恋愛中毒<14歳〜>
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#500 [y@mm]
「純平もうあたしの彼氏なん?」
「せやなぁ。好きや」
二股…
あたし二股は初めてだ。
好きなんてわからない
でも場の流れで
あたしは純平に好きだと言った
:09/06/02 17:41
:N706i
:oodNRXCA
#501 [y@mm]
「あ、もうかえるなぁ」
「え〜?朝まで一緒にいよ?」
時計をみると
日越していた。
龍が心配だ。
なにがなんでも帰る。
裸のままの純平をおいて
あたしは帰った。
ごめんね、純平。
好きとかわかんないし
朝まで一緒に居たいとも思わないみたいやわ。
:09/06/02 17:43
:N706i
:oodNRXCA
#502 [y@mm]
家に帰ると龍は
おかえりも言ってくれなかった
あたしを見て
睨み付けて顔を背けた
あ、寂しかったんかな?
「龍、遅くなってごめんなぁ」
「うん」
「呑みまくっちゃった」
「あそう」
「龍なんか冷たいな」
「そんなことない」
:09/06/02 18:25
:N706i
:oodNRXCA
#503 [y@mm]
むちゃくちゃ冷たくて
それからあたしと顔すら
合わせてくれなかったし
抱きついてもこなかった。
浮気バレたとかじゃ
ないはずなんやけど…
あたしは化粧落とすために
洗面所へ向かった
あぁ…だから龍冷たかったんか
そらそうだ……
あたしは自分を見て
ため息をついた。
:09/06/02 18:27
:N706i
:oodNRXCA
#504 [y@mm]
首元にはくっきりと
キスマークがついていた
純平がつけたんだ…
あたしは龍が冷たいことに
納得した。
そして首元が見えないスウェットをきて龍のとこへ向かった
:09/06/02 18:30
:N706i
:oodNRXCA
#505 [y@mm]
でも龍は何も聞いてこない。
キスマークついてたら
聞くまでもないか。
あたしはなんか吹っ切れた
「もうあたしの事好きじゃないの?」
精一杯の言葉。
好きじゃないっていわれたら別れよう。
好きって言われたら…
:09/06/02 18:32
:N706i
:oodNRXCA
#506 [y@mm]
>>492 さん
ありがとうございます

これからもお願いします

:09/06/02 18:33
:N706i
:oodNRXCA
#507 [y@mm]
:09/06/02 18:34
:N706i
:oodNRXCA
#508 [我輩は匿名である]
龍かわいそう
おもしろい
頑張ってください゚ー゚
:09/06/02 21:06
:W61PT
:qaeD6HjQ
#509 [y@mm]
>>508 さん
本当、これも最近の話で
龍はあたしへの信用を
完全になくしたと言ってました
あたりまえなんですが..
今後もお願いします!
コメントあると書こうと
意欲でてきますっ

今から更新しますねヽ(´ー`)ノ
ありがとうございます

:09/06/02 21:32
:N706i
:oodNRXCA
#510 [y@mm]
「わからん」
龍は一言あたしに言い放った
「わからんって何?
好きか好きちゃうかくらいわかるやろ?」
もうなんであたし逆ギレしてるんやろか…
浮気なんかしんかったら
今もきっと龍は迷わず“好き”だと言ってくれていただろう
:09/06/02 21:35
:N706i
:oodNRXCA
#511 [y@mm]
「わからんねん。」
「じゃ何?どうしたいの?」
「もう…別れよか」
:09/06/02 21:36
:N706i
:oodNRXCA
#512 [y@mm]
喧嘩をしても“別れる”なんて
いつもは口にしない龍。
その龍が別れよって言った
あたしは心の中では
“別れる”なんて選択されるとは
思っていなかったから
かなり動揺した
:09/06/02 21:38
:N706i
:oodNRXCA
#513 [y@mm]
「…別れたくない」
あたしは弱味をみせた。
「もう無理やわ。別れて」
別れよ から 別れて
に変わった瞬間
涙がすごい勢いで流れていた。
:09/06/02 21:40
:N706i
:oodNRXCA
#514 [y@mm]
今まであたしが浮気しまくっても
必ず戻ってきてくれた龍。
そして龍がまおちゃん(元カノ)を好きになったときも
戻ってきてくれた
あたしのこと好きやろ?
…好きやんな?
好きって言って…
:09/06/02 21:42
:N706i
:oodNRXCA
#515 [y@mm]
あたしは“わかった”と言うまでの間色々考えた。
あんなに別れ話するまでは
強気だったのに…
怖いや…
龍を失うのが怖い…
体が震えている。
涙もとまらない
龍を直視できない
:09/06/02 21:44
:N706i
:oodNRXCA
#516 [y@mm]
“罰や”
って神様から言われてる感じした
「わかった」
あたしはそう龍に告げ
台所へ向かった
:09/06/02 21:46
:N706i
:oodNRXCA
#517 [y@mm]
手首を今までにないぐらい切った
血は止まらず
洗面所が血で真っ赤になった
でも苦しくて
全然苦しいの楽にならなくて
大声で泣きながら
腕を切り、首を切り
それでもおさまらなくて
包丁をもって
太ももにあてる
:09/06/02 21:48
:N706i
:oodNRXCA
#518 [y@mm]
体がガクガクしている
なんだ…死ぬの怖いんやん…あたし…情けない
包丁を地面に置き
あたしは床に座り込んだ。
お兄ちゃんの彼女に電話をかける
:09/06/02 21:50
:N706i
:oodNRXCA
#519 [y@mm]
お兄ちゃんと彼女は
交際5年突破している
熟年カップル
その彼女の名前は早苗ちゃん
早苗ちゃんはあたしと同様
精神的な病気をもつ女の子
だから、わかってくれる気がした
:09/06/02 21:52
:N706i
:oodNRXCA
#520 [y@mm]
『もしもし…』
『優希?どうした?』
『龍と別れた』
『なんで?』
あたしは今までの話をした。
そして今の状況を話した。
『とりあえず今手首を切るのやめ?』
『うん…今は大丈夫』
『龍くんは今何してはる?』
『寝てると思う…』
:09/06/02 21:57
:N706i
:oodNRXCA
#521 [y@mm]
早苗ちゃんと話してるうちに
落ち着いてきた。
そしてあたしは電話をきり
消毒をして絆創膏を貼って
ベッドへ向かった。
龍は寝ていた。
よくあの状況で寝れるね。
あたしのこと本間に好きで
別れたんなら寝れないと思うんやけどなぁ
:09/06/02 21:59
:N706i
:oodNRXCA
#522 [y@mm]
あぁ、あたしを好きか
わからなくなるぐらい
龍は嫌な思いしたんか
そんなこと考えていたら
自業自得という結果になる。
こんな自分に嫌気をさす
楽に忘れたいな…
:09/06/02 22:01
:N706i
:oodNRXCA
#523 [y@mm]
あたしは知らず知らず
携帯でwebを開く。
“覚醒剤 売買”
と検索をした。
もう忘れる方法が“麻薬”ってところが頭おかしいよ。
龍がしたときはあんなに怒ったのになぁ
:09/06/02 22:03
:N706i
:oodNRXCA
#524 [y@mm]
1つ掲示板を発見した。
あたしは記事をゆっくり読む
炙り?冷たいのあります?
何がなんだかわかんない。
0.1や0.2って?
それが1万以上もする
:09/06/02 22:05
:N706i
:oodNRXCA
#525 [y@mm]
1人の人にメールをする
《取りに行くので、ください》
ブーブーブー♪
返事早いなぁ
《どれくらい?》
量を聞いてるよね?
多分0.1とか0.2だよね
どうしよう…0.2でいいかな
:09/06/02 22:07
:N706i
:oodNRXCA
#526 [y@mm]
《0.2で。あと注射器はもらえますか?》
《注射器はプラス1000円でありますよ》
《ではお願いします。あと、どうやって打てばいいですか?》
《初めてですか?》
《はい》
《なぜしようと思ったの?》
《彼氏にフられて、忘れたい》
《初めての子には売れない。
ごめんね、辛いやろうけど頑張って》
:09/06/02 22:10
:N706i
:oodNRXCA
#527 [y@mm]
あたしはすがるように
しつこくメールしたが
ことごとく断られた。
初めてやと売ってもらえんのか
ほな、初めてやって言わんかったらいいんやな
そうして次の人にメールをした
:09/06/02 22:12
:N706i
:oodNRXCA
#528 [y@mm]
:09/06/02 22:13
:N706i
:oodNRXCA
#529 [y@mm]
更新します★
-------------------
今回の取引はうまくいった
1万9千円払って
覚せい剤0.2gと注射器
あとサービスで大麻と裏DVDと睡眠薬
すごいよくしてもらった。
明日郵便で届くみたい。
:09/06/03 15:23
:PC
:DMHXDvGg
#530 [y@mm]
あんまり寝れなくて
あたしは仕事へ向かった
龍はすやすや寝ていた。
帰ったら龍がいなくなっていたら
どうしようか…
家で待っててくれるかな
あたしは仕事しながらも
ずっと龍のことを考えていた
:09/06/03 15:24
:PC
:DMHXDvGg
#531 [y@mm]
仕事が終わり家に帰ると
龍がいた。
よかった
「おかえり」
いつもとは違うけど
笑顔で言ってくれた。
あたしは冷たく接される気がして
怖かったけど…
今何を思ってるの?
:09/06/03 15:25
:PC
:DMHXDvGg
#532 [y@mm]
もう恋人じゃないのに
今もこうして普通に話している。
でもやはり数日前と違うのは
距離があること。
決してそばにはいてくれない
あぁ、龍ってわかりやすいね
でもありがたいよ
もし恋人の時と同じように接されたら
あたし龍をずっと好きなまま
:09/06/03 15:27
:PC
:DMHXDvGg
#533 [y@mm]
あたしも今までより
うんとやさしく龍に接した
龍の大好きな豚汁を作った
龍は笑顔でおいしい!おかわり!
って言って数分で4人前の豚汁をおかわりした。
:09/06/03 15:29
:PC
:DMHXDvGg
#534 [y@mm]
もう…抱き合うことも
キスすることもないのかな
こんなに近いのに
すごく苦しいよ。
夜は外食することにした。
自転車に2ケツして
仲良くラーメンを食べに行く。
そろそろあたし龍から
離れなくっちゃ
龍のこの優しいようで
残酷な態度に心が痛む
:09/06/03 15:30
:PC
:DMHXDvGg
#535 [y@mm]
あたしは健に連絡をとった
≪今日も行っていい?≫
≪いいよ≫
≪じゃあ終電でそっちにいくね≫
よし、これで
今夜は龍のそばで寝なくて済む
一緒に寝るとなると
あたし抱きついて寝たくなるし
でも龍は嫌がるしね
:09/06/03 15:31
:PC
:DMHXDvGg
#536 [y@mm]
あたしはせっせと化粧を直し
おしゃれして家をでる準備をした
「優希どっかいくん?」
「あ、うん」
「どこ行くん?」
「友達の家」
龍はふーんと言って
テレビに目をやった。
「行かないでほしい?」
「どっちでもいい」
:09/06/03 15:32
:PC
:DMHXDvGg
#537 [y@mm]
よかった。
行かないでほしい
なんていわれたら
行かないとこだったから
そして龍があたしを抱き寄せた
「…もう…期待させんといて」
あたしは龍を引き離した。
もうやめて…好きって気持ちが抑えられなくなる
:09/06/03 15:33
:PC
:DMHXDvGg
#538 [y@mm]
「じゃあ行ってきます」
あたしは心を鬼にして
家をでた。
これでいいんだよね…これで…
:09/06/03 15:34
:PC
:DMHXDvGg
#539 [y@mm]
あたしは電車に揺られながら
龍を想っていた
もう…さよならなんだね
たった2年半だったけど
あたしには大きい2年半だったよ
:09/06/03 15:39
:PC
:DMHXDvGg
#540 [y@mm]
出会った時
おとなしそうな龍に
知らず知らず惹かれて
正秋や悠斗くんよりも好きになって
でもあたしの知ってる龍は
本当の龍じゃなかった
:09/06/03 15:40
:PC
:DMHXDvGg
#541 [y@mm]
仕事は続かないし
刺青は入れてるし
麻薬だってするし
でも浮気は一度もなかったね
いや知らなかっただけかもしれない
でもこの2年半ずっと一緒にいて
龍は嘘をつくのはヘタだし
浮気なんてしたってすぐにわかるよあたし
:09/06/03 15:41
:PC
:DMHXDvGg
#542 [y@mm]
本当にあたしを裏切ったのって
まおちゃんのコトだけじゃない?
それに比べてあたしは
龍を苦しめまくってたね
:09/06/03 15:42
:PC
:DMHXDvGg
#543 [y@mm]
ごめんね…
こんな彼女でごめんね…
龍の2年半を
ムダにしてしまったね
あ、駅ついた。
健が待ってる。
あたしは龍のことを引きずりながら
また健と付き合うのかな?
:09/06/03 15:43
:PC
:DMHXDvGg
#544 [y@mm]
次は健を苦しめるのかな?
あたしが存在する限り
誰かを苦しめる
本当、昔おにいちゃんに言われたけど
あたし失敗作なんだろうな
:09/06/03 15:44
:PC
:DMHXDvGg
#545 [y@mm]
健と仲良くベッドに入る。
健はSEXしたいって言う
「あたしのこと好き?」
「好きやけど…」
「付き合ってないのに無理」
あたしは断った。
健はだだこねていた。
ごめん。今はSEXする気なんない
:09/06/03 17:05
:N706i
:FJCvTrK2
#546 [y@mm]
そして健をそれから無視して寝た
悪いけど、寝る場所確保できたら
それでいいんよ。
朝起きて健は寝てたけど
家を出た。
あたしと付き合う気もない人と
一緒にいる時間がもったいない
:09/06/03 17:07
:N706i
:FJCvTrK2
#547 [y@mm]
電車にのり仕事へ向かう。
あたしはmixiの日記に
龍との2年半を書いた。
今までありがとう…と、
みんなからのコメントを
読むと自然と涙がでる。
でもあたし頑張るから。
もう前をみる。
忘れる…
:09/06/03 17:09
:N706i
:FJCvTrK2
#548 [y@mm]
次付き合う人ができたら…
絶対傷つけない。
次付き合う人か…。
龍だといいのにな
:09/06/03 17:11
:N706i
:FJCvTrK2
#549 [y@mm]
そして仕事を終え、家に帰る
もう龍はいないかな?
居たら…いいな。
期待に胸膨らませて
ドアをあけた
:09/06/03 17:13
:N706i
:FJCvTrK2
#550 [y@mm]
龍の靴があった。
あたしは嬉しい気持ちを隠し
平常心を装った
「ただいまぁ」
……?
返事がない。
部屋に入ると落ち込む龍が居た
:09/06/03 17:14
:N706i
:FJCvTrK2
#551 [y@mm]
「ただいま。どうした?」
「おかえり」
昔2人で聞いてた音楽が
流れている。
…懐かしい
龍はずっと下を向いてる。
:09/06/03 17:16
:N706i
:FJCvTrK2
#552 [y@mm]
不在届けの紙が机の上にある。
『今日届けてもらえますか?』
『何時ごろ伺いましょうか』
『17:00からで』
『かしこまりました』
「何頼んだん?」
龍が聞いてくる。
覚醒剤だなんて言えないし…
「CDやで」
そう答えるしかなかった
:09/06/03 17:19
:N706i
:FJCvTrK2
#553 [y@mm]
「優希…」
龍があたしを抱き寄せた。
……!?
あたしはビックリした。
「どうしたん?」
「ん〜……」
:09/06/03 17:22
:N706i
:FJCvTrK2
#554 [y@mm]
龍が“ん〜”っていうのは
甘えてるとき。
「どうしたん?」
優しく聞く。
「…好き」
:09/06/03 17:23
:N706i
:FJCvTrK2
#555 [y@mm]
「……」
あたしは頭整理できなくて
言葉がでなかった。
「昨日男の家行ってたんやろ?
他の男と会ってるって思ったら
すっごい悲しかった…好き…」
あたしは優しい気持ちになった
あんだけ龍を苦しめたのに
こんな最低なあたしを好きだと
言ってくれる。
:09/06/03 17:26
:N706i
:FJCvTrK2
#556 [y@mm]
「龍…」
「また1からやり直そう」
あたしは涙がとまらなかった
やっぱりあたしの彼氏は龍
龍じゃなきゃダメだ…
:09/06/03 17:27
:N706i
:FJCvTrK2
#557 [y@mm]
「だから…もう浮気はやめてな」
あたしは頷いた。
そして龍を強く抱き締めた。
:09/06/03 17:28
:N706i
:FJCvTrK2
#558 [y@mm]
あたしは最低なことをした。
何回も浮気したし
龍を裏切った。
でも龍はあたしを
見捨てなかった。
龍、ありがとう。
愛されるってすごいこと。
ありがとう…ごめんね
:09/06/03 17:31
:N706i
:FJCvTrK2
#559 [y@mm]
すぐさまあたしはママに電話した
“仕事をやめる”と…
龍は喜んでくれた。
少しずつ龍の信用を
取り戻そう。
そして龍も働いてくれると
言ってくれた。
:09/06/03 17:32
:N706i
:FJCvTrK2
#560 [y@mm]
一旦きります


感想などあればお願いします

やる気につながります(´・ω・`)
:09/06/03 17:33
:N706i
:FJCvTrK2
#561 [
]
毎日見てました

続きがとても気になります


これからも頑張ってください

:09/06/03 18:38
:P02A
:YeVMHpLM
#562 [

]
:09/06/04 15:31
:SH705i
:1655AwIk
#563 [

]
:09/06/04 15:34
:SH705i
:1655AwIk
#564 [y@mm]

さん
ありがとうございます(つω;`)
これからもお願いします
>>562-563 さん
アンカーありがとうございます

:09/06/04 15:53
:N706i
:yYlUi9Dc
#565 [y@mm]
:09/06/04 15:53
:N706i
:yYlUi9Dc
#566 [☆ナツキ☆]
初めましてf
最初から、いつもハラハラ

ドキドキ

しながら、涙RちょちょぎれながらY遠ヌませてもらってます。
更新するの大変カモですが、頑張って下さいg]
:09/06/04 19:07
:831SH
:5xq9txUQ
#567 [y@mm]
:09/06/04 21:27
:N706i
:yYlUi9Dc
#568 [y@mm]
更新します(´・ω・`)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
その日の夜覚醒剤が
家に届いた。
あたしは龍にバレへんように
押し入れにしまった。
龍といつも通り
手を握って寝た。
あぁ落ち着く…
やっぱり龍じゃなきゃ
:09/06/04 21:37
:N706i
:yYlUi9Dc
#569 [y@mm]
朝目覚めると龍がいる
こんな幸せがずっと
続きますように。
あたし次第だよね!
龍が寝てる間に
覚醒剤の入ってる封筒をあけた
:09/06/04 21:50
:N706i
:yYlUi9Dc
#570 [y@mm]
「今はしんとこ…」
龍も悲しむやろうし
今は幸せ絶頂期やから
する必要もない。
あたしはまた押し入れにしまった
そして龍を起こさず
仕事へ向かった
:09/06/04 21:53
:N706i
:yYlUi9Dc
#571 [y@mm]
仕事を終え携帯を開くと
純平から着信が2件
メールが1件。
何してんの?
みたいなメール
あたしはかけなおさず
メールも無視した。
もう龍を裏切りたくない
:09/06/04 22:40
:N706i
:yYlUi9Dc
#572 [y@mm]
そして龍と喧嘩もせず
5日程経ったころ
純平からまたメールがきた
「はぁ…またかぁ…え!?」
あたしはメールを何度も
読み返した。
≪明日パクられる!
50日間ムショ行ってくるし
待っててな≫
:09/06/04 22:45
:N706i
:yYlUi9Dc
#573 [y@mm]
刑務所ぉ?
純平何したんやろか…
ヤンチャしてたんは
昔だけやと思ってたけど
50日ってことは…
明日が3月10日やから
5月ぐらいにでてくるんかな?
:09/06/04 22:47
:N706i
:yYlUi9Dc
#574 [y@mm]
≪何したかはあえてきかんけど
一応待ってるわ≫
そう送信した。
付き合ってる感じもないし
自然消滅やな。
ちょっとホッとした。
:09/06/04 22:48
:N706i
:yYlUi9Dc
#575 [y@mm]
純平は数年前までヤクザ。
「俺の名前を石川で知らんやつはおらんで、いやまじで」
なんて言ってたし…
「俺を敵に回すな」
みたいなこと言われてたし
逮捕されるなら
なんだかフらずにも済むし
丁度いいや。
なんて…
:09/06/04 22:51
:N706i
:yYlUi9Dc
#576 [y@mm]
純平のことはさておき
あたしをバンドメンバーに紹介するからということで龍につれられてライブハウスへ来た
あたしはライブが大好き
ライブにでたこともある
龍が仲良くしている子らが
どんな人かは興味があった
:09/06/04 22:57
:N706i
:yYlUi9Dc
#577 [y@mm]
わりかし社交的なあたしは
すぐにみんなと仲良くなった
ライブにでてた長身の瞳ちゃん
瞳ちゃんの友達の自称腐女子の恵美ちゃん
その他たくさんの子がいた。
男の子もたくさんいた。
:09/06/04 23:01
:N706i
:yYlUi9Dc
#578 [y@mm]
その“バンドの集まり”と
いわれるものには
陽平や翔ちゃんもいた。
あとかつて一緒にライブにでた
春樹くんもいた。
総勢30人を超える団体だ。
:09/06/05 15:44
:PC
:y3EMiIF6
#579 [y@mm]
あたしは龍がよくメールしている
“碧(みどり)”という女を探した
碧ちゃんは女の子らしく
細くて黒髪の純粋系。
今のあたしは…
いつの間にやら体重は増え
金メッシュ入っている
純粋系とは程遠い。
過去にも書いたけど
龍は純粋系が大好きだ。
:09/06/05 15:46
:PC
:y3EMiIF6
#580 [y@mm]
まおちゃんのときみたいに
とられるんじゃないか…と
不安を抱き始めた。
龍はみんなといるときは
すごいキラキラしていた。
あたしも一緒に交え
こうやって友達や時間を共有することが
どんなに幸せなのか実感した
:09/06/05 15:49
:PC
:y3EMiIF6
#581 [y@mm]
そしてある日恵美と瞳に誘われ
街のロッテリアに向かった。
「おまたせ〜」
店につくと恵美と瞳と
女の子1人と男の子1人
見たことはあるけど…
バンドの団体は人いすぎて全員との接点はなかなかない。
誰だっけなぁ…
:09/06/05 15:51
:PC
:y3EMiIF6
#582 [y@mm]
「あ、優希!この子がゆかちゃん!あとこっちが真澄くん!」
恵美が紹介してくれた。
「はじめまして!優希です!」
あたしは“ゆかちゃん”と“真澄くん”に会釈した
ゆかちゃんはあたしがライブしたライブハウスでバイトしている女の子。
真澄くんは名前を聞いたことがある。
:09/06/05 15:54
:PC
:y3EMiIF6
#583 [y@mm]
「あ、はじめまして」
真澄くんは人見知りっぽい
「はじめまして〜龍さんの彼女さんですよね?」
ゆかちゃんがいう。
「あ、うん。よろしくね!」
:09/06/05 15:55
:PC
:y3EMiIF6
#584 [y@mm]
そして5人で他愛ない話をした。
そういや龍の誕生日まで
あと5日だった。
あたしは龍の18歳の誕生日は
盛大に祝いたいと思って
みんなにある提案した。
:09/06/05 15:56
:PC
:y3EMiIF6
#585 [y@mm]
誕生日コースがある居酒屋に予約をして
バンドメンバーをできる限り集めて
みんなで龍を祝うという提案。
そこにいたあたしを抜いた4人は
賛成してくれた。
さっそく日程を決めた。
そして残りの約20名にも
連絡をとってだいたい15人集めることができた
:09/06/05 15:57
:PC
:y3EMiIF6
#586 [y@mm]
龍喜ぶやろうなぁ…
あたしはウキウキしていた
龍の誕生日は2人で祝いたいから
その2日後に予約を入れた。
家に帰って、龍に言いたいのを我慢して
ずっとニコニコしていた
「優希どうしたん?嬉しそうやな」
「うん!最近毎日楽しい!」
バンドメンバーと仲良くなってから
あたしも毎日充実していた。
:09/06/05 16:01
:PC
:y3EMiIF6
#587 [y@mm]
そしてロッテリアの会議から2日後
龍のライブがあったから行った
みんな集まっていた。
碧ちゃんや恵美ちゃん、
真澄くんも居たし、陽平とかも
陽平とは昔浮気関係だったけど
このバンドの集まりを通じて
再度仲良くなることができた。
そして陽平は碧ちゃんと
付き合っていたそうだ。
1ヶ月もたたずに別れたみたいだけど
:09/06/05 16:03
:PC
:y3EMiIF6
#588 [y@mm]
龍のバンドはものすごく人気があって
すごいレベル高いしね…
龍のバンドメンバーは
あたしの幼馴染の翔ちゃんと
春樹くんだ。
実はあたしはこのメンバーに
入っていたのだけど
翔ちゃんともめて、脱退した
でも脱退してよかった。
あたしいないときの方が
全然いいしね!
:09/06/05 16:05
:PC
:y3EMiIF6
#589 [y@mm]
龍のバンドにはファンも居た。
ファンから差し入れもらったり
ケーキもらったり花もらったり…
すごくこのときは遠い人に思う
やっぱりかっこいいし
そんな彼女っていう優越感もあった
そしてモッシュしたりして
ライブは終わった。
:09/06/05 16:06
:PC
:y3EMiIF6
#590 [y@mm]
ライブを終えると
打ち上げがある。
今日来ていた総勢20名
みんなでサイゼリアへ向かった。
さらにいろんな人と話して
交友を深めた。
この時1番仲良くなったのは
“悠平”という同い年の男の子
:09/06/05 16:07
:PC
:y3EMiIF6
#591 [y@mm]
悠平とアドを交換して
家に帰ってさっそくメールをする。
他愛無いメールから始まり
恋愛の話に発展して
≪優希は彼氏いんの?≫ってきた
あたしと龍が付き合ってることは
知らないのかな?
≪今日のライブのドラムやってた龍と付き合ってるよ〜!知ってると思ってた≫
:09/06/05 16:09
:PC
:y3EMiIF6
#592 [y@mm]
普通に指輪とかもしてたのにな。
男の人はそういうのみないのかな?
≪やっぱりな〜可愛いし彼氏おると思ってたわ〜≫
正直うれしい。
かわいいって言われるのは
気分がいいね!
たとえ社交辞令であっても
:09/06/05 16:10
:PC
:y3EMiIF6
#593 [y@mm]
そして待ちに待った龍の誕生日。
あたしは龍がほしがってた
iPodクラシックをサプライズで渡した。
龍のあの笑顔は忘れへん
そして誕生日おめでとーの祝いで
2人で飲みに行った。
龍もやっと18歳かぁ
半年誕生日違うから
本当、龍は年下みたいやわ
:09/06/05 16:11
:PC
:y3EMiIF6
#594 [y@mm]
そして帰ってきたら夜中3時…
寝ておきたら映画みにいこうねって約束をして寝た
みる映画は“ドロップ”
超みたいって思ってたんよね!!
朝起きてルンルンで
龍のバイクの後ろに跨りいざ出発!
:09/06/05 16:13
:PC
:y3EMiIF6
#595 [y@mm]
映画は超おもしろかった!
手にぎりながら
ずっと笑いながら…たまに涙して
本当に幸せやと思った
でも…まさかあんなコトになるなんて
本当に思ってなかった
このあと
幸せな誕生日は最悪な誕生日になる
:09/06/05 16:14
:PC
:y3EMiIF6
#596 [y@mm]
「地元帰ったら龍のケーキ買おな」
「せやな〜チョコがいいな」
なんてニコニコしながらはなしてて
いつものようにバイクに跨って
地元を目指す。
いつもとは違う道で帰っている
あたしは龍の腰に手を回し
しっかりつかまっていた
:09/06/05 16:15
:PC
:y3EMiIF6
#597 [y@mm]
幸せやなぁ…
そして周りはのどかな
畑だらけの道にさしかかった
こういうん最高。
ゆっくり時が過ぎているみたい。
先には十字路が見える
:09/06/05 16:16
:PC
:y3EMiIF6
#598 [y@mm]
そして黒のワンボックスが
あたしたちからみて左の道から走ってきている
十字路まで数メートル
龍はとまる気配がない。
黒のワンボックスもとまる気配がない
:09/06/05 16:17
:PC
:y3EMiIF6
#599 [y@mm]
あたしは焦った。
このままじゃぶつかる!
そう思ったときには
…もう遅かった
:09/06/05 16:17
:PC
:y3EMiIF6
#600 [y@mm]
あたしは意識ハッキリしていた
目をあけるまでに
いろいろ考えていた
これが事故?
足痛い…体が痛い…
でも骨折って感じではなさそう
これで足骨折していたら
骨折なんて対したことないやん
なんて…考え終わって
目をあけた
:09/06/05 16:18
:PC
:y3EMiIF6
#601 [y@mm]
「うー…うー…」
龍がうなっていた
あたしは龍の方をみた。
そしてバイクを探した
あたしたちから10メートルほど遠くにバイク
十字路の方をみる。
ぶつかった車の姿がない
逃げられたかな?
:09/06/05 16:20
:PC
:y3EMiIF6
#602 [y@mm]
人がたくさん集まってきた。
「うー…」
龍はまだうなっている。
再度気持ちを整理して
龍をみたとき、龍の顔面は血だらけだった
:09/06/05 16:21
:PC
:y3EMiIF6
#603 [y@mm]
なんでさっき気づかなかったのかな?
あたしは急いで龍のそばへいこうとする
あれ…?足が動かない…
自分の足をみると
ぐでんぐでん。
お尻が切れていて
血が大量にでていた。
それどころじゃない!
龍が…
「龍ちゃん!!!!」
あたしは大声で呼ぶ
龍の反応はない。
いつしかうなる声も聞こえなくなっていた
:09/06/05 16:22
:PC
:y3EMiIF6
#604 [y@mm]
そして足が動かないから
あたしはほふく前進で龍のそばまで行った
周りの人が救急車を呼んでくれた。
「お姉ちゃん!動いたらダメよ」
なんておばさんに言われたけど
そんなの聞かない!
龍が…死んだらどうしよう…
思いたくないことが
頭にうかんだ。
:09/06/05 16:24
:PC
:y3EMiIF6
#605 [y@mm]
「龍!龍!」
あたしは龍に触れた。
龍からの返事がない。
目の前で顔面血だらけの彼氏。
あたしは涙を流しながら
ただ「生きて、龍」と何度も叫んだ
:09/06/05 16:26
:PC
:y3EMiIF6
#606 [y@mm]
すると龍が反応した。
ヘルメットが苦しいみたいで
はずしたそうにしていたから
急いではずしてあげた。
「龍…」
口から血を流している。
そして救急車が到着した。
まず先にあたしが乗せられた。
:09/06/05 16:27
:PC
:y3EMiIF6
#607 [y@mm]
あたしはタンカに乗せられるとき
体に激痛が走った。
でも何度も龍の名前を呼んだ。
「龍ー!!!龍ー…」
すると龍から言葉が返ってきた
「う〜ん?」
龍…生きててよ。
:09/06/05 16:29
:PC
:y3EMiIF6
#608 [y@mm]
「彼氏とは違う病院に運ばれます!」
「やだ!!彼氏と一緒がいい…」
男の人が数名
何かあたしに話しかけている
あたしはしだいに意識が遠のく。
あ…死ぬってこういうのかな
なんて考えていた。
意識がフっとなくなる寸前
:09/06/05 16:31
:PC
:y3EMiIF6
#609 [y@mm]
男の人が必死に
話しかけてくるのがわかった
「お名前教えてください!」
何度も同じ質問をしてくる
「あー…名前…やまもと…ゆうき」
この男の人のおかげで
病院までなんとか持ちこたえた
:09/06/05 16:32
:PC
:y3EMiIF6
#610 [y@mm]
やっぱり足は骨折していたみたいだ
「彼氏は?生きてる?ねぇ看護婦さん」
あたしの嫌いな看護婦さん。
ねぇ。答えて
「今は自分のことに集中しなさい。彼氏さんきっと大丈夫だから」
きっと大丈夫じゃ困る。
大丈夫って言ってくれなきゃ…
あたし…龍居なかったら
生きてる意味ないよ
:09/06/05 16:33
:PC
:y3EMiIF6
#611 [y@mm]
あたしの意識はしっかり戻った
ただ…龍のことが心配
そして恥ずかしいことながら
お尻がすごい切れているから
その場で縫われた。
痛くて痛くて
子供みたいに泣いた。
こんな時お母さんがいたらなぁ…
:09/06/05 16:35
:PC
:y3EMiIF6
#612 [y@mm]
そしてあたしはICU(緊急集中治療室)へ運ばれた
その時の看護婦さんは
やさしくてみんな可愛い。
「彼氏が…彼氏生きてるかな」
「さっき彼氏の病院に連絡とったら、生きてるって!大丈夫だよ」
あたしは大声で泣いた。
よかったぁ…龍生きてたぁ…
:09/06/05 16:36
:PC
:y3EMiIF6
#613 [y@mm]
そしてあたしはおしっこのくだを通された
痛くて恥ずかしくて
あたしは歯を食いしばった。
お兄ちゃんが早苗ちゃんと来た。
「優希〜大丈夫か〜?」
兄はなぜか笑っていた。
あたしも釣られて笑った
:09/06/05 16:37
:PC
:y3EMiIF6
#614 [y@mm]
早苗ちゃんは泣いていた。
「生きててよかったぁ…」
早苗ちゃんと手を握った。
ありがとう…
「今医師から状態を聞いていたで。」
「なんて言ってはった?」
「左足首複雑骨折、骨盤骨折、あとお尻がすごい切れてるってさ」
兄は最後笑っていた。
あたしもまた釣られて笑う。
お尻切れたなんて…恥ずかしい。
本当笑うしかなかった
:09/06/05 16:39
:PC
:y3EMiIF6
#615 [y@mm]
そして数分してお父さんも来てくれた
お父さんも笑っていた
「優希とお母さんやっぱり親子やな。病院が好きなんやな」
なんて嫌味いわれた。
お父さん…言葉選んでよね!
そして龍のお母さんとお父さんも来てくれた。
:09/06/05 16:40
:PC
:y3EMiIF6
#616 [y@mm]
ICUは家族以外面会禁止だけど
看護婦さんが特別OKしてくれたみたい
ありがとうね。
龍のお母さんはあたしを見るなり
号泣していた。
「ごめんなさい」って…
何も悪くないよ?
:09/06/05 16:41
:PC
:y3EMiIF6
#617 [y@mm]
そしてあたしのお父さんにも
深く頭を下げていた。
いいんやで
龍が生きてるならそれで
あたしは元気だもん。
龍が生きてるってだけで
十分やから…
:09/06/05 16:41
:PC
:y3EMiIF6
#618 [y@mm]
そしてみんな帰っていった。
すごく寂しかったけど…
看護婦さんがいるから大丈夫
:09/06/05 16:45
:PC
:y3EMiIF6
#619 [y@mm]
あとから聞いたけど
骨盤骨折で大動脈寸前で
すこしでもかすれていたら
あたしは死んでいたこと
お尻は脂肪がでてくるほど
深く切れていたこと
結構危なかったんだって。
そう考えると
今生きてる自分にバンザイだよ、ホント
:09/06/05 16:46
:PC
:y3EMiIF6
#620 [y@mm]
その日の夜は痛みが襲って
全然寝れなかった。
痛いたんび看護婦さんを呼んだ。
ホント、ごめんね。
:09/06/05 16:47
:PC
:y3EMiIF6
#621 [y@mm]
次の日、龍のお母さんが来てくれた。
「優希ちゃん。手紙書いたから帰ったら読んでね」
龍のお母さんから初めての手紙
あたしはそれを読んだ。
:09/06/05 16:47
:PC
:y3EMiIF6
#622 [y@mm]
優希ちゃんへ
体は大丈夫?
すごい痛いよね
ママさんが代われるなら
代わってあげたい。
本当にごめんね。
あと、龍が今日意識を取り戻したよ
「あ、お母さんおはよ」
って笑顔でいったあとに
「俺優希に連絡してないけど大丈夫かな」
って、優希ちゃんのことを
1番に聞いていたよ。
龍は脳震盪で事故の記憶がないみたい
だから優希ちゃんが入院していることは
龍には言ってないよ。
また落ち着いたらいうつもり
いつでもメールしてね
毎日くるからね
:09/06/05 16:50
:PC
:y3EMiIF6
#623 [y@mm]
といった内容だった。
あたしは涙を流した
声を我慢して泣いた。
龍があたしを覚えていたこと
ママさんのやさしさが
伝わってきた。
:09/06/05 16:51
:PC
:y3EMiIF6
#624 [y@mm]
その日早苗ちゃんと兄が
また来てくれた。
地元から遠い病院なのに
わざわざありがとう…
その日の夜も痛みがひどかった
死んだほうがマシとも思った
:09/06/05 16:52
:PC
:y3EMiIF6
#625 [y@mm]
薬も利かないし
点滴も痛い!
あたし針大嫌い!!
夜またナースコールを鳴らす
看護婦さんが来てくれた。
頭をなでてくれた
そしてまた呼んだとき
プリンを持ってきてくれた
:09/06/05 16:53
:PC
:y3EMiIF6
#626 [y@mm]
「甘いモノ食べなよ」
そう言って食べさせてくれた。
そのあとあたしが寝るまで
ずっと手を握っててくれた
あたしは看護婦さんが
大嫌いだった。
お母さんのことがあってから…
でも、看護婦さんって
人の介護もしなアカンのに…
夜中で疲れてるのに
なんでこんなやさしいんやろう
:09/06/05 16:54
:PC
:y3EMiIF6
#627 [y@mm]
看護婦へのイメージが変わった。
そしてその日、
居酒屋に電話をした。
ICU携帯つかったら
ダメなんだけど
看護婦さんが特別OKしてくれたから…
そして予約を取り消して
みんなにもmixiを通じて連絡した
:09/06/05 16:55
:PC
:y3EMiIF6
#628 [y@mm]
その日の夜、夜中に電話が鳴った。
“公衆電話”
あ、絶対龍だ。
なぜか確信が持てた
「もしもし」
小声で話す。
「もしもし…優希?」
龍の声だ…安心する
:09/06/05 16:56
:PC
:y3EMiIF6
#629 [y@mm]
『今どこにおんの?』
-優希ちゃんが入院していることは
龍には言ってないよ。-
『え?まぁ…』
『どこ?浮気してんの?』
もう…やっぱり疑うよね…
:09/06/05 16:58
:PC
:y3EMiIF6
#630 [y@mm]
『病院。入院してんねん』
『え?』
『…』
『もしかして、俺のバイクの後ろ優希、乗ってたん?』
『うん…』
『…ごめんな…』
『いいよ。龍が生きててよかった』
『俺と同じ病院?』
『違うよ。』
『そ…』
ブツっと電話が切れた。
公衆電話やから
お金なくなったら切れるよね。
でもあたしは少しでも話せたから
幸せな気持ちで寝ることができた
:09/06/05 17:00
:PC
:y3EMiIF6
#631 [y@mm]
:09/06/05 17:02
:PC
:y3EMiIF6
#632 [y@mm]
更新します(´・ω・`)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「優希ちゃんおはよう〜」
朝7時には起こされる。
正直キツい。
昨日龍と電話したなぁ
と、着信履歴の“公衆電話”
という文字をみる。
メール受信:龍ママ
ママさんからメールだ
:09/06/06 17:17
:N706i
:l3IyfzsI
#633 [y@mm]
≪今日龍は退院します!
終わったらまた行くね。≫
龍退院なんやぁ!
早いなぁ…
龍に会いたいなぁ…
「優希ちゃん〜」
看護婦さんが来た。
:09/06/06 17:19
:N706i
:l3IyfzsI
#634 [y@mm]
「明日一般病棟にうつるよ」
「ほんと?やったー」
「そしたら面会誰が来ても大事やしね」
あたしは早く龍に会いたかった
その日またママさんが
顔をだしてくれた。
初めて手紙くれた日から
毎日手紙を書いてきてくれる。
毎日それを読んで涙した。
:09/06/06 17:21
:N706i
:l3IyfzsI
#635 [y@mm]
そしてその日も
体の痛みを我慢して寝た。
朝起きたときは
気分は最高!
だって今日一般病棟
いくんだもん
一般病棟の個室に移された
兄が来てくれた。
あたしのiPodとかDSもって
「暇やろ?」って…
ありがとう…お兄ちゃん
:09/06/06 17:23
:N706i
:l3IyfzsI
#636 [y@mm]
>>634面会誰が来ても大事 ×
面会誰が来ても大丈夫 〇
誤字すみません

:09/06/06 17:25
:N706i
:l3IyfzsI
#637 [y@mm]
お兄ちゃんは優しい。
あたしはお兄ちゃん大好き!
暴力ふってた兄は
大嫌いだけど…
今はすき。
頼れる兄貴って感じ。
あたしに笑いをくれる…
:09/06/06 17:26
:N706i
:l3IyfzsI
#638 [y@mm]
その日龍は面会には
来なかった。
まぁ、退院した日に
面会はこれないよね…
明日は来てほしいな。
そしてあたしは
便をだしてなかったから
便をすると看護婦さんに言った
:09/06/06 17:28
:N706i
:l3IyfzsI
#639 [y@mm]
寝たきりだからトイレには行けないと言われたけど
恥ずかしいし…
あたしは車椅子に乗って
行くと言った。
看護婦さん2人に抱えられ
車椅子に移動する。
何分かかったかな…
:09/06/06 17:29
:N706i
:l3IyfzsI
#640 [y@mm]
看護婦さんが車椅子を
押してくれた。
あたしは貧血もちで
倒れたことも何度もある。
久々に体を起こしたから
貧血になった。
耳がキーンってする
気分が悪い…
便座にうつるのも
看護婦さんに抱えられながら
情けないと思った
:09/06/06 17:31
:N706i
:l3IyfzsI
#641 [y@mm]
「看護婦さんごめんなさい…」
あたしは息を切らしながら言った
「いいんやで
あたしたちは優希ちゃんの痛みわかってあげれないから…」
色々考えてるうちに
耳が聞こえなくなってきた
「…もうあかん…しんどい」
そしてやっと病室に戻った。
:09/06/06 17:34
:N706i
:l3IyfzsI
#642 [y@mm]
自分の弱さに腹がたつ
数日前までは
1人でトイレにも行けたし
何するにも人の手借りなかったのにさ
ちょっとした事故で
ここまで何もできなくなるの?
お風呂にも入りたいよ…
あたしは毎日泣くようになった
:09/06/06 17:36
:N706i
:l3IyfzsI
#643 [y@mm]
そして血圧をはかってもらい
最高が90だった。
そら、耳が聞こえなくなるぐらいだったしね…
あたしはその日も
1人でメソメソ泣いた。
:09/06/06 17:37
:N706i
:l3IyfzsI
#644 [y@mm]
次の日、ずっとぼーっとした。
昼になり面会の時間。
コンコンッ
誰かがドアを叩く音
あたしがドアの方をみた時に
ドアが開いた。
:09/06/06 17:43
:N706i
:l3IyfzsI
#645 [y@mm]
そこには龍が居た。
あたしは驚きと喜びで
いっぱいになった。
その後ろには出会った時2歳だった龍の弟がいた
もう4歳。
「龍ちゃん…」
龍はにこにこしていた。
龍の顔は怪我で凹凸ができていた
:09/06/06 17:45
:N706i
:l3IyfzsI
#646 [y@mm]
目の上は赤くはれ上がっている。
でも、生きてる龍がココにいる
あたしは泣きたくなった。
そして、4歳の弟、春くんの後ろに
ママさんの姿を確認した。
「こんにちは」
あたしは笑顔で言った。
:09/06/06 17:49
:PC
:NQMPVZ5I
#647 [y@mm]
ママさんは気を利かして
春くんを連れて、ジュースを買いに行ってくれた。
「龍〜会いたかった」
「俺も!ごめんなぁ」
あたしは龍と抱き合って
キスを交わした。
痛みも辛さも吹っ飛ぶ。
龍の力はすごいよ
:09/06/06 17:50
:PC
:NQMPVZ5I
#648 [y@mm]
そして面会の時間もすぐに終わった
「明日手術やから、龍きてね!」
「おう。当たり前や」
あたしは複雑骨折の手術を明日に控えていた。
そして笑顔で龍は帰っていった。
龍の顔久々にみれたし
明日の手術は絶対がんばる!
:09/06/06 17:57
:PC
:NQMPVZ5I
#649 [y@mm]
手術の注意事項などを聞かされた。
「手術するから今夜10時から、飲食禁止です」
「え〜!明日手術昼1時からやんかぁ。それまで水ものめへんの?」
「うん。でもそうしなきゃダメやから」
「はぁーい…」
「あと、手術中、BGM流せるんやけど、聞きたい曲とかある?」
「BGM?手術にBGMとかすごいなぁ…」
あたしの聞く曲はCDがないみたい…
だからポルノグラフィティにしてもらった。
:09/06/06 17:57
:PC
:NQMPVZ5I
#650 [y@mm]
手術なんて…整形手術しか
したことないから
どんなのやろう…
不安やぁ…さっきまで頑張る!って気持ちになってたのになぁ
そしてのどかわくの嫌やし
睡眠薬もらってさっさと寝た。
:09/06/06 17:59
:PC
:NQMPVZ5I
#651 [y@mm]
朝いつもどおり7時に起こされ、
ご飯のいい匂いがする。
でも不思議と食欲がない。
手術が不安やからかな?
そして昼の1時前になった。
ママさん、パパさん、龍、お兄ちゃんが来てくれた。
寝たきりのまま手術室へ運ばれるまで
ずっと無理して笑って話してた。
:09/06/06 18:01
:PC
:NQMPVZ5I
#652 [y@mm]
手術室の前にたどり着いて
龍があたしの手を握って
「頑張れよ」と言ってくれた。
あたしは今にも泣きそうやった。
怖い…怖い…
高い確率で大丈夫やけど
手術失敗の可能性もあると聞かされていたから
でも…大丈夫やんね!
信じてるよ。医師。
:09/06/06 18:02
:PC
:NQMPVZ5I
#653 [y@mm]
そして手を振って手術室へ入った。
入ると昨日の約束どおり
ポルノグラフィティが流れている。
あたしはテンション維持するために
手術室にいる人みんなに話しかけた。
「ホンマにポルノやなぁ」
「優希ちゃんが聞きたいっていうたしやでぇ」
「じゃ、全身麻酔します」
:09/06/06 18:04
:PC
:NQMPVZ5I
#654 [y@mm]
みんな全身麻酔はチクってして
痛いとかいうてたけど
あたしは大して痛いと思わなかった
そして酸素マスクをつけられ
「大きく息吸ってください」
って言われて大きく深呼吸。
まだ意識はしっかりしてる
でもすぐに意識は飛んだ
:09/06/06 18:05
:PC
:NQMPVZ5I
#655 [y@mm]
ふと目をあけたころには
手術が終わっていた。
「あれ…?もう手術終わったんですか?」
あたしは寝ぼけながらきく。
「もう終わりましたよ」
「あ、早いですね!ありがとうございます」
意識もうろうとしながら
手術室をあとにした。
んーのどが痛い…
手術中は喉にくだを通していたみたい
すごく痛かった。
:09/06/06 18:07
:PC
:NQMPVZ5I
#656 [y@mm]
手術室をでると龍が待っていた。
「優希、大丈夫?」
そしてあたしはベットで運ばれ
病室に戻った。
龍はその日は面会終了の20時まで
ずっとそばに居てくれた。
:09/06/06 18:08
:PC
:NQMPVZ5I
#657 [y@mm]
手術後は寝ぼけるといわれていたけど
あたしは案外しっかりしていた
龍と手を握って
ずっとキスをしていた。
コンコン
ドアが開く。
見ると、昼の仕事場の上司が立っていた
:09/06/06 18:09
:PC
:NQMPVZ5I
#658 [y@mm]
「山本さん。大丈夫?」
この上司はあたしの4つ上
すごいしっかりしてて
冗談も言い合える仲のいい男の人
あたしは龍と手を握ったまま
上司と話す。
上司はヨーグルトやゼリー、
飲み物を持ってきてくれた。
でもあたしはまだ全身麻酔のせいで
胃が活動していないから
飲食禁止やから、また今度いただきます!
と返事した。
:09/06/06 18:10
:PC
:NQMPVZ5I
#659 [y@mm]
上司はすぐに帰った。
そして龍とまたキスをする。
離れたくない…
今日ずっと一緒に居てほしいな…
そして龍は20時になったから
あたしに笑顔で手を振りながら帰っていった。
あぁ〜寂しいなぁ
:09/06/06 18:11
:PC
:NQMPVZ5I
#660 [y@mm]
:09/06/06 18:13
:PC
:NQMPVZ5I
#661 [我輩は匿名である]
:09/06/07 14:11
:N904i
:V9Z/b/Bs
#662 [y@mm]
>>661アンカーありがとうございます★
でわ更新しますねっ
------------------------------
そして翌日手術での
体の痛みが少しあるけど
あたしは大部屋に移された。
「大部屋いやや〜」
「なんで?」
ベットでうつされているとき
看護婦さんに話しかけた
:09/06/08 15:40
:PC
:T0hH1Y6.
#663 [y@mm]
「だって他にもいるんやろ?人が」
「うん。いるよ!だから寂しくないよ」
「うちは1人の方が楽やわ…」
「まぁまぁ、体の状態がよくなってるってことやで!大部屋いけるのは」
「うーん。そっか…」
大部屋は4人部屋。
あたし以外の3人はおばちゃん2人と
20代の若い感じの女の人1人
:09/06/08 15:42
:PC
:T0hH1Y6.
#664 [y@mm]
なぁんかいややな…
あたしは個室の時と変わらず
iPodで音楽ききながらDSでゲーム
そして龍とメールしたりmixiしたり
本当1日何回も同じことを繰りかえす
:09/06/08 15:43
:PC
:T0hH1Y6.
#665 [y@mm]
あたしは大部屋が本当に嫌だった。
他の3人は普通に歩いたり
看護婦さんの介助なしに生きてる
あたしはトイレにいくのも
看護婦さんの手が必要だし
髪の毛も自分では洗えない
夜中体の痛みに襲われて
看護婦さんもよく呼ぶ
他の人が羨ましい…
自分が本当に情けない
:09/06/08 15:44
:PC
:T0hH1Y6.
#666 [y@mm]
そしてその日も龍は来てくれた。
「優希〜」
「あ、龍ちゃん!」
「会いたかった〜」
「俺も」
やっぱり龍の笑顔には
いつも癒される。
早くまた一緒に住みたい。
:09/06/08 15:45
:PC
:T0hH1Y6.
#667 [y@mm]
「ホンマ龍がおらな寝れへんねん」
あたしは毎日朝、明るくなってから寝て
7時に起こされる生活になっていた
きっと龍がそばにいないから
寝れないのだろう。
精神安定剤や睡眠薬を飲む毎日だった
「あ〜でも俺いなくても寝れるようになってくれな困る」
:09/06/08 15:46
:PC
:T0hH1Y6.
#668 [y@mm]
え?
あたしは龍の言葉にビックリした。
「なんで?」
龍はためらいながら話し始めた
「優希が退院したら一緒に住めへんねん」
:09/06/08 15:47
:PC
:T0hH1Y6.
#669 [y@mm]
あたしは一瞬で頭の整理をした。
誰がそんなコトをいったか
すぐにわかった。
「ママさんとパパさんに言われたん?」
「うん。ごめんな」
龍の話によると、
今回の事故で大量のお金が必要になる
普通の人ならば保険などがおりて
そのお金を最小限に抑えれるが
龍はバイクは自賠責保険しか
入っていなかったため
何十万というお金が必要になる
:09/06/08 15:49
:PC
:T0hH1Y6.
#670 [y@mm]
一緒に1年半も住んでいて
保険にも入らず、自由な暮らしをしていたことが
2人を引き裂く結果となった。
あと、あたしは昼も夜も仕事に行っていたから
家事がおろそかなのも原因だった
:09/06/08 15:50
:PC
:T0hH1Y6.
#671 [y@mm]
あたしは気づいたら大声で泣いていた
他の3人にも聞こえていたであろう
「嫌やぁ!!!!」
「でも、しゃあないねん」
「龍はそれでええの?」
よくないって言って…
なんとかして2人で住めるよう考えよう…?
:09/06/08 15:51
:PC
:T0hH1Y6.
#672 [y@mm]
「しゃあないしなぁ」
……しゃあない…
そんな言葉嫌い。
それからあたしたちは
言葉交わすことなく
ただ泣いていた。
するとカーテンをあける音がした。
:09/06/08 15:52
:PC
:T0hH1Y6.
#673 [y@mm]
ママさんだった。
「優希ちゃん。どうしたん?」
あたしは答えなかった
ママさんは龍を見た。
「もしかして言った?」
「うん」
龍は半笑い。
笑うな。ムカつく。
:09/06/08 15:53
:PC
:T0hH1Y6.
#674 [y@mm]
「まだ決定してないから言ったらあかんいうたやんか」
ママさんは龍に優しく怒る
まだ決まってないって…
どうせ別々に住むことになるんやろ
そんな大人の考え
読めるねんけど…
ママさんはあたしに弁解しようと
必死に何か話してる。
:09/06/08 15:54
:PC
:T0hH1Y6.
#675 [y@mm]
そのときまたカーテンが開いた。
兄と早苗ちゃんだった。
「お前何泣いてんねん!」
また兄が笑う。
あたしはこのときはつられなかった。
「龍と一緒じゃなきゃやだ!」
本当の子供のように泣きじゃくる
:09/06/08 15:55
:PC
:T0hH1Y6.
#676 [y@mm]
「保険のことは確かにあたしも悪かった…
でも離れて暮らしても家事は上達しない!!」
あたしが怒鳴るのを
みんな聞いていた。
「逆にあたし1人になっちゃう…
寂しい…1人なんてやだ!
お母さんもいないのに家事なんか上達するはずない…
みんなあたしを1人にするんだ!」
あたしは思ってることを次々と言った。
離れたくない…龍と一緒がいい。
:09/06/08 15:57
:PC
:T0hH1Y6.
#677 [y@mm]
すると早苗ちゃんがあたしの手を握った。
早苗ちゃんの目には涙。
「そんなん言ったって優希だって家出ていったやんか!自分から1人の道を選んで…出て行ったやんか!!」
まだ龍と住む前。
お母さんが家にいなくなってから
早苗ちゃんと兄とあたしで同居していた。
あたしは早苗ちゃんの性格をあまり好むことができず
一人暮らしすると父と兄に申して
家をでたのだ。
そして龍も一緒に住むようになった
:09/06/08 15:59
:PC
:T0hH1Y6.
#678 [y@mm]
「あんとき、あたしも辛かった…あたしが居たから優希出て行ったのかなって…」
もう、めんどくさい。
今そんな話ださんといて。
あたしは龍と住めたらそれでいい。
「お前そんな話今すんなや」
兄が口出しした。
兄とは性格が似てるから
思うことも一緒なんだろう
:09/06/08 16:00
:PC
:T0hH1Y6.
#679 [y@mm]
「とりあえず、俺や早苗にはわからん話やからなんも言わんけど、あんま龍ちゃんのお母さんを苦しめるなよ」
そう言って兄は早苗ちゃんを連れて帰って行った
「…1人はやだ…」
あたしはそれからも泣きながら
小さく言った。
龍も龍のお母さんも言葉を
失っていた。
「まだ決めてないから、パパさんとも相談するね。とりあえず今日は帰るね」
:09/06/08 16:02
:PC
:T0hH1Y6.
#680 [y@mm]
そして帰って行った。
そのあとすぐにまたカーテンが開く
看護婦さんのあおいちゃん。
「めっちゃ泣いてたやん!!」
「あ、聞こえてた?」
「うん!大丈夫?」
「彼氏と同棲できなくなっちゃうみたい…ホント、厄年だねー!事故にも遭うし」
あたしが笑っているとあおいちゃんが
ちょっとまってて!って言って走って行った
:09/06/08 16:03
:PC
:T0hH1Y6.
#681 [y@mm]
「はい!」
息を切らしてあおいちゃんが
返ってきた。
あおいちゃんの手には
おまもり。
「これ、あたしが厄年のときに
神社でもらったやつ!
このおまもりもってから
悪いこと1つも起きなかったよ!
これあげる!」
:09/06/08 16:04
:PC
:T0hH1Y6.
#682 [y@mm]
「え?いいの?」
「うん。彼氏とうまくいくといいね」
ホンマにうれしい…
おまもりのひもを少しのばして
右手に巻いた。
「ありがとう!!!」
「もう泣いたらあかんで!」
あおいちゃんありがとう…
:09/06/08 16:05
:PC
:T0hH1Y6.
#683 [y@mm]
そして次は看護婦のはっちゃんが来てくれた。
「何泣いてるの〜」
はっちゃんはあたしと2歳しか変わらない
20歳の看護婦さん。
すごくポジティブで
知らぬ間に仲良くなっていた。
「はっちゃん、お話しにいこう?」
「いいよぉ」
:09/06/08 16:07
:PC
:T0hH1Y6.
#684 [y@mm]
あたしは車椅子に乗って
1階へはっちゃんと向かった。
彼氏の話をした。
話しているうちに
スッキリした。
本当周りの人に
助けてもらってばっかり…
:09/06/08 16:07
:PC
:T0hH1Y6.
#685 [y@mm]
その日は早く寝ようと思って
いつもどおり
睡眠薬と精神安定剤を飲んだ。
そして夜の10時には寝た。
最近は龍もメールを返してくれなくなってきたし
起きてるだけ虚しい。
:09/06/08 16:09
:PC
:T0hH1Y6.
#686 [y@mm]
あたしは寝る前に
おまもりを握りしめて
「龍と離れずに済みますように」
と強く願った。
朝起きるとメールが1件来ていた。
開くとママさんからだった。
受信時刻は夜中の0時過ぎ
:09/06/08 16:10
:PC
:T0hH1Y6.
#687 [y@mm]
優希ちゃん。
さっきパパさんと話しました
ママさんは優希ちゃんが
「1人にしないで」
って言った言葉が忘れられません
優希ちゃんは辛いに決まってる
事故して帰ったら1人なんて…
そんなことできません
だから退院したら
一緒に暮らそう?
もちろん龍と2人じゃないけど
ママさんやパパさん
あと、龍の弟2人と
6人で暮らそう
:09/06/08 16:12
:PC
:T0hH1Y6.
#688 [y@mm]
…ママさん…パパさんありがとう
涙がポロポロ流れている
あたしはママさんに急いでメールを返した
そして龍にもメールをした。
おまもりのおかげだ…
あおいちゃんありがとう!
さっそくあおいちゃんにも
報告しに行った。
:09/06/08 16:14
:PC
:T0hH1Y6.
#689 [y@mm]
その日も龍はお見舞いにきてくれた。
「一緒に暮らせるね!」
「ホンマよかった」
ありがとう…
龍は帰るのが早かった。
寂しいな…
最近メールもしないし
入院してるときぐらい
メールしてくれてもいいよね!!
少しずつ不満が増えていた
:09/06/08 16:15
:PC
:T0hH1Y6.
#690 [y@mm]
そして4月になった。
事故をして1週間が過ぎた。
未だ1人でトイレには行けない。
お風呂にも入っていない。
体は痛む。
でも車椅子で散歩をするようになった
リハビリにも通うようになった。
:09/06/08 16:17
:PC
:T0hH1Y6.
#691 [y@mm]
4月3日。
龍と交際して2年半になった
あたしはこっそり手紙を書いて
龍に渡した。
龍は喜んでいた。
本当、かわいいね。
でも龍はなんだか
あたしに冷たい。
ずっと一緒やもん。
少しの変化にも気付く
:09/06/08 16:18
:PC
:T0hH1Y6.
#692 [y@mm]
それから毎日
なんだかぎこちない日々が過ぎた
龍はどうして
そっけないんやろう…
また女ネタかな…
あたしは不安になるようになった。
でも龍には聞けない。
しつこくメールをする。
≪龍〜≫
≪今からごはん〜≫
≪早く会いたいね!≫
メール3通送ると1通返ってくる割合。
寂しい…
:09/06/08 16:19
:PC
:T0hH1Y6.
#693 [y@mm]
4月になってからは
龍や親族以外のお見舞いも増えた。
バンドの友達も
たくさんきてくれたし
幼馴染の唯子も来てくれた。
更に夜の仕事やめたけど
ママも来てくれた。
中学校の同級生なども
あたしはその人らと話して
寂しさを紛らわした。
:09/06/08 16:21
:PC
:T0hH1Y6.
#694 [y@mm]
そしてついに退院。
入院して2週間。
本当は最低1か月の入院だと
言われていたけど
耐えれなくなって先生のお願いしたら
あっさりOKだった!
若いし治りも早いって!!
あおいちゃんがあたしに
手紙を書いてくれた。
:09/06/08 16:22
:PC
:T0hH1Y6.
#695 [y@mm]
本当、あたしここの病院きて
看護婦さんへのイメージが
よくなったよ!!
あたしはしだいに
看護婦さんになりたいと
思っていた。
苦しんでる人を
少しでも楽にしてあげたい…
痛みをわかってあげたい
:09/06/08 16:23
:PC
:T0hH1Y6.
#696 [y@mm]
嫌な顔1つせず
笑顔で接して
精神的にもよくしてあげたい
ありげな話やけど、
あたしは自分が入院して
看護婦さんのやさしさを
身にしみてわかった。
だから次はあたしが
辛い人たちを助ける番だと…
:09/06/08 16:24
:PC
:T0hH1Y6.
#697 [y@mm]
退院の日、龍一家が
手伝いに来てくれた。
あたしは2週間ぶりに
外の空気を吸った。
そしてICUにも行った。
「あ〜優希ちゃーん」
「退院することになったよ!そんであたし看護婦さんになる!」
そんな他愛ないはなしを
少ししてさよならした。
なんだか短かったけど
この病院、大好きだよ!!
そして病院を出た。
松葉杖だから
うまく歩けないけど…
:09/06/08 16:35
:PC
:T0hH1Y6.
#698 [y@mm]
車に乗って龍の家に帰る。
これからココがあたしの家かぁ
本当、パパさんママさんありがとう
龍の弟は2人いて
真ん中の中3になったばかり“鉄くん”
一番下の4歳の“春くん”
弟2人とは2年半の付き合いだ。
結構仲はいい
:09/06/08 16:36
:PC
:T0hH1Y6.
#699 [y@mm]
退院した日も龍は冷たかった。
荷物すらもってくれない。
そっけない。
ずっとパソコンとにらめっこ。
…退院しない方がよかった…
:09/06/08 16:37
:PC
:T0hH1Y6.
#700 [y@mm]
:09/06/08 16:38
:PC
:T0hH1Y6.
★コメント★
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