よすが
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#750 [○○&◆.x/9qDRof2]
そういえば、衝撃的なことが多すぎて観察する余裕がなかったが、この二人.......どちらもイケメンである。キースさんは明るい茶色の、無造作だが邪魔にならない長さの髪型だ。柔らかに笑むその姿はまさに優しいお兄さん!


さっき声をかけてきた人は褐色の肌で、白銀の少し長めの髪を後ろに流している。右の目に眼帯をしていた。

⏰:22/10/25 19:28 📱:Android 🆔:zH8LnywQ


#751 [○○&◆.x/9qDRof2]
710-750

⏰:22/10/25 19:28 📱:Android 🆔:zH8LnywQ


#752 [○○&◆.x/9qDRof2]
>>710-750

⏰:22/10/25 19:28 📱:Android 🆔:zH8LnywQ


#753 [○○&◆.x/9qDRof2]
>>720-750

⏰:22/10/25 19:29 📱:Android 🆔:zH8LnywQ


#754 [○○&◆.x/9qDRof2]
>>730-760

⏰:22/10/25 19:29 📱:Android 🆔:zH8LnywQ


#755 [○○&◆.x/9qDRof2]
>>760-790

⏰:22/10/25 19:29 📱:Android 🆔:zH8LnywQ


#756 [○○&◆.x/9qDRof2]
>>790-820

⏰:22/10/25 19:29 📱:Android 🆔:zH8LnywQ


#757 [○&◆oe/DCsIuaw]
↑(*゚∀゚*)↑

⏰:22/10/25 19:31 📱:Android 🆔:zH8LnywQ


#758 [○&◆oe/DCsIuaw]
【CARTAIN CALL】

 僕は劇場に居た。

 ステージを前に、誰もいない客席に腰をおろしている。突然、パイプオルガンのような音が響き渡り、ステージの幕があがっていく。演奏の始まりだ。僕はステージを見た途端、恐怖に襲われた。鳥肌がたつのを感じる。てっきり、ステージにはオーケストラがあらわれるのかと思っていたのだ。

⏰:22/10/25 19:32 📱:Android 🆔:zH8LnywQ


#759 [○&◆oe/DCsIuaw]
horror
◤◢◤◢⚠︎◤◢◤◢

⏰:22/10/25 19:32 📱:Android 🆔:zH8LnywQ


#760 [○&◆oe/DCsIuaw]
しかし、僕の予想は間違いだった。ステージにあらわれたのは、一人の髪の長い女の人だった。しかも首を吊っているのだ。ステージの天井から蜘蛛の糸のようにロープが垂れ下がり、女の人の首に絡み付いている。僕は女の人から目を話すことができなかった。そして、死んだと思っていた女の人は生きていた。僕と目が合った。

⏰:22/10/25 19:32 📱:Android 🆔:zH8LnywQ


#761 [○&◆oe/DCsIuaw]
目からは涙が、鼻からは鼻水が、口から嘔吐物が滴れ流れている。僕は恐ろしくて、身動きができずにいると、女の人はにやりと笑い、歌を歌い出した。首を吊っているせいか、ひどいしゃがれ声だ。堂々と響くパイプオルガン。女の人の調子のはずれた陽気な歌声。

⏰:22/10/25 19:33 📱:Android 🆔:zH8LnywQ


#762 [○&◆oe/DCsIuaw]
なにもかもが不気味に感じる。いや、感じるのではなく、実際に不気味だった。


 美しい村

 喜びと希望に満ち溢れる

 輝かしい村

 しかし、男があらわれた

 ひどく醜い男

 見た目も中身も腐ってる

 男は殺した

 村で一番の優しい女を

 村人は怒り狂い殺したのさ

⏰:22/10/25 19:33 📱:Android 🆔:zH8LnywQ


#763 [○&◆oe/DCsIuaw]
 醜い醜い男をね

 醜い男が行き着くところは

 ただ一つ

 地獄の果てさ



 女はそう歌った。


 女が歌い終わると、客席から拍手喝采が起こった。

⏰:22/10/25 19:33 📱:Android 🆔:zH8LnywQ


#764 [○&◆oe/DCsIuaw]
僕しかいなかったはずの客席には、いつのまにか人々で溢れかえっていた。僕はどうしていいかわからず、茫然と椅子に座り続ける。女の人は、再び動かなくなり、ステージの幕がゆっくり下りていった。拍手はしばらくの間やむことはなかった。


ーー僕は物凄い衝撃を受けた。慌てて目を開け、ようやくどのような状況にいたのか理解できた。ベッドから落ちたのだ。

「……いてて」

⏰:22/10/25 19:34 📱:Android 🆔:zH8LnywQ


#765 [○&◆oe/DCsIuaw]
僕はのんびりと立ち上がる。ってことは、さっきの首吊り女は夢だったのか。なんとなく納得がいかない。今まで、こんなはっきりと夢を覚えていたことはなかった。歌の内容だって、すべて覚えているっていうのに。


「ハンス!ハンス、起きているの?」

 母さんが叫んでいるのが聞こえた。

「……起きてるよ!」

僕はそう叫ぶと、居間に向かった。

……やっぱり納得いかないよ。
僕は夢について考えながらも、朝食を食べ、学校へ行く準備をした。

「いってきまーす」

⏰:22/10/25 19:34 📱:Android 🆔:zH8LnywQ


#766 [○&◆oe/DCsIuaw]
呟くようにそう言うと、学校への道を歩きだした。路地裏のような狭いところを歩いているときだった。

「ジェラルド……」

僕は思わず声に出して彼の名を呼んでしまった。最悪だ。ジェラルドは一瞬こちらを見たが、すぐにそっぽを向いてしまった。彼は僕と同い年の14歳で、同じ学校に通っている。しかし、こんなに早い時間に彼を見たのは初めてだ。たいていはお昼を過ぎてから姿をあらわすのに。

⏰:22/10/25 19:35 📱:Android 🆔:zH8LnywQ


#767 [○&◆oe/DCsIuaw]
ジェラルドは天使のような少年だ。落ち着いた感じの金色の髪に、深い青の瞳。非常に整った顔をしていて、気品が漂っている。ただ、ジェラルドには一つ問題がある。大きな問題だ。彼はひどい乱暴者なのだ。僕はジェラルドと面識はなかったが、彼の噂はなんどとなく聞いた。

その中にいい噂は一つもなかった。

誰を病院送りにしたとか、二度と人に見せられない顔にされた子がいるとか、万引きをしたとか……。

⏰:22/10/25 19:35 📱:Android 🆔:zH8LnywQ


#768 [○&◆oe/DCsIuaw]
噂のほとんどは真実だ。そんなやつが目の前にいる。しかもジェラルドは、狭い路地に座り込んでいるため、道の半分が塞がれてしまっている。僕はその横を通り抜けなければならない。困った……。もしジェラルドに絡まれたら?うっかり転んでしまって、彼を踏ん付けてしまったら?僕は悩みながらもジェラルドに近づいていった。相変わらず、ジェラルドはボーッとしているようで、僕になんの反応もしめさない。.......これなら大丈夫かも。

⏰:22/10/25 19:36 📱:Android 🆔:zH8LnywQ


#769 [○&◆oe/DCsIuaw]
足音をたてずに、慎重にジェラルドの横を進もうとした。しかし、こんなに注意していたにもかかわらず、僕の努力は水の泡となった。空想に耽っている様子だったジェラルドが、いきなり足を引っ掛けてきたのだ。

「うわっ!」

僕は倒れこみ、地面に顎を打ち付けた。ジェラルドが倒れた僕の背中を思いっきり踏んだ。思わずむせてしまう。横目でジェラルドを見た。彼は意地悪くほくそ笑んでいる。天使なんてとんでもない。あの笑顔は悪魔にしか見えない。

⏰:22/10/25 19:36 📱:Android 🆔:zH8LnywQ


#770 [○&◆oe/DCsIuaw]
「よぉ、うすのろま」

「ぼ、僕はハンスだ……」

僕はうめきながらそう言った。ジェラルドはおもしろくなさそうに、フンと鼻をならした。僕はすかさず立ち上がる。ジェラルドは僕と背丈はあまりかわらない。なのに、力の差は歴然だ。

「俺は機嫌が悪い……」

ジェラルドが続きを言う前に、僕は全速力で走り出した。逃げなきゃ……。それしか頭になかった。僕は逃げ足には自信があったため、ジェラルドからも簡単に逃げられると思っていた。しかし、それは間違いだった。

⏰:22/10/25 19:37 📱:Android 🆔:zH8LnywQ


#771 [○&◆oe/DCsIuaw]
ジェラルドは僕を追って走ってくる追い付かれることはないものの、引き離すこともできない。ジェラルドが何か叫んでいたが、聞いている余裕はない。僕はパニックになっていて、どこに行くかも考えず、やみくもに走り続けた。気付いた時には、僕は森のなかを走っていた。僕が住んでいる町は、まわりを森に囲まれた小さなもので、少しあるけば、森へと出てしまうのだった。僕のあとから規則正しい足音が聞こえる。ジェラルドは今だに追い掛けてきているのだ。僕の足はそろそろ限界を迎えようとしていた。

⏰:22/10/25 19:38 📱:Android 🆔:zH8LnywQ


#772 [○&◆oe/DCsIuaw]
だが、走り続けなければジェラルドに捕まり、とんでもないことになる。絶望的だ……。僕は、いつ走るのをやめるべきかを考え始めたときだった。目の前に小さな家が見えたのは。

「あれは……」

息も絶え絶えに僕はつぶやいた。あれは……魔女の家だ。実際に魔女が住んでいるかは知らなかった。町の間でそういう噂になっているだけだった。ジェラルドと同様に悪い噂ばかりだったが、もしかしたら全部嘘かもしれない。

⏰:22/10/25 19:38 📱:Android 🆔:zH8LnywQ


#773 [○&◆oe/DCsIuaw]
実は誰も住んでなかったり、気の優しいおばあさんが住んでいるかも。僕は決めた。あの家に逃げ込もう。一か八かの賭けだ。僕は最後の力を振り絞り、家まで走りついた。ドンドンと必死で家のドアを叩く。ドアは僕の背丈ほどしかない。早くしないと……。ジェラルドに追い付かれてしまう!僕は無駄だと思いながらもドアの取っ手を掴み、まわした。

⏰:22/10/25 19:39 📱:Android 🆔:zH8LnywQ


#774 [○&◆oe/DCsIuaw]
ギィー……

なんとドアは鈍い音をたてながらゆっくりと開いた。僕は戸惑いながらも家に飛び込み、ドアを閉めて鍵をかけた。ドアを閉めるとき、ジェラルドが悔しそうな顔をしているのが一瞬だけ見えた。助かった……。そう思ったのも束の間だった。


「おやおや。人の家に勝手に入ってくるなんて、なんて子なんでしょうねぇ……」

僕は慌てて声のする方を向く。そこには小さなおばあさんがいた。すでに200年以上は生きてるんじゃないかというほど、腰はまがり、体のあらゆるところにしわが刻み込まれている。

⏰:22/10/25 19:40 📱:Android 🆔:zH8LnywQ


#775 [○&◆oe/DCsIuaw]
真っ黒なワンピースを着ていて、とんがり帽子をかぶれば魔女にしか見えないだろう。おばあさんは、不吉な笑みを浮かべていた。小さな黄色い歯がこれでもかというくらい、びっちりとはえている。僕は思わず、ぞっとしてしまった。

「あ、えっと、勝手に入ってしまってごめんなさい。人に追われてて.......それに、ドアを叩いても誰も出てこなかったから、てっきり空き家なんだと思ったんです」

僕はもごもごとそう言った。魔女のようなおばあさんは、怪しげに大きな目で僕をじろじろと眺める。僕は目から変な光線がでないかとビクビクした。

「……まぁ、いいだろう」

おばあさんは、独り言のようにそう呟いた。何がいいのか僕にはさっぱりわからない。怒っていないのだろうか?
おばあさんの表情から感情は読み取れなかった。

⏰:22/10/25 19:41 📱:Android 🆔:zH8LnywQ


#776 [○&◆oe/DCsIuaw]
おばあさんは窓の外を見つめた。この家には小さな窓が一つだけしかないらしく、昼間だというのに部屋のなかは薄暗い。僕はさらに不安になってしまった。

「ところで.......お前を追ってきたというやつは?」

おばあさんの口調は今までとは違い、楽しんでいるようだった。

「えーと、ジェラルドっていう乱暴な子です。でも、音もしないし、もうあきらめて帰ったんじゃないかと……」

僕が言いおわらないうちに、おばあさんはつかつかとドアの方に歩いていき、凄い速さでドアの鍵を抜き、ドアを開けた。すると、帰っていたと思ったジェラルドが、部屋のなかに転がり込んだ。

⏰:22/10/25 19:41 📱:Android 🆔:zH8LnywQ


#777 [○&◆oe/DCsIuaw]
「ジェラルド!」

僕は恐怖の叫び声をあげた。ジェラルドは予想以上に早く僕を痛め付けることができそうなので、喜んでいるようだった。

「ハッ!間抜けなばあさんがドアを開けてくれたから助かったぜ!俺はお前が出てくるまで待ってるつもりだった」

なんていうやつだろう。僕はやられる前から失神しそうだった。せっかく助かったと思ったのに。ジェラルドはおばあさんを思いっきり突き飛ばし、僕に飛び掛かろうとした。もうだめだ……!

「おやめっ!」

⏰:22/10/25 19:42 📱:Android 🆔:zH8LnywQ


#778 [○&◆oe/DCsIuaw]
狭い部屋中におばあさんの声が響き渡った。僕もジェラルドも呆気にとられ、おばあさんを見つめた。おばあさんは腰に手をあて、僕らを睨み付けている。

気のせいか、さっきりより腰が真っすぐになっている。

⏰:22/10/25 19:42 📱:Android 🆔:zH8LnywQ


#779 [○&◆oe/DCsIuaw]
>>750-780

⏰:22/10/25 19:42 📱:Android 🆔:zH8LnywQ


#780 [○&◆oe/DCsIuaw]
>>780-810

⏰:22/10/25 19:43 📱:Android 🆔:zH8LnywQ


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