言葉
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#351 [あい]
ちょっと時間があるので




ビックリしたな。
しゅうに怒鳴られたの。

それにショックだった。
しゅうが彼女の手を握ってた。
しょうがないけどさ…


あたしが握りたいよ。

そんな事を考え、泣きながらあたしは歩いた。

⏰:09/03/30 15:51 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#352 [あい]
「あい!!」


しゅうだ。
後ろから声がする。


でも振り向きたくない。
泣いてるから、顔見られたくない。

「おい。」

腕を掴まれ…でもあたしは振り向かない。
涙が出てくるだけ。

しゅうがあたしの前に来て、顔を覗いてきた。

嫌だ…見ないで。

⏰:09/03/30 15:55 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#353 [あい]
「あいごめん。怒鳴ったりして。来てくれたのに、本当ごめんな。」

あたしは首を振った。
掴むしゅうの手を離そうとしたけど、離さないしゅう。


涙が止まらない。


そのまましゅうは、腕を引っ張り、あたしを抱きしめてきた。

「泣くんじゃねぇよ。お前バカかっ。」


泣き止んでと、頭を撫でてくるしゅう。
こんな事しちゃダメだけど、離れたくない。

⏰:09/03/30 15:59 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#354 [あい]
「あい、やり直そ?」


そう言ってきたしゅう。
あたしはしゅうを見る。


「やっぱお前じゃなきゃダメなんだよな。自分勝手でごめん。でも、あいと戻りたい。」

しゅうがキスをしてきた。
一瞬触れたぐらいのキス。


あたしはしゅうを見つめる。

⏰:09/03/30 16:02 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#355 [あい]
顔を近づけてきて、あたし達は何回もキスをした。

こんな事しちゃダメなのに…もう無理だ。


あたしとしゅうは、その日はそこで別れた。



やり直した?
よくわかんないけど、あたし達は毎日連絡を取っていた。

ある日しゅうに呼ばれ、しゅうの家に行った。


しゅうの部屋にいたのは、彼女だった。

⏰:09/03/31 02:11 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#356 [あい]
彼女…さやかちゃんは、あたしを見た瞬間、泣き始めてしまった。

泣き声が部屋に響く。


しゅう、何で呼んだの?
あたしはそう思っていた。


「さやか、泣きやめよ。話したいから、ちゃんと聞いて?」

嫌だと言い、座らないさやかちゃん。
しゅうが無理矢理座らせ、隣に座る。

「悪い、あい。何するかわかんないから、隣座ってるな。」

あたしは頷く。

⏰:09/03/31 02:16 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#357 [@y]
>>284-400

⏰:09/03/31 05:56 📱:D705i 🆔:coqljDlA


#358 [ひとみ]
あげ\(^O^)/

⏰:09/04/01 00:27 📱:SO705i 🆔:d97nVAf2


#359 [優]
めっちゃ泣きました

これからも
頑張って下さい

⏰:09/04/01 02:05 📱:F703i 🆔:Om2uH1cM


#360 [あい]
>>359 優さん

ありがとうございます
今からまた更新します

⏰:09/04/02 00:19 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#361 [あい]
「お前がこうなっちゃったのは、いつからだっけ?」


しゅうが彼女に聞く。
彼女は、しゅうの肩をずっと軽く殴っていた。

「いつからだっけ?」


でもしゅうは聞く。
ポロポロ流れる彼女の涙。何故か見てると胸が痛くなった。

「俺が1回別れ話してからだよな。」


止まらない涙。
彼女は泣き続けていた。

⏰:09/04/02 00:24 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#362 [あい]
これからしゅうが言おうとしてる事はわからない。

でも彼女は、何か感じとっていたのかな?


「お前は手首切るよな。何でそんな事すんの?」



まだ肩を殴っている彼女。
見ているのが辛かった。

あたしは何をやってるんだろう。
ただ座って見てるだけで…何かしなきゃ。

でも…何もできなかった。

⏰:09/04/02 00:29 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#363 [あい]
「さやか答えて?」

聞いてるしゅうも辛そう。


殴るのを止めた彼女は、しゅうにキスした。
あたしはビックリした。


ダメだ。これもしょうがないって思わなきゃ。
思わなきゃ…


「だってこうでもしないと、しゅう離れていっちゃうもん。」
口を開いた彼女。

彼女は着ていたロングTシャツをめくり、手首の傷を見せてきた。

⏰:09/04/02 00:39 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#364 [あい]
すぐにしゅうが隠したけど、ものすごい量の傷だった。


首に巻かれている包帯。
机に置いてあるカッター。

あたしを見る彼女。
あたしは、なかなか目を合わせる事が出来なかった。

「しゅうは、あたしが切れば絶対離れないでくれる。あたしは、しゅうがいないとダメなの。あんたなんかに渡さない。」


あたしは携帯で文を打ち、彼女に見せた。

⏰:09/04/02 00:49 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#365 [我輩は匿名である]
初めて読ませてもらいました

一気に読んでこの時間
でも、時間忘れちゃう位真剣に読ませてもらいました

ドキドキしたり、主さんと同じキモチになって
喜んだり泣いたりしました

しゅう君、うちのチビと同じ名前でなんか嬉しかったです

うちのチビもしゅう君みたいに優しくてかっこいい男の子になって欲しい

主さんの幸せを願って
読ませてもらいます
頑張って下さい

⏰:09/04/02 03:08 📱:F01A 🆔:HGaj4Ulg


#366 [あい]
>>365 我輩は匿名であるさん


お子さん、しゅうって名前なんですか?
あたしも嬉しいんですけど


少しずつですが
更新してくんで読んでください

⏰:09/04/02 12:46 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#367 [あい]
【あたし、しゅうが好きです。】


【何回も諦めようとした。でも無理だった。あなたは、切ればしゅうは離れないでいてくれるって思ってるんだよね。それは間違ってるよ。】



何でよって言ってきたから、あたしはまた文を打つ。

【好きなら、もっと違う事で傍にいてくれるようにしなよ。自分も相手も傷つけないで、違う事で。】

【しゅうは、あなたの隣にいて幸せそう?】

⏰:09/04/02 12:58 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#368 []
こんにちは。
一気に読みました。
主さんはとても優しい方ですねしゅうさんと幸せになってもらいたいです。
私の知り合いでも、彼女がパニック障害を持っていて、別れ話をすると、包丁をも持って「別れるくらいなら○○を殺して私も死ぬ」
と発狂して普通に会話にならないそうです
その親からは結婚してくれって頼まれたらしくて
彼も結婚するしかないのかなってなんか鬱みたいになってしまって。

私は彼が幼なじみだから
心配で辛いです
関係ない話ですみません

でも主さんとしゅうさんには幸せになってもらいたいです!!
応援してます

⏰:09/04/02 17:36 📱:P905i 🆔:☆☆☆


#369 [あんり]
毎回見てます
続きが気になる

⏰:09/04/02 23:14 📱:SH905iTV 🆔:1zE.i/tg


#370 [あい]
>>368 さん

コメントありがとうございます
応援も嬉しいです


さんの幼なじみは大丈夫なんですか
彼女も彼女で心配ですが、鬱になってしまったその彼も心配ですね

⏰:09/04/03 02:12 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#371 [あい]
>>369 あんりさん

ありがとうございます

今から更新します

⏰:09/04/03 02:13 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#372 [あい]
文を読み終わった彼女は、しゅうを見て聞く。

「しゅうは、何であたしの傍にいてくれるの?」

「さやかが心配だからだよ。」


「しゅうは、あたしの事好き?あたしと一緒にいて幸せ?」


しゅうは何も答えず、彼女を見ていた。

「何でよ…」

泣き出す彼女。もう、彼女の体はボロボロだった。
見える傷跡がボロボロって事を表してた。

⏰:09/04/03 02:17 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#373 [あい]
「やだよ。しゅう、離れないで。いなきゃ嫌だ。」

必死でしゅうにしがみつく彼女。
しゅうは今にも泣きそうな顔。


「さやか…本当ごめん。もう無理だよ…俺…」

泣きながらもちゃんと話すしゅう。

「俺が毎日考えてんのは、さやかじゃない。あいなんだ…クリスマスの時から。こいつじゃなきゃダメなんだ……本当ごめん。」


泣き崩れる2人を、あたしは見てる事しかできなかった。
…入っちゃいけない気がした。

⏰:09/04/03 02:23 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#374 [あい]
「何でしゅうが泣くの?そんな好きなの…?」


下を向きながら頷くしゅう。
彼女は、机にあったカッターを手に取った。

でも刃を出すわけでもなく、ただ見つめている。


鼻で笑い、もういいよって言った彼女。
しゅうが顔を上げる。

「でもさ、また切っちゃいそうになったらどうすればいいの?」

困った感じのしゅうを見て、あたしは文を打ち、彼女に見せた。

⏰:09/04/03 02:30 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#375 [あい]
【あたし達を呼んでください。そしたら行きますから。】

「えっ?」


キョトンとする彼女。
あたしはまた文を打つ。

【なんなら止められるまで行きますから。】

笑う彼女。

「しゅうと別れなくていいよとかは、言わないんだ。」


あたしはちょっと困った。

「あんた、いい奴だね。」

⏰:09/04/03 02:33 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#376 [あい]
「今ね、切りたくてたまんないの。自分じゃ止められないの。頭がおかしくなっちゃうの…。」


また泣き出しそうな感じ。手首を押さえ、必死で我慢している。

「しゅう…好きなんだよ、本当に。」

彼女の目からは涙が流れる。
いつもいつも泣いてるからか、彼女の目は腫れて痛々しい。

ジッとしゅうを見つめる目は、本当凄かった。
彼女の気持ちが伝わってくると言うか…
本当に胸が痛かった。

⏰:09/04/03 02:39 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#377 [あい]
「あたしといて、幸せじゃないなら意味ないよ。しゅう、もういいから。」

本当にごめんと言い、しゅうは頭を下ろす。
あたしも一緒に下ろした。




彼女を家まで送り、彼女が家に入ろうとした時だった。

「今までごめんね。」

謝ってきた彼女。

「それと、ありがとう。」

あたしの顔を見て言う彼女の表情は寂しそうに笑ってた。

⏰:09/04/03 02:43 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#378 [あい]
彼女はすぐに、精神科に通う事になった。
時々、あたしとしゅうも付いて行った。

少しずつだけど、彼女は自然に笑うようになり、自分を傷つける事も少なくなった。


自分を傷つけそうになった時は、あたしを呼んできた。
家族も必死で止めている。

ただ、彼女は絶対にしゅうを呼ばなかった。
あたしを呼んでも、しゅうは連れてこないでと。

自分を見て、しゅうに嫌な事を思い出させたくないからと。
そう彼女は言っていた。

⏰:09/04/03 02:49 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#379 []
>>200-500

⏰:09/04/03 14:54 📱:SH905i 🆔:cf7Qg59E


#380 [ぷーた]
続き気になる〜

⏰:09/04/03 20:04 📱:SH906iTV 🆔:2VHxfz1k


#381 [あい]
>>380 ぷーたさん

今から更新します

⏰:09/04/03 23:02 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#382 [あい]
「ごめんね。あたしのせいで。でも言っとくけど、あんたはあたしからしゅうを奪ったんだよ。あたし、一応彼女だったんだから。」

笑いながら文句を言ってきた彼女。

「でも、あたしといるより全然いいのかもね。あたしはしゅうを悲しませるだけだし。」



手首を見つめ、話す彼女。

「やり方間違ってた。傍にいてほしいなら、違う事でだよね?」

あたしは頷く。

⏰:09/04/03 23:08 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#383 [あい]
「あたし頑張る。このいかれた頭もちゃんと治す。…あんたも、しゅうと頑張ってよね。」






「さやか大丈夫だった?」

あたしは頷き、しゅうと腕を組む。
しゅうは、家の前で待っててくれたんだ。

あたし達はやり直した。
いろいろあったけど。


もうしゅうを離さない。

⏰:09/04/03 23:12 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#384 [あい]
しゅうは専門生活で忙しい日々を送っていた。

でも、あたし達はうまくいっていた。


あたしは家族から物凄く反対されたけど、一人暮らしを始めた。

施設から近い、家からも近いとこという条件。

だからしょっちゅう、ママが来たりたくみが来たり。


しゅうには合い鍵を渡してあり、しゅうはよく学校帰りに寄って、あたしの帰りを待っていてくれた。

こんなあたしの幸せな日々。

⏰:09/04/03 23:18 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#385 [あい]
「お」

「…お」

「じゃあ、最初から言ってみ?」



「あ…いうえお…」


あたしは喋る練習を始めた。
しゅうが教えてやるって言ってくれて。

しゅうがご飯を食べに、遊びに、泊まりにって。
家に来た時には絶対練習していた。

「いいじゃーん。」

しゅうは褒めたあと、必ず頭を撫でてくれる。
それがすごい嬉しかった。

⏰:09/04/04 01:19 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#386 [あい]
あたしは、今まで練習をしようともしなかった。

変な声が出るんじゃないかって…
すごくそれが嫌で、自分でもそんなの聞きたくなかった。

でもしゅうは、そんな気持ち無くしてくれる。

小さい時、あたしは喋れてたんだから。
自信持って練習が出来ていた。



本当…しゅうはすごいよ。

⏰:09/04/04 01:25 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#387 [あい]
気づけば、しゅうはあたしの家に住み着いていた。

2年生になり、就職先の美容室も決まった。
卒業もし、仕事を始めたしゅう。



あたしは、そこの美容室に通うようになった。
まだカットは無理だけど、いつかしゅうに担当してもらうんだ。

働いてるしゅうの姿を鏡越しから見ていると、かっこよくてやばかった。

テンパってウロチョロしているかわいいしゅう。
またまたあたしは、しゅうを知っていく。

⏰:09/04/04 13:47 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#388 [あい]
月日は過ぎ、あたしはいつも通りしゅうと家を出て、仕事に向かった。

その日は2人して体調が悪かった。


風邪かな?
仕事中、かなり気持ち悪くなり、あたしはトイレに行った。



家に帰っても気持ち悪い。
しゅうがあと少しで帰ってくるのに。


そんなのがずっと続いた。



これ………つわり?

⏰:09/04/04 13:57 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#389 [あい]
「おい、大丈夫か?」

ベッドで横になるあたしを、心配するしゅう。


つわりかな?
でもしゅうに何故か言えない。
何て言えばいいの?


毎日帰ってきたら、早くカットしたいな。
今日仕事でね〜…って楽しそうに話すしゅう。



何か言いづらかった。

「明日病院行く?明日店休みだし、付いてくよ?お前も明日は仕事休め。」

⏰:09/04/04 14:05 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#390 [我輩は匿名である]
感想とかで、すごく読みにくい。アンカ使ったり、感想板つくってオーダーしたら、どうですか?わかりやすい文章なのに、感想や上げで見にくいのがもったいない。

⏰:09/04/04 15:21 📱:F906i 🆔:UEGkgAVU


#391 [あい]
>>390 我輩は匿名であるさん


すいません
感想版作りました。
みなさんもこちらにお願いします

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4340/

⏰:09/04/05 00:27 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#392 [あい]
翌日、しゅうはまだ寝ている。

あたしは準備をし、1人で家を出た。
向かったのは、産婦人科。

名前を呼ばれ、診察が始まった。

「ズボンと下着を脱いで、こちらに来てください。」


診察中、目を閉じた。
しゅうの顔ばかり浮かぶ。


あたしは結果を待っていた。

⏰:09/04/05 11:47 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#393 [あい]
「ご懐妊ですね。」

えっ…それって妊娠してるって事だよね。
あたしは頭が回ってなく、妊娠してるの?って心の中で先生に聞いていた。

「見てください。この小さいのが…」

モニターを見て、あたしは気づいた。

赤ちゃんがいる。
本当に小さいけど、あたしとしゅうの子だ。


病院を出て、携帯を見ると、しゅうからメールが届いていた。

【どこ?】

⏰:09/04/05 20:57 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#394 [あい]
帰らなきゃ。
しゅうに話さなきゃ。

あたしはまっすぐ家に向かった。


「どこ行ってたんだよ!起きたらいねぇし、心配したんだぞ?」

テーブルを見ると、ご飯が並んでいた。
作ってくれてたんだ…
本当にしゅうは優しいな。

「「ごめんね。病院行ってた。」」


「病院行ったの?俺も付いていったのに。で、何だったの?」

とりあえず、あたし達はご飯を食べた。

⏰:09/04/05 21:03 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#395 [あい]
「「妊娠してた。」」

しゅうが丁度食べ終わった時に、あたしは言った。

タバコを加えていたしゅうは、机にタバコを置く。

「えっ?まじ?」

かなり驚いているしゅう。
まぁ、誰だって妊娠してるって知らされたら驚くよね。

「「10月に産まれるよ。」」


あたしはお腹に手をやる。

⏰:09/04/06 20:14 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#396 [あい]
「あい、俺たちの子産んで。てか、産めよ。なっ?」

何この上から目線。
でも、嬉しくてたまらなかった。

「全然気づいてあげれなくてごめんな。俺、仕事始めたばっかだけど、ちゃんと育てるから。」


あたしの隣に来て、お腹をさするしゅう。

「やべぇ。赤ちゃんか。」

嬉しそうに言うしゅう。



早く会いたいな〜…

⏰:09/04/07 00:16 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#397 [あい]
しゅうのお母さんは、すぐに了承してくれた。

あたしの親は大変だった。
ママは泣きながら喜んでいたけれど、大丈夫なのかって言い続けてたし。

普段あまり喋らないパパは、もっと喋んなくなり。


普段仲いいのに、あいさつにしに行った時のしゅうは、本当に緊張していた。

今思うと、あの時のしゅう、本当に可愛かった。

2人で責任持って育てる。
それを約束し、あたしの家族も了承してくれた。

⏰:09/04/07 00:30 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#398 [あい]
「「あの一言、嬉しかった。」」


「はっ?何?」

「「絶対にあいの事も、産まれてくる子の事も幸せにしますって言うの。」」

そう…しゅうは、あたしの親にそう言ったんだ。

本当に嬉しかったんだ。

「恥ずかしー!!」

頭をかきながら、照れてるしゅう。

あたし達は、手を繋ぎ帰った。

⏰:09/04/07 00:35 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#399 [あい]
あたしとしゅうは、すぐに籍を入れた。

結婚式。
あたしはずっとウエディングドレスに憧れていた。
いつかあれを着て結婚したいって。


でもそんな余裕などない。
生活は毎月ギリギリだし、赤ちゃんだって産まれる。

結婚式は無理だったけど、あたしは幸せ。

しゅう…初めての彼氏との結婚。
そして、その人との赤ちゃん。

⏰:09/04/08 02:00 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#400 [あい]
「どっちに似るだろうな?」

「「しゅうに似たら、言葉づかい悪くて困っちゃう。」」


こんな話や、性別はどっちかなとか。
毎日赤ちゃんの話。

早く会いたいね。
この事を1番言ってたかな。


しゅうは、タバコをやめた。
赤ちゃんが産まれるまで禁煙をするって事だったけど…

「いや。なんならやめる。子供の体に悪いし、あいだって。」

⏰:09/04/08 02:05 📱:F706i 🆔:☆☆☆


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