○アダムの唄○
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#1 [紫陽花]
こんにちは、紫陽花です

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↑感想はこちらに(・⌒・)

※この作品は私の想像した架空の世界です。実際の歴史とは全く異なる解釈が多々ありますが、完全なフィクションとして割り切って考えていただけると嬉しいです。

⏰:08/07/22 23:44 📱:F905i 🆔:TJhJF/NA


#2 [紫陽花]
神が作りし最初の子供
名前はアダム
神はアダムからイヴを作り
彼らに楽園を与え
さらにイヴとアダムから
数多の人類を創造させた

この物語は
アダムの血を引く少年と
アダムの意を記した
本を持つ少年の
長く終わりの見えない
螺旋の物語である

⏰:08/07/22 23:45 📱:F905i 🆔:TJhJF/NA


#3 [紫陽花]
「俺の運命の歯車はあの日から壊れてだして、いや、動き出していたのかもしれない」

「君の名前はうらやましいよ。僕の名前なんて、てきとーにもほとがあるからね」

「これ以上仲間が死ぬのなんて見たくないの!!だから……お願い!!!!」

「前に進め!!お前にはこの世界を救う義務があるんだ!!!!!」

「私達のために死んでください……」

―――アダムの唄―――

⏰:08/07/22 23:46 📱:F905i 🆔:TJhJF/NA


#4 [紫陽花]



1頁《始まりの時》


⏰:08/07/22 23:46 📱:F905i 🆔:TJhJF/NA


#5 [紫陽花]
「貴方を殺させていただきます。……地球の未来のためにね」

そう言って黒スーツの男は胸の内ポケットから拳銃を取り出した。黒々と鈍い光を放つソレのは言うまでもなく少年の頭へとねらいを定め、運命を握る人差し指から引き金が引かれるのを今か今かと待ち望む。

――10分前――

毎日30度をこす真夏日をむかえ、照りつける太陽は容赦なくアスファルトを焦していた。ゆらゆらと地面から空へと立ち上る蜃気楼は照り返しという名で太陽とともに熱の二重奏を生みだす。

⏰:08/07/22 23:47 📱:F905i 🆔:TJhJF/NA


#6 [紫陽花]
そんな昼過ぎの一番太陽が猛威を振るう炎天下の中で人々は日傘、サングラスを愛用し、通り過ぎる人からは日やけどめと化粧品、香水の混ざり合った、決していい匂いといえない香りが漂っていた。


「君が、宇峰央里くんだね」

そんな天然サウナのような街中で一人の男は一人の少年を呼び止めた。

⏰:08/07/22 23:48 📱:F905i 🆔:TJhJF/NA


#7 [紫陽花]
男は黒いスーツに黒いネクタイ、黒いサングラス。
サングラスのせいで年齢や表情すらも分からないが男はこの真夏日の中で汗一つかかず真っ直ぐに少年の方を向き、口元にはうっすらと笑みをこぼしている。

まるで長年探していたものを見つけたような、心からの安堵感を感じさせる笑み。

⏰:08/07/22 23:49 📱:F905i 🆔:TJhJF/NA


#8 [紫陽花]
黒スーツの男とは対照的に名前を呼ばれた「宇峰央里」という学校帰りなのだろう、少年は白いシャツに、黒い学生服のズボン姿。
今時の学生には珍しく髪の毛はワックスによりツンツンに逆立っておらず微かに感じる夏風に髪が揺られ涼しさを生み出している。

左肩に鞄を引っ掛け、右手にはどこかの人気ブランドのロゴの入った白地のタオルを握っていた。

どこからどう見ても、ただの学生にしか見えない。

⏰:08/07/22 23:50 📱:F905i 🆔:TJhJF/NA


#9 [紫陽花]
早速訂正

×「宇峰央里」という学校帰りなのだろう

○「宇峰央里」は学校帰りなのだろう

⏰:08/07/22 23:52 📱:F905i 🆔:TJhJF/NA


#10 [紫陽花]
「そうですけど。……おじさん誰?」

頬を伝う汗を拭いながら少し挑発するように央里は問う。

“……コイツ、このくそ暑い中汗一つかいてねぇよ”

央里の瞳はしっかりと男をとらえ、相手が何者なのかを知ろうと元々つり上がった目を更に細くし警戒心を露わにする。

⏰:08/07/23 23:45 📱:F905i 🆔:CeS8fKDc


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