$ 貢ぎちゃん「ユリサ」 $
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#335 [りぃ]

「当たり前じゃーん♪
 じゃ、俺行くね。また連絡する〜」

私の不安と裏腹にじゅん君は
笑顔でそう答えると部屋を出ていった。


ひとりになった途端、
急に静かになったように感じた。

じゅん君が使った
トリートメントの香りだけが
まだ部屋中に漂っている。

⏰:09/08/26 14:58 📱:P905i 🆔:iK5p42OQ


#336 [りぃ]

じゅん君が出ていってすぐに
部屋のドアがノックされ、
タイミング良く萌が戻ってきた。

「じゅん君今出てったでしょ?
 すぐそこで会ったよ。
 ユリサと同じ匂いだったけど
 一緒にお風呂入ったの〜?♪」

相変わらず萌はニヤニヤしながら
私に質問を浴びせる。

⏰:09/08/26 15:17 📱:P905i 🆔:iK5p42OQ


#337 [りぃ]

「ううん、シャンプーとか貸しただけ。
 昨日も全っ然何もなかったの〜…」

「え?!何もなかったの?!
 私すぐ翔くんとエッチしちゃった♪
 セフにしてくれるって♪
 でもユリサは本カノ候補で大切に
 されてるんだから別にいいじゃん!」

萌は明るく喋り続ける。

⏰:09/08/26 15:49 📱:P905i 🆔:iK5p42OQ


#338 [りぃ]

「あっ、それとね!見てこれ。
 写メなんだけどさ〜…」

萌は話しながら携帯を開き
なにやら操作をした後、
画像を表示させた状態で
私に差し出した。

「ほら、翔くんの寝顔〜っ♪」

見ると、そこには萌の言う通り
寝ている翔くんの顔の画像が
表示されている。

⏰:09/08/26 17:50 📱:P905i 🆔:iK5p42OQ


#339 [りぃ]

「ツーショットとか〜、
 いっぱい撮っちゃった♪」

萌に何枚か画像を見せられながら
私は純粋に思い出のための
写メだとばかり思っていた。


「この寝顔写メとか、どう使うかわかる?」

萌にこう聞かれるまでは──。

⏰:09/08/26 17:54 📱:P905i 🆔:iK5p42OQ


#340 [りぃ]

「"使う"…?」

当然、私は意味などわからなかった。

「知りたい?♪」

萌はニヤリと笑って続ける。

「この写メはね〜、
 もしいずれ翔くんから
 一方的に切られたら
 掲示板に晒すの〜っ♪
 暴露ブログとかもいいよね〜」

萌は楽しそうに高笑いした。

⏰:09/08/26 18:03 📱:P905i 🆔:iK5p42OQ


#341 [りぃ]

「…なにそれ、怖〜っ!!」

私は驚くしかなかった。

「え?なんで?別に普通だよ?
 だって切られた挙げ句、
 肉便器とか言われたくないじゃん。
 切る方にもそれなりの
 リスクが無いとね♪
 実際そうやって復讐する人多いんだよ。」

萌は大真面目に復讐劇を語った。

⏰:09/08/26 18:21 📱:P905i 🆔:iK5p42OQ


#342 [りぃ]

──次の日──

ホテルをチェックアウトすると、すぐに
次なるライブ地である名古屋へ向かった。

じゅん君と離れてまだ
1日しか経っていないのに
1秒でも早く会いたくてたまらない。

そんな気持ちでワクワクしながら
移動時間を過ごした。



その頃じゅん君に起こっている
出来事なんて私は知る由もない。

⏰:09/08/29 14:12 📱:P905i 🆔:AUe0Ewnc


#343 [りぃ]

名古屋で空港に降り立つと、
私は真っ先にじゅん君にメールで
名古屋に着いたことを知らせた。

今日はライブは空き日のため
メンバーの予定がわからない。

オフかもしれないし、
それなりに予定があるのかもしれない。

──いつ会えるんだろう
  どこで会えるんだろう
  もしオフだったら一緒に
  どこかに行けるかな?

⏰:09/08/29 14:25 📱:P905i 🆔:AUe0Ewnc


#344 [りぃ]

空港からひとまず
今日のホテルへ向かいながら
考えるのはじゅん君のことばかり。

ただ、いつもはすぐに返ってくる
メールがなかなか返ってこない。

──やっぱり何かお仕事か…

残念に思いながらも、夜には会えると思い
特に深くは考えていなかった。

⏰:09/08/29 14:29 📱:P905i 🆔:AUe0Ewnc


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