*柴日記*
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#519 [向日葵]
身の危険を察知した私は、手の力を入れて離れようとしたが、柴の力には敵わず、腕の中におさまったまま硬直する。

「し、し柴……っ、私、早く家に入りたいなぁーって思ってんだけどなぁー……」

「だぁかぁら、キスしたら入ったらいいじゃない!」

あぁ……私なんであんな事しちゃったんだろう……。

軽く後悔し始めている私の事なんて露知らず。
柴は顔の距離を詰める。

「や、あの、えと、柴っ……」

「わぁー!雪降ってんじゃーんっ!」

能天気な声は空のものだった。

私と柴は反射的にサッと離れる。

空は庭に続く戸を開けて外を眺めていた。
そしてこちらに気づいた。

⏰:08/08/21 02:39 📱:SO906i 🆔:☆☆☆


#520 [向日葵]
「あれ、越姉帰ってきてたんだ。ってか何してんの?こんな寒いとこで」

「や、お姉ちゃん達も雪降ってきたから嬉しくなっちゃって……っ!」

「あ、ちょっとお姉ちゃん聞いてよ!柴があたしに敵うのはゴリラだけとか言ったのよー!!」

桜もヒョイと顔を出す。
そして苺も同じように顔を出す。
まるでトーテンポール。

「だって桜って女の子っぽくないんだもん。俺のタイプじゃないね」

「あたしだってアンタみたいななよっちいのタイプじゃないから安心してっ!」

⏰:08/08/21 02:44 📱:SO906i 🆔:☆☆☆


#521 [向日葵]
まったくこの2人は……。

ああ言えばこう言う。
まぁケンカする程仲が良いって言うけどさ。

「ホラ、愚痴なら家に入ってから聞くから!さっさと入ろう!」

私は柴の背中を押す。
柴もどこか不服そうな顔をしながら黙って私に従って歩き出す。

その背中を見ながら思う。

これからも、この家で、この家族で、柴と共に時間を過ごせると思うと、胸の中が温かくなる。

柴も、そう思ってくれてるって思っていいんだよね?

大切な家族。
それ以上に大切な存在。

⏰:08/08/21 02:49 📱:SO906i 🆔:☆☆☆


#522 [向日葵]
この楽しい時間が永久に続きますように……。

柴、これからもずっとずーっと、大好きだよ……。









*柴日記*-fin-

⏰:08/08/21 02:51 📱:SO906i 🆔:☆☆☆


#523 [向日葵]
*あとがき*

柴日記、これにて終わりでございます
応援して頂いた皆様、アドバイスを下さった皆様、本当にありがとうございましたm(__)m
同時進行でとても遅い進行具合でしたが、なんとか書き上げる事が出来ました

もう1つの物語、柴日記の中にも出てきました、越の友人・椿と、その婚約者・要のストーリー、「ギンリョウソウ」も制作途中ですので、見て頂ければ幸いです(o^-^o)

本当にありがとうございました


向日葵

⏰:08/08/21 02:56 📱:SO906i 🆔:☆☆☆


#524 [向日葵]
*アンカー*

>>2-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400
>>401-500
>>501-600

*感想板*

良ければ感想よろしくお願いします

>>319

⏰:08/08/21 02:58 📱:SO906i 🆔:☆☆☆


#525 [向日葵]
番外編*苺日記*

⏰:08/08/28 03:45 📱:SO906i 🆔:☆☆☆


#526 [向日葵]
神田家の三女、苺、満4歳。

天真爛漫で神田家の癒し系アイドル。

今回はそんな彼女を少し覗いてみましょう。

「苺、いーちーごっ。起きろよ」
朝はいつも兄である空のモーニングコールで起きる。
まだ眠い目をこすって必死に起きようとする姿は可愛らしい。

「……そらくんおはよー……」

「うんおはよう。早く降りて来いよ」

空はそう言って先に朝食へ向かってしまった。
残された苺は、いつも一緒に寝ているお気に入りのパンダのぬいぐるみに可愛らしくおはようのキスをしてベッドから降りる。

⏰:08/08/28 03:51 📱:SO906i 🆔:☆☆☆


#527 [向日葵]
階段を降りて、リビングに着けば、美味しそうな匂いが部屋を満たしていた。

「おはよう苺」

苺と入れ替わりで出ていきすれ違いざまに頭をひと撫でし、洗面所に向かう桜。
神田家の次女で、気が強いがしっかりしている。

そして苺は台所から現れた人物を見て目を輝かす。
その人は苺に気づくと、優しげな微笑みを浮かべた。

「えつおねえちゃんっ!おはようっ!」

「ハイおはよう。今日は早く起きれたんだね。偉い偉い」

神田家の長女、越。

⏰:08/08/28 03:56 📱:SO906i 🆔:☆☆☆


#528 [向日葵]
共働きの両親に変わって家事と兄弟の事を面倒見ている彼女。
優しくて苺が大好きな姉だ。

越は抱きついてきた苺を抱き締めると、椅子に座らせて手際よく朝食の準備をする。
そして越の背後には、いつもべったりとくっついている人物がいた。

「ちょっと柴!準備出来ないから離れて!」

「えーやだー」

越の恋人である柴は、家の前にいたのを越に拾われた。
拾われた当時に、越から色々聞かされたが、幼い苺にはあまり理解は出来ず、とりあえず仲良くしなきゃならないとだけは分かった。

⏰:08/08/28 04:02 📱:SO906i 🆔:☆☆☆


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