ピンクな気分。
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#456 [のの子]
 
「そう?‥じゃ休憩しよっか。」

ノートや教科書を閉じ始める竜二君。それにつられて私もノートを閉じる。

「あっお菓子食べる?」

私は今朝買ったチョコやクッキーを鞄から出す。

「あーこれ美味しいよね。俺これ好きなんだぁ。」

そう言って竜二君はチョコを口に入れた。

キュン

「わっ私も好き!」

.

⏰:09/05/29 20:28 📱:SH903i 🆔:lrlVPJJo


#457 [のの子]
 
あっ‥大きな声だしちゃった。

「ぷっ‥図書室は静かにしてくださーい。」

クスクス笑う竜二君はいつもの竜二君に感じた。

やっぱいつもの竜二君に戻ってほしいなぁ‥


「彰君と喧嘩したの?」

「ゴホッ何急に?」

.

⏰:09/05/29 20:38 📱:SH903i 🆔:lrlVPJJo


#458 [のの子]
 
「なんか見ててそう感じたから‥」

クッキーをかじりながら竜二君を見ると明らかに焦ってる顔をしていた。

「喧嘩なんかしてないよ。気のせいじゃない?」

そう言うと、チョコを口に入れながらチラッと私の方を見た。

「でも元気ない。」

見つめ返す私。

「そんな事ない。」

「じゃ彰君に聞いちゃうよ?」

「ダメッ!」
.

⏰:09/05/29 20:45 📱:SH903i 🆔:lrlVPJJo


#459 [のの子]
 
「じゃ正直に話して?」

「正直もなにも本当気のせいだから。」

うーっ!
だんだん意地になってきた私。

「じゃ彰君に聞くー!」

「だからダメだって!」

「聞くもん!」

「ダメッ!」

「っ‥なんでダメなの?」

「ダメなもんはダメなのッ!アイツ変な事言うかもだから信用すんな。」

⏰:09/05/29 20:51 📱:SH903i 🆔:lrlVPJJo


#460 [のの子]
 
「あーっそんな事
「二人とも図書室は静かに使いなさいっ!!」


いつの間にか二人して大きな声になっていた私達は、先生に更に大きな声で怒られた。


――――――――

「さっきはゴメンね。」

帰り道、竜二君の横を歩きながら私は謝った。

「あぁ、俺こそゴメンね。」
.

⏰:09/05/29 20:58 📱:SH903i 🆔:lrlVPJJo


#461 [のの子]
 
彼を見つめると赤く染まり出した空を見つめていた。

黒い髪がうっすらと赤く染まって輝いているように見える。

でも、やっぱりその瞳はどこか寂しそう‥

「テスト終わったら夏休みだねっ。」

私も彼が見つめる赤い空を見上げてみる。

キレイ‥

「そうだね。梅雨ももう終わって夏ももうすぐそこだしね。」

ゆっくり二人で歩く。
.

⏰:09/05/31 20:40 📱:SH903i 🆔:1W7Y1T.M


#462 [のの子]
 
「夏休みたくさん遊ぼうね。海とかお祭りとか!あっ花火もしよう?」

無邪気に話す私に竜二君は優しく笑ってくれた。

「そうだね。」

ニコッ
私も笑う。


彰君と何かあったのかもしれない。でもどうしてそうなったかを知りたかったわけじゃない。

笑ってほしかった。

どこか寂しそうで、元気がないなら私がその溝を埋めてあげる。
.

⏰:09/06/01 00:36 📱:SH903i 🆔:9LPBm0VM


#463 [のの子]
 
話したくないなら聞かないようにする。

寂しいなら隣にいるよ。

不安ならたくさん励ましてあげる。

いつもみたく笑えないなら笑えるまで待つよ。

だって私は竜二君の彼女だから。


「あっ一番星だよ!」

薄暗くなりだした向こうの空に小さな星が輝いていた。

⏰:09/06/01 22:37 📱:SH903i 🆔:9LPBm0VM


#464 [のの子]
 
「本当だ。一番星なんて久しぶりに見たかも。」

小さく光る星を見つめながら竜二君が笑った。



「なんか時間がゆっくり感じるね。こういうの好き。」

「そう?」

「うん、ゆっくりな時間て幸せを長く感じれるから好き‥」


フッ
‥?

私の左手に温かい手が触れる。

⏰:09/06/02 19:13 📱:SH903i 🆔:3bzfntWc


#465 [のの子]
 
カァーッ

目をつぶって空を見上げる彼の右手は、私の左手を優しく握っていた。

彼を横目で見ながらも私はまた空に視線を戻す。

ってかはっ恥ずかしく見てられない‥


「はぁ〜っ」



大きなため息をついたのは隣にいる彼から聞こえてきた。

⏰:09/06/02 19:22 📱:SH903i 🆔:3bzfntWc


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