・・悪魔なキミ・・
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#292 [みい]

「おいお前、今のもういっぺん言ってみな」


仮面を剥ぎ取り、素の俺を見せると女は少し動揺を見せたが、すぐに、


「早瀬柚稀を痛い目にあわせてやんのよ!!大してかわいくもねーのに付け上がりやがって…!」


と忌ま忌ましそうに舌打ちをする。

不愉快極まりねえ女だな、こいつ。

⏰:08/06/17 00:04 📱:SH905i 🆔:3rK/8YuM


#293 [みい]

「許されると思ってんの?んなことさせねえよ?」
「許されなくても関係ない。目障りな奴は廃除しとかないと…」


俺は眉間に皺を寄せる。なんて言い方をするんだこいつは。


「…でも、キスしてくれるならいいよ」


…は?


「今ここでキスしてくれるなら、早瀬柚稀には手を出さない」

⏰:08/06/17 00:05 📱:SH905i 🆔:3rK/8YuM


#294 [みい]

なんだ、んな事でいいのかよ。

そうとなったら答えなんか決まってる。

今俺がこいつにキスしてやったら、柚が何されるわけでもなくなる。ローリスクハイリターンってわけだ。


「目え閉じな」



…そうして俺は、ためらいもなくその女の唇に触れたんだ。

まさか柚に見られるなんて、思いもしなかったから。

⏰:08/06/17 00:07 📱:SH905i 🆔:3rK/8YuM


#295 [みい]

「ゆずっ!!」


柚と目が合ったあと、女を引きはがし、急いで柚の後を追ったが、一歩遅かった。撒かれてしまったようで、姿が見当たらない。


あー…くっそ…!!タイミング悪すぎんだよばかゆずが!!


俺は廊下の真ん中で、舌打ちをしながら頭をぐしゃぐしゃと抱え、しゃがみ込んだ。

マジありえねえくらい焦ってる自分を客観的に見たらツボって笑えた。

⏰:08/06/17 00:08 📱:SH905i 🆔:3rK/8YuM


#296 [みい]

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
更新Stopします
感想等もらえると嬉し
いので、よろしければ
是非お願いします

>>1みい感想板
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

⏰:08/06/17 00:11 📱:SH905i 🆔:3rK/8YuM


#297 [あい]
>>1-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400

⏰:08/06/17 00:48 📱:SO903i 🆔:q3useQC.


#298 [みい]

………………………………
――*柚稀Side*――

今朝、私はいつもよりかなり早い時間に家を出た。

理由なんかただ一つ。染谷蓮に会いたくないだけ。


2限後の休み時間、さえちゃんとおしゃべりしていたら、


「おー、蓮!どったの?寝坊?」


クラス一明るい、矢野君の声が教室中に響く。

⏰:08/06/19 22:12 📱:SH905i 🆔:h.7epjTs


#299 [みい]

思わず肩がぴくっと反応してしまった。笑みが強張る。


「うっせ、黙れ」


普段より数倍低く、不機嫌そうな染谷蓮の返事が耳に届いた。


さえちゃんは黙ってしまった私と、数メートル先にいる染谷蓮を交互に見て、


「ねえ、もしかして染谷君と何かあった?」

⏰:08/06/19 22:13 📱:SH905i 🆔:h.7epjTs


#300 [みい]

とどことなく嬉しそうに聞いてくる。


「いやいや、別に何もないし!」


あったっちゃああったけどさ…。

『冗談で告られたのを真に受けて、彼氏がいるにも関わらず多少舞い上がってました』だなんて、いくらさえちゃん相手でも言えない。


言ってもむなしいだけだし、さえちゃんだって反応に困るだろうし…ね。

⏰:08/06/19 22:15 📱:SH905i 🆔:h.7epjTs


#301 [みい]

「ふーん、そっかあ…」


何故か肩を落とすさえちゃんに、私は当たり前じゃん〜!と笑いながら、染谷蓮の方をちらっと盗み見した。


「……っ!!//」


同時に固まってしまう。なんでかって、染谷蓮もこっちを見ていたからだ。


何故だか目を逸らすことができない。

⏰:08/06/19 22:15 📱:SH905i 🆔:h.7epjTs


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