ペアリング
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#401 [ゆうと]
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⏰:09/11/07 00:05 📱:F902iS 🆔:FrAS1HYQ


#402 [ゆうと]
日曜日…

隣のコートでは女バスの練習試合が行われていた。
男子は午前中練習で、昼からは休みだったから女バスの試合を見てた。

K大は彩乃とアキナが一緒に出てた。
彩乃がドリブルで相手を交わし、突破…
アキナにパスが行き、シュートを決める。

笑ってハイタッチする2人は、なんかよかった。

⏰:09/11/07 00:12 📱:F902iS 🆔:FrAS1HYQ


#403 [ゆうと]
4月は、いろいろあったけどかなり充実してて、楽しかった。


─5月─
学校にも慣れてきた。
俺もキャンパス内で道に迷わなくなったし、同じ学部の友達も増えた。
今まではバスケ部内でしか関わりがなかったから、学校の友達はいなかった。
大学って楽しいじゃん♪

⏰:09/11/07 00:19 📱:F902iS 🆔:FrAS1HYQ


#404 [ゆうと]
ただ、90分という講義時間の長さに耐えられなくなってきた。
4月の頃は、すべてが初めてだったから、新鮮で楽しかった。

けど、今はダルい…
寝ちゃったらノートとれなくなる…
起きろ!
しかし…


グースカピー…

⏰:09/11/07 00:24 📱:F902iS 🆔:FrAS1HYQ


#405 [ゆうと]
その日の練習が終わり、寮に帰る…

「ダメじゃんあんた(笑)授業中寝てたでしょ」

彩乃につっこまれる。

「いつ見てた?肇

「3限目かな?英語の授業だった」

「だって90分とか長いんだもん」

⏰:09/11/07 00:29 📱:F902iS 🆔:FrAS1HYQ


#406 [ゆうと]
「テスト大丈夫なの?まだ先の話だけど、単位落としちゃったらヤバいよ」

ニコニコしながら嫌な話をしてくる。

「でも俺、今まで赤点とったことねーよ♪だから大丈夫!」

「そうかなー?どんどん難しくなってくるから…ま、頑張って♪」

⏰:09/11/07 00:32 📱:F902iS 🆔:FrAS1HYQ


#407 [ゆうと]
そんな話が終わると、彩乃は部屋へと戻っていった。

それを見計らったかのように、ミクさんが部屋へと入ってきた。

「ユウト!」

「わっ肇

着替えようとパンツを脱いだ俺は、見事にケツを見られた…
「ちょっ!ミクさん…俺着替え中っす!」

⏰:09/11/07 00:35 📱:F902iS 🆔:FrAS1HYQ


#408 [ゆうと]
「んなもん、言わなくても見れば分かるよ。早くパンツ履いてよ(笑)」

ケロッとした表情でミクさんは言う…

「ケツ見ちゃったからアヤに怒られるかな(笑)」

「黙っててあげますよ…んで、どうしたんすか?」

⏰:09/11/07 00:38 📱:F902iS 🆔:FrAS1HYQ


#409 [ゆうと]
「あのね、5月ってアヤの誕生日なのよ…そんで、何人かでサプライズやろうかって話になって!」

「そういえば5月でしたね。メンバーは?」

「あたし、あんた、ユウキ…その他4年生とかかなぁ」

「サプライズかぁ…いいっすね。何やるんすか?」

⏰:09/11/07 00:43 📱:F902iS 🆔:FrAS1HYQ


#410 [ゆうと]
「とりあえず、定番のクラッカーでパーンと盛り上げて、ハッピバ〜みたいなノリで…ケーキにろうそくのあと、プレゼント渡してってしようかなぁ…って考えてる。そのあとみんなで夕飯!だから夕飯はあたしが作るよ」

「ナルホド!」

「まぁ、全部が終わったら解散して…プレゼントは俺…みたいな感じで…」

⏰:09/11/07 00:47 📱:F902iS 🆔:FrAS1HYQ


#411 [ゆうと]
「なるほど……え?」

「あたしがあんたにリボンつけてあげるからさ♪アヤが風呂から上がってきたら電気全部消して…布団に連れ込んでプレゼントは俺だよ♪…で、イチャコラしてチョメチョメしてあ〜れ〜…みたいなさ(笑)」

ミクさんは自分で言った言葉が面白かったのか、1人でひたすら笑い続けた。

⏰:09/11/07 00:51 📱:F902iS 🆔:FrAS1HYQ


#412 [ゆうと]
「あの…ミクさん…大丈夫すか?」

「ゲラゲラ…うん、大丈夫…あ〜おかしい(笑)」

「自分で言って自分でウケないでくださいよ(笑)」

「だぁって想像したらさぁ(笑)裸にリボンだよ?あ〜笑った笑った!」

「とりあえずプレゼントは俺が買っときましょうか?」

⏰:09/11/07 00:59 📱:F902iS 🆔:FrAS1HYQ


#413 [ゆうと]
「プレゼントでしょ?やっぱユウトに選んでもらいたいんだけど、1人で行かせるとなんかタワシとか買ってきそうだから、3人で見に行こ♪」

タワシ…
俺っていったい…

「ユウキとミクさんと俺ってことっすね」

「そういうこと♪」

⏰:09/11/07 01:03 📱:F902iS 🆔:FrAS1HYQ


#414 [ゆうと]
話が長くなりそうだから、俺は飲み物を差し出した。

「どうぞ」

「サンキュー♪お、烏龍茶かぁ…アヤに影響されたな?(笑)」

「まぁ…なんとなく」

「へぇ〜…んで、あんた達もうヤッたの?(笑)」

⏰:09/11/07 01:07 📱:F902iS 🆔:FrAS1HYQ


#415 [ゆうと]
烏龍茶が鼻に大量に流れ込んできた…
むせた…
コーラの次は烏龍茶か…

「ゲホッウエッ…鼻いてぇ…」

「びっくりしすぎでしょ(笑)」
「だって、ミクさん唐突なんですもん…」

ミクさんは涼しい顔してそういう話をする。
んでヒートアップしてくるとニヤニヤしだす(笑)

⏰:09/11/07 01:12 📱:F902iS 🆔:FrAS1HYQ


#416 [ゆうと]
「そんなん…とっくに…」

「あらまぁ♪ユウト君も男になったかぁ♪」

「ミクさんだってユウキがいるじゃないすか…」

「ユウキね♪ウマいよ、あいつ(笑)」

「(ヤバっ…ミクさんニヤニヤしてきた)」

⏰:09/11/07 01:20 📱:F902iS 🆔:FrAS1HYQ


#417 [ゆうと]
ミクさんのニヤニヤ=ヒートアップのサインだ…

「ユウキ変態だよ♪『もう無理』って言ってんのに『俺はまだ元気』とか言って体勢変えて…キャー♪」

「あははは…」

「あいつの腰ってどういう作りしてんのかな♪あ、でもSMとかはしないよ♪いたってノーマルだから(笑)」

⏰:09/11/07 01:28 📱:F902iS 🆔:FrAS1HYQ


#418 [ゆうと]
「…あはははは」

「アヤが最近テンション高いのは…そっかぁ♪やっぱユウトが原因だったんだ♪」

「俺っすか?」

「うん♪恋する乙女!って感じになっちゃってるのよ。たまにはラブホでも行ったら?(笑)」

「ミクさん達行ったんすか?」

「行ったよ!たまにはいいかも(笑)」

⏰:09/11/07 01:39 📱:F902iS 🆔:FrAS1HYQ


#419 [ゆうと]
「ミクさんとユウキ…ラブラブっすね」

「うん!でもあたしH目的でユウキと付き合ってるんじゃないからね。あいつ、ヘラヘラしてるけどあたし以上にしっかりしてるし、なんか頼れる♪だから大好きだし、一緒にいたいし♪」

「へぇ…俺とかめちゃくちゃガキだから、彩乃が頼ってくれてるのか、たまに不安になります…」

⏰:09/11/07 01:45 📱:F902iS 🆔:FrAS1HYQ


#420 [ゆうと]
「あんたは不器用だよね。でも、アヤにはちゃんと伝わってるよ。4年間一緒にいるけど、アヤがあんな嬉しそうな顔してるとこ、ぶっちゃけ初めて見るもん♪だから自信持っていいと思うよ」

この言葉に、ものすごく救われた。

ミクさんは俺のお姉ちゃんみたいな存在だ。
だからなんでもしゃべれる。

⏰:09/11/07 01:51 📱:F902iS 🆔:FrAS1HYQ


#421 [我輩は匿名である]
頑張って

⏰:09/11/07 08:08 📱:F02A 🆔:4LULZjjI


#422 [ゆうと]
>>421
あざす(^^)v
まだまだ更新しますんで、今後もよろしくお願いします(´_ゝ`)

⏰:09/11/07 15:47 📱:F902iS 🆔:FrAS1HYQ


#423 [ゆうと]
(続き書きます♪)


ミクさんはオヤスミと言い、帰っていった。

俺はグラスを洗いながら彩乃の誕生日プレゼントは何がいいか考えていた。
ミクさんがさっき言ってた『プレゼントは俺〜♪』なんてマヌケだし、タワシなんか買わないし…

何がいいんだろう…

⏰:09/11/07 15:52 📱:F902iS 🆔:FrAS1HYQ


#424 [ゆうと]
遠まわしに、彩乃に聞いてみるべきかな?




翌日…
授業が終わり、アキヒロと学食に行った。
チヒロとサヤカさん(女バス2年)がいた。

俺とアキヒロは2人の近くに座る。

「チス!」
「あら、お疲れ♪」

⏰:09/11/07 16:04 📱:F902iS 🆔:FrAS1HYQ


#425 [ゆうと]
「サヤカさんって何学部でしたっけ?」

「あたし環境♪」

「あ〜、どうりであんまり学校で会わないわけだ」

「環境は別館だもんね。ってか学食久しぶりだなぁ」

「今日彼氏さんは?」

「カズは研究室で課題解いてるよ」

⏰:09/11/07 16:07 📱:F902iS 🆔:FrAS1HYQ


#426 [ゆうと]
「そうなんだ。昼はいつも彼氏さんと一緒にいるから、珍しいなぁって思って!」

「だね♪」


チヒロはきつねうどんを食べていた。
俺はチヒロに話を聞くことにした。

「俺もうどん食おっかな」
「今の時間きつねうどんしかないんだって…あたしえび天がよかったのに」

⏰:09/11/07 16:12 📱:F902iS 🆔:FrAS1HYQ


#427 [ゆうと]
「マジ?じゃあラーメンにしよ」

「学食の味噌ラーメンおいしいよ」

「もうちょいしたら買いに行くわ。あのさ、聞きたいことあるんだけど…」

「何〜?」

「誕生日にプレゼントもらうとしたら、チヒロだったらどんなものが欲しい?」

⏰:09/11/07 16:15 📱:F902iS 🆔:FrAS1HYQ


#428 [ゆうと]
「あたし?あたしだったら…なんでも♪」

「なんでも?」

「うん!だってプレゼントってなんでも嬉しいじゃん♪気持ちこもってるヤツでも、なんかウケ狙いの面白いヤツでも、『ありがと〜』ってなる」

「彼氏からもらいたいものとか、特にない?」

⏰:09/11/07 16:19 📱:F902iS 🆔:FrAS1HYQ


#429 [ゆうと]
「特にはないよ。指輪とかだったらキューンとくるけどね♪」

「指輪かぁ…それって長年付き合ってないと、なんかなぁ」

「関係ないんじゃない?婚約する時も指輪、結婚する時も指輪だから『あたし大事にされてる』って思ってくれると思うよ。でも値段高すぎる指輪もらっても、え?って感じするし…難しいね(笑)」

⏰:09/11/07 16:25 📱:F902iS 🆔:FrAS1HYQ


#430 [ゆうと]
「どうしよ…」

「彩乃さんでしょ?誕生日5月だもんね。ま、難しく考えないことよ♪女バスも学年ごとにプレゼントしようって話出てるんだよ」

「そうなんだ。指輪かぁ…でも指輪あげるとか、かなりムードが必要じゃない?俺とかくさいセリフ言うだけでニヤニヤするのにムード作りとか…」

⏰:09/11/07 16:31 📱:F902iS 🆔:FrAS1HYQ


#431 [ゆうと]
「あはは、ウケる(笑)じゃあ指輪あきらめて違うものにすれば?」

「うん…あいつ何が好きだっけ?赤は好きなのは知ってるけど、これ!っていうのが分かんねー」

「あ!最近彩乃さん、あたしにiPod借りにくるよ!」

「iPod?」

⏰:09/11/07 16:36 📱:F902iS 🆔:FrAS1HYQ


#432 [ゆうと]
「うん!彩乃さん、コンポがあって、MDとかCDはいっぱい持ってるけど、それのMD playerとか持ってないんだって。だからiPodがあると便利みたいなこと言ってた!」

「でもあいつパソコンとか電子機器持ってないよ」

「そうなの?じゃあMD playerでいいんじゃない?今ベ○ト電器なら安売りしてるからお手頃なやつ見つかるかもよ」

⏰:09/11/07 16:42 📱:F902iS 🆔:FrAS1HYQ


#433 [ゆうと]
「それだ!サンキューチヒロ!後でなんかおごってやるよ(笑)」

「期待しないで待ってるわ(笑)今日の練習早く終わったら行ってみれば?」

「そうする!マジありがとう♪」

んで味噌ラーメン食って昼からの講義に行った。

⏰:09/11/07 16:45 📱:F902iS 🆔:FrAS1HYQ


#434 [ゆうと]
練習終了後、ミクさんを呼び、事情を説明した。

「…1人で買いに行くの?」

「はい!プレゼント決めました」

「何何?」

「ヒミツです!」

「何それ(笑)別にいいけど、タワシとか買ってこないでよ」

⏰:09/11/07 16:50 📱:F902iS 🆔:FrAS1HYQ


#435 [ゆうと]
「昨日から思ってたんすけど、なんでタワシなんすか?」

「なんでだろ(笑)なんかタワシ買ってきそうなノリだったから♪」

「どういうノリですか(笑)」
深い意味がなくてよかった♪

「じゃあ、プレゼント任せるね」

⏰:09/11/07 16:53 📱:F902iS 🆔:FrAS1HYQ


#436 [ゆうと]
「はい!ってか、俺が勝手に決めたプレゼントなんで、プレゼント代の割り勘はしないでください」

「なんで?1人じゃ高くつくじゃん!いいよ。お金のことはちゃんとみんなで…」

「お願いします!いつもカッコつかないから、今回はカッコつけさせてください」

⏰:09/11/07 16:56 📱:F902iS 🆔:FrAS1HYQ


#437 [ゆうと]
「…まぁ、いいけど…じゃあ、あたしらも別になんか買うよ♪それならいいでしょ?」

「はい!」

「よし!決まり。じゃああたしとユウキは今から買いに行くわ。早いうちがいいからさ♪食材は前日に買えばいいし♪」

B型のミクさんは、最初会った時、ホント自己中なヤツだと思った。
でも、人一倍思いやりがあって、周りのことをよく考えてる…

⏰:09/11/07 17:02 📱:F902iS 🆔:FrAS1HYQ


#438 [ゆうと]
ミクさんとユウキは、先に買いに出た。

俺も準備をして、出ようとする。

「ユウト君!今から買いに行くんでしょ?」

帰り支度を済ませたチヒロだった。

「うん!」

「あたしもベ○ト電器近くの店行くから、一緒行こうよ♪」

⏰:09/11/07 17:08 📱:F902iS 🆔:FrAS1HYQ


#439 [ゆうと]
「マジで?じゃ、帰る準備するから待っててよ」

「了解!外出とくね」

なんか心強くなった!


チャリ置き場に着いて、これからの予定を説明した。
「ベ○ト電器までどれくらいかかるっけ?」

「寮からだと20分はかかるから、こっからだと…40分くらい?」

⏰:09/11/07 17:14 📱:F902iS 🆔:FrAS1HYQ


#440 [ゆうと]
「40分?!チヒロは時間大丈夫?」

「大丈夫♪暇だし」

「じゃ、行こう♪」
ジャイ子〜♪


K市の街に灯りが灯る。俺らの寮はK市のはずれにある。
だから静かな場所だ…
けど、K市中心部は、仕事帰りの人達や、若い連中が溢れてにぎやかだった。

⏰:09/11/07 17:21 📱:F902iS 🆔:FrAS1HYQ


#441 [ゆうと]
約40分後…
ベ○ト電器に着いた。
チヒロの予想の正確さにビックリだ。

「すげぇ!ホントに40分くらいで着いた!」

「あたしもたまには役に立つでしょ?笑」

「めちゃくちゃね!…で、どうする?チヒロはどこの店行く?」

「あたしはすぐ隣の雑貨屋さん」

⏰:09/11/07 21:55 📱:F902iS 🆔:FrAS1HYQ


#442 [ゆうと]
「ああ、隣ね。じゃあ後でこのチャリ置き場集合な♪」

「わかった♪」

ベ○ト電器入店…

MD playerの置かれている場所へ向かう。

5200円…
安っ…
あ、カセットテープ専用か…
6500円…
ちょい高いけど、これくらいなら…
…なんたショボい…

⏰:09/11/07 22:01 📱:F902iS 🆔:FrAS1HYQ


#443 [ゆうと]
↑(「なんかショボい」の間違いっす…すみません)


7000円代入った…
CD playerならたくさんある。
けど、あいつがいつも聴いてるのはMDだ。

妥協はできん!
ちゃんと探せ!


お、赤いMD playerだ!いくら?

⏰:09/11/07 22:05 📱:F902iS 🆔:FrAS1HYQ


#444 [ゆうと]
\14,500 (税抜き)


完全な予算オーバー…
手元には20000ちょい…

買えないことはない…
しかし、この金額はイタイわ…
どうしよう…
違うヤツ買えばいいんじゃないか…?
でも何買う?
あ〜、考えんのがめんどくさい…

⏰:09/11/07 22:09 📱:F902iS 🆔:FrAS1HYQ


#445 [ゆうと]
んで最後に頭に浮かんだのは…

「ありがとう♪」
って言ってくれるあいつの笑顔…



安いもんだ!
これくらい!


ちょい生活費削らないとな…
ま、いいや!

⏰:09/11/07 22:14 📱:F902iS 🆔:FrAS1HYQ


#446 [ゆうと]
シンプルだけど使い易そうだし、赤色だし…

んでお買い上げ…


チャリ置き場に着いたけど、チヒロはまだ来てない。

俺も雑貨屋行ってみよ♪
入り口に貼られてたポスターに目がいった。

【ペアリング】

⏰:09/11/07 22:20 📱:F902iS 🆔:FrAS1HYQ


#447 [ゆうと]
「指輪かぁ…見てみよ」

入店…
物にゴチャゴチャ囲まれた雑貨屋が好きな俺は、なんだかワクワクしていた。

んで、さっきと同じポスターが貼られた場所に着いた。

【ペアリング】

よく見ると、シルバーとかじゃなくて天然石でできた指輪だ。

⏰:09/11/07 22:25 📱:F902iS 🆔:FrAS1HYQ


#448 [ゆうと]
薄いピンク、薄い水色、透明(白っぽい)があった。
透き通ってキレイだな…指で弾くとビィンって音がする。

近くには、占いチックな色の意味が書かれていた。

薄いピンクは恋愛とか薄い水色は勉強とか…
透明は覚えてなかった。大事な意味だったのは覚えてるけど…

⏰:09/11/07 22:33 📱:F902iS 🆔:FrAS1HYQ


#449 [ゆうと]
1つ1000円…

水色とピンクを買おう。透明で統一もいいかなぁ?
まぁいいや…

彩乃の喜ぶ顔が目に見える♪

会計を済ませ、チヒロと合流した。
「あれ?ユウト君来てたの?」

⏰:09/11/07 22:41 📱:F902iS 🆔:FrAS1HYQ


#450 [ゆうと]
「うん。買い物終わったからさ」

「お♪買ったのぉ?何買った?」

「MD player!」

「発音いいね(笑)ってかすごい。ホントに買ったんだ。彩乃さん喜んでくれるといいね♪」

「うん♪今日は付き合ってくれてありがとう」

そして、寮に帰った。

⏰:09/11/07 22:44 📱:F902iS 🆔:FrAS1HYQ


#451 [ゆうと]
5月の末…

彩乃の誕生日の日がきた。
打ち合わせ通り、ミクさんやユウキ、女バスの4年生で彩乃の部屋で待ち伏せ…
彩乃が入ってきたところで、クラッカーを鳴らした。
彩乃はキョトンとした顔で、え?え?みたいなこと言ってた。

⏰:09/11/07 22:48 📱:F902iS 🆔:FrAS1HYQ


#452 [ゆうと]
ケーキの登場!
彩乃が好きなチョコレートケーキ…

上に乗ってるチョコレートには『Happy Birthday Yuutoto Nakayoku Shiroyo』と書かれていた。
ケーキを頼んだのはミクさん…
彩乃より先にニヤニヤしていた俺だった。

彩乃はローソクを吹き消すと、ニッコリ笑ってありがとうを言った。

⏰:09/11/07 22:57 📱:F902iS 🆔:FrAS1HYQ


#453 [ゆうと]
夕方からのサプライズ…

ミクさんは夕飯を作っていた。
さすが元ガ○ト店員厨房係!
ハンバーグやらサラダやら、とにかくすごいのが出てきた。
チキンまでも出てきた。
みんな「わー!すごい♪」で盛り上がってたけど、ミクさんは俺に「あのチキンは買ったやつだからアヤには内緒にしててキャピ」と耳打ちしてきた。

⏰:09/11/07 23:03 📱:F902iS 🆔:FrAS1HYQ


#454 [ゆうと]
盛り上がってきた頃に、プレゼントを渡した。
女バス4年生→ミクさん・ユウキ→俺の順で渡していった。

ものすごく嬉しそうに笑ってくれた。
まだ中は開けてない。

「後でゆっくり開けさせてもらいます♪」
…と彩乃。

夕飯を済ませ、しばらくダラダラ雑談…
片付けまで彩乃以外のメンバーで済ませ、みんな帰っていった。

⏰:09/11/07 23:07 📱:F902iS 🆔:FrAS1HYQ


#455 [ゆうと]
俺は彩乃の部屋にいた。

みんなが帰ってからも、1〜3年の女バスが彩乃へプレゼントを持ってきた。

「マジ嬉しい。もう、みんな大好き♪」

ニコニコでメッセージカードを読んでいる。

⏰:09/11/07 23:11 📱:F902iS 🆔:FrAS1HYQ


#456 [ゆうと]
「じゃ、さっきもらったプレゼント開けよっかな♪」

1〜3年生からは、写真立てや、写真をビッシリ貼ったコルクボード、キャラクターグッズをもらったようだ。

4年生からはメッセージや写真を貼ったアルバム風の1冊の本。

ミクさんとユウキからはおっぱいチョコ…と、下ネタの絵が描かれたマグカップ…あらあら…

⏰:09/11/07 23:18 📱:F902iS 🆔:FrAS1HYQ


#457 [ゆうと]
それを見た彩乃は、照れながらも爆笑してた…


「じゃあ、最後にユウトからの………肇

一瞬ビックリした顔を見せた。

「え?嘘…すごっ…MD player?」

「うん」
なぜか俺の方が照れくさかった。

⏰:09/11/07 23:21 📱:F902iS 🆔:FrAS1HYQ


#458 [ゆうと]
「うわ…マジで?すごい…え〜?ホントに?」

彩乃は中身を取り出した。

「…赤だぁ!可愛い…ヤバい…マジ嬉しい」

俺の方を見て、
「ありがとう」

最上級の笑顔を見せてくれた。

俺も自然と笑顔がでてくる。

⏰:09/11/07 23:35 📱:F902iS 🆔:FrAS1HYQ


#459 [ゆうと]
「あ、あと…手ぇ出して」

「手?」

目を閉じて…なんてカッコいいことは言えず、彩乃が見ている中で儀式が行われることになった。

両手を差し出す彩乃は何かを察したかのように、右手を引っ込めた。

彩乃の左手薬指に、薄ピンクの指輪をはめた。

⏰:09/11/07 23:41 📱:F902iS 🆔:FrAS1HYQ


#460 [ゆうと]
「安物でごめんな…でも、いつか俺が出世した時はちゃんとした指輪を買うから。…で、またこうやってプレゼントするから…誕生日おめでとう」

「いつ出世してくれるのかなー?(笑)…でも、めっちゃ嬉しい…本当にありがとう♪大切にします」

彩乃は、
「お礼ね♪」
と言って俺の肩に手を置き、キスしてくれた。

⏰:09/11/07 23:49 📱:F902iS 🆔:FrAS1HYQ


#461 [ゆうと]
彩乃は、
「この指輪、ユウトのやつあたし買うね。ペアリングにしようよ♪」

「あの…実は…」

「何?」

「実はペアで買っちゃったんだよね(笑)」

「えー?マジで?今持ってんの?」

「部屋に置いてる」

「バカチン!持ってきてよ!儀式成立しないじゃん」

⏰:09/11/07 23:55 📱:F902iS 🆔:FrAS1HYQ


#462 [ゆうと]
部屋を出た俺…
今回ばかりはカッコついたと思ったのに…
結局はチーンじゃねーか…

マイルームに戻り、水色の指輪を取り彩乃の部屋へ!

「指輪あった?」
「…ありました」

「ホントおっちょこちょい(笑)ほら、おいで」

そう言うと、水色の指輪を俺の手にはめてくれた。

⏰:09/11/08 00:03 📱:F902iS 🆔:wLpez8uE


#463 [ゆうと]
「ほら、ペアリング♪」

嬉しそうに彩乃は言った。
「あたし指輪もらったの初めてだよ(笑)」

「え…?そうなの?」

「うん♪不思議とね、誰もくれなかったんだ♪」

「へぇ〜」

「バスケの時は外すね。外出する時とかに付けようかな♪」

⏰:09/11/08 00:08 📱:F902iS 🆔:wLpez8uE


#464 [ゆうと]
「うん♪」

「今日1日、サイコーだったなぁ♪お風呂入ってくる…あ、一緒に入ろうよ(笑)」

「あ…じゃあ、着替え持ってくるよ」

「OK!早くねん♪」

んでまたマイルームへ…

⏰:09/11/08 00:12 📱:F902iS 🆔:wLpez8uE


#465 [ゆうと]
「お礼に背中流してあげる♪」

「じゃあ俺はハッピーバースデーってことで背中流してあげる」

こんな感じでラブラブでした。
流し終わってから、彩乃は俺の背中に抱きついてきた。

「どした?」
「ん?なんとなく」

⏰:09/11/08 00:17 📱:F902iS 🆔:wLpez8uE


#466 [ゆうと]
背中にぴったりくっついてきた。
なんか柔らかいものが当たってますよ、姉さん…


風呂から上がると、彩乃は洗濯機を回し始めた。
「あんたのやつも洗っとくよ」

「お、サンキュー♪」
彩乃の部屋で洗濯をすると、乾いた衣類をたたむ時めちゃくちゃいい匂いがする。

⏰:09/11/08 00:22 📱:F902iS 🆔:wLpez8uE


#467 [ゆうと]
「洗濯物どうしよっかな…まぁいいや。明日干そう」

俺は先に布団に入り、ケータイをいじってた。

ミクさんからのメールに返信してた。

「今日はありがとうございました♪」

「アヤ喜んでくれたね♪チキンのこと内緒にしてくれてるでしょうね?(笑)」

「バッチリです!」

⏰:09/11/08 00:28 📱:F902iS 🆔:wLpez8uE


#468 [ゆうと]
「ならいいよ♪ってか、ユウトからのプレゼント何だったの?」

「MD playerです(笑)」

「マジで?やるじゃん♪ってかうちらからのプレゼント見た?(笑)」

「見ました。ミクさん達らしいって言って、2人で爆笑しました…」


こんな感じでやり取りをしてた。

⏰:09/11/08 00:31 📱:F902iS 🆔:wLpez8uE


#469 [ゆうと]
彩乃は洗濯物を干すことを諦め、布団に入ってきた。

俺はケータイを枕元に置き、彩乃の方を見た。

「ミクさん達の誕生日の時も、こうやって盛り上げような」

「うん。みんなにマジ感謝♪」

…沈黙。

彩乃はオレをジッと見つめている。
誘ってる…?
誘ってるよね、これ…

⏰:09/11/08 00:36 📱:F902iS 🆔:wLpez8uE


#470 [ゆうと]
♪♪♪♪♪

枕元のケータイが鳴った。
俺は手を伸ばし、ケータイを取ろうとする…
彩乃はその手を掴んだ。

俺の顔を両手で支え、キスしてきた。
彩乃めちゃくちゃいい匂い…
…なんて思ってるとディープに入った。

⏰:09/11/08 00:40 📱:F902iS 🆔:wLpez8uE


#471 [ゆうと]
彩乃マジック…

俺は彩乃の匂いにやられた…
暗くて顔がよく見えないけど、激しい。

んで、上半身脱がされ、あんなことやこんなこと…

「…脱がせてよ」

なんて言うから彩乃の服を脱がせた。

暗闇に目が慣れてきた…

⏰:09/11/08 00:45 📱:F902iS 🆔:wLpez8uE


#472 [ゆうと]
彩乃の顔が見えた。
…なんてやらしい顔してんだ、こいつ…

目が合うと、彩乃は笑って髪を耳にかけた。

「今夜はあたしに任せてね」

「…え?」

「ジッとしてて…」

くっそ色っぽい!
大人の女って感じだ…

⏰:09/11/08 00:52 📱:F902iS 🆔:wLpez8uE


#473 [ゆうと]
やばっ…

ってなった頃には、彩乃にリードされっぱなしで悔しくなって、立場逆転!

彩乃を押し倒して、ガンガンせめた。
…けど、彩乃は我慢できなくなったのか、俺の上に乗り、抱きついたまま腰を動かしてくる。

んで、悔しくなった俺は、また立場逆転して彩乃を寝かせ、ガンガン…

⏰:09/11/08 01:03 📱:F902iS 🆔:wLpez8uE


#474 [ゆうと]
寝かせた彩乃の表情が見える…

表情を歪ませたまま、ジッと俺の目を見つめている。
一瞬笑ってまた顔を歪ませ、体をそらした…



お互い最高潮を迎え、チョメチョメは終了した…
彩乃の息遣いがまだ激しい…

⏰:09/11/08 01:08 📱:F902iS 🆔:wLpez8uE


#475 [ゆうと]
「…あたしに任せてって言ったのに」

「リードされっぱなしのこっちの身にもなれよ(笑)」

「このエロオヤジ(笑)」
「うるせっ!このエロ女(笑)」


そんなやり取りをして、服を着た。

布団に入ってからは眠かったけど、さっきの誕生会の話をした。

⏰:09/11/08 01:15 📱:F902iS 🆔:wLpez8uE


#476 [ゆうと]
「そうだ!MDプレーヤー充電しとこっかな♪そしたら明日から使えるじゃん♪」

そう言うと、新品で包装されてるビニールの中から中身を取り出し、組み立て始めた。


「でも、MDプレーヤーとかホントに嬉しいなぁ♪みんなからもらったヤツも飾っとこ♪」

彩乃はニッコニコだ!

⏰:09/11/08 01:20 📱:F902iS 🆔:wLpez8uE


#477 [ゆうと]
「そんなに嬉しい?」

「嬉しいよぉ!だってMDプレーヤー欲しかったから…なんか昔のクリスマス思い出してさ♪」

「そりゃあよかった(笑)」
そう言ってもらえると俺も嬉しい♪


「…言ってなかったよね?あたしが赤好きになった理由」

⏰:09/11/08 01:23 📱:F902iS 🆔:wLpez8uE


#478 [ゆうと]
「え?」

「ほら!あたしの部屋って赤ばっかりだって、あんたも前言ったじゃん?」

「気が付いたら自然と赤が揃ってたって…」

「…まぁ、それもあるんだけどさ(笑)」


意味深な言い方をする彩乃から目が離せなかった…

⏰:09/11/08 01:27 📱:F902iS 🆔:wLpez8uE


#479 [ゆうと]
「クリスマスって聞いたら、一番に何を思い出す?」

「サンタクロース」

「サンタクロースの色って言ったら?」

「…赤」

「やっぱりサンタクロース思い出すんだ!あたしと一緒だね(笑)」

意味が分からなかった。

「どういうこと?」

⏰:09/11/08 01:31 📱:F902iS 🆔:wLpez8uE


#480 [ゆうと]
「ん?ま、大した話じゃないんだけどね。でも一応教えとこうかなぁって思って…」

「ちゃんと聞くよ。話してよ」

「うん…あのね、うちって母子家庭なのね…」

「…(初めて知った…)」

「あたしが小さい頃からお父さんはいなかったんだ…あの時はちっちゃかったから、よく分かんなかったんだけど…」

⏰:09/11/08 01:37 📱:F902iS 🆔:wLpez8uE


#481 [ゆうと]
「でも、小学校に上がってからかなぁ?父親参観とか昔なかった?」

「あった」

「んで、父親参観の日に、友達のトコはお父さんが来てるのに、うちは来てないわけじゃん…ってか、お父さんすらいないわけじゃん(笑)低学年のうちはあんまり気にしてなかったけど、学年が上がっていくうちに、どんどん惨めになってきてね」

⏰:09/11/08 01:43 📱:F902iS 🆔:wLpez8uE


#482 [ゆうと]
「…………」


「お母さんはあたしら3人のために仕事しないといけなかったし…あ、あたし兄弟がいるのよ。でも、誰の参観日にも行けないくらい仕事仕事で忙しかったから参観日どころじゃなかったんだけどさ…友達からは『なんでアヤちゃん家はお父さんがいないの?』とか聞かれるのも嫌で嫌で…あたしだって、なんでお父さんがいないのか知らなかったし…」

⏰:09/11/08 01:51 📱:F902iS 🆔:wLpez8uE


#483 [ゆうと]
「小6の時に、夜遅かったんだけどお母さんが帰ってくるの待ってたんだ…んで、泣きながら聞いたのよ。『なんでうちにはお父さんがいないの?』って(笑)」


「……………」


「そしたら、兄ちゃんと弟を起こしてこいって言うからワケ分かんないけど起こしにいった」

⏰:09/11/08 01:55 📱:F902iS 🆔:wLpez8uE


#484 [ゆうと]
「『みんな座って』っていうから座ると、『あんた達ももう大きくなったから話しておくわね』って言った…」


「……うん」


「お父さんはね、あんた達がまだ小さい頃に死んだのよって…言った…天国に行ったのよって言われた」

⏰:09/11/08 02:00 📱:F902iS 🆔:wLpez8uE


#485 [ゆうと]
「……うん」

「そっかぁ…死んだんだって感じだったかなぁ…あの頃は…(笑)小さい頃の思い出とか、なんも覚えてなかったから、別に悲しいとかなかったわ」


「……うん」

「死んだって分かってからは、学校でお父さんのこと聞かれても別になんとも思わなくなってた…」

⏰:09/11/08 02:05 📱:F902iS 🆔:wLpez8uE


#486 [ゆうと]
「それから中学に上がって…高校に入学する前かな?知らないおじさんがうちに来たんだ。誰か知らないからシカトしてたんだけど、そのおじさん変なこと言った…」


彩乃の目が潤んだ…

「『おう、彩乃!大きくなったな』って…」

「…………」

⏰:09/11/08 02:09 📱:F902iS 🆔:wLpez8uE


#487 [ゆうと]
「は?キメェよ(笑)みたいなこと思いながらシカトして部屋に行ったんだ…けど、お母さんとなんか話してたから気になって、部屋行くふりして盗み聞きしてた」

「……うん」

「弘樹だの彩乃だの健太だの言うからさ、なんでうちら兄弟3人の名前知ってんだろうって思ってよく聞いてたら…そのおじさん…お父さんだった」

⏰:09/11/08 02:16 📱:F902iS 🆔:wLpez8uE


#488 [ゆうと]
「………え?」

「ね?ビックリでしょ(笑)その場で足ガクガクしちゃったよ…でも聞いとかなきゃって思ってドアに耳くっつけたまま聞いてた…」

「………うん」

「よ〜く聞いてたら…話の中で知らない女の名前がいっぱい出てくるんだ…まさか…って思ったら…そのまさかだった」

⏰:09/11/08 02:22 📱:F902iS 🆔:wLpez8uE


#489 [ゆうと]
「…それって、浮気とか?」

「ピンポーン♪お母さんも浮気相手の名前で、○○さんと上手くいってるの?みたいなこと言い出すから、も〜ワケ分かんなくなって…廊下で号泣してたら聞こえてたみたいで、お母さん達が出てきた…」

「……うん」

⏰:09/11/08 02:26 📱:F902iS 🆔:wLpez8uE


#490 [ゆうと]
「お母さんは『彩乃、落ち着いて…』とか言うし、おじさん?お父さんは『ごめんな』しか言わないし…正直、誰も信じられなくなったって感じで…」

「………うん」

「兄ちゃん達には悪いけど、それからは家にいたくなかった…友達ん家行ったり、これあんたに言っていいのかな…男に走ったり…」

「………うん」

⏰:09/11/08 02:31 📱:F902iS 🆔:wLpez8uE


#491 [ゆうと]
「高校入学前に何やってんだって話でしょ(笑)」

「……まぁね」

「でも、しばらくしたらちゃんと家に帰ったんだ。お母さんが何話しかけてきても全部シカトしたし、お父さんから送られてきた手紙も、未開封のまま破って捨てたり…今思うとありえないことしてたなぁ(笑)」

「………あはは」

⏰:09/11/08 02:35 📱:F902iS 🆔:wLpez8uE


#492 [ゆうと]
「まぁ、そんなこんなで月日は流れ…意地張ってたあたしだけど、お母さんとも少しずつ話できるようになって…」


「………うん」

「高2のクリスマスだったかな?お母さんがボロボロのクリスマスツリーを倉庫から出したんだ…あたしは汚い!って言ったけど、お母さんはツリーを出して飾り付けしてた」

⏰:09/11/08 02:41 📱:F902iS 🆔:wLpez8uE


#493 [ゆうと]
「毎年綺麗なツリー出してたのになんで…?って思ってたら、お母さんが『このツリーはあんた達が産まれる前からお父さんが買ってたものだよ』って言うワケよ…」

「……うん」

「そしたら、ツリーと一緒に倉庫の中に入れてた…隠してたって言った方が正しいかな…?埃だらけのアルバムをお母さんが出したんだ」

⏰:09/11/08 02:46 📱:F902iS 🆔:wLpez8uE


#494 [ゆうと]
「中を見ると、あたしらが産まれてからの写真がいっぱいあった…」

「……うん」

「弘樹誕生!とか弘樹2ヶ月とか、健太君初めまして!健太3ヶ月とか字が書かれてたんだけど、全部お母さんの字だった」

「………うん」

「彩乃産まれた!とか彩乃3ヶ月!とか、汚い字で書かれててさ…」

⏰:09/11/08 02:52 📱:F902iS 🆔:wLpez8uE


#495 [ゆうと]
「…………」

「あたしのページは、全部お父さんの字で書かれてた…お母さんは『女の子が産まれてお父さん…ものすごく喜んでたんだよ』って言うからさ…泣きそうだったけど、グッと涙こらえてページめくっていったんだ」

「………うん」

⏰:09/11/08 02:55 📱:F902iS 🆔:wLpez8uE


#496 [ゆうと]
「お父さんがサンタの格好して、ちっちゃいあたしを抱っこして写ってるのがあったんだ…日付のあとに、『道弘と彩乃…我が家のクリスマスパーティーにて』って、また汚い字で書かれてた…その時、初めてお父さんの名前知ったんだけどね(笑)」

「………うん」

⏰:09/11/08 03:01 📱:F902iS 🆔:wLpez8uE


#497 [ゆうと]
「ページめくってもめくっても、お父さんはあたしを抱っこしてた。んであたしのページには、汚い字で彩乃なんちゃらっていっぱい書かれてた…お父さんは、サンタの格好してなくても、常に赤い洋服着てたんだ」

「……うん」

「車も赤いのに乗ってたんだって…どんだけ赤好きなのかって話よね(笑)」

⏰:09/11/08 03:06 📱:F902iS 🆔:wLpez8uE


#498 [ゆうと]
「……へぇ」

「もし、またお父さんと会った時は、なんかしゃべってあげようかなぁ♪とか昔話できるかなぁ♪とか思ってたんだけど…お父さん…本当に死んじゃったんだ…」

「……え?」

「仕事終わって帰る途中に交通事故でね…」

⏰:09/11/08 03:09 📱:F902iS 🆔:wLpez8uE


#499 [ゆうと]
「…………」

「その次の年のクリスマス・イヴにね…即死だったんだって…」

「…………」

「あたしが前に破って捨ててた手紙、お母さんが持ってたんだ。つなぎ合わせて読んでみたら『彩乃は元気にしてるか?来年はみんなでまたクリスマスパーティーやりたい…』って書かれてた…」

⏰:09/11/08 03:15 📱:F902iS 🆔:wLpez8uE


#500 [ゆうと]
「その年に死んじゃうんだよ?…ありえないよね…しかも気付いたら、あたしのケータイもペンケースもマフラーも全部赤色だった…ああ、あたしってやっぱりお父さんの子供だったんだなって思えたよ…」

「………うん」

「でも気付いたらお父さん死んじゃった…あの時優しくしとけばよかったとか…後悔の嵐だよ…」

⏰:09/11/08 03:20 📱:F902iS 🆔:wLpez8uE


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