☆ヒカリ☆BLです
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#401 [YOU]
午前中のぎこちなさが嘘のように普通に戻っていたので、かなり安心した。



『お腹空いたでしょ?』

帰ってきて、温かい食事をとるなんて…これほどの幸せはない。
ここ最近は毎日のように夜食を作って待っていてくれる。


ここへ越してきて、外出してないな…
明日は休みだし、どこか連れて行ってやるか。



ずっとマンションに閉じ込めるのも可哀想だ。

⏰:08/06/24 01:16 📱:F905i 🆔:sZk9zmso


#402 [YOU]
キッチンで料理を温めてくれてる後ろ姿をみつめながら問いかけた。



『凛?どこか行きたい所ないか?』


一瞬動きが止まり、首を傾けて考え込んでいる様子だ。
結局何も話さずに、料理をトレーに乗せてこちらに向かってくる。



心なしか、顔が赤いような気がするが大丈夫か?

一体、何を考えてるんだろう…

⏰:08/06/24 01:21 📱:F905i 🆔:sZk9zmso


#403 [YOU]
テーブルに料理を置いてくれて、トレーを持って立ち尽くしている。



『凛…?』



『ロクさんと一緒ならどこでもいいよ…』


こいつ…何て事を言ってくれるんだ?
自然と俺の顔も熱くなってきた。




『買い物でも行ってみるか?』

⏰:08/06/24 01:26 📱:F905i 🆔:sZk9zmso


#404 [YOU]
必死に平静を保つために言ったのに…
凛は嬉しそうに満面ね笑みでフワッと笑う。


『うん』



『早く寝ろよ、置いていくぞ』


焦ってエプロンを外して寝る準備を始めた。
単純で一生懸命な所も微笑ましくなる…




『わかった!!おやすみロクさん』

⏰:08/06/24 01:30 📱:F905i 🆔:sZk9zmso


#405 [YOU]
部屋に入るのを見送り、夜食を食べて俺もすぐ眠りについた。









いつも、朝は静かだ。だけど今日だけは違う…
やたらと騒がしい。


俺は朝が弱い…
体を起こして、リビングの方に意識を集中させてみた。



また凛と雪だ…

⏰:08/06/24 01:35 📱:F905i 🆔:sZk9zmso


#406 [YOU]
どうしてこいつらは朝からこんなにテンションが高いんだろうか…


ある意味羨ましい。
カーテンをあけて着替えをしながらも2人の話を聞いてみる。



どうやら、今日の予定を雪と話しているらしい。


『良かったね〜!!ラブラブ?』



『やめてよ!!起きちゃうじゃん』

⏰:08/06/24 01:38 📱:F905i 🆔:sZk9zmso


#407 [YOU]
『お兄ちゃんの事…本当に好きなのねぇ』



『雪ちゃん!!』



うるさい…こいつら。
部屋からリビングへ出ると一気に静かになった。

凛の顔を見てみると、また泣きそうになって…
雪の奴、最近特に思うけどS度増してないか?



でも、この2人本当に良いコンビだ。
見てるだけで面白い。

⏰:08/06/25 23:25 📱:F905i 🆔:puZUNZ3w


#408 [YOU]
顔を洗いコーヒーを持ってテーブルに座った。
2人はまだコソコソ話している。


一体何を話してるんだ?まぁ…いいが腹が減った。



『凛、何かある?』


『あっ!ごめんね、すぐ作る』



キッチンへ行き、手際よく作り出した。
俺は新聞を読み、雪はコロンを抱っこして静かに何かを見ている。

⏰:08/06/25 23:30 📱:F905i 🆔:puZUNZ3w


#409 [YOU]
『先にこれ食べてて』



小皿に盛りつけられたサラダを出してくれた。
当たり前の用に食べ出した途端に、予想もしない言葉が聞こえた。



『新婚さんみたい…』




―――…ガシャン!!


『何を言ってる、早く仕事の準備したらどうだ』

⏰:08/06/25 23:33 📱:F905i 🆔:puZUNZ3w


#410 [YOU]
『今日は私休みなの、留守番しますよ、新婚さん』



『雪ちゃん!!』


それだけ言って、雪はコロンの散歩へ行った。
凛は料理を作る手を止めて、立ち尽くしている。


『気にするな、凛』



『………うん』

⏰:08/06/25 23:36 📱:F905i 🆔:puZUNZ3w


#411 [我輩は匿名である]
ガンバ
応援してマス

⏰:08/06/26 00:36 📱:P905i 🆔:4XKLvGbY


#412 [我が輩は匿名である]
失礼します

>>1-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400
>>401-500

⏰:08/06/27 20:27 📱:D704i 🆔:qNIq7JvA


#413 [YOU]
我輩は匿名さん感想板にてコメントしてます☆

―――――――――――
朝食を3人でとった後、雪に見送られ俺たちは出かけた。
車を発車させてしばらく凛は無言のまま座っていた。




『何か欲しい物あるか?』



『ううん…大丈夫』


基本的に催促する奴じゃないしな…

⏰:08/06/28 23:37 📱:F905i 🆔:oX5UEW3Y


#414 [YOU]
また会話が途切れた。
でも、俺だけかもしれないが、無言のままでも嫌な感じではない…



凛は窓から外を眺めていた。
いろんな風景を見て、少しでも何か思い出してくれたらいいが…


しばらく車を走らせていたら、目的地に着いた。車を停めて歩いて買い物へ向かった。



俺の隣で瞳をキラキラさせながら色んな店を見ている。

⏰:08/06/28 23:42 📱:F905i 🆔:oX5UEW3Y


#415 [YOU]
店に入って手に取るが、何も買おうとしない…外で待っていた俺は店の中に入り、凛の手に取った物を買っていった。



『ロクさん!やめてよ、僕いらないから…』


遠慮する凛をよそに、俺は支払いを済ませて店を出た。



洋服をある程度買ったのはいいが…
洋服より多く買っただろう物がある。

⏰:08/06/28 23:47 📱:F905i 🆔:oX5UEW3Y


#416 [YOU]
小物だ…ガラスで出来た繊細な細工されてある置物。


昔からこんなの好きだったか?
6年の間で好きな物もかわったんだな…凛らしい。



次に入った店で雪とコロンのお土産を買ったりしている。選んでいる横顔が楽しんでるみたいで良かった。


『荷物…持つよ』



『いーよ、行きたい所に入れよ』

⏰:08/06/28 23:51 📱:F905i 🆔:oX5UEW3Y


#417 [YOU]
急に凛の表情が曇ってきた。どうしたんだ?



『……やっぱり働くよ、買って貰ってばかりだし』


また言い出した。こんな所は全く変わってないのはいいが、もう少し俺に甘えて欲しい。



『ちゃんと働いてるだろ家で、掃除、洗濯、食事まで…』


それでも表情は全く晴れる様子はない。

⏰:08/06/28 23:55 📱:F905i 🆔:oX5UEW3Y


#418 [YOU]
『だって…それは仕事じゃないよ』



『お前は、俺の側にいるだけでいいよ』




『ロク……さ…ん』


歩くのをやめて俺の事を見る。
公衆の面前で凛は顔を赤く染めていて…
キスしたい衝動になったが、必死に我慢した。



『行こ、まだまだ買うぞ』

⏰:08/06/28 23:59 📱:F905i 🆔:oX5UEW3Y


#419 [YOU]
本当は…凛を誰にも見せたくない。
でも、見せつけたい気持ちもあるのは確かだ。


もし…凛が働き出して、他の誰かを好きになってしまったら?



情けない話だが、最近はそんな不安が日々増していく。


凛…頼むから俺から離れて行かないでくれ。

もし、お前とまた離れてしまったら、間違いなく一生立ち直れないだろう…

⏰:08/06/29 00:03 📱:F905i 🆔:gloMJSRQ


#420 [YOU]
こんな俺の心模様を全くしらない凛が明るい表情で手を振ってくる。



『ロクさん!!来て、似合いそうなアクセサリーがあるよ』


優しく微笑む凛に少し心が和んだ…。
呼ばれて中へ入ってみると店内はお洒落な装飾がされている所だった。


嫌いじゃないな…


俺の店もインテリアや壁紙、至る物にに気を使っている。
最近はショップもこんな感じなのかと関心していた。

⏰:08/07/02 22:27 📱:F905i 🆔:xuTwWo0s


#421 [YOU]
『これ…似合うよ』



凛が手に取って見せてくれたのはネックレスだった。
トップはクロスで中心にはオニキスの石が入っていて中々いいセンスだ。


いや、俺の事はどうでもいんだ。


『お前も何か選べよ』



『いーよ…だってさ』

⏰:08/07/02 22:30 📱:F905i 🆔:xuTwWo0s


#422 [YOU]
顔を近付けて耳元で囁いてきた。


『ここ、高いよ…』



何を小声で話してくるかと思ったら、そんな事で…
おかしくてつい笑ってしまった。



『何が!!また…そうやって笑う!』



『俺が選ぶよ、ちょっと待ってろ』

⏰:08/07/02 22:34 📱:F905i 🆔:xuTwWo0s


#423 [YOU]
口を膨らませながら店のソファに座った。
その横に荷物を置いて、店内を物色しだした。



ショーケースを見ていると、凛には全てゴツいアクセサリーばかりだった。

店の全体を見渡し、諦めかけた矢先に一番奥の小さなガラスケースに、ピンクゴールドで華奢なリングが目に入った。



凛の白い肌につけたら絶対に似合うだろうな…
そんな妄想をしながらもある疑問が浮上した。

⏰:08/07/02 22:39 📱:F905i 🆔:xuTwWo0s


#424 [YOU]
指のサイズ…何号だ?



振り返り凛を見ていると、疲れたのだろう、ソファにもたれて、意識が遠のいてる様子だった。




サイズが合えばこれにしよう。


店員に指のサイズを計りに行ってもらった。
本人は何をされているか全くわからず唖然と俺を見るばかりだった。


吹き出しそうだった俺は、口に手を当て見守っていた。

⏰:08/07/02 22:43 📱:F905i 🆔:xuTwWo0s


#425 [YOU]
リングと指のサイズはピッタリだった。
すぐにラッピングしてもらい店を出た。



『あのネックレス買ったの?』


『違う…ほら、大切にしろよ』



手の平に小さな箱を渡すと眉間に皺を寄せて箱を振り出した。



『買わなくて良かったのに、どうして買うんだよー』

⏰:08/07/02 22:48 📱:F905i 🆔:xuTwWo0s


#426 [YOU]
言ってる事とは裏腹に、歩きながらもラッピングを開けていく。


小さなボックスを開けた瞬間ピタッと立ち止まり動かなくなった。




『………これっ…』



『お気に召しませんか?』


下を向いたまま何も言わない。
もしかしたら、本当に気に入ってなかったのかも?と心配になった俺は覗き込んでみた。

⏰:08/07/02 22:53 📱:F905i 🆔:xuTwWo0s


#427 [YOU]
顔を見てみると、瞳には涙が溜まっていた。



やばい…と思った俺は路地裏に連れ込んだ。


『どうした、何で泣くんだよ…笑ってくれ凛』




『だ…って……嬉しくて…』


胸に握りしめていたボックスを取り、リングを手に取って左手の薬指にはめた。

⏰:08/07/02 22:56 📱:F905i 🆔:xuTwWo0s


#428 [YOU]
『よく似合ってるよ…』


額にキスを一つ落とした。
こんな路地裏で渡すなんて酷い男と言われるかもしれない…



一秒でも早く、俺の証をつけて欲しかった。



『ロク…キス……していい?』


突然の申し出に驚いたが、嬉しい。

⏰:08/07/02 23:07 📱:F905i 🆔:xuTwWo0s


#429 [YOU]
『いい加減…さん付けやめろよ』



『ロク…ありがとう』


俺の両腕をしっかり持って背伸びをしてきた。



凛からのキスは…俺の心を一気に温かくしてくれた。

でも…こんな触れるだけのキスじゃ足りない。
腰を抱き寄せ、顎を上に向かせ…




深くて…熱いキスをした

⏰:08/07/02 23:17 📱:F905i 🆔:xuTwWo0s


#430 [YOU]
『んン…ァ…ロク』



お互いに目が合って笑う。もう一度唇に軽くキスをした…


『食事どうする?』



『帰って作るよ、だって今日は記念日だよ!』


左手をゆっくり挙げて指輪を見せてくる。


その凛の幸せそうな表情…俺は一生忘れない。

⏰:08/07/02 23:21 📱:F905i 🆔:xuTwWo0s


#431 [YOU]
『こんな路地裏で結婚式か?』


申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
もっと、雰囲気のある場所で指輪を渡したかった。



『ロクとなら…ドブの中でもいいよ』


俺の胸は締め付けられた。愛しくて…愛しくて…切ない。




荷物を持って路地裏から表通りに出て歩き始めた。

⏰:08/07/02 23:36 📱:F905i 🆔:xuTwWo0s


#432 [さび]






⏰:08/07/02 23:48 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#433 [YOU]
『凛!!』



2人して振り返ると、全く知らない男が息を切らせて立っていた。


しかも…馴れ馴れしく呼び捨てなんかしやがって誰だこいつ。



『えっと…すみませんが、どちら様ですか?』



『何言ってるんですか!?涼ですよ!!小倉 涼!!』

⏰:08/07/03 22:42 📱:F905i 🆔:0fSmPjXE


#434 [YOU]
――小倉 涼?


考え込んでいると、隣で小倉とか言う男が凛に必死の形相で訴えかけていた。



『おい、こいつ記憶なくして本当に分からないんだ』




立ち話もなんだから3人で近くのカフェに入った。

⏰:08/07/03 22:55 📱:F905i 🆔:0fSmPjXE


#435 [YOU]
凛の表情は曇っていた…テーブルのしたから弱々しく手を握ってきたので、強く握り返した。



お互いに目が合って、俺は頷き微笑んだ。




前に座っている男は、俺の知らない凛を知っている。



呼び捨てにするぐらいだ、親しかったのは間違いないだろう…

⏰:08/07/03 22:58 📱:F905i 🆔:0fSmPjXE


#436 [YOU]
話を聞くとこの男は凛の会社の同期で親しかったらしい。
こいつがヤクザの息子と知っていても普通に接していたと…



そこまでは良かった…


『小倉君だっけ?凛とはどういった関係だったんだ?』



大人気なく俺はこの事が聞きたくて仕方なかった。もし、凛がこの男を愛していたら…



俺より…この男を…

⏰:08/07/04 23:52 📱:F905i 🆔:oksEoiBs


#437 [YOU]
『付き合ってました』



真っ直ぐな瞳で俺の目を見てきた。


嘘だろ…?この男と凛が付き合ってたとでも言うのか!?



確かに、姿をくらませた俺が100%悪いのは分かる、正面切って言われてみるとショックは大きい。




『嘘だ!!』

⏰:08/07/04 23:55 📱:F905i 🆔:oksEoiBs


#438 [YOU]
『凛?』



『凛!!本当です!!信じてください、嘘なんかじゃない!』


男も必死に訴えてる。こいつも…凛に相当惚れ込んでいたんだと…



『この人、絶対嘘ついてるよ!ロクもう帰ろう』

突然立ち上がり荷物をまとめて逃げ出すように歩き出した。
何か思い出したのか?その質問をする間もないぐらいの急ぎようだ。

⏰:08/07/05 00:00 📱:F905i 🆔:Ci7xlcfE


#439 [YOU]
俺も立ち上がり、急いで後を追いかけようとしたが、目の前には絶望感を漂わせた男がいる。



こいつには改めて話を聞かなくては…
名刺を一枚取りだし、テーブルの上に置いた。




『小倉君、これ俺の連絡先だ、また連絡してくれ話を聞きたい』


それだけ言って、凛を追いかけた。

⏰:08/07/05 00:04 📱:F905i 🆔:Ci7xlcfE


#440 [YOU]
『海堂 ロク…って、凛の好きな人だ…』










『凛、待てよ』



腕を引っ張りやっと止めた。
急にどうしたんだ?何かを思い出した?表情を見るとすごく怒ってるみたいだ。

⏰:08/07/07 23:22 📱:F905i 🆔:k2MQwEp2


#441 [YOU]
『どうした、そんな怖い顔して』



ゆっくり歩きながらしばらく凛は黙っていた。



『なんだか…わかんないけど…あの人の嫌いだ』

何かを思い出したわけではないらしい…
記憶はなくても拒否するって事は、よっぽどの事をされたのかもしれないな…

⏰:08/07/07 23:25 📱:F905i 🆔:k2MQwEp2


#442 [YOU]
もしかして…あいつに何かされたのか!?

そう考えるともの凄くイライラしてきた。
車中でお互い無言だった。




多分…お互い同じ事を考えているんだろう。
マンションのエレベーターの中でも言葉を交わす事はなかった。


今日の外出は失敗したかな…
申し訳ない気分になったが、俺にとっては収穫だ。

⏰:08/07/07 23:29 📱:F905i 🆔:k2MQwEp2


#443 [YOU]
凛の過去を知っている…ただそれだけだが、凛との関係が一番気になる。


いつかまたあの男とは出会うと確信した俺は、意識を凛に戻した。


家に帰り着き、部屋で着替えを済ませてリビングへ出てみると凛はキッチンに立っていた。



『お腹空いた?今日は食べきれない位作るから、ちょっと待っててね』

⏰:08/07/07 23:34 📱:F905i 🆔:k2MQwEp2


#444 [YOU]
凛に笑顔が戻っていた。良かった…
ソファに座ってテレビを観ていた。



凛が眠ったら徠に会いに行こう。
何かを知っているはずだ。


しばらくして声が掛かってテーブルを見ると山のようなご馳走が並んでいた。



『ロク、全部食べてね』

⏰:08/07/07 23:37 📱:F905i 🆔:k2MQwEp2


#445 [YOU]
そんな可愛い顔で言うな、と言いたい所だったが一生懸命作ってくれた思いが嬉しくて…ついつい抱きしめてしまった。



『ロク!!』



『ありがとう…』


耳元で囁いただけで真っ赤になっていた。
幸せを感じた、本当に…


ワインで乾杯をして、2人だけのささやかなお祝いが始まった。

⏰:08/07/07 23:42 📱:F905i 🆔:k2MQwEp2


#446 [YOU]
食事は本当に豪勢で美味しかった。



『旨かったよ、また腕あげたな』



『本当に?良かった』


片づけを一緒にやり、ワインとグラスを持ってソファに2人座り、飲みだした。



乾杯をしてテレビを観てたわいない話をしていた。

⏰:08/07/14 23:12 📱:F905i 🆔:iZ.q6EGQ


#447 [YOU]
ただ…昨日と少し違うのは、凛との距離。
べったりとお互いに体を寄り添っていた事…。



何かの不安から逃れるように。



『ロク?』



『んー?』


俺はテレビを観ながら返事をした。
しばらくの沈黙があったがあまり気にせず酒を飲んで話し始めるのを待っていた。

⏰:08/07/14 23:15 📱:F905i 🆔:iZ.q6EGQ


#448 [YOU]
『もし…僕の記憶が戻ったとしても…そばにいてくれる?』



テレビから目線を凛に向けた。
また何を言い出すかと思えば…



『もし…今日の男の人と…僕が…付き合っていたとしても…嫌いにならないって約束…してくれる?』


お互い視線を合わせたまま、今度は凛が俺の返事を待っている。

⏰:08/07/14 23:18 📱:F905i 🆔:iZ.q6EGQ


#449 [YOU]
『もし…お前の記憶が戻って、今日の男の方が俺より愛しているなら…あいつの元に戻ればいい』

『……………』



凛の顔が次第に歪んでいく…
酷い事を言っているのはわかっている。
でも、きちんと伝えなければ…




凛には…幸せになってほしい。


『その時は…心から祝福するよ』

⏰:08/07/15 23:38 📱:F905i 🆔:QIRVOqFM


#450 [YOU]
『…ロクッ……やだ…』


一体俺は何を言っているんだ?
一番離れたくないのは俺なのに…。


『今は…今だけは、俺だけの凛で居てくれ』



ソファでお互い向き合い話していた。
両手で涙で濡れた頬を包み込んだ。


こんなに愛しくて…誰にも渡したくないのに…

⏰:08/07/15 23:43 📱:F905i 🆔:QIRVOqFM


#451 [YOU]
『僕は…もし記憶が戻っても…ヒッ…ロクがいい!!ロクじゃないと…やだ!やだよぉ!!』



その言葉を聞いた瞬間、力の限りに強く…強く抱きしめた。



どうして…俺達はこんな不器用な道しか歩む事が出来ないんだろう…


せっかく出逢えたのに、幸せになりたいのに…




『僕…ロクから離れないから』

⏰:08/07/15 23:47 📱:F905i 🆔:QIRVOqFM


#452 [YOU]
俺に抱きついたまま話し出した。



『えっ?』



『ロクが僕を…嫌いに…なっても…まとわりついてやる…ストーカーになる!』


泣きながらも途切れ途切れに話していた。
しかも!鼻をズルズルさせながら言う姿が本当におかしい。



『ストーカー?それは困るな』

⏰:08/07/15 23:54 📱:F905i 🆔:QIRVOqFM


#453 [YOU]
『絶対に離れない!!』



腰に回していた手に力が入ってきた。

髪をかき上げて額にキスをして目を合わせた。



『俺も、凛を離さないよ…』



頬にキスをして、今度は優しく抱きしめた。




絶対…何があっても守るよ。

⏰:08/07/15 23:57 📱:F905i 🆔:QIRVOqFM


#454 [YOU]
凛が眠りに入って、徠のマンションへ向かった。インターホンを押して中から香澄さんが出迎えてくれた。




『久しぶりだな、どうした急に』


軽く挨拶を交わして用件を伝えた。



『凛の古い携帯持ってる?あれば貰えない?あと…聞きたい事があるんだけど』

⏰:08/07/16 23:13 📱:F905i 🆔:7NC1dRWE


#455 [YOU]
ベランダに出て、テーブルとウッドチェアがあったので、酒を飲みながら話をしていた。



古い携帯は徠が預かっていた、今でも使えるらしい…手にとってみると、あの頃と全く変わっていない。


しかも…俺が沖縄でプレゼントしたストラップ、ちゃんと付けてくれていたんだ。




やばい…嬉しいかも。

⏰:08/07/16 23:17 📱:F905i 🆔:7NC1dRWE


#456 [YOU]
頬が自然と緩む感覚を覚えた。
そんな事で今日は徠に会いに来たわけじゃない。

本題に入らなくては…
とりあえず携帯を開き、着信履歴を見てみた。



履歴には小倉 涼の名前が全てを埋め尽くしていた。


やっぱり…2人は付き合っていたんだと思った。


『小倉 涼が気になるか?』

⏰:08/07/16 23:22 📱:F905i 🆔:7NC1dRWE


#457 [YOU]
『うん、知ってる事があれば教えて欲しいんだけど』



徠はグラスの酒を一気に飲み干してゆっくり話し出してくれた。



小倉 涼は会社の同期で、凛がヤクザな家系と知っていながらもめげずに屋敷に通っていたらしい。



凛にとって、唯一の友人だそうだ。

⏰:08/07/16 23:25 📱:F905i 🆔:7NC1dRWE


#458 [YOU]
『付き合ってたんじゃないの?』




『やってはないな…』



『徠!!』

思わず大きな声が出てしまった。
徠はニヤリと笑ってグラスを傾け話を続けた。


涼は相当凛に惚れ込んでいたし、何度も告白したが、ことごとく断られたらしい…

⏰:08/07/16 23:29 📱:F905i 🆔:7NC1dRWE


#459 [YOU]
『好きな奴がいるっていったんだぞ?あの凛が…よく流されなかったよなぁ』




『確かに…』


話を聞いているだけでもハラハラする。
徠が立ち上がり部屋に入って何かを持ってきた。

椅子に腰掛けこっちに何かを投げてきた。
なんだ?パスケース?恐る恐る開けてみると…



『…嘘だろ』

⏰:08/07/17 23:28 📱:F905i 🆔:vNYTxXQg


#460 [YOU]
笑ってる…普通に気持ち悪い、俺が笑ってる。



『それを涼って奴に見せつけてやったらしい』


なぜだかわからないが、徠は楽しそうに話していた。

凛を何度か試して2人で遊びに行かせたりもした事、思わず俺がそんな事をした徠を殴りそうになったのは、言うまでもない…



『一発喰らったよ…あの泣き虫坊ちゃんに、ふざけるな!お前に何がわかるんだ!!ってな』

⏰:08/07/17 23:34 📱:F905i 🆔:vNYTxXQg


#461 [YOU]
『凛が徠を殴ったのか??』



うなずいて嬉しそうにまた笑う。
目を細めて当時を思い出してるかのように…。


良かった、凛が殴ってくれて。




『お前等は本物だって分かって良かったよ』


こっちを見てニヤリと笑う、でも…徠が居てくれたから今の俺たちはあるんだ。

⏰:08/07/17 23:37 📱:F905i 🆔:vNYTxXQg


#462 [YOU]
自分の幸せを後回しにして俺たちを再び逢わせてくれた。



『ありがとう、徠』


良かった…小倉 涼と何もなくて、でも…あいつは今から厄介な存在になるだろう。

なんとなくそんな予感がした。




徠と香澄さんに別れを告げてマンションを後にした。

⏰:08/07/17 23:41 📱:F905i 🆔:vNYTxXQg


#463 [YOU]
自分のマンションに戻ったのは深夜だった。
なんか今日は疲れた…日頃浴びない太陽にしっかり当たったし…



少しドアが開いている凛の部屋に入った。
よほど今日疲れたんだろう、ぐっすり眠っている。




左手の薬指を見ると、今日プレゼントしたリングが光っていた。

⏰:08/07/17 23:45 📱:F905i 🆔:vNYTxXQg


#464 [YOU]
『……ンッ…』


今何時だ?どこだここ…回りの悪い頭をフル回転して考えていたら、胸の辺りに暖かい感触があった。



くせっ毛のこの髪は、凛だ。
そっか…寝顔をしばらく見ていていつの間にか布団に潜り込んだんだ。


しかも、着替えもせずそのままだし…

⏰:08/07/19 23:35 📱:F905i 🆔:US5RbneI


#465 [YOU]
頭にキスをしてベッドからでしょう出ようと試みたが、しっかりと腕と足が回されていて、動けない…



また眠りに入るなんてできないし…
脱出を決意した俺は、静かに腕を解いていったが、足が絡められてやはり身動きがとれない。


こいつ…こんなに寝相わるかった?と感じる程しっかり絡みついている。


大きなため息をついて目を閉じたのは言うまでもない…

⏰:08/07/19 23:39 📱:F905i 🆔:US5RbneI


#466 [YOU]
『ロク…ロクッ!!起きてよ』




『んー…』


目を開けると今度は俺が凛の胸に顔を埋めていた。
どうやら朝らしい…困った顔をして俺を見ている。



『おはよ!』



『………はよ』

⏰:08/07/19 23:41 📱:F905i 🆔:US5RbneI


#467 [YOU]
低血圧な俺はとにかく朝が弱い。
そんな事を知ってか、着替えを手伝ってくれている。



『誘ってんの?』


思わず口からこぼれてしまった。




『なっ!!何言ってんだよ朝から』



着替えを思い切り顔にぶつけられてしまった。

⏰:08/07/19 23:44 📱:F905i 🆔:US5RbneI


#468 [YOU]
シャワーを浴びてリビングへ戻ると、朝食が出来ていた。



『いただきます』




そうだ…古い携帯渡さないと、俺は部屋に戻り携帯を手にした。
渡す前に電話帳を確認してみると、父や母の番号は無くなっていた。



多分、徠がやってくれたんだろう。

⏰:08/07/19 23:47 📱:F905i 🆔:US5RbneI


#469 [YOU]
『根回しがいいね…』



独り言を言いながら、部屋を後にした。




『ほら、携帯…昨日徠にもらっておいた』



『僕の?』


不安そうに携帯を手にして、開けていた。

⏰:08/07/19 23:49 📱:F905i 🆔:US5RbneI


#470 [我輩は匿名である]
『ロク…』



自然と凛の手を取り、「大丈夫」と伝えた。



『今度から、ちゃんと持っていろよ?後…俺を登録してくれ』


よく考えてみたら、凛に番号を教えてない事に今更ながら気付いた。



目の前の凛が首を傾げている。

⏰:08/07/19 23:53 📱:F905i 🆔:US5RbneI


#471 [我輩は匿名である]
『ロクが2件入ってる、番号も違うし…』



ヤバい!!と思った瞬間、携帯を奪い取り、確認すると、昔の番号が入っていた。


同じ名前なんていいわけもおかしいし…



『気にするな、そのうちわかる』


苦しい言い逃れをして、反応を待つが、意外に気にしていなかったのは幸いだ。

⏰:08/07/22 12:28 📱:F905i 🆔:NW8AORsY


#472 [YOU]
『でも…携帯二つもいらないよね』



確かに俺の心情からしたら古い携帯を解約して欲しいんだけど、強制するのは好きじゃない。



『こっち、いらないよ!!』




『はっ?』


立ち上がり、凛はバルコニーに出て行った。

⏰:08/07/22 12:30 📱:F905i 🆔:NW8AORsY


#473 [YOU]
少し間があいてバルコニーに出ようとしたら、ガシャンとガラスの割れたような音がした。



まさか!!と思いバルコニーに出ると、レンガを手に持って古い携帯を壊している。


『凛!やめろ!!』




『もう壊れた…』


隣にしゃがみ込み、大きなため息をついて携帯を手に取った。

⏰:08/07/22 12:34 📱:F905i 🆔:NW8AORsY


#474 [YOU]
真っ二つになって使える状態じゃなくなっている。
当の本人は、悪気なんて全くない顔をしていた。


『全く…お前は極端なんだよする事が』


それに…今番号教えたばかりなのに。




『ロク?』



『なんだ?』

⏰:08/07/22 21:07 📱:F905i 🆔:NW8AORsY


#475 [YOU]
申し訳なさそうに何かを言おうとしているのが分かった。
言わなくても先がわかる…。



『もう一回番号教えて』


上目使いで見るなよ…
しばらく見つめ合い、顔をゆっくりと近づけていった。


―――チュ…



『来い、次やったら2度と教えないからな』

⏰:08/07/22 21:09 📱:F905i 🆔:NW8AORsY


#476 [YOU]
『……はい』



いきなりのキスで相当驚いたのかは知らないが、中々戻ってこない。


俺はタバコを吸いながら待っていた。
しばらくして戻ってきて番号を教え、一段落した。




『ただいまぁー!疲れたぁ…お腹空いた』

⏰:08/07/22 21:13 📱:F905i 🆔:NW8AORsY


#477 [YOU]
タイミングよく雪が帰ってきた。
凛は雪が戻ると本当に嬉しそうだ。



そんなに俺と一緒は嫌なのか?
軽くショックを覚えながら2人を見守った。


なんか…俺女々しくなったな…歳とったからか?


雪がキッチンへ行き、昼ご飯の準備をしている凛に体を密着させて2人で楽しそうに話をしている。


俺にしてくれたらいいのに…

⏰:08/07/22 23:05 📱:F905i 🆔:NW8AORsY


#478 [YOU]
イライラしながら新聞を見ていた。
でも2人が気になってすぐに視線を戻す。


俺の視線に雪が気づいて目が合った。
最初は怪訝な顔をしていたが、次にはニヤリとと笑い凛の腰に手を回しだした。



肩に頭を置いて、わざとイチャつきだした。



駄目だ…我慢の限界だ。

⏰:08/07/22 23:08 📱:F905i 🆔:NW8AORsY


#479 [YOU]
『怖い顔した人がいるけど、凛ちゃんどうするぅ〜?』



雪…お前が妹じゃなかったら、確実に殺してるぞ!?


声を掛けられて手を止め、凛がこっちを向いた。確実におびえている…お前は悪くないのに。




『コロン!!散歩行くぞ』

ワン!!と嬉しそうにリードを持ってきたので、そのまま外へ出て行った。

⏰:08/07/22 23:14 📱:F905i 🆔:NW8AORsY


#480 [YOU]
『ロク…何で機嫌悪いの?』



『さぁ…』


雪はニコッと笑って、つまみ食いをしていた。









タバコを吸って少しだけイライラが収まった。
雪にまで嫉妬心むき出しだなんて…重症だ。

⏰:08/07/22 23:16 📱:F905i 🆔:NW8AORsY


#481 [YOU]
マンションに戻るとリビングから騒がしい声が聞こえる。


本当…雪の前じゃリラックスしてるな。




『ただいま…』


2人揃って「おかえり」と言った。
なぜかその光景が妙におかしくて。



『お前達の方が兄妹みたいだな…』

⏰:08/07/22 23:20 📱:F905i 🆔:NW8AORsY


#482 [YOU]
ただ、一言いっただけなのに…2人揃うと10以上も返ってくる。


手を洗いに行っている間にも2人は何かしら楽しそうだ。



3人で食事をするのは楽しい。
雪が一人で話し続けるだけだが、落ち着く…。





俺は夕方から仕事へ向かった。

⏰:08/07/22 23:36 📱:F905i 🆔:NW8AORsY


#483 [YOU]
いつものように野崎と2人で今日の予約状況や打ち合わせをしていた。



ノック音がして、従業員が入ってきた。



『何?』


『小倉さん?て人がオーナーに会いたいって』


…小倉?あぁ、あいつか、中へ通してもらい、待ってもらった。


『大丈夫ですか?』

⏰:08/07/22 23:40 📱:F905i 🆔:NW8AORsY


#484 [YOU]
何かを察知してくれたのだろう…
野崎が声を掛けてきた。


『大丈夫、後よろしく』

それだけ伝えて俺は2階の仕切られたBOX席へ向かった。

店は開店していて、ありがたいことに繁盛している。



『失礼します』


中に入ると緊張した面持ちで小倉 涼は座っていた。

⏰:08/07/23 22:23 📱:F905i 🆔:5nLgEEhE


#485 [YOU]
俺の姿を見て立ち上がり自己紹介をしてきた。



『どうも先日は、小倉です』



『そんなに固くならなくていいよ』


年は大して代わらないだろう、背は俺と同じぐらい。
自分で思うのは変かもしれないけど…似ている。

⏰:08/07/23 22:26 📱:F905i 🆔:5nLgEEhE


#486 [YOU]
凛も…多分こいつに少なからず惹かれていたんだと思う。



『何か飲む?』


『いえ、手短に済みますから』


とりあえずウーロン茶を差し出した。
喉が渇いていたんだろう、一気に飲み干した。



『何か聞きたい事あるから来たんだろ?』

⏰:08/07/23 22:32 📱:F905i 🆔:5nLgEEhE


#487 [YOU]
タバコに火をつけて一息はいた。
彼は拳を握り、背筋を伸ばして聞いてきた。




『海堂さんは…ヤクザなんですか?』


なにを聞いてくるかと思ったら…
あまりのベタな質問で笑いそうだった。



『だったらなに…?』


こいつ…いい眼してるな、思い切り睨みつけてきやがる。

⏰:08/07/23 22:37 📱:F905i 🆔:5nLgEEhE


#488 [YOU]
相当…惚れ込んでるんだろうと感じた。



『凛と付き合ってるんですか?』


こいつ…まだ諦めてないんだ。
真っ直ぐと凝視してくる。



『うん』



『遊びだったら別れて下さい』

⏰:08/07/23 22:43 📱:F905i 🆔:5nLgEEhE


#489 [YOU]
『何でそう思う?』



俺は表情を変えない…。凛以外の者にはいくらでも冷酷になれる。

ましてや凛に近づこうとする者なら尚更だ…。



さっきのしたたかさはどこえやらだ。
急に立ち上がり怒鳴りだした。



『凛を一人ぼっちにして、何年も音沙汰なして!!今更よりを戻すなんて…都合よすぎるだろ!!しかも…事故に遭ったのもあんたのせいだ!!』

⏰:08/07/23 22:55 📱:F905i 🆔:5nLgEEhE


#490 [YOU]
『何でそうなるんだ?』



『あの日…ツッ…カフェにあんたを捜しになんか…行かなければ!!』


吐き出すように訴えかけてくる。
分かってる…そんな事、俺が凛を傷つけたと…



『言いたい事はそれだけか?』


もう一度、小倉 涼は拳を握り返して言った。

⏰:08/07/23 23:13 📱:F905i 🆔:5nLgEEhE


#491 [YOU]
『絶対諦めませんから!!』


それだけ言い放って、出て行った。


宣戦布告だ…面倒の芽は早めに摘み取らないと後から大変な事になりそうだ。



大きなため息をついて、座席にうなだれた…
ノック音と同時に野崎が入ってきた。




『お疲れさまです』

⏰:08/07/23 23:15 📱:F905i 🆔:5nLgEEhE


#492 [YOU]
『何かあった?』



『いえ…何も…』


そうか…と言う事しか出来ない位疲れた。



『帰られた方がいんじゃないですか?』


目頭を押さえながら立ち上がった瞬間立ちくらみがしたけど、軽いもんだ。



『大丈夫だ、みんな頑張ってるし』

⏰:08/07/23 23:18 📱:F905i 🆔:5nLgEEhE


#493 [YOU]
各自仕事に戻り、今日を終わろうとしていた。



最近…恥ずかしい話、一人での眠りがやたら浅い。
凛と一緒に眠ると、一度も起きることなく眠れる俺がいる。




『まるで…ガキだな…』


自分に笑えてくる。時計を見ると早朝5時だ。

⏰:08/07/23 23:20 📱:F905i 🆔:5nLgEEhE


#494 [YOU]
今日は週末と言うのもあって、客が中々ひかなかった。


店のスタッフに挨拶をして解散した。




マンションの駐車場に車を停めエントランスに向かう。
ネクタイが息苦しかったので外しながらエレベーターに乗った。




今日は…色んな意味で疲れた…。

⏰:08/07/23 23:23 📱:F905i 🆔:5nLgEEhE


#495 [YOU]
カードキーを取り出し、差し込んだ瞬間!!ドアが勢いよく開いた。



『うわっ…!!』



『ロク!!』



なんだ!?何があったんだ?



『凛どうした!?何かあったのか?』

⏰:08/07/23 23:26 📱:F905i 🆔:5nLgEEhE


#496 [YOU]
今にも泣き出しそうな顔でコロンを抱っこしていた。
まさか…小倉 涼がここまで来たか??



『何かあったじゃないよ!!』


えっ?なんで怒っているんだ…大きな声で怒鳴りつけられながら、玄関を閉めた。



『どうしたんだ…言ってくれ』

⏰:08/07/23 23:28 📱:F905i 🆔:5nLgEEhE


#497 [YOU]
凛はと言えば…まだ俺を睨みつけている、
まぁ…俺からすれば怒ったうちには入らないが…



『………バカ』



『なんでだよ…』




『どれだけ心配したと思ってんだよ!!』


『心配してくれたのか?』

⏰:08/07/23 23:31 📱:F905i 🆔:5nLgEEhE


#498 [YOU]
瞳からは涙が溢れている。考えてみたらこんなに遅く帰った事…今までなかったかな…?



『良かった…』



俺の胸に顔を埋めて泣いている。




『ごめん…』


頭を撫でて、小さな肩を抱きしめた。
気がつけば凛は…声を出して泣いていなかった。

⏰:08/07/23 23:33 📱:F905i 🆔:5nLgEEhE


#499 [YOU]
俺と離れている間に…声を殺して泣くようになったのかと思うと…とてつもなく苦しくなった。



リビングへ行き、ソファに座らせた。




『タバコ臭い…』


『風呂入ってくるよ、待ってろ…』



凛を残し急いで入った。なんだか…体が妙にしんどい…。

⏰:08/07/23 23:36 📱:F905i 🆔:5nLgEEhE


#500 [YOU]
風邪でも引いたかな…?風呂から上がると、凛はキッチンに立っていた。


『スープ作ったから飲む?』


リビングにはいい香りが充満していた。
食欲なかったが、スープなら飲める。


一気に飲み干し、お腹が満たされた俺は、一気に睡魔に襲われた。
ソファに座ってきた凛に、今日ぐらいは…甘えてもいいかな。


『ロク!!』

⏰:08/07/23 23:39 📱:F905i 🆔:5nLgEEhE


#501 [YOU]
凛の胸に顔をうずめた…ものすごく…気持ちいい…



『眠い…』



『ベッド行こ?風邪ひくよ!?』



『凛の部屋で眠っても構わない?』




『……うん』

⏰:08/07/24 09:49 📱:F905i 🆔:TTmnC9dQ


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