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#91 [◆LOSh2yD9/c]
"行くよ"とだけ言うと、食べ終わったトレイを持って、さっさと行ってしまった。
「ちょっと待ってよー!」
慌てて追い掛ける背中に、私は思った。
こんな中途半端な私だけど、育ててくれて、見守ってくれて、支えてくれてありがとう。
これからも、この仕事に誇りを持って生きていくよ。
そして将来結婚して子供が出来たら、自慢したいな。
:08/11/14 04:58
:F906i
:☆☆☆
#92 [◆LOSh2yD9/c]
時々思うの。
最初から私は、自分が何になりたいのかわかっていたんじゃないか……って。
…でも、可笑しいけど、やっぱりわかんないや。
―きっと、あの時私は、
"これしかない"
って思ったんだ。
今はそれで良いよね。
それが、『私の理由』―
:08/11/14 05:05
:F906i
:☆☆☆
#93 [◆LOSh2yD9/c]
:08/11/14 05:10
:F906i
:☆☆☆
#94 [◆LOSh2yD9/c]
その人との出会いで、自分の人生又は価値観等、何かが変わった時、それは性別関係なく『運命の出会い』と言えるのではないだろうか…。
――と、今なら、俺はそう思う。
俺は『運命の出会い』はあるって信じるよ。
慧弥さんと出会って、俺を取り巻く環境が変わって、俺自身も変わった。
あんたも、そう思うだろ?
『運命の出会い〜俺論〜』
:09/02/23 16:26
:F906i
:☆☆☆
#95 [◆LOSh2yD9/c]
この世は奇妙な事だらけだ。
俺がそうなのか。
周りがそうなのか。
………いや、きっと周りだな。
だって俺は至って普通な男子学生で、至って普通な家庭で育ち、至って普通な恋愛をしていて…
まぁ、要するにどこにでもいそうな18歳の健全な男子ってワケ。
所がどうだ。
俺は今、真夜中に突然彼女に呼び出され胸を高ぶらせながらいつもの場所に着いた途端―――
:09/02/23 16:32
:F906i
:☆☆☆
#96 [◆LOSh2yD9/c]
「遅かったね湊。あのさ、別れよ」
ニッコリと可愛い顔して何言ってやがんだコイツ
「…は?」
当然俺はそう返した。
「だから、別れよ。」
尚も可愛い笑顔でさらりと言い放つ、俺の愛しい人。
「…何で?つか、意味わかんねーし」
そうだ。
意味わかんねーよ
俺たち、何か問題あったか?
…いや、ない。
喧嘩してたか?
……いや、してない。
そうだよ。
昨日だってデートしてラブラブに過ごしたし、先月一年記念日を迎えたばかりじゃねーか!
:09/02/23 16:35
:F906i
:☆☆☆
#97 [◆LOSh2yD9/c]
………これは夢か?
あぁ、俺は夢を見てんだな。
「ごめんね。別にね、湊のこと、嫌いになった訳じゃないんだよ?」
「………」
「湊は顔もいーし、あ、可愛いって言った方が合ってるか。好きなのは変わらないんだけど…」
「………」
「兎に角ねっ最近、未那のバイト先に美形が入ったの!それで、未那、今まであーゆータイプと付き合ったことなかったから、超興味持っちゃってさ〜」
「………」
「だから、ごめんね?」
:09/02/23 16:39
:F906i
:☆☆☆
#98 [◆LOSh2yD9/c]
―――――――――
…………ああ
悪夢だとも。
俺の恋は今さっき終わった。
……あの女は悪女だ。
人の皮を被った悪魔だ
あーゆーのを魔性の女って言うんだな
いや性格に問題がある
…と言うか、人間として間違ってる!!!
「…………っ」
:09/02/23 16:41
:F906i
:☆☆☆
#99 [◆LOSh2yD9/c]
やべー
眼が潤んで来やがった!
…おいおい、まさかの涙か?!
クソー
あんな女の所為で泣いてたまるかよ
「…………」
そんな俺の気持ちとは裏腹に、一滴の涙が頬を伝った。
「…っはあああぁー」
俺は盛大に溜め息を吐いて、がくりと柵に項垂れた。
―…本気だった。
俺は未那のこと、本当に好きだったんだ。
:09/02/23 16:46
:F906i
:☆☆☆
#100 [◆LOSh2yD9/c]
はああぁー
駄目だ俺、重傷…
……カッコ悪ィー
目の前に広がる夜に染まった川をぼんやりと眺め、どこまでも深いこの闇色に吸い込まれそうだと思った。
あれから俺は、とても家に帰る気になれなくて、友達んちに行こうとも思えなかったし、…兎に角一人になりたくて、気がついたらこの公園に来ていた。
思った通り、人一人いなくて少し安心した。
こんな所、例え知らない奴だとしても見られたくねーし!
「……はぁ」
俺はもう何度目かの溜め息を吐いた。
:09/02/23 16:49
:F906i
:☆☆☆
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