・・悪魔なキミ・・
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#280 [みい]

今、ありえないくらい胸が高鳴ってる。


その対象は…誰?


自分でもわからない。私は誰にときめいてるの?誰が好きなの?


………………………………

お昼休みはいつものように会田君と過ごした。


何も悪いことなんてしていないはずなのに…この罪悪感は何?

⏰:08/06/15 00:14 📱:SH905i 🆔:qoh7EttI


#281 [みい]

今日は委員会がある日だから、放課後は保健室に集合とのこと。


会議中も上の空。先生の話もほとんど聞いてなかった。


私の頭を占領するのは…悪魔。


姿が、声が、頭から離れない。


ようやく委員会が終わり、下駄箱に向かおうとした私は、お弁当箱を教室に置き忘れたことに気がついた。

⏰:08/06/15 00:16 📱:SH905i 🆔:qoh7EttI


#282 [みい]

「あーっと、危ない危ない!」


今日週末だし、土日そのまま放置してたら腐っちゃうよ;


私は急いで教室へと足を進めた。


「ふぅ…」


少し息を上がらせながら教室に着くと、ドアが半開きになっていた。


あーあ…日直の人、怒られちゃうなあ、かわいそうに…。

⏰:08/06/15 00:16 📱:SH905i 🆔:qoh7EttI


#283 [みい]

なんて同情しながら、中へ入ろうと顔を上げた時…信じられない光景が目に飛び込んできた。


…染谷蓮のキスシーン。


相手は背を向けていてわからないけど、同学年の女の子。


私のところからだと、ばっちりと染谷蓮の表情が見えた。

…目つぶって、色っぽい顔して。


…傍観してる場合じゃないや。

⏰:08/06/15 00:17 📱:SH905i 🆔:qoh7EttI


#284 [みい]

くれぐれも気付かれないようにこの場を去らなくては…。


そろり、そろりと一歩ずつ後ずさる。

が、細心の注意もむなしく、無意味なものとなってしまう。


足をつまづき、その衝撃で手に握っていた携帯を落としてしまったのだ。


カシャーンッ!!


その音は、静かな教室中に響き渡った。

⏰:08/06/15 00:20 📱:SH905i 🆔:qoh7EttI


#285 [みい]

染谷蓮の目がうっすらと開き、私を捕らえたと同時に、驚いたように見開かれる。


「あ……」


私は掠れた声を発すると、急いで携帯を拾って教室を後にし、逃げるように走り出した。


「ゆずっ!!!」


後ろから聞こえる悪魔の怒鳴り声も無視して、ただひたすら走った。

⏰:08/06/15 00:21 📱:SH905i 🆔:qoh7EttI


#286 [みい]

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
更新Stopします

読者様、もしいらっし
ゃったら感想等是非よ
ろしくお願いします
励みになるので、、

>>1みい感想板
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

⏰:08/06/15 00:24 📱:SH905i 🆔:qoh7EttI


#287 [みい]

――*蓮Side*――

やってしまった。よりによってこんな場面を見られちまうなんて、最悪だ。


ことの発端は30分前。


柚に「今日、委員会だから!」と顔も見ずに吐き捨てられた俺は、柚を待ちぶせしてやることにした。


教室の机の上に座って携帯をいじっていると、見たことない女が入って来た。

⏰:08/06/16 23:58 📱:SH905i 🆔:Al3ni/IE


#288 [みい]

「あの…染谷君?」
「ん?何?」


俺は携帯をいじる手を止め、顔を上げて女に微笑みかけた。もちろん芝居だけど。


「えっと…好きなんです!!…言うつもりはなかったんだけど、今ってチャンスかな〜…とか思っちゃって…」


派手な成りをしたその女は、そう言いながら、似合わねーよって言いたくなるくらいもじもじしてこちらを見ていた。

⏰:08/06/16 23:59 📱:SH905i 🆔:Al3ni/IE


#289 [みい]

論外。てかお前誰だし。


「ごめんね、俺好きな子いるんだ」


頭を掻き、申し訳なさそうに俯いてみた。これで諦めるだろうと思ったから。

しかし、どうやら俺の考えは甘かったらしい。


「誰!?好きな子って…誰よ!?」


女は目の色を怒りに染め、俺に突っ掛かってきたのだ。

⏰:08/06/17 00:00 📱:SH905i 🆔:3rK/8YuM


#290 [みい]

うーわ、発狂パターンかよ。マジめんどくせっ!


そう思いつつもあくまで優しくなだめようと試みた。


「ごめんね、でもそれは君には関係ないから」


しかし、俺の穏やかな口調が逆に彼女を刺激したようだ。


「もしかして柚稀って子!?…いつも一緒に登下校してるし…ねえ!あの子なの!?」

⏰:08/06/17 00:01 📱:SH905i 🆔:3rK/8YuM


#291 [みい]

認めたくないけど図星だ。が、それをお前に教える義理はない。


「だから、それは言えない。本当に悪いけど」
「なんであんな子…あんなのよりあたしの方が…!!」


…このくそアマ、そろそろ俺もキレんぞ?


「許せない…!!痛い目見せてやる…!!」


…はい、残念だけどそれはこの俺が許しませんよ?

⏰:08/06/17 00:03 📱:SH905i 🆔:3rK/8YuM


#292 [みい]

「おいお前、今のもういっぺん言ってみな」


仮面を剥ぎ取り、素の俺を見せると女は少し動揺を見せたが、すぐに、


「早瀬柚稀を痛い目にあわせてやんのよ!!大してかわいくもねーのに付け上がりやがって…!」


と忌ま忌ましそうに舌打ちをする。

不愉快極まりねえ女だな、こいつ。

⏰:08/06/17 00:04 📱:SH905i 🆔:3rK/8YuM


#293 [みい]

「許されると思ってんの?んなことさせねえよ?」
「許されなくても関係ない。目障りな奴は廃除しとかないと…」


俺は眉間に皺を寄せる。なんて言い方をするんだこいつは。


「…でも、キスしてくれるならいいよ」


…は?


「今ここでキスしてくれるなら、早瀬柚稀には手を出さない」

⏰:08/06/17 00:05 📱:SH905i 🆔:3rK/8YuM


#294 [みい]

なんだ、んな事でいいのかよ。

そうとなったら答えなんか決まってる。

今俺がこいつにキスしてやったら、柚が何されるわけでもなくなる。ローリスクハイリターンってわけだ。


「目え閉じな」



…そうして俺は、ためらいもなくその女の唇に触れたんだ。

まさか柚に見られるなんて、思いもしなかったから。

⏰:08/06/17 00:07 📱:SH905i 🆔:3rK/8YuM


#295 [みい]

「ゆずっ!!」


柚と目が合ったあと、女を引きはがし、急いで柚の後を追ったが、一歩遅かった。撒かれてしまったようで、姿が見当たらない。


あー…くっそ…!!タイミング悪すぎんだよばかゆずが!!


俺は廊下の真ん中で、舌打ちをしながら頭をぐしゃぐしゃと抱え、しゃがみ込んだ。

マジありえねえくらい焦ってる自分を客観的に見たらツボって笑えた。

⏰:08/06/17 00:08 📱:SH905i 🆔:3rK/8YuM


#296 [みい]

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
更新Stopします
感想等もらえると嬉し
いので、よろしければ
是非お願いします

>>1みい感想板
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⏰:08/06/17 00:11 📱:SH905i 🆔:3rK/8YuM


#297 [あい]
>>1-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400

⏰:08/06/17 00:48 📱:SO903i 🆔:q3useQC.


#298 [みい]

………………………………
――*柚稀Side*――

今朝、私はいつもよりかなり早い時間に家を出た。

理由なんかただ一つ。染谷蓮に会いたくないだけ。


2限後の休み時間、さえちゃんとおしゃべりしていたら、


「おー、蓮!どったの?寝坊?」


クラス一明るい、矢野君の声が教室中に響く。

⏰:08/06/19 22:12 📱:SH905i 🆔:h.7epjTs


#299 [みい]

思わず肩がぴくっと反応してしまった。笑みが強張る。


「うっせ、黙れ」


普段より数倍低く、不機嫌そうな染谷蓮の返事が耳に届いた。


さえちゃんは黙ってしまった私と、数メートル先にいる染谷蓮を交互に見て、


「ねえ、もしかして染谷君と何かあった?」

⏰:08/06/19 22:13 📱:SH905i 🆔:h.7epjTs


#300 [みい]

とどことなく嬉しそうに聞いてくる。


「いやいや、別に何もないし!」


あったっちゃああったけどさ…。

『冗談で告られたのを真に受けて、彼氏がいるにも関わらず多少舞い上がってました』だなんて、いくらさえちゃん相手でも言えない。


言ってもむなしいだけだし、さえちゃんだって反応に困るだろうし…ね。

⏰:08/06/19 22:15 📱:SH905i 🆔:h.7epjTs


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