よすが
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#140 [蜜月◆oycAM.aIfI]
 
家に着いて自分の部屋に入ると、あることを思い出した。


――そういえばあの夢……。
あの夢の女の子は六、七歳ぐらいに見えた。

あの子があたしの妹なのかもしれない。

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⏰:08/04/09 22:54 📱:SH903i 🆔:APNEtQ/Q


#141 [蜜月◆oycAM.aIfI]
 
昨日、今日といきなりいろんな事実が目の前に現れて、夢のことをすっかり忘れていた。

夢を見た時、根拠もなにも無いけれど、あたしはあの女の子のことを知っているような気がしていた。

恐らく、あたしの心の底に閉じ込められた妹の記憶が夢に滲み出てきたのだろう。
あれはきっと……あたしの妹だ。


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⏰:08/04/09 22:55 📱:SH903i 🆔:APNEtQ/Q


#142 [蜜月◆oycAM.aIfI]
 

―W―


終わりのない登り坂。
辺りは真っ暗。
ぽつりぽつりと間隔を開けて点されている街灯だけが道標。

「……忘れて……あたしは……」

あたしの横には小さな女の子。
風が強くて、聞き取りにくい。

「聞こえないよ、なあに?」

「……生きて……って……」



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⏰:08/04/09 23:00 📱:SH903i 🆔:APNEtQ/Q


#143 [蜜月◆oycAM.aIfI]
 

すみません、続き出ちゃいました(;´д`)
[..続き]の先は改行しかないので、スルーして下さい



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⏰:08/04/09 23:03 📱:SH903i 🆔:APNEtQ/Q


#144 [蜜月◆oycAM.aIfI]
 
明くる朝、目が覚めると涙が流れていた。
何か夢を見ていた気がするけれど、思い出せない。
涙がこめかみを濡らしているのが気持ち悪い。

体を起こして涙を拭き、出かける準備をし始めた。

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⏰:08/04/09 23:05 📱:SH903i 🆔:APNEtQ/Q


#145 [蜜月◆oycAM.aIfI]
 
――……どうして泣いてたんだろう。

夢の内容はさっぱり思い出せないけれど、とても悲しい気分だった。
なんだか、胸騒ぎがする……。



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⏰:08/04/09 23:05 📱:SH903i 🆔:APNEtQ/Q


#146 [蜜月◆oycAM.aIfI]
 
天気は、晴れ。
正午過ぎに家を出てサトルと合流してから、あたしたちは再び電車で一時間かけてここにやって来た。

あたしは新聞のコピーを片手に、駅員にT山への行き方を尋ねた。
前に住んでいた家の場所は解らないので、まずあたしが発見された山道に行くことにしたのだ。

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⏰:08/04/09 23:07 📱:SH903i 🆔:APNEtQ/Q


#147 [蜜月◆oycAM.aIfI]
 
駅員に教わった通りに二十分ほど歩くと、山道の入口が見えた。

「あー、ここだ!」

サトルが〈T山 山道入り口こちら〉と書かれた案内板を見つけて、歓喜の声をあげた。
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⏰:08/04/09 23:16 📱:SH903i 🆔:APNEtQ/Q


#148 [蜜月◆oycAM.aIfI]
 
案内板が立てられているものの、その先にある道は遊歩道のような歩きやすいものには見えなかった。
案内板に従って山道に足を踏み入れたけれど、やはり舗装もなく地面が剥き出しで、山道というよりはただのけもの道のように思えた。


――この道の先で、あたしは見つけられたんだ……。

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⏰:08/04/09 23:17 📱:SH903i 🆔:APNEtQ/Q


#149 [蜜月◆oycAM.aIfI]

まとめ(・ω・*)

プロローグ
>>4

―T―
>>5-46

―U―
>>47-118

―V―
>>119-141

―W―
>>142から

⏰:08/04/10 01:11 📱:SH903i 🆔:eoZecOgw


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