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#701 [Mr.RabbIts!]
 

孝志のクシャミによって、緊張の糸がほぐれた生徒たちがザワザワし出したのを、教頭が慌てて制す。
 
「静かにしなさい!式中ですよ」
 
その声で少し落ち着きを取り戻す生徒たち。
それから式は予定通りに終わり、生徒たちは各自の教室に入るように指示された。
 

⏰:08/08/29 13:11 📱:P704i 🆔:.I2aIV46


#702 [Mr.RabbIts!]
 

ワラワラと体育館から引き上げて行く生徒たちを眺めながら、長時間座っていたパイプ椅子から立ち上がる。
 
…俺は確か、3組だっけか。
 
「晴樹ー!」
 
パッと声のした方を見ると、孝志が満面の笑みでこちらに小走りでやって来た。
 
「なーに、寝ぼけた顔してんだよっ」
 
あんな長時間話聞かされたら、こうなるのがフツーだろ。
 

⏰:08/08/29 13:21 📱:P704i 🆔:.I2aIV46


#703 [Mr.RabbIts!]
 

「…誰かさんのクシャミのおかげで、居眠りし損ねたからなんじゃない?」
 
そう嫌味を込めて言ってみたが、孝志はまた照れ笑いを浮かべる。
 
「ハハハー。入学式から目立っちゃったぜ!」
 
孝志はそう言って俺の前にブイサインをつくる。
 
「…お前、実はバカだろ」
 
「バレた?…って、バカじゃねーし!!」
 
孝志のノリ突っ込みで一通り笑った後、周りを見渡すともうほとんど体育館には残っていないことに気付いた。
 

⏰:08/08/29 13:26 📱:P704i 🆔:.I2aIV46


#704 [Mr.RabbIts!]
 

「そーいえば、晴樹って何組?」
 
「俺は3組ー」
 
「まじで?俺も3組ー!!じゃあ早く教室行こーぜ」
 
孝志の言葉に頷きながら、同じクラスだった事が嬉しくて教室に着くまで、孝志としょうもない事で笑い合った。
 

⏰:08/08/29 13:31 📱:P704i 🆔:.I2aIV46


#705 [Mr.RabbIts!]
 

晴樹たち3組の教室は三階建て校舎の最上階の東階段を上がって3つ目の教室。と、案内図には書いてある。
 
「……教室、どこだぁーー!!」
 
孝志が横で叫ぶのも無理はない。
体育館を出てから真っ直ぐ東階段に向かい、3階まで上がってきたのだが辿り着いた場所はどう見ても教室ではない。
 

⏰:08/08/29 13:45 📱:P704i 🆔:.I2aIV46


#706 [Mr.RabbIts!]
 

「ヤバイって!もう教室に担任とか、入ってる時間じゃんか!!」
 
二人して慌てていると、晴樹の後ろにあった部屋の扉が勢いよく開いた。
 
―バァン!!
 
…ガツンッ!!!
 
その扉のすぐそばに居た晴樹は開いた扉にはね除けられ、頭と背中を強打した。
 

⏰:08/08/31 21:42 📱:P704i 🆔:jR198klg


#707 [Mr.RabbIts!]
 

「うるさいなぁ!ギャーギャーギャアギャア…って、ん?」
 
扉を開けた本人は白衣を纏い、度の高そうな眼鏡をかけたボサボサ頭の男だった。
扉を開けて孝志を見るなり説教を始めたが、孝志の視線が自分に向けられていないことを不思議に思い、その視線を辿ると扉のすぐそばで、うずくまって頭を押さえている晴樹が居た。
 

⏰:08/08/31 21:47 📱:P704i 🆔:jR198klg


#708 [Mr.RabbIts!]
 

白衣を纏った男は、固まったままの孝志とうずくまったままの晴樹を交互に見て呟いた。
 
「………なんだ?お前たち、ダルマさんが転んだでもやってたのか?」
 
「っんなワケねーだろ!!」
 
白衣の男の寝ぼけた発言に、晴樹は背中の痛みも忘れて勢いよく立ち上がる。
しかしまた背中の痛みが押し寄せてきて、その場に跪く。
 

⏰:08/08/31 21:54 📱:P704i 🆔:jR198klg


#709 [Mr.RabbIts!]
 

「……い…いってぇ…!」
 
「おい、大丈夫か?」
 
男は纏った白衣をなびかせ晴樹に近寄り、晴樹の前にしゃがみ込んだ。
 
「だいじょーぶか、って…そもそもはテメーのせいで…っっ!!」
 
声を張り上げると背中に響き、思わず顔をしかめる。
 

⏰:08/08/31 21:57 📱:P704i 🆔:jR198klg


#710 [Mr.RabbIts!]
 

「…大丈夫じゃなさそうだな…」
 
そう呟くと白衣を纏った男は晴樹の肩と足に手を回した。
 
「なにすん…っ」
「黙ってろ」
 
男は晴樹の抵抗をもろともせず、軽々と晴樹の体を持ち上げると呆然とする孝志を置いて、どこかへスタスタ歩き始めた。
 
「ちょ、俺も行くし!!」
 
孝志は焦って二人を走って追いかけた。
 

⏰:08/08/31 22:05 📱:P704i 🆔:jR198klg


#711 [舞]
気になります頑張ってください

⏰:08/09/02 18:43 📱:F703i 🆔:FK3tZWfE


#712 [我輩は匿名である]
応援していますから頑張ってくださいね

⏰:08/09/04 21:47 📱:F703i 🆔:ld826ZgI


#713 [Mr.RabbIts!]
 

〒舞さん▽
 
ありがとうございます
 
なかなか更新できなくて
すいません(´;ω;`)
 

⏰:08/09/04 22:47 📱:P704i 🆔:VUTax/1c


#714 [Mr.RabbIts!]
 

〒匿名さん▽
 
わあっ( ^ω^ )
心強いです
ありがとうございますっ
 
がんばりますね
 

⏰:08/09/04 22:50 📱:P704i 🆔:VUTax/1c


#715 [我輩は匿名である]
主さんのペースでいいですよ

⏰:08/09/07 19:12 📱:F703i 🆔:wPcp7NNs


#716 [Mr.RabbIts!]
 

〒匿名さん▽
 
ありがとうございます
 
亀更新すいません
今日は更新できると
おもいます(´`)
 

⏰:08/09/11 13:53 📱:P704i 🆔:tpiss7F2


#717 [Mr.RabbIts!]
 

―――
 
「…よし」
 
理科室に籠っていた白衣を纏った男は、一人満足気な声をもらした。
 
男の名前は藤堂 朱鳥(とうどう あすか)。
この中学の理科担当教師である。
 
藤堂は不思議な色の液体が入った試験管を見つめて、整った顔を怪しく微笑ませた。
 

⏰:08/09/11 21:26 📱:P704i 🆔:tpiss7F2


#718 [Mr.RabbIts!]
 

藤堂は今日は入学式が体育館で行われているというのに、朝からずっとこの理科室に一人籠っている。
そしてやっと授業で使いたかった実験の下準備が整ったという所だった。
 
「よし、これは明日の三年生の授業に使えるな」
 
一人そう呟くように言うと、各教室に備え付けてある時計を見上げた。
 

⏰:08/09/11 21:30 📱:P704i 🆔:tpiss7F2


#719 [Mr.RabbIts!]
 

「…あ、式終わっちまったな…。ま、いいか。どうせ出ても出なくても一緒だし」
 
藤堂は授業を受け持つこと以外は入学生とは関わりを持たない。
担任に選ばれたわけでもないし
 
一人そう考えて、今までの下準備で固くなっていた体をおもいきり伸ばし、解放した。
 

⏰:08/09/11 21:34 📱:P704i 🆔:tpiss7F2


#720 [Mr.RabbIts!]
 

「んー…」
 
長身を伸ばしていると、ふと窓に目がとまった。
実験中だったので窓を閉め切っていたことを思い出し、窓までゆっくりと歩を進める。
 
窓を開けると春特有のあたたかい日差しの中の涼しい風が教室を吹き抜けた。
 
…気持ちい。
しばらくの間外を眺め、黄昏ることにした。
 

⏰:08/09/13 13:54 📱:P704i 🆔:31kBC2nw


#721 [Mr.RabbIts!]
 

窓際の椅子に座ってうとうとと眠りに落ちようとしていた藤堂の耳に、廊下から騒がしい声が飛び込んできた。
 
「っんだよ。うっせー…」
 
パッと再び時計を見ると、もうホームルームが始まっている時間になっていた。
 
「なにやってんだよ…。」
 
そう呟きながら、生徒だったら面倒くさいが引っ掴んで教室に届けなくては。
 

⏰:08/09/13 15:50 📱:P704i 🆔:31kBC2nw


#722 [Mr.RabbIts!]
 

藤堂はそんなことを考えながら、不機嫌に扉を威嚇の意も込めて思い切り開けた。
 
―バァン!!
 
…ガツンッ!!!
 
ん…?何か変な音が聞こえたような…。ま、気のせいか。
 
そんなことを考えながら、俺は騒がしかった原因であろう少年を怒鳴りつけた。 

⏰:08/09/13 15:56 📱:P704i 🆔:31kBC2nw


#723 [Mr.RabbIts!]
 

「うるさいなぁ!ギャーギャーギャアギャア…って、ん?」
 
俺はそこで言葉を切った。
俺が結構な剣幕で怒鳴っているにも関わらず、なぜか怒鳴られている少年はジッと開けられた扉のあたりを見ている。
 
不思議に思い、彼の視線を辿っていくと…頭を押さえて蹲っている少年がいた。
 

⏰:08/09/13 16:01 📱:P704i 🆔:31kBC2nw


#724 [Mr.RabbIts!]
 

藤堂は二人の少年を交互に見て考えた。
 
…なにやってんだ?コイツら。
まあ、少なくとも蹲ってるヤツはこの開けた扉に跳ね飛ばされでもしたんだろうけど…。
 
そこで今度は固まったままの少年に目を向ける。
 
…コイツなんで固まったままなんだよ。微動だにしねえ。
あっ!待てよ…。
一人が扉に近づいてて、もう一人が固まったままって、ことは…
 

⏰:08/09/14 09:31 📱:P704i 🆔:9uWkPZMM


#725 [Mr.RabbIts!]
 

 
「………なんだ?お前たち、ダルマさんが転んだでもやってたのか?」
 
ったく、ホームルームも始まってるってのに。最近の中坊は…
 
「っんなワケねーだろ!!」
 
そう叫んで蹲っていた少年が勢いよく立ち上がった。
が、今度は背中を押さえて跪いてしまった。
 

⏰:08/09/14 09:34 📱:P704i 🆔:9uWkPZMM


#726 [Mr.RabbIts!]
 

「……い…いってぇ…!」
 
跪いたまま少年は苦痛に顔を歪めていた。
 
「おい、大丈夫か?」
 
藤堂は急いでその少年の前にしゃがみ込み、様子を窺った。
 
「だいじょーぶか、って…そもそもはテメーのせいで…っっ!!」
 
あーあ…怪我してんなら、大人しくしてりゃいいのに。
ほら、言わんこっちゃない。
少年は再び背中を押さえ、痛みに耐え始めた。
 

⏰:08/09/21 14:51 📱:P704i 🆔:rwmDRVv2


#727 [Mr.RabbIts!]
 

俺は一つため息を吐いた。
面倒くさい事に巻き込まれちまったなぁ、オイ。
そんなことを考えながら、少年を横目で見ながら呟いた。
 
「…大丈夫じゃなさそうだな…」
 
まぁ面倒くさいとはいえ、このまま放っておくわけにもいかず、藤堂は少年を抱え上げた。
 
「なにすん…っ」
「黙ってろ」
 
抵抗をみせる少年を黙らせて、ホームルーム中の静まりかえった廊下を藤堂は歩いていった。
 

⏰:08/09/21 15:00 📱:P704i 🆔:rwmDRVv2


#728 [我輩は匿名である]
わぁっ書かれてるうれしい頑張って、完結してくださいね

⏰:08/09/21 16:01 📱:F703i 🆔:FDXXR/C6


#729 [我輩は匿名である]
失礼します

>>1-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400
>>401-500
>>501-600
>>601-700
>>701-800
>>801-900
>>901-1000

⏰:08/09/21 19:52 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#730 [Mr.RabbIts!]
 

〒匿名さん▽
 
やっと更新できました
ありがとうございます 
また更新できると
おもいまーすっ(´3`)
 

⏰:08/09/23 12:27 📱:P704i 🆔:XsPlb1Ps


#731 [Mr.RabbIts!]
 

〒匿名さん▽
 
アンカー
ありがとうございます
 
また更新しますね
 

⏰:08/09/23 12:30 📱:P704i 🆔:XsPlb1Ps


#732 [Mr.RabbIts!]
 

一階まで下りた三人が着いたのは保健室だった。
 
―ガララ…ッ
 
「田辺くーん」
 
藤堂が呼ぶタベくんとやらはどうやら不在らしく、保健室には誰も居なかった。 
「ちっ。まーたどっかフラフラしてんなアイツ」
 
教師とは思えない言葉遣いで文句を言った後、抱えていた晴樹を近くの椅子に座らせた。
 

⏰:08/09/23 20:25 📱:P704i 🆔:XsPlb1Ps


#733 [Mr.RabbIts!]
 

すぐそばの椅子に自分も座ると、晴樹の顔を覗き込む。
 
「どこが痛む?」
 
「…は…?」
 
初めの印象とはうってかわって優しい藤堂の態度に、晴樹は戸惑った声を上げた。
 
「保険医が居ねーんだ。めんどくせーけど俺が手当てしてやるから、さっさと痛む所があるか答えろ」
 

⏰:08/09/23 20:35 📱:P704i 🆔:XsPlb1Ps


#734 [Mr.RabbIts!]
 

前言撤回。
藤堂のやる気がない上に、なぜかかなりの上から目線の物言いに晴樹はムッとした。
 
「…おい、訊いてんだけど」
 
「…痛むトコなんてねーよ。オマエが勝手に連れてきた…」
 
バシッ
 
「いってぇ!?」
 
憎まれ口をきく晴樹の背中を藤堂は容赦なく叩いた。
 

⏰:08/09/23 20:41 📱:P704i 🆔:XsPlb1Ps


#735 [Mr.RabbIts!]
 

「しょーもねぇ事言ってねーで、さっさと背中みせろ」
 
「〜〜〜っ!」
 
痛みで目にうっすら涙をためて睨み付てくる晴樹の表情に、目を見開く藤堂。
 
なんだ、コイツ…
ほんとうに男かよ。
 
藤堂は少し高鳴った鼓動に戸惑いながら、晴樹に背中をみせるように促す。
 

⏰:08/09/23 20:49 📱:P704i 🆔:XsPlb1Ps


#736 [Mr.RabbIts!]
 

そんな藤堂に渋々といった感じだが、晴樹は背中を向けて服をめくった。
 
晴樹が服をめくった瞬間、藤堂の鼻をあまい匂いがかすめた。
晴樹の体臭だろうか、藤堂は思わず頭を抱える。
 
…おいおい、コイツどこまで…
 
「……おい?」
 
一向にさらした背中みてくれない藤堂に、晴樹から不満そうな声が届く。
藤堂はハッとして「あぁ」とかテキトウに返すと、晴樹の背中に直に触れた。
 

⏰:08/09/25 23:50 📱:P704i 🆔:aG7.vU.c


#737 [Mr.RabbIts!]
 

「……っ!」
 
晴樹は藤堂のヒヤリとした手のひらの感覚に、ぶるりと震えた。
 
「痛むか?」
 
その様子を見て心配そうに藤堂が晴樹を覗き込む。
 
「だ、いじょーぶだし。」
 
なんだか急に恥ずかしくなって、ぷいっと藤堂から目を反らして言うと藤堂に椅子を反転させられた。
 

⏰:08/09/25 23:54 📱:P704i 🆔:aG7.vU.c


#738 [Mr.RabbIts!]
 

「っうあ?!」
 
クルクル回るようにできている丸椅子は、ギシッと大袈裟に音を立てて藤堂と晴樹が向き合うカタチにさせた。
 
「なっ、なんだ…っ」
 
「大丈夫じゃねーよ。ずっと…」
 
藤堂はそこで言葉を切ると、晴樹に向かって手をのばした。
顔に向かってのびてくる藤堂の手に戸惑い、晴樹はギュッと目を瞑った。
 

⏰:08/09/25 23:59 📱:P704i 🆔:aG7.vU.c


#739 [Mr.RabbIts!]
 

「ずっと、ココに皺寄ってんぞ」
 
その藤堂の言葉に瞑っていた目を開くと、藤堂の指が晴樹の眉間をツンツンとつついていた。
 
晴樹がなにか言おうと口を開いた時、保健室の扉が勢いよく開いた。
 
―ガラララッ
 
「はぁー。入学式ってなんであんなに疲れるんだろ……って、ん?」
 
今入ってきた男は、晴樹と藤堂を交互に見比べて固まっている。
 

⏰:08/09/26 00:05 📱:P704i 🆔:HUfH7UfI


#740 [Mr.RabbIts!]
 

「げっ…た、田辺くん……」
 
晴樹に触れていた手をすばやく引っ込めながら、藤堂は何やら怯えた表情を見せた。
藤堂に呼ばれた田辺らしき彼は、俯いていて上手く表情が見れない。
 
「…僕の保健室で、なにやってんのかな?」
 
そう言って顔を上げた田辺はすこぶる笑顔だったが、後ろのオーラになにかどす黒いものを感じた。
 

⏰:08/09/26 00:09 📱:P704i 🆔:HUfH7UfI


#741 [我輩は匿名である]
1-50
51-100
101-151
152-200
201-250

⏰:08/09/26 06:04 📱:F703i 🆔:lG3gWd0c


#742 [我輩は匿名である]
1-50

51-100

101-151

152-200

201-250

⏰:08/09/26 06:05 📱:F703i 🆔:lG3gWd0c


#743 [Mr.RabbIts!]
 

〒匿名さん▽
 
更新のほう.
遅くなりました
すいません
 
また読んでくださいね
 

⏰:08/09/28 22:08 📱:P704i 🆔:GgHh.ThI


#744 [Mr.RabbIts!]
 

「いや、待て。あのな?これは…」
 
さっきまでとは違いオロオロしている藤堂に、孝志はなにやら企んだ顔つきで晴樹の手を掴んだ。
 
「え、なに…?」
 
状況が掴めない晴樹に孝志は「いいから」と言い聞かせて、保健室の扉まで引っ張って行った。
 

⏰:08/09/28 22:15 📱:P704i 🆔:GgHh.ThI


#745 [Mr.RabbIts!]
 

そこで改めて保健室内を振り返り藤堂と田辺を見て、ニヤリと笑った。
 
「じゃあ俺たちオジャマみたいなんで。失礼しまーす」
 
そう言って孝志は晴樹と共に廊下へ出た。
すると、背後から藤堂の焦ったような声が聞こえた。 
「えっ…ちょ、待て……!!」
 
そんな藤堂に孝志はもう一度、意味深に微笑んだ。
 
「あとは二人で、ごゆっくり♪」
 

⏰:08/09/28 22:20 📱:P704i 🆔:GgHh.ThI


#746 [Mr.RabbIts!]
 

―パタン…
 
「「………………」」
 
扉が閉められた途端、しーんと静まり返る保健室内。
しかし藤堂は隣からの刺さるような視線に身を強張らせていた。
その無言のままのチクチクする視線に耐えられず、藤堂はぎこちなく立ち上がっると自分も保健室から出ようと扉に向かった。
 

⏰:08/10/13 09:51 📱:P704i 🆔:EWlPSpi2


#747 [Mr.RabbIts!]
 

「じ、じゃあ俺も戻るわ。実験の準備の途中だったか…っぅあ?!!」
 
言葉の途中で藤堂は腕を引っ張られ、情けない声を上げながら田部の方に引き寄せられた。
 
「…なに、僕から逃げようとしてるの?」
 
「そ、そそそんなわけじゃ…」
 
耳元で囁かれて一気に顔を赤くさせてテンパる藤堂。
田辺はそんな藤堂を楽しげに見た後、急に声を低くした。
 

⏰:08/10/13 09:57 📱:P704i 🆔:EWlPSpi2


#748 [Mr.RabbIts!]
 

「あの子、だれ?」
 
田辺の声色が変わったのに気付いた藤堂はビクリと体を震わせる。
 
「…ケガしたみたいだったから、ここまで連れて来たんだけど……」
 
「僕が居なかった」
 
田辺の付け足しの言葉に藤堂は頷く。
 
「…僕が居ない内に、あーんなことしてたの?」
 
やばい…
 

⏰:08/10/13 10:01 📱:P704i 🆔:EWlPSpi2


#749 [Mr.RabbIts!]
 

知らず知らずの内に俯かせていた顔を上げると、笑顔の田辺と目が合った。
その笑顔のまま田辺は藤堂を問い詰め出した。
 
「あの子、可愛いかったもんね。藤堂先生はあーゆうのがタイプだったんですか?」
 
敬語なんか使ってるけど、完全に怒ってるよ…この人。
 
「ち…ちがっ…」

 
否定の言葉を慌てて口にするも、言い淀んでしまう。
 

⏰:08/10/13 10:07 📱:P704i 🆔:EWlPSpi2


#750 [Mr.RabbIts!]
 

それは一瞬でも晴樹にときめいてしまったからではなくて、目の前の田辺がグッと近づいてきたからだ。
 
「はっ///離れろよ…っ!」
 
「嫌です」
 
そう言った田辺の表情は真剣なもので、その真剣な田辺の顔は藤堂から数センチ離れているほどの距離にあった。
その真剣な表情を少し悲しげに崩すと、田辺は吐き捨てるように呟いた。
 
「…ちょっと、妬きました」
 

⏰:08/10/13 10:13 📱:P704i 🆔:EWlPSpi2


#751 [我輩は匿名である]
頑張ってください

⏰:08/10/17 14:23 📱:F703i 🆔:D/YGsgnI


#752 [ひば☆]
とってもぉもしろいです
次が楽しみです

頑張ってください

⏰:08/10/17 19:38 📱:SH905i 🆔:gr7HI2kg


#753 [Mr.RabbIts!]
 

〒匿名さん▽
 
ありがとうございます
 
がんばりますね
 

⏰:08/10/19 21:44 📱:P704i 🆔:JG6yObSk


#754 [Mr.RabbIts!]
 

〒ひば☆さん▽
 
そう言っていただけると
うれしいです
 
また更新しますねっ
 

⏰:08/10/19 21:46 📱:P704i 🆔:JG6yObSk


#755 [Mr.RabbIts!]
 

「……は…?」
 
藤堂は目を丸くして田辺を見た。
田辺は綺麗な色白の頬を少し赤く染め、藤堂から目を反らした。
 
「…貴方って人は、もう少し自覚をもってください。でないと、僕が困る」
 
一人でぶつぶつ言い出した田辺をじっと見つめる藤堂。
その視線は答えがわからない子供のようで、田辺は口もとをやさしく弛めた。
 

⏰:08/10/19 23:45 📱:P704i 🆔:JG6yObSk


#756 [Mr.RabbIts!]
 

「クスッ。ですから―…」
 
田辺は途中で言葉を切り、藤堂の頬に手を滑らせた。
 
「なに…っ///」
 
「そうやって誘うのは、僕だけにして下さいね」
 
にこり、と微笑む田辺にただ顔を真っ赤に染める藤堂。
このやりとりの直後、小さな藤堂の悲鳴が聞こえたのは、田辺によってベッドに押し倒されたからだった。
 

⏰:08/10/20 08:05 📱:P704i 🆔:bOSwJ.lk


#757 [英人也]
>>001-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400
>>401-500
>>501-600
>>601-700
>>701-800
>>801-900
>>901-1000

⏰:08/10/20 11:20 📱:L705iX 🆔:yNlKyDQI


#758 [Mr.RabbIts!]
 

〒英人也さん▽
 
アンカー
ありがとうございます
 
更新おそくなりました
 

⏰:08/10/22 23:47 📱:P704i 🆔:5Pax.Ue6


#759 [まり]

一気に読みました

めーちゃ楽しいです!

これからも頑張ってください(^ω^)

⏰:08/10/23 00:33 📱:D705i 🆔:☆☆☆


#760 [Mr.RabbIts!]
 

〒まりさん▽
 
ありがとう
ございます
 
いまから
更新しますね
 

⏰:08/10/23 21:33 📱:P704i 🆔:rmMfYrw.


#761 [Mr.RabbIts!]
 

「ふあ〜あっ、気持ちいー!」
 
そう言ってめいいっぱい背伸びをする孝志の背中を、晴樹は不満そうに睨み低い声で呼び掛ける。
 
「…おい」
 
「やっぱ屋上っていいなー。」
 
「おい」
 
「俺一回は来てみたかったんだよな、屋上。いやー、やっぱ開放的で…」
 
「おい!!」
 

⏰:08/10/23 21:37 📱:P704i 🆔:rmMfYrw.


#762 [Mr.RabbIts!]
 

怒鳴りつけるような声を出すと、やっと孝志は気付いたようで晴樹を振り返った。
 
「なんだよー?そんな眉間にシワ寄せちゃって〜」
 
半笑いの孝志の表情からわかるのは、先程のセンセイのマネでもして、晴樹をばかにしているのだろう。
 
「っせぇよ!つか、なんで屋上に連れて来たんだよ!?もう完全にホームルーム出れないじゃんか…」
 
そう言って唇を尖らせる晴樹に対して、孝志は不思議そうに首を傾げた。
 

⏰:08/10/23 21:42 📱:P704i 🆔:rmMfYrw.


#763 [Mr.RabbIts!]
 

「晴樹お前、この中途半端な時間からホームルーム出る気あったのかよ?」
 
「そっ…それは〜……」
 
言い淀む晴樹の様子を見て、孝志は満足気に頷いた。
 
「ほらなっ!皆がせまい教室に閉じ込められてる間に、俺たちだけこんな開放的なトコに居るんだぜ?なんか得したキブン〜♪」
 
能天気なことを言って、晴樹が座っている隣に寝転がる孝志。
 

⏰:08/10/23 21:48 📱:P704i 🆔:rmMfYrw.


#764 [Mr.RabbIts!]
 

「…まぁな。確かに、そーかも」
 
そんな孝志に同意して、晴樹も同じようにその場に寝転がる。
 
「やべー。気持ちいー…」
 
「だろー?今日はあったかいからな。もう俺、寝ちゃい…そ………」
 
隣が静かになったと感じ、晴樹が孝志を見てみると…
 
「……爆睡かよ。」
 
孝志は鼻をふがふがいわせながら、気持ち良さそうに眠ってしまった。
 

⏰:08/11/09 00:58 📱:P704i 🆔:HbgQGy5w


#765 [Mr.RabbIts!]
 

「つか、眠りにおちるの早すぎだろ…」
 
そんなことを言っていた晴樹も、だんだんウトウトしてきた。
瞼が重い。隣で気持ち良さそうに眠っている孝志を見て、さらに瞼が下がっていく。
 
晴樹は特に抵抗する理由もなかったため、そのままズルズルと眠りにおちた。
 

⏰:08/11/09 01:02 📱:P704i 🆔:HbgQGy5w


#766 [我輩は匿名である]
頑張れ

⏰:08/11/09 01:06 📱:SH905i 🆔:mEyXbUuI


#767 [Mr.RabbIts!]
 

〒匿名さん▽
 
ありがとうございます
 
がんばりますね
 

⏰:08/11/09 22:31 📱:P704i 🆔:HbgQGy5w


#768 [美咲]
支援あげ

⏰:08/11/17 20:19 📱:SH903i 🆔:/VCwmNNk


#769 [Mr.RabbIts!]
 

〒美咲さん▽
 
すいません
かなり更新おそくなりました
 
携帯こわれちゃって.・
前の携帯から更新します
(´・ω・`)
 

⏰:08/11/24 14:26 📱:N702iD 🆔:enV6AKIA


#770 [Mr.RabbIts!]
 

――――
 
「……ん…っ」
 
あれから眠りにおちてしまった晴樹は、ふと目を覚ました。
むくりとカラダを起こしてとなりを見ると、孝志はまだ鼻をふがふがいわせながら眠っていた。
そんな孝志を見て、ふふっと笑っていると冷たい風が晴樹のカラダに吹きつけた。
 

⏰:08/11/24 14:36 📱:N702iD 🆔:enV6AKIA


#771 [Mr.RabbIts!]
 

「寒ぃー…って、ぎゃあ?!!」
 
晴樹が空を見て叫ぶと、孝志がノソノソと起きだした。
 
「…んだよーっ。うるせんだよ、寝かせろよ……」
 
そう言ってまた寝ようとする孝志を晴樹は叩き起こした。
 

⏰:08/11/24 14:42 📱:N702iD 🆔:enV6AKIA


#772 [Mr.RabbIts!]
 

「ぅおい!起きろよ!!ばか孝志っ」
 
「だれが馬鹿だ!この天才にむかって、なんちゅーことを…っ」
 
まだ寝呆けている孝志に、晴樹はため息を吐くと空を指さした。
 
「おい、テンサイくん。日暮れてるんだけど」
 
「………わぉ」
 

⏰:08/11/24 14:46 📱:N702iD 🆔:enV6AKIA


#773 [Mr.RabbIts!]
 

「『わぉ』じゃねーよ!!学校閉められんぞ!」
 
「なんだよ!じゃあなんて反応して欲しかったんだよ!?『ギャオ』か?『ギャオ』なら満足なんか!!?」
 
わけの分からない言い合いをしながら、二人は急いで屋上から階段を一気に掛け下りる。
 

⏰:08/11/24 14:52 📱:N702iD 🆔:enV6AKIA


#774 [舞]
最新待ってました

⏰:08/11/24 15:00 📱:F703i 🆔:rmweZ.IQ


#775 [Mr.RabbIts!]
 

〒舞さん▽
 
そう言っていただけると
うれしいです
 
携帯あたらしいのに
かえましたので
また更新してきますね
 

⏰:08/11/30 23:47 📱:P906i 🆔:5zo/Yo2M


#776 [Mr.RabbIts!]
 

生徒用玄関へ続く廊下を走りながら、孝志はキョロキョロと静まり返った学校内を見渡していた。
 
「いま何時だよ!?」
 
孝志の問い掛けに、晴樹は靴を履きながらポケットから取り出した携帯に視線を走らせた。すると画面に映し出された数字に、視線を外せなくなった。
 

⏰:08/11/30 23:54 📱:P906i 🆔:5zo/Yo2M


#777 [Mr.RabbIts!]
 

固まってしまったままの晴樹に痺れをきらしたのか、孝志は乱暴に携帯を晴樹から奪い取った。
 
「…なんだよ。まだ5時半じゃんか。てっきり6時とか7時かと……」
 
時刻を確認して安堵した孝志が携帯を返そうと、晴樹の方を振り向くと。
 
「え、なんでそんな顔してんの」
 
晴樹の顔は真っ青だった。
 

⏰:08/12/06 16:53 📱:P906i 🆔:xBN3wsB6


#778 [Mr.RabbIts!]
 

「…こっ、殺される……」
 
尋常じゃない程に怯えている晴樹に、孝志が困惑しながらも声を掛けようとした時―…
 
「晴樹っ!!」
 
廊下の方から晴樹の名前を呼ぶ声がした。
その声に晴樹は目を見開き声のした方を見た。
 

⏰:08/12/06 17:01 📱:P906i 🆔:xBN3wsB6


#779 [Mr.RabbIts!]
 

孝志もそちらを見てみると、長身で美形な高校生くらいの男が2人と…
 
「うわっ、昼間のボサボサ頭のエラソーな教師とアブナイ保険医…」
 
孝志がそう言って指さすと、説明された2人は順番に顔を歪めた。
 
「…エラソーで悪かったな。ってか、ほんとにまだ居るとはな…」
 
ボサボサ頭の(以外省略)の言葉に孝志が首を傾げていると、2人の美形が晴樹の元に駆け寄った。
 

⏰:08/12/06 17:11 📱:P906i 🆔:xBN3wsB6


#780 [Mr.RabbIts!]
 

晴樹の知り合いかな…などと孝志がノンキに考えていると、2人のうち髪をツンツンに立たせている方が拳を振り上げた。
 
ゴチンッ!
 
「い゙っ…てぇ゙〜〜!!」
 
晴樹はその男にいきなりどつかれた。
どつかれた頭のてっぺんを押さえながら、晴樹は涙目になっていた。
 

⏰:08/12/06 17:17 📱:P906i 🆔:xBN3wsB6


#781 [Mr.RabbIts!]
 

「お前こんな時間まで、何してたんだよ!!?」
 
すごい剣幕でまくし立てるツンツンの男を、横にいた優しそうな男がたしなめる。
 
「直樹っ!やりすぎだバカ」
 
「…だってコイツが心配かけるから」
 
2人のやりとりを上目遣いに見ながら、晴樹は「ごめんなさい」と小さく謝った。
 

⏰:08/12/06 18:39 📱:P906i 🆔:xBN3wsB6


#782 [Mr.RabbIts!]
 

「…で、こんな時間まで何してたんだよ」
 
不機嫌そうに直樹と呼ばれた男が口を開いた。
晴樹はちらっと孝志を見た。
その視線に気づいたのか、2人の美形も孝志を見る。
 
「…アイツと屋上で寝てた」
 
晴樹の言葉に晴樹と孝志以外の全員が固まった。
 

⏰:08/12/06 18:43 📱:P906i 🆔:xBN3wsB6


#783 [Mr.RabbIts!]
 

一気に集まる孝志への視線。
また何を勘違いしたのか、嬉しそうにへらっと笑い頭をかく孝志。
 
「え?なに、なんで俺こんなに注目されてんの?」
 
そう言って晴樹を見るが、晴樹も不思議そうにみんなを見ている。
再び視線を他の4人に移すと、バカな孝志でも気づいたことが一つ。
 
「…あれー?俺ってば、そこの美形のお二人さんに何か睨まれてね?」
 

⏰:08/12/06 18:48 📱:P906i 🆔:xBN3wsB6


#784 [Mr.RabbIts!]
 

孝志のその言葉でハッとする2人。
 
「…あ、眠ってたって意味だよな?晴樹」
 
優しそうな男が晴樹に問いかけると、当然のように「そうだよ」と返ってきたことにその場にいた4人は胸を撫で下ろした。
 
「どこまで心臓に悪いやつなんだよ…お前は」
 
そう言う直樹に意味がわからないといった顔を向ける晴樹。
 

⏰:08/12/06 18:52 📱:P906i 🆔:xBN3wsB6


#785 [Mr.RabbIts!]
 

「っていうか、なんで龍さんと兄貴がここに居るの?」
 
あぁ…兄貴だったんだ。と孝志が思っていると、晴樹の兄貴はまた怒鳴り出した。
 
「なんで居るのってな…お前が入学式終わっても帰って来ねぇし!携帯にかけても出ねぇから心配して来たに決まってんだろーが!!」
 
キレ気味の兄貴を龍さんとやらが「まぁまぁ」とか言って抑えてる。
 
「………ごめんなさい」
 
晴樹は唇を尖らせて拗ねたように謝った。
 

⏰:08/12/06 18:58 📱:P906i 🆔:xBN3wsB6


#786 [Mr.RabbIts!]
 

「…おーい、森下くん。まう僕たちの役目は終わったことだし、早く帰りなさい」
 
アブナイ保険医がそう言うと、龍さんが苦笑いした。
 
「すいません。ご迷惑をおかけして」
 
「まったくだよ。せっかくノってきたって時に邪魔するんだもん。」
 
龍さんが謝ると、保険医はプクーっと膨れて、まるでオモチャを取られた子供の様な仕草を見せた。
そんな保険医を見て、孝志が龍さんと直樹を見た。
 
「ダメじゃん。邪魔しちゃ〜!せっかく俺が気ィ効かしたのに」
 

⏰:08/12/07 04:32 📱:P906i 🆔:AdEwAsHg


#787 [Mr.RabbIts!]
 

訂正
 
『森下くん、まう…』

『森下くん、もう…』
ですっ!!!
 
あと森下ってのは
龍さんの名字です
 
森下 龍(もりした りゅう)
初公開ですねっ
 

⏰:08/12/07 04:36 📱:P906i 🆔:AdEwAsHg


#788 [Mr.RabbIts!]
 

孝志のその言葉を聞いた直樹は顔をしかめ、龍さんはクスクス笑っている。
 
「なんちゅーガキだよ。マセすぎだろ…」
 
「ガキゆーな!!あんたがニブイだけじゃねーのっ!?」
 
直樹の言葉にムキになって返す孝志は、最後にフンっと鼻を鳴らしてそっぽを向いて見せた。
 

⏰:08/12/07 04:43 📱:P906i 🆔:AdEwAsHg


#789 [Mr.RabbIts!]
 

その孝志の言動にカチンときたのか、直樹もムキになって言い返す。
 
「は…?俺がニブイだと?俺はソッチの世界に対しての興味と理解が無いだけで…!!」
 
「じゃあウトイんだ」
 
そう言ってのける孝志に直樹の反論はまだまだ続きそうだ。
そんな2人を置いて、龍さんは微笑まし気に母校の教師と話していた。
 

⏰:08/12/07 04:44 📱:P906i 🆔:AdEwAsHg


#790 [Mr.RabbIts!]
 

「よかったじゃないですか田辺先生。理解のある生徒が出来て」
 
「そうですね。彼はなかなか空気の読める少年ですよ。森下くん以来かな」
 
「俺にはそんな趣味は無いですけどね。」
 
そう言って微笑み合っている2人に晴樹は駆け寄る。
 
「りゅっ龍さん!兄貴たちが…」
 
どうにかしてよ…とせがみ腕に抱きつく晴樹に龍が苦笑いしていると、田辺がふふっと笑った。
 

⏰:08/12/07 04:50 📱:P906i 🆔:AdEwAsHg


#791 [我輩は匿名である]
面白いので頑張ってください

⏰:08/12/07 08:30 📱:F703i 🆔:vtVTqWVM


#792 [Mr.RabbIts!]
 

〒匿名さん▽
 
ありがとうございます
すごくうれしいです
 
また合間ぬって
更新してきますねっ
 

⏰:08/12/07 21:14 📱:P906i 🆔:AdEwAsHg


#793 [ルナ]
>>1-100
>>100-200
>>200-300
>>300-400
>>400-500
>>500-600
>>600-700
>>700-800
>>800-900
>>900-1000


頑張ってください

⏰:08/12/08 21:06 📱:P903i 🆔:EpQDo842


#794 [Mr.RabbIts!]
 

〒ルナさん▽
 
アンカーどうもです
 
すごくうれしいです
ありがとうございます
 

⏰:08/12/11 01:50 📱:P906i 🆔:M4Bd3pUc


#795 [Mr.RabbIts!]
 

「マセガキ!!」
 
「ガキゆーなっつーの!この、鈍感ヤロー!!!」
 
二人の口喧嘩がヒートアップしている所に、龍さんはなだめに入った。
 
「まぁまぁ。そんなにアツくなる事じゃないだろう?二人共」
 
龍さんの言葉に直樹は少し冷静になったようだった。しかし孝志はまだ納得いかないような表情を浮かべている。
 

⏰:08/12/25 22:25 📱:P906i 🆔:xxWKLt0k


#796 [Mr.RabbIts!]

 
「俺はガキじゃねーのに、ソイツが何回言ってもわかんねーから…」
 
孝志が頬を膨らませてそう言うとまた直樹にも火がついたようだ。
 
「…そいつ?目上の人に対しての言葉遣いがなってないんじゃないのか?」
 
「目上の人?弟に暴力振るうような人、目上のヒトとは認めないね。このボーリョク、オトコ」
 
二人の言い合いに晴樹は龍さんの後ろで怯えていた。
そんな晴樹を見て、龍さんは苦笑いを溢した。
 

⏰:08/12/25 22:30 📱:P906i 🆔:xxWKLt0k


#797 [Mr.RabbIts!]
 

「んだとっ!?もういっぺん言ってみろ!」
 
「ボーリョクオトコの鈍感ヤロー」
 
「このガキ…っ!悪口増やしてんじゃねーよ!!」
 
「だから俺はガキじゃねーっつってんだろ?!」
 
玄関でギャーギャー言い合っている二人に呆れて、すでに藤堂と田辺は学校内に引き上げていってしまった。
 

⏰:08/12/25 22:36 📱:P906i 🆔:xxWKLt0k


#798 [Mr.RabbIts!]
 

龍もさすがに呆れていると、晴樹がキュッと龍の服の裾を掴んだ。
あわてて晴樹を振り向くと潤んだ瞳と目が合い、思わず体が硬直する。
 
「…りゅーさん、二人共怖いよ……」
 
ズキューン。
 
龍はすぐさま言い合いを止めない二人の元に歩み寄った。
 

⏰:08/12/25 22:40 📱:P906i 🆔:xxWKLt0k


#799 [Mr.RabbIts!]
 

「んなこと言ってる時点でガキなんだよっ」
 
「うるせー!テメェなんかハゲろ!!」
 
そんなくだらない言い合いをしている二人に龍は声をかける。
 
「おい」
 
二人は龍に目を向けると固まってしまった。
さらに二人に近づくと龍は二人に低い声で呟いた。
 
「それぐらいにしとけや」
 

⏰:08/12/25 22:44 📱:P906i 🆔:xxWKLt0k


#800 [Mr.RabbIts!]

 
それからおもしろいくらいに二人の口喧嘩はピタッと止み、晴樹は龍さんに「ありがとっ」と言って抱きついた。
龍さんはあいかわらず優しく晴樹を撫でてくれた。…少し頬が上気していたが。
 
それから晴樹の中では龍さんはヒーローとなったのであった。
 

⏰:08/12/25 22:47 📱:P906i 🆔:xxWKLt0k


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