木の下でかくれんぼ
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#321 [もえ子◆Hi9o8eIXuA]

「君は難しく考えなくていいんだよ。どうせ君は絶対的な運命に逆らえはしないんだ」

彼は静かにささやいた。

「運命?」

⏰:08/08/30 06:58 📱:L704i 🆔:7BwVXeEI


#322 [もえ子◆Hi9o8eIXuA]

震える私の頬に氷のように冷たい手をおき、先ほどまでの恐ろしい剣幕ではなくひどく優しい笑顔でこう言った。

「簡単なことさ……」

カミヤマミヤトは目を細めてくすっと声をたてた。

⏰:08/08/30 06:59 📱:L704i 🆔:7BwVXeEI


#323 [もえ子◆Hi9o8eIXuA]

そして、ひどく恐ろしくて残酷な明確な言葉を口にした。

「……君だって、……命は惜しいだろう……? フフフ……」

「い、イノチ?」

授業の開始を告げるチャイムが教室に響きわたる。

⏰:08/08/30 07:00 📱:L704i 🆔:7BwVXeEI


#324 [もえ子◆Hi9o8eIXuA]

それと同時に数学の教師が入ってきた。

教室の至るところにたち歩いていたクラスメイト達は、しぶしぶ自席に戻っていく。

騒がしかった教室は風にさらわれた砂煙のように褪めた。

⏰:08/08/30 07:02 📱:L704i 🆔:7BwVXeEI


#325 [もえ子◆Hi9o8eIXuA]

「じゃあ、また……」

カミヤマミヤトはヒラヒラと手をふった。

「ま、……待って!」

彼が立ち去ろうとするところを、私はかすれた声でひき止めた。

⏰:08/08/30 07:03 📱:L704i 🆔:7BwVXeEI


#326 [もえ子◆Hi9o8eIXuA]

「あなたは……サエコさんと自分の邪魔をするな……だとかイノチが惜しいなら……だとか意味の分からないことを言うなんて……、頭がオカシイに決まってるわ……」

「…………」

カミヤマミヤトは私の問いかけに答えることなく、自席へと戻っていった。

⏰:08/08/30 07:04 📱:L704i 🆔:7BwVXeEI


#327 [もえ子◆Hi9o8eIXuA]

Break Time

アンドウナナミの外伝も、ようやく半ばまでたどり着くことができました。

感想、意見、要望等ありましたら…

↓コチラへどうぞ↓
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2635/

⏰:08/08/30 07:09 📱:L704i 🆔:7BwVXeEI


#328 [我輩は匿名である]
>>1-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400
>>401-500

⏰:08/08/30 20:55 📱:SH905i 🆔:ip8ByuAE


#329 [神崎もえ子◆Hi9o8eIXuA]



数学の授業が終わる頃には、私の頭からカミヤマミヤトの忠告は綺麗に消え去っていた。

私は机に取り付けられた引き出しに教科書をしまい込む彼を見た。

しばらくするとスズキアサミが話しかけてきて、彼は花が咲くように明るく笑った。

⏰:08/09/17 21:49 📱:L704i 🆔:BqFUVVAw


#330 [神崎もえ子◆Hi9o8eIXuA]

先ほどの出来事が嘘のような豹変ぶりに、呆れを通り越して、笑いが込み上げてきた。

全く、とんだ二重人格男に引っ掛かってしまったものだ。

⏰:08/09/17 21:50 📱:L704i 🆔:BqFUVVAw


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