馬鹿だらけ(BL)
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#51 [生茶]
 さん

あげてくれてありがとうございます

⏰:08/04/05 19:39 📱:N905imyu 🆔:☆☆☆


#52 [生茶]
四つんばいになっていた俺は、腕に力が入らなくなって肘を床につき、尻を吉田に突き出す体勢に変わった。
「あ…っぁ…」
確認することが出来ないけど、きっと俺のモノからはまた、先走った液体が漏れだしているのだろう。ぬるぬる感は、吉田の唾液のせいだけじゃない。

⏰:08/04/05 19:47 📱:N905imyu 🆔:☆☆☆


#53 [生茶]
「…ふっ…ぁ、あっ!」
強い刺激が体中を駆け巡る。俺は二度目の絶頂を迎えた。
「ぅわ、締め付ける」
吉田は穴に指を突っ込んだまま。…早く抜いてもらえないかな。
「気持ち良かった?」
「痛かった」
吉田にそう聞かれて、俺はそっちへ向き直りながら答えた。
「へぇ、痛くてイったのか〜Mだなお前」
吉田はケラケラと笑った。ちくしょうめ。

⏰:08/04/05 19:53 📱:N905imyu 🆔:☆☆☆


#54 [生茶]
次の日の放課後、俺は吉田に言って、相田と2人で帰ることにした。まだそのことを相田に言っていないから、廊下で相田を待ち伏せした。
「相田」
「!」
俺が呼ぶと、相田はこっちを見て、顔をこわばらせた。
「一緒に帰ろう」
「……うん」

⏰:08/04/05 20:05 📱:N905imyu 🆔:☆☆☆


#55 [生茶]
相田と並んで歩くのは、久しぶりのことだった。相田は黙って少し下を向いたままだけど。
「相田、この間…」
「ごめん」
「え?」
俺の話を遮って、相田が言った。
「好きで好きで、どうしようもなかったんだ。それで、自分だけのものにしたくて…」
相田は眉間にしわを寄せて、辛そうな、申し訳なさそうな顔をしていた。

⏰:08/04/05 21:24 📱:N905imyu 🆔:☆☆☆


#56 [生茶]
「俺、お前が吉田のことを好きだと思ってた。俺より一緒にいたがってたし。でも、あれは、俺とのことを相談してたからなの?」
「うん」
勘違いだったわけだ。俺の。
そして俺は相田を家に招いて、話をすることにした。外でこんな話もあれだったし。

⏰:08/04/05 21:30 📱:N905imyu 🆔:☆☆☆


#57 [生茶]
「伊東と別れたのは?」
伊東美夏は、相田がこの間まで付き合っていた人だ。
「あいつは何も関係ない。ただちょっと色々あってさ…」
「…そっか」
相田はまた黙り込んだ。そして、息を大きく吸ってから言った。
「やっぱり、男同士で…なんて、嫌だよね」

⏰:08/04/05 21:35 📱:N905imyu 🆔:☆☆☆


#58 [生茶]
「恋愛に性別なんて関係ないだろ」
「この前、お前ホモなんてやめろ的なこと言ってたじゃん」
「あれは…」
少しためらう。相田は俺の言葉を待っている。
「俺、吉田が好きだ」
「えっ…」
「俺勘違いしてて、お前も吉田のこと好きだと思ってさ、どうしても…妬いてて…」
「…知らなかった」

⏰:08/04/05 21:42 📱:N905imyu 🆔:☆☆☆


#59 [生茶]
「恋愛はやっぱ相手の気持ちが大事だよなー」
そう言って相田は俺のベッドに大の字になって倒れた。
「押しつけてごめん」
相田は腕で目を隠して言った。
「ううん、俺もごめん。勝手に勘違いして、勝手に傷つけて…」
「…改めて言う」
ベッドから起き上がって、俺の前に座る。
「俺はお前が好きです。誰よりも、お前のことが」

⏰:08/04/05 21:47 📱:N905imyu 🆔:☆☆☆


#60 [生茶]
「うん、ありがとう。でも俺は吉田が好きだ。俺も、誰よりもあいつを好きでいる。だから、ごめんなさい」
俺は頭を下げた。
「…ありがとう。やっと、すっきりした!」
相田は伸びをすると、立ち上がってカバンを持った。
「もう帰る?」
「うん。吉田と幸せになれよ」
「あはは」
笑いながら玄関まで見送った。

⏰:08/04/05 21:57 📱:N905imyu 🆔:☆☆☆


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