしょ?」

⏰:08/03/02 19:45 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#380 [氷雨]
…………………


葉山さんの言葉を聞いて固まった。


頭がついていかない……

「え…………なん…て…?」


言葉もついていかないくらいに俺は驚いてた。


「好きなの…?って……」

⏰:08/03/02 20:45 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#381 [氷雨]
葉山さんは不安そうに俺に尋ねる。


今にも泣きそうな程、瞳をうるつかせている。


「好きっていうのは………どういう……」


俺はまだ意味が理解できずにあやふやに答える。

⏰:08/03/02 23:25 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#382 []
あーげっ
がむばって

⏰:08/03/04 20:18 📱:SH902i 🆔:☆☆☆


#383 [南雲]
>>299-400

⏰:08/03/06 09:09 📱:SH905i 🆔:☆☆☆


#384 [は]
あげ☆

⏰:08/03/11 00:19 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#385 [ケケ]
あげイイ
がむばってぇ

⏰:08/03/12 21:58 📱:W52SA 🆔:☆☆☆


#386 [我輩は匿名である]
書かないんですかッ
待ってるので書いて下さい
頑張って

⏰:08/03/14 07:07 📱:D904i 🆔:☆☆☆


#387 [ごめんなさい]
>>1-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400
>>401-500
>>501-600
>>601-700
>>701-800
>>801-900
>>901-1000

⏰:08/03/17 11:22 📱:SH905i 🆔:☆☆☆


#388 [氷雨]
みなさんすみません今カラ更新します

⏰:08/03/17 19:59 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#389 [氷雨]
葉山さんは一瞬不思議な顔をした。

「付き合ってるんでしょ…?」

葉山さんは振り絞るように言った。

俺はその言葉を聞いてまた固まりすぐに我に返ると言った。


「付き合ってないですよ!!」
思わず出した事ないような大きな声がで、自分でビックリした。

⏰:08/03/17 20:09 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#390 [氷雨]
ハッとして葉山さんの顔を見る。


「は…やまさん……?」

今度は葉山さんが固まっている。

何かを考えているみたいな…

何秒かたちやっと葉山さんが言った。

「え………?」

そう言っただけで顔を手で覆い隠してしまった。

⏰:08/03/17 20:58 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#391 [氷雨]
「葉山さん?どうしたんですか……?」


俺は訳が分からなくて、尋ねる。

けれど、ちょうど注文が届いて聞きそびれてしまった。


葉山さんは顔から手を放し、紅茶を口に運ぶ。

俺は答えを聞きたくてそわそわしてた。

⏰:08/03/17 21:20 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#392 [氷雨]
「陽?飲まないの…?」

何もなかったかのように優しく微笑んだ。


「あ……飲みます…」

俺は頼んでいたコーラを口にした。


「ここの紅茶すごく美味しい!また来ようね」

葉山さんは機嫌上々で嬉しそうに言った。

⏰:08/03/17 21:50 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#393 []
あーげっ

⏰:08/03/18 17:53 📱:P903i 🆔:☆☆☆


#394 [氷雨]
さん
いつもァリガトー
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄「そ…うですね…、また来ましょう」


俺も微笑み返した。

葉山さんは俺の笑顔を見て、さっきよりも嬉しそうに笑った。
そして…


「へへへ……」

と、時々<にやつく>といって程に微笑む。

⏰:08/03/20 14:30 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#395 [氷雨]
「えっと……、…あの……1つ聞いてもいいですか…?」


俺は意を決して葉山さんに尋ねる事にした。

葉山さんはキョトンと俺を見ると「何…?」と答えた。


「えっとーー……なんで嬉しそうなんですか…?」


幸せそうに微笑んでいるのはいいんですが…

さっきまで泣いてましたよね…?

⏰:08/03/20 14:38 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#396 [氷雨]
…………………


女の子って…わかんない…


俺が考えていると葉山さんが話し始めた。


「あ…のね………、言わなきゃダメ………?」


葉山さんは途切れ途切れに下を向いて言う。

⏰:08/03/20 14:45 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#397 [氷雨]
「へ………?気になってはいるんですけど…無理にとは…」


俺は遠慮がちに言って、残念そうに笑った。

葉山さんも何故か残念そうに笑っていた。


「陽……?あのね…私、嬉しかったから嬉しそうにしてたの」
俺はまたまた意味がわからなくてハテナ顔になる。

⏰:08/03/20 14:55 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#398 [氷雨]
「陽ーー!変な顔してるよ!」

葉山さんは笑うと俺の両頬をビミョーと伸ばした。


「はにふるんですか…?」

されるがままに喋ると変な声になり、葉山さんは笑い出した。

「ははは、陽…時が来たら、また言うね?」

⏰:08/03/20 15:06 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#399 [氷雨]
有無を言わせない笑顔で言われ俺は頷くしかなかった。


「さっ…帰る?」

葉山さんは紅茶を飲み干すと椅子から立った。


「あ…はい!!」

俺も急いで立つとレジへと向かい会計を済ませた。

⏰:08/03/20 15:13 📱:D704i 🆔:☆☆☆


#400 [まリな]
頑張ってください(^o^)x

⏰:08/03/20 16:21 📱:W51H 🆔:☆☆☆


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