・・万華鏡・・
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#327 [果樹]
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大人の恋?
そんなのが欲しいんじゃない。
あたしはただあたしだけを見てほしかったの。
story 4
【恋患い】
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:08/07/01 02:37
:P902iS
:☆☆☆
#328 [果樹]
ガタガタン!!
ん?何だ?
俺は、柴浦要。
この学校の教師で、今は校内の循環中。
さっき近くの教室から聞こえてきた机が倒れたっぽい音。
「お前なんかこっちから願い下げだよ!!」
「うっさい!もー早く出てって!!」
:08/07/01 02:38
:P902iS
:☆☆☆
#329 [果樹]
そして続けて聞こえる男女の怒鳴り声。
なんだー?
痴話喧嘩か?
俺はつい野次馬心で聞耳を立てる。
「言われなくても出てってやるよ!バカ女!」
バンッと大きな音と共に開かれた教室のドアからは、金髪の男子生徒が不機嫌な顔を露にして、出てきた。
:08/07/01 02:39
:P902iS
:☆☆☆
#330 [果樹]
「チッ」
俺を見るなりそいつは舌打ちをして、近くの階段を降りていく。
チッて昭和のヤンキーですか、とそいつの背中を見送りながら俺はついツッコミを入れる。
そしてさっき金髪の男子生徒が出てきた教室の中を見ると、栗色の髪をした女の子が涙を目いっぱいに溜めて泣いていた。
――――――――・・・・
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:08/07/01 02:41
:P902iS
:☆☆☆
#331 [果樹]
「笹原さーん。もう授業は始まっているんですけどー?」
足元の方からから聞こえてきた声。
教師か。
でも動くの面倒いや。
「だから?」
私は近付いてくる教師に冷たく言い返し、寝転がったまま雲一つない青空を見つめる。
:08/07/01 02:42
:P902iS
:☆☆☆
#332 [果樹]
私は、笹原真理奈。高1。
今日は天気が良すぎて机に向かう気にならないので、私は裏庭で昼寝をしている。
そして今、教師に昼寝の邪魔をされたところだ。
近付いてきた教師を見れば担任の柴浦だ。
柴浦は私のすぐ横に来るなり、少し眉間に皺を寄せるが、すぐに眉間の皺は消えた。
:08/07/01 02:43
:P902iS
:☆☆☆
#333 [果樹]
「はー。まぁ、いーか。」
と言って柴浦は隣に腰を下ろした。
なんだこいつ・・・。
普通の教師ならもっとカンカンになって怒鳴ってくるのに、こいつは違った。
てゆーか一緒になってくつろいでるし。
「いい天気だなー」
:08/07/01 02:44
:P902iS
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#334 [果樹]
柴浦は足を前に投げ出し、手は後ろについて、空を見上げながら言う。
「・・・・・・・」
「話かけてるんだから何か答えなさいよ」
なんで・・・?と言う疑問が湧いたが、面倒くさいので一応言葉を返す。
「そーですね」
感情もなく言う私に、柴浦はクッと笑って着ていたジャケットのポケットから煙草を取り出す。
:08/07/01 02:45
:P902iS
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#335 [果樹]
「不良教師」
「ハハッそれは君もデショ?笹原真理奈さん」
ぼそっと言ったつもりだったけど聞えていたらしい。
柴浦は煙草を吹かしてこっちを見てきた。
変なやつ・・・。
心の中で静かに悪態をついて、私は暖かい陽気の中、放課後までひたすら眠り続けた。
:08/07/01 20:21
:P902iS
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#336 [果樹]
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――――――――・・・・
「斎藤ー」
「はーい」
「笹原ー」
シーン・・・。
「笹原ー。いないのかー?」
俺は教室中を見渡すが、生徒たちはお互いの顔を見合わせている。
:08/07/01 20:22
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