幸せの歌
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#1 [水雄]
恋愛版にてだらだらと女々しくお世話になってる者です

どうしても書きたい思い出があるので、見苦しいですがごめんなさい

どこにでもある、ありふれすぎた話です
鼻で笑いながら、小馬鹿にしながら目を通していただけるとありがたいです

>>1-100

⏰:12/12/09 13:26 📱:iPhone 🆔:8OcNPcH6


#2 [水雄]

現在19歳

学生

元カノ
仮名:優
19歳

女々しい女々しいお話です、気分を害される事もあるかと思います

では、次から書きます

⏰:12/12/09 13:30 📱:iPhone 🆔:8OcNPcH6


#3 [水雄]
優と初めて出会ったのは去年の一月六日
その日はブログで知り合った友達と、中学時代からの親友とカラオケに行く予定だった

集合場所には予定より十分ほど早く到着し、僕が一番乗り
そのあとすぐに全員集合した
その直後、友人の一人が申し訳なさそうにこう言った
「ごめん!いきなりで悪いんだけどもう一人来るんだ!しかもその子、今家を出たみたい・・・」
その遅れてやって来る人物こそ、優だった

⏰:12/12/09 13:32 📱:iPhone 🆔:8OcNPcH6


#4 [水雄]
その話を聞かされたとき、僕は少し不機嫌になった
久しぶりに友人達と心置き無く騒げると思ったのに、今まで会ったこともない人が乱入してくるなんて、その上遅刻してくるとは
自分で言うのもおかしな話だが、クソ真面目な僕は、初対面だけどハッキリ言ってやろうと考えていた
そして、あまり関わりたくないと思っていた

その30分後、優は来た
「遅れて本当にごめんなさい!」
そう言って優は頭を下げた、可愛らしい声だった

頭を上げたその姿を正面から見たとき、心を持っていかれた
長くて綺麗な黒髪、大きな目、僕より少し背が低い
生まれて初めての一目惚れだった

「そんなこと関係あるか!言ってやる!」と意気込んでいた僕は、少しぶっきらぼうに
「早く行こう」としか言えなかった
12/06/25 11:25 iPhone :6MiDtwHE

⏰:12/12/09 13:35 📱:iPhone 🆔:8OcNPcH6


#5 [水雄]
そのままみんなでカラオケへ
それぞれ好きな歌を歌い、かなり盛り上がった
そして、優の歌う番が来た
決して美化しているわけではないが、正直高校生のカラオケレベルではなかった

そのカラオケの間、何度か優の方を見たが、なかなか顔を合わせてくれなかった

あの言い方はマズかったかな…
そんなにきつい口調で言ったかな…
そんなことを考えているうちにお昼の時間

そのままカラオケボックスで食べることにした
ラーメンを頼んだ僕は、長かった前髪を束ねて、丁髷みたいにして食べていた
すると目の前から笑い声が聞こえた、優が笑っていた

「それ可愛いです!とても似合ってますよ!」
それが、あいつが僕に初めて掛けてくれた言葉だった

⏰:12/12/09 13:37 📱:iPhone 🆔:8OcNPcH6


#6 [水雄]
カラオケボックスから出てみんなでプリクラを撮りに行った
その時、優は僕の隣にいた
死にそうなくらいにドキドキした、上手く笑えなかった

そのあとは一言も言葉を交わさず解散、バイバイと手を振ると、顔をうずくめて恥ずかしそうにあいつは手を降った
その姿に、また心を奪われた
たった1日で、驚くほど好きになってしまっていた

⏰:12/12/09 13:39 📱:iPhone 🆔:8OcNPcH6


#7 [水雄]
その日の夜、僕のブログのBBSに書き込みがあった、あいつからだった
『今日は本当にありがとうございました!またみんなで遊びましょうね』と書いてあった


それからBBSでのやりとりが続いた、200件ぐらいしか書き込みがなかったが、3日後には1000近くまで行っていた

やがて普通にメールをするようになり、1月12日に僕と優は二人きりで会うことになった

⏰:12/12/09 13:41 📱:iPhone 🆔:8OcNPcH6


#8 [水雄]
そして迎えた1月12日、朝目が覚めた瞬間から心臓がドキドキしていた
死にそうな位に緊張していた
学校の授業も頭には入らなかった

そして集合時間10分前、約束していた場所に着いた

しばらく待っていると、向こうから髪の長い女の子が歩いてきた、優だった

僕「あ、どうも」
優「こんにちは…」

スタートはかなり不安だったが、案外あっさり打ち解けていった

その日はいろんな事を話した
好きな動物、好きな食べ物、好きな芸能人
意外にも一致しているものは多かった

あいつはどんどん僕に質問してきた、そして不安そうな声で
「あの・・・水雄さん彼女はいますか?」と聞いてきた
「いませんよ、っていうか彼女できたことないです(笑)」
引かれるんじゃないかと思ったが、事実だった
笑ってごまかした

⏰:12/12/09 13:45 📱:iPhone 🆔:8OcNPcH6


#9 [水雄]
すると優は
「え!?本当ですか!?意外です!」と答えた
正直心臓バクバクだったが、また笑ってごまかした

そのあとは本屋さんに行ったり一緒に服を見たりしていた、普通にデートしているみたいだった

辺りも暗くなり、夕食を食べに行った
美味しいオムライスを出す、可愛らしい店だった
すると優がこう言った

「ここの屋上から見える夜景、とっても綺麗なんですよ!食べ終わったら見に行きましょうよ!」
そういうのは普通僕が切り出す話じゃないかな…とか考えながら僕は
「じゃあ、食べ終わったら見に行きましょうか」と呟いた

⏰:12/12/09 13:48 📱:iPhone 🆔:8OcNPcH6


#10 [水雄]
屋上に登ってみると、そこには本当に綺麗な夜景が広がっていた
見たことにもない風景に、口をバカみたいに開いて感動している僕に優は「ね?言ったとおりでしょ?」と笑顔で言い放った

優は落下防止用の柵に手をかけ、夜景の美しさに改めて感動しているようだった
その後ろ姿があまりにも愛しくなって、どうしようもなくて
気がつけば僕はあいつを後ろから抱き締めていた、その瞬間あいつの肩が少し揺れた

そしてそのまま気持ちを打ち明けていた、好きだと言った

今まで散々フラれてきた、期待はしてなかった
ただ、気持ちは伝えたかった
しかし答えはOKだった、意味がわからなかった

僕はその日、初めてキスをした

⏰:12/12/09 13:50 📱:iPhone 🆔:8OcNPcH6


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