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#501 [ゆうと]
「彩乃…」

「…だから、あたしは赤が好きだっていう話なんだけど…ごめんね…長くなった上に暗くなっちゃったね…」


俺は彩乃を抱きしめた。
「話してくれてありがとう」

そう言うと、彩乃は俺の腕の中で泣いていた…

⏰:09/11/08 03:23 📱:F902iS 🆔:wLpez8uE


#502 [ゆうと]
>>1-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400
>>401-500
>>501-600
>>601-700
>>701-800
>>801-900
>>901-1000

⏰:09/11/08 03:24 📱:F902iS 🆔:wLpez8uE


#503 [ゆうと]
そんな話を聞いて、なおさら俺は彩乃を守りたいと思うようになった。


翌日…
彩乃はいつも通り笑っていた。
昨日聞いた昔話はきっと、誰にも話せないような辛い思い出だったんだろうなって思う…
また1つふっきれたのかな?
だったら俺がなんでも聞いてやるから!

⏰:09/11/08 20:58 📱:F902iS 🆔:wLpez8uE


#504 [ゆうと]
─6月─

何があったっけ?
記憶はないけど、喧嘩が多かった気がする。
6月の記憶として、唯一覚えてるのが俺の部屋での大喧嘩…

彩乃の態度が気に入らなかった俺は、

「ふざけんな!」

って言って肩をドンと押した。

⏰:09/11/08 21:07 📱:F902iS 🆔:wLpez8uE


#505 [ゆうと]
彩乃は本気でブチギレて、バチコーンとビンタくらわしやがった…

めちゃくちゃ痛くて俺は大激怒してんのに彩乃はケータイをいじりだした。

「お前、この状況でケータイなんかいじってんじゃねーよ!」

「あんたが勝手に1人でキレてるだけジャン」

彩乃は「…ジャン」のトコを強調しやがった…
以前の「…ケド」を強調したように…

⏰:09/11/08 21:14 📱:F902iS 🆔:wLpez8uE


#506 [ゆうと]
嫌みたっぷりな表情の彩乃に、更に苛立ちが増してきた。
んで怒りはケータイに…

「いいからケータイ置けや!話になんねーだろ」

「ケータイケータイうるせーな!」

「どーせまたしょうもない用なんだろ?」

⏰:09/11/08 21:18 📱:F902iS 🆔:wLpez8uE


#507 [ゆうと]
「はぁ?勝手にそう思っとけば?(笑)」

そして、またケータイの画面に視線を戻す。

とりあえずガキだった俺は、用事が終わるまで待っとけばよかったのにケータイを取り上げようとした。

「…ってか、ケータイばっか触ってんじゃねーよ」

「待つってこと知らねーのかよ、アホ」
彩乃はいつから毒舌になったのだろう…

⏰:09/11/08 21:22 📱:F902iS 🆔:wLpez8uE


#508 [ゆうと]
取り上げようとする俺の手を取っ払った彩乃…


何を思ったのか、

「あ〜もう、ウザい!そんなにケータイが邪魔ならこんなもんいらんわ!」

バキッ…

俺は目がピヨッてなった…
仰天…

⏰:09/11/08 21:33 📱:F902iS 🆔:wLpez8uE


#509 [ゆうと]
彩乃愛用…
auの白いケータイは、真っ二つに折れた…
中の接続部分だけが虚しく繋がっている状態…


ちょっ…
そんなこと求めてない…

「何してんだよ!俺はそんなこと%#&*¢$」

「何言ってんのか分かんない!ってかこれで気ぃ済んだでしょ?」

⏰:09/11/08 21:45 📱:F902iS 🆔:wLpez8uE


#510 [ゆうと]
「そんなん求めてねーよ!ってか、どーすんだよ、ケータイぶっ壊して…何考えてんだよ!」

「ケータイなくても死なないよ。いちいちあんたは大袈裟なんだっつーの…」

「知らねーよ、俺」

「別にあんたに世話してもらおうなんて思ってないし…ほっといて」

「…このやろ」

⏰:09/11/08 21:50 📱:F902iS 🆔:wLpez8uE


#511 [ゆうと]
しばらくは取っ組み合いでバトルしてた。

隣人(ユウキ・アキヒロ)が仲裁に入ってきた。
隣までドタバタ聞こえてたらしい…

頭に来た俺は彩乃を追い払った。
彩乃はあんたの部屋とか2度と来ねーよ!とか言いながら帰っていった。

とにかくイライラがハンパなかった。

⏰:09/11/08 21:56 📱:F902iS 🆔:wLpez8uE


#512 [ゆうと]
翌日…

彩乃と俺は、仲良くK市のauショップにケータイを見に行った。

「この前白だったから今回は黒とかがいいかな♪」

「んー…俺が黒だからかぶらない?」

「ああ、そっか…どぉしよっかなぁ♪…あ、紫とか斬新♪紫とかよくない?」

「紫か…いいんじゃない?」

⏰:09/11/08 22:00 📱:F902iS 🆔:wLpez8uE


#513 [ゆうと]
「じゃあ紫で…手続きしないとね♪」


…こんな感じで喧嘩はおさまってた。
俺と彩乃のいいところ…喧嘩をいつまでもズリズリ引きずらないこと…


帰りは仲良く外食して寮に帰った。

こんな感じで6月は過ぎていった。

⏰:09/11/08 22:05 📱:F902iS 🆔:wLpez8uE


#514 [ゆうと]
─7月─

俺の誕生日が来た…
ミクさんは就活で地元に帰っていたため、男女バスの1年生で会を開いてくれた。

夜は、彩乃からプレゼントの香水をもらった。
その香水がなくなっても、しばらくはずっと同じものを買って、愛用していた。

誕生日を迎え、彩乃22歳、俺19歳…

⏰:09/11/08 22:10 📱:F902iS 🆔:wLpez8uE


#515 [ゆうと]
7月半ば…

大学のテストの時期だ…
講義中はちゃんとノート取ったし、ほとんどサボらなかったからなんとかなると思ってたけど…


最大の山場がやっぱり数学だった…
公式なんて覚えてない&計算の仕組み分かんない&xだのyだのうざい&講義内容は右から左へ受け渡すかのように耳をすっぽ抜けてたから聞いてなかった…最悪だ…

⏰:09/11/08 22:18 📱:F902iS 🆔:wLpez8uE


#516 [ゆうと]
数学のテスト前日になって追い込みを開始した。

それでも間に合うはずもないし、数学というものを一切理解してない俺は、とにかくあたふたしていた。

問題を解けることなくイライラしていると、彩乃が部屋へとやってきた。

「進んでますかぁ?(笑)アイス買ってきたから部屋おいでよ」

⏰:09/11/08 22:27 📱:F902iS 🆔:wLpez8uE


#517 [ゆうと]
んで彩乃の部屋でアイス食いながら勉強再開!

彩乃が部屋の片付けやらなんやらしてる中、俺は1人、数学とバトルしていた。
しかし、何も進まない。

公式を覚えてれば簡単に解けますよ〜♪

先生の言葉はまったくの嘘だ!
見ろ!公式と照らし合わせても何も解けないじゃねーか!

⏰:09/11/08 23:03 📱:F902iS 🆔:wLpez8uE


#518 [ゆうと]
「苦戦してるみたいね(笑)」

彩乃が隣に座った。
「数学かぁ。あたしらこんな問題やってたっけ?(笑)」

「…まったく分かんない」

俺はカッコ悪いセリフをボソリとつぶやいた。

「大丈夫!ほら、シャーペン持って♪」

⏰:09/11/08 23:07 📱:F902iS 🆔:wLpez8uE


#519 [ゆうと]
「とりあえず、公式さえ覚えとけばなんとかなるもんだよ♪」

「それ先生にも言われたけど、まったく意味が分かんない」

「やってみないと分かんないでしょうが(笑)この問1はこの公式を活用すればいいんだから…」


彩乃講座が開かれた。

⏰:09/11/08 23:11 📱:F902iS 🆔:wLpez8uE


#520 [ゆうと]
「…(あれ?なんか分かるかも♪)」

1時間もしないうちに、なんとなくだけど理解できてきた。

「ほら!やればできるんじゃん♪じゃあ、ステップあげるよ。次のページ開いて」


彩乃の説明は分かりやすかった。
イヤイヤやってた数学だったけど、いつの間にかのめり込んでいた。

⏰:09/11/08 23:15 📱:F902iS 🆔:wLpez8uE


#521 [ゆうと]
さっきまで夕方の6時過ぎだったのに、もう10時だ…
4時間も数学をやっていたなんて…
生まれて初めてだ…
しかも分かってきたし…ヤホイ♪


「ね、簡単でしょ?」

「簡単っつーか、分かってきたかも♪」

「いいぞ♪頑張れ頑張れ!」

⏰:09/11/08 23:19 📱:F902iS 🆔:wLpez8uE


#522 [ゆうと]
深夜0時過ぎ…

さすがに疲れてきた…
しかも眠い…

「疲れてきたね。もう寝る?」

「…もうちょっとやる」

「偉いぞ♪ね、ちょっと息抜きで散歩行かない?」

「散歩?」

「うん。ちょっとは気持ち的に違うかなぁって思って」

⏰:09/11/08 23:23 📱:F902iS 🆔:wLpez8uE


#523 [ゆうと]
そういうワケで、30分くらい寮周辺を歩いて、勉強を再開した。


「よし!やってやる」

深夜2時…
彩乃がうつらうつらし始めた。

「寝てていいよ。きついだろ?」

「…大丈夫!顔洗ってくる」
そう言って顔をペチペチと叩いた。
(>_<)←こんな顔で。

⏰:09/11/08 23:27 📱:F902iS 🆔:wLpez8uE


#524 [ゆうと]
明け方4時過ぎ…

俺は追い込みを続けていた。
必死にやってたから気付かなかったけど、肘を付いたまま彩乃は寝ていた。

俺は彩乃をお姫様抱っこして布団に寝かせた。

感謝の気持ちでいっぱいだった。
眠かっただろうに、こんな時間まで付き合ってくれてありがとう。

⏰:09/11/08 23:30 📱:F902iS 🆔:wLpez8uE


#525 [ゆうと]
明け方6時…

俺も限界がきて、うつらうつらレベルどころじゃない眠さが襲ってきた。
8時過ぎには寮を出ないといけない…


約2時間の仮眠をとり、彩乃にお礼の手紙を書き残して寮を出た。

テストは9時から行われる。

⏰:09/11/09 00:43 📱:F902iS 🆔:C5x3N09w


#526 [ゆうと]
眠さと緊張がマッチして、最悪のコンディションでテストに臨むことになった…

寝不足の俺に向かって、
ユウキは、
「ひでぇ顔(笑)」
アキヒロは、
「ブッサ(笑)」
リョータは、
「変な顔(笑)」
ヒロユキは、
「無理だけはすんなよ」
の言葉をくれた。

愛してるぜヒロユキ♪

⏰:09/11/09 00:48 📱:F902iS 🆔:C5x3N09w


#527 [ゆうと]
テスト用紙が配られた…
この数学で、俺の運命は決まると言っても過言ではない。
他の教科はそれなりに自信がある。
だから数学だけは…
彩乃の気持ちにも答えたい!
単位落とした成績表を親には見せたくない…
腹減った…

いろんな思いを胸に抱いて、シャーペンを握った。

⏰:09/11/09 00:54 📱:F902iS 🆔:C5x3N09w


#528 [ゆうと]
とにかく公式にあてはめればいいんだ…
難しく考える必要はないんだから…


とにかく書いて書いて書きまくった。
ギリギリまで粘った。

結果が出るのに数日かかる。
数学が終わったと同時にテストすべてが終了した。
あとか結果を待つしかない。

⏰:09/11/09 01:34 📱:F902iS 🆔:C5x3N09w


#529 [ゆうと]
寮に戻り、彩乃に報告した。

「どうだった?」

「とりあえず書くところは全部書いたよ。昨日やった公式にあてはめるヤツは自信がある♪」

「ホントに?よかった♪よく頑張ったね」

「昨日はマジ助かったよ。ありがとな」

⏰:09/11/09 01:37 📱:F902iS 🆔:C5x3N09w


#530 [ゆうと]
「いえいえ♪ちゃんと書けたならよかった!教えたかいがあったわ♪」


7月末…
帰省期間が設けられた。俺も彩乃も、それぞれの地元に帰ることになった。
帰省が終わってからは、彩乃と大量の花火を買って、近くの川辺で2人で花火をした。
ある時はミクさん・ユウキと俺と彩乃の4人、ある時は男女バス1年で…

⏰:09/11/09 01:44 📱:F902iS 🆔:C5x3N09w


#531 [ゆうと]
夏の思い出がたくさん残った。
このまま時間が止まればいいのに…
そう思えるほど、本当に今この瞬間が幸せだったんだ…





そうして、夏は終わりを迎えた。

⏰:09/11/09 01:47 📱:F902iS 🆔:C5x3N09w


#532 [ゆうと]
─9月─

彩乃に異変が起き始めた。

「彩乃、コンビニ行こうよ」

「…めんどくさい」
いつもなら、子供みたいに笑ってついて来るのに…

「休日何する?どっか行こうか?」

「…ダルい」
いつもなら彩乃の方があれこれ計画立てて遊びに行ったりするのに…

⏰:09/11/09 01:51 📱:F902iS 🆔:C5x3N09w


#533 [ゆうと]
大学バスケは、9月になるとほとんどのチームの4年生は引退する。
K大の女子も、いいところまでいったけど負けた。
だから彩乃達4年生は引退して、就活したり、やりたいことをやっていいってなってた。


別にたるんでたワケじゃない…
彩乃は引退してから、日に日に態度がおかしくなっていた。

⏰:09/11/09 01:57 📱:F902iS 🆔:C5x3N09w


#534 [ゆうと]
いつもなら取っ組み合いの喧嘩になるようなことがあっても、軽く流されたり…

前みたいに笑わなくなった彩乃に対して、別に不満はなかった。
たぶん、試合で負けて引退したっていうことで、彩乃の中で何か変化があったんだろうって…
引退したことに気持ちの整理をつける時期なんだろうって…

そう考えてたんだ…
また俺が元気づけてやろうって考えてた…

⏰:09/11/09 02:02 📱:F902iS 🆔:C5x3N09w


#535 [ゆうと]
でも、さすがに限界がきた。

何言っても聞いてんのか聞いてないのか分かんない態度…

「あのさ、言いたいことあるなら言えば?」

彩乃は振り向かない。

「俺が何かしたんなら、謝るし…」

振り向かない…

「引退して気持ちの整理つかないのは分かるけど…」

⏰:09/11/09 02:06 📱:F902iS 🆔:C5x3N09w


#536 [ゆうと]
俺のその一言に、彩乃はキッとこちらを睨みつけた。

「引退したから何?引退とか関係ないよ?」

「じゃあ、なんでそんな態度なの?ワケ教えてよ」

「…知らない」
そう言うと、また顔をそらした。
俺が元気づけないといけないのに…
でも、俺もさすがにカチンときた…

⏰:09/11/09 02:11 📱:F902iS 🆔:C5x3N09w


#537 [ゆうと]
「知らないじゃねーよ。なんかあるから、そんな態度なんだろ?言いたいことあるなら言えよ。前はもっと言ってくれてただろ?」


その言葉を聞いた彩乃は、表情を変えることなく、またこっちを向いた。

「あたし…あんたにいろんなこと言い過ぎたね…ってか、甘え過ぎてたね(笑)」

⏰:09/11/09 02:14 📱:F902iS 🆔:C5x3N09w


#538 [ゆうと]
「はぁ?」

「なんか、自分が情けないわ…なんかよく分かんないけど…そんだけ」

「何それ…」

「んー?自分でもよく分かんないや(笑)なんかめんどくさい(笑)」

「めんどくさいって何だよ…」

「しつこいなぁ…いいでしょ別に」

⏰:09/11/09 02:18 📱:F902iS 🆔:C5x3N09w


#539 [ゆうと]
「こっちは気分わりぃよ…一方的にそんなん言われて。理由言えよ」

「あーもう…ウザいウザいウザいウザいウザいウザいウザい!」

「いい加減にしろ!」

「何キレてんの(笑)ウザいから部屋帰ってよ(笑)」

「…………」

⏰:09/11/09 02:22 📱:F902iS 🆔:C5x3N09w


#540 [ゆうと]
「あ、大学のレポート書かないといけないんだった」

彩乃はテーブルに資料とレポート用紙を広げた。
俺に背を向け、作業し始めた。
そのまま振り向かずに、
「まだ立ってたの?あたしレポート書かなきゃなんないの!なんなら、あんたが書いてくれる?そしたらその間、あたしいろいろできるし(笑)」

⏰:09/11/09 02:25 📱:F902iS 🆔:C5x3N09w


#541 [ゆうと]
これ以上ここにいても、火に油を注ぐだけだ…

俺は背を向けて、部屋へと戻った。
ユウキやミクさんに話を聞いてもらうべきだろうか…
でも、ヘタに行動しても彩乃の立場が悪くなる…

イライラと不安が治まらず、その日の夜は一睡もできなかった。

⏰:09/11/09 02:28 📱:F902iS 🆔:C5x3N09w


#542 [ゆうと]
しばらくはお互いの部屋に出入りすることもなくなったし、いつものユウキやミクさん達4人で行動することもなくなっていった…

ミクさんは異変に気付いた。
そして、俺はミクさんの部屋に呼ばれた。

「ねぇ、最近変わったことなかった?」

「……………」

「アヤとなんかあったでしょ?」

⏰:09/11/09 02:33 📱:F902iS 🆔:C5x3N09w


#543 [ゆうと]
「俺自身もよく分かりません…」

「…ってことは、何かあったのね…」

「…たぶん」

「ユウトどうした?最近元気ないし、痩せたみたいだし…」

「最近あんまり食わないんすよ(笑)」

「ちゃんと食べなきゃ…」

⏰:09/11/09 02:37 📱:F902iS 🆔:C5x3N09w


#544 [ゆうと]
「…食えないって言った方が正しいかも。食欲なくて…」

「男子試合も近いんだから、食べないと力出ないよ…待ってて」

ミクさんは立ち上がるとキッチンへと入っていった。

ミクさんの部屋はお香の匂いがする…
ユウキと一緒のやつかな…?

ミクさんは戻ってきた。

⏰:09/11/09 02:40 📱:F902iS 🆔:C5x3N09w


#545 [ゆうと]
「あまりモノだけど…あっためたから食べて」

肉じゃがだった。
箸を渡され、少しだけ食べた。
懐かしい味がした…
泣いちゃダメなのに…




「ユウト?」
「…すみません」

「この肉じゃがね。あたしが1年の頃、アヤに教えてもらったレシピで作ったんだ」

⏰:09/11/09 02:44 📱:F902iS 🆔:C5x3N09w


#546 [ゆうと]
やっぱりな…


「美味しい?」
「…旨いです」


彩乃が初めて作ってくれた料理が肉じゃがだったんだ…
この肉じゃがも彩乃の味…



頭をポンポンされた。
俺は泣きながら肉じゃがを全部食った。

⏰:09/11/09 02:47 📱:F902iS 🆔:C5x3N09w


#547 [ゆうと]
「あたしがアヤと話しよっか?」

「いや…俺が話します。もうちょいしたら話してくれると思うから…」

「そう…でも、なんかあったらあたしに言ってよ?あたしも気になる」

「ありがとうございます」

俺は立ち上がり、部屋を出ようとする。

「ユウト!」
「?」
「頑張って」

⏰:09/11/09 02:51 📱:F902iS 🆔:C5x3N09w


#548 [ゆうと]
頑張って…の一言でかなり元気づけられた!
ミクさん、泣いちゃってスミマセン…



とりあえず2・3日様子を見たけど、なんの変化もない…
もう冷めちゃったのかな?
部屋行ってみようかな…

ユウキに話してみようか…
いや、ダメだ…

俺は意を決して彩乃に話を切り出した。

⏰:09/11/09 23:28 📱:F902iS 🆔:C5x3N09w


#549 [ゆうと]
「あ、なんか久しぶりだね(笑)あんたに会うの…」

この前の適当オーラを感じさせない対応だった。しかも笑顔だし…

「うん。今何してた?」

「今からお皿片付けたり洗濯したりしないとなぁ〜って思ってた」

「そっか…今からやる?」

「いや。めんどくさいから後でやるよ。…で、どうしたん?」

⏰:09/11/09 23:32 📱:F902iS 🆔:C5x3N09w


#550 [ゆうと]
「あのさ、まぁ…なんつーか…ここ最近、彩乃の態度がさ…おかしかったじゃん?もう冷めたんかなー?とか思ってさ」

「単刀直入だね(笑)そうかもね」

え?
何笑ってんの?


「…マジで言ってんの?」

「う〜ん…自分でもよく分かんないんだけどさ。たぶんそうなんじゃないかなぁって思う」

⏰:09/11/10 00:32 📱:F902iS 🆔:C5xoJQM6


#551 [ゆうと]
俺は呆然とした…

「なんでケロッとして言えるんだよ、そんなこと」

「だから分かんないんだって(笑)」


彩乃は笑っていた。
引きつり笑いとかじゃなく、自然な笑顔だった。

「じゃあ、お前はどうしたいの?」

「え〜?とりあえず、この状況がめんどくさいから別れようよ」

⏰:09/11/10 00:37 📱:F902iS 🆔:C5xoJQM6


#552 [ゆうと]
しばらくは口論になったりした…
それからどれくらい経ってからかな?


彩乃は言った。
絶対に言われたくなかったこと…
ってか、まったく予想してなかったこと…
ってか、予想できなかったこと…

「あたし、マコと別れられて幸せだよ♪悲劇のヒロインになれたおかげでマコと切れられたワケだし(笑)そこであんたを使っちゃったこと悪いと思ってるんだけどさ(笑)」

⏰:09/11/10 00:46 📱:F902iS 🆔:C5xoJQM6


#553 [ゆうと]
ワケが分からなかった…
だから頭ん中ゴチャゴチャで、喋れなかった。

「マコがあたしを車で連れ去ろうとしたことあったでしょ?あの時はね、事前に電話でわざと挑発的な言葉言いまくったんだ。そしたら案の定、怒りまくって寮まで来たってワケ♪」

「じゃあ、マコさんは…」
「あんたが前言った通り…温和な人だよ(笑)」

⏰:09/11/10 00:54 📱:F902iS 🆔:C5xoJQM6


#554 [ゆうと]
「でも、車で連れ去られそうになったことは前もあったんだろ?」

「1回だけね(笑)あたしの浮気がバレてさ♪」

青ざめた…


「でもまぁ、よく4年間も続いたわ、マコと♪あ、地質3年間か(笑)」

「…………」

「何黙ってんの(笑)あたし前言ったよね?」

⏰:09/11/10 00:59 📱:F902iS 🆔:C5xoJQM6


#555 [ゆうと]
何を………


「マコと別れる時の電話で『あたしはこういう女だよ?』って(笑)それ聞いてたでしょ?あ・れ・は!あんたに対する最初の警告でもあったんだよ!気付かなかったの?ダメだよー(笑)女の涙に騙されちゃ(笑)」

「ふざけんな!それまで俺とは普通に仲良くしてたじゃねーか!」

「タイプだったから(笑)」

「はぁ?」

⏰:09/11/10 01:04 📱:F902iS 🆔:C5xoJQM6


#556 [ゆうと]
「タイプだったからさ♪年下てか初めてだったし、なんとなく(笑)」

意味分かんねー…


「あ、あとマコから鬼のようにメール来た時あったじゃん?あれもね、事前に『明日絶対メールするから待ってて』的なこと言ってたのよん♪だから、あんたの言う『温和なマコさん』が温和じゃなくなったワケ(笑)」


「お前…最悪だな」

⏰:09/11/10 01:10 📱:F902iS 🆔:C5xoJQM6


#557 [ゆうと]
「でも、その最悪な女とデートできて、大人のセックス味わえたでしょ?言わなかったけど、セックスの時あたし中じゃイかないんだ(笑)だから…演技しちゃってたみたいな♪外ならイったけどね。ウマいねあんた(笑)」

「俺、体目的でお前と付き合ったんじゃねーけど…」

「あたしもだよ(笑)」

「じゃあなんで…」

「マコと別れたかったから!あんたと付き合ったのはそのお礼(笑)なんなら、またセックスする?」

⏰:09/11/10 01:16 📱:F902iS 🆔:C5xoJQM6


#558 [ゆうと]
「…んなもん、いらねーよ」

「へー。そういう話したら男ってみんな飛びついてくるのに…あんた偉いわ!」

「あっそ…」

「うん♪偉い…ってかあんたさ、あたしと付き合う時、同情入ってたんでしょ?」

「…入ってねーよ」

「でも、アザがなかったら付き合ってくれなかったでしょ?」

⏰:09/11/10 01:20 📱:F902iS 🆔:C5xoJQM6


#559 [ゆうと]
何も言えなかった…


「ほらね…あたしには同情って分かってたから…もし本当に付き合ってたとしても、あたしこんな女だからすぐ…フラれてたよね…なんか…ごめんね…傷つけちゃって…」


彩乃はうつむいた…
泣いてるのか?

「彩乃…」
俺は彩乃のそばに行った。

⏰:09/11/10 01:24 📱:F902iS 🆔:C5xoJQM6


#560 [ゆうと]
バッと顔をあげた…

「ほら、また騙された♪アハハ(笑)今警告したばかりなのに(笑)ウケる」

「てめぇ…」

「騙される方が悪いんじゃん♪だから辛い思いしたワケでしょ?自業自得♪でもまぁ、いい勉強になったでしょ?世の中にはこういう女もいるってこと…」

⏰:09/11/10 01:28 📱:F902iS 🆔:C5xoJQM6


#561 [ゆうと]
「じゃあ聞くけど、お前の親父の話は?あれも同情求めてたんじゃないのか?」

「親父?いたね、そんなヤツ(笑)」

「答えろよ!」

「んー?最初話した方は実話…最後の方はちょっと美化させて話作ったって感じ(笑)」

「最後の方は美化?」

「うん♪交通事故じゃなくて借金抱えて自殺したんだ。あらあらって感じじゃない?」

⏰:09/11/10 01:32 📱:F902iS 🆔:C5xoJQM6


#562 [ゆうと]
絶句した…
こいつ腐ってる…


「もう気ぃ済んだ?あ、忘れてた…マコがね、あれから電話してきてさ。2ヶ月くらい前かな?マコのアドレスも番号も消してたから、誰か分かんなくて電話出ちゃったのよ(笑)マコあんたに会いたいってさ」

「なんで?」

「知らない♪とにかく会ってみれば?」

⏰:09/11/10 01:37 📱:F902iS 🆔:C5xoJQM6


#563 [ゆうと]
恋愛なんて儚いものなんだな…
こんなに簡単に崩れていくものだなんて知らなかったよ…
涙さえも出てこなかった…


俺から別れを切り出した。
俺から別れようと言ったのに、この気持ちはなんだ…
初めて経験した裏切り行為は、一生忘れないと思った。
笑って『あんなこともあったね♪』なんて話せる日がくるのだろうか…

⏰:09/11/10 01:42 📱:F902iS 🆔:C5xoJQM6


#564 [ゆうと]
翌日、『マコちゃん』と会う約束をした。

彩乃と別れたことは、まだ誰にも話してない。
ミクさんは、彩乃の本性を知ってるのだろうか…知らないだろうな…
じゃないと、あんなにかばうハズがない…



俺は大学の講義も上の空…練習も集中できるはずがなく、足首をグキッと捻挫する始末…

⏰:09/11/10 01:47 📱:F902iS 🆔:C5xoJQM6


#565 [ゆうと]
あいつに対しての未練とかじゃない…

でも、自分に対しての苛立ちとか、悔しさが残ったような変な気持ちが渦巻いてる感じで…
気分が悪い…




練習が終わり、K市内のカフェで待つ『マコちゃん』に会いに行った。

⏰:09/11/10 01:51 📱:F902iS 🆔:C5xoJQM6


#566 [ゆうと]
よく考えてみると、『マコちゃん』にとって、俺は彩乃を『マコちゃん』から奪った男だ…


久しぶりの『マコちゃん』を目の前にして、申し訳ない気持ちと緊張でガチガチだった。

「こんばんは。ユウトだよな?座ってよ」

『マコちゃん』は優しく笑って、席に座るように言ってくれた。

「…失礼します」

⏰:09/11/10 01:56 📱:F902iS 🆔:C5xoJQM6


#567 [ゆうと]
「足引きずってるみたいだけど、怪我したの?」

「…あ、はい…今日の練習で…」

「そんなにかしこまらなくていいよ(笑)」

「…そうっすか?」

「うん♪ってか、ごめんな。忙しいだろうに呼び出したりして…」

「いや、はい。あの…2ヶ月前くらいに電話があったって彩乃が…彩乃さんが言うもんだから…」

⏰:09/11/10 02:01 📱:F902iS 🆔:C5xoJQM6


#568 [ゆうと]
「やっぱ忘れてたんだな(笑)なんで連絡こないのかなー?とは思ってたけど…」

「…あはは」

「殴ったりして悪かったな…」

「え?」

「前、俺がバスケ部の寮に行った時さ」

「…ああ。そんなこともありましたね(笑)」

⏰:09/11/10 02:05 📱:F902iS 🆔:C5xoJQM6


#569 [ゆうと]
「日を改めて謝らなきゃ!って思ってたのに遅くなっちまった」

「いやいや、そんな…ってか、俺の方こそすみませんでした。なんか、めちゃめちゃ生意気で…」

「誰が見たって、あれはユウトが正しいよ。止めてくれなきゃ…」

「正しくなかったっす!俺…」

「え?」

⏰:09/11/10 02:09 📱:F902iS 🆔:C5xoJQM6


#570 [ゆうと]
『マコちゃん』はキョトンとしている。

「あんなことされたら、誰だって面と向かって話したくなる!そうでしょ?」

「急にどうした?(笑)」

「俺…彩乃に全部聞きました。マコさんとの今までのこと…その連れ込もうとした時だって、先に彩乃にいろいろされてたんでしょ?そりゃ、誰だって面と向かって話しないと落ち着かないもんでしょ」

⏰:09/11/10 02:14 📱:F902iS 🆔:C5xoJQM6


#571 [ゆうと]
「何を聞いたのか知らないけど、あれは俺が大人げなかったって思う…先に何を言われようが、行動を起こした時点で間違ってた」

そんな『マコちゃん』の話を聞いて、俺はすべてを話すことを決めた。

「実は…」

俺と付き合ってたこと、昨日言われたショッキングな話…
全部打ち明けた…

⏰:09/11/10 02:18 📱:F902iS 🆔:C5xoJQM6


#572 [ゆうと]
『マコちゃん』はしばらく黙り込んだ…

「俺、マコさんがあいつのことで苦しむなんて、嫌です!こんなに純粋に人を好きになったマコさんがバカにされてるみたいで…俺が言える立場じゃないことは分かってます。でも…」

「ありがとう…そういうこと言われるの初めてだ。俺もしばらくアヤのことで苦しんだよ。俺のこと嫌いなんじゃないか?って早くから思ってた」

⏰:09/11/10 02:26 📱:F902iS 🆔:C5xoJQM6


#573 [ゆうと]
『マコちゃん』は一瞬笑って、話を続けた。

「だから、そう気付いた時点でなんでもっと自分を磨く努力をしなかったんだろうって、自分を責めるようになったよ。今になってね…」

「………」

「でも、これでピリオドが打てた気がする…アヤがどういう人間であれ、もう追いかけることは止めるよ。気持ちが伝わらないのに、しつこく想い続けるのはアヤにも悪いし、ユウトにも悪いからな♪」

⏰:09/11/10 02:36 📱:F902iS 🆔:C5xoJQM6


#574 [ゆうと]
「俺にもっすか?」

「当たり前だろ(笑)そうやっていろいろ教えてくれたし、俺のことを心配してくれたんだからな。最初は生意気で仕方なかったけど、今は弟みたいな友達みたいな…なんなんだろうな(笑)」

「なんすかそれ(笑)ってか、マコさんは就職とかどうするんすか?」

「俺は地元に帰るよ。地元のT県で頑張ろうって決めたんだ!」

⏰:09/11/10 02:40 📱:F902iS 🆔:C5xoJQM6


#575 [匿名っす]
あやの最低だね
思わず書き込みして
しまった

頑張って下さい

⏰:09/11/10 13:05 📱:F01A 🆔:w2UakqP.


#576 [ゆうと]
>>575
匿名っすさん

書きありがとうございます
俺もストーリー進めていきながらも、思い出してイライラしてました(笑)

もしよかったら、感想板立ててるんで感想等もらえたら嬉しいです(´_ゝ`)

⏰:09/11/10 20:05 📱:F902iS 🆔:C5xoJQM6


#577 [ゆうと]
(続き書きます♪)


「T県出身なんすか。就職は決まったんですか?」

「一応ね♪IT関係の会社に決まったよ」

「そうなんだ…すげぇ」

「地元帰ってまた1から出直すわ。アヤとの思い出とかは、すべてここに置いていく。じゃないと、俺自身が成長しないしな」

⏰:09/11/10 20:12 📱:F902iS 🆔:C5xoJQM6


#578 [ゆうと]
『マコちゃん』は笑った。
辛かっただろうに…


思った通り…
『マコちゃん』は、やっぱり大人で、めちゃくちゃ優しい温和な人…

こんな温和な男がマジ切れするくらい、彩乃という女に本気だったんだ…顔はちょっと……
だけど、本当にカッコいい人だなぁって思った。
歳はたった3個しか違わないのに、俺自身がめちゃくちゃガキに思えた。

⏰:09/11/10 20:22 📱:F902iS 🆔:C5xoJQM6


#579 [ゆうと]
「…もう9時過ぎか…ごめんな。遅くなったな」

「いやいや。マコさんと話ができてよかったです。正直、なんかモヤモヤしてたんで…」

気が付けば、彩乃の名前が出てこないくらい雑談してた。
仲良くなったって言ったらおかしいかもしれないけど、これからも『マコちゃん』とはいい付き合いをしていきたいと思えた。

⏰:09/11/10 20:28 📱:F902iS 🆔:C5xoJQM6


#580 [ゆうと]
「足…怪我してるだろ?寮まで送ってくよ♪」

「いえ…チャリもあるし、マコさんに迷惑っすよ」

「チャリは俺ん家にでも置いといていいからさ。怪我が治ったらいつでも勝手に取りきてくれていいし。怪我が治るまでチャリは禁止(笑)」
「…マジすか?じゃあ、お言葉に甘えて…」

赤い車に乗ったのは久しぶりだった。
もう二度と乗ることはないと思ってたけど…

⏰:09/11/10 20:33 📱:F902iS 🆔:C5xoJQM6


#581 [ゆうと]
寮に着いた…
俺は『マコちゃん』にお礼を言って、部屋に戻った。
失恋したのに、こんなに心が温かいのはなんでだろう…

『マコちゃん』といろいろ話せたことが、俺のモヤモヤを消し去ってくれたのかもしれない…




「ユウト!」

⏰:09/11/10 20:37 📱:F902iS 🆔:C5xoJQM6


#582 [ゆうと]
ユウキだ。
ズカズカと部屋にあがりこんできた。

後からはミクさんも入ってきた。


「よぉユウト君(笑)」

ユウキはニヤニヤしながら話しかけてくる。

「なんだよユウキ君」

「あれ?普通だな(笑)」

⏰:09/11/10 21:16 📱:F902iS 🆔:C5xoJQM6


#583 [ゆうと]
「まぁね(笑)」

「上田さんから全部聞いたぞ…大変だったな」

「そうだな…」

「まぁ、元気だせよ。そういうこともある(笑)」

え…?
そういうこともある…って、そんなにないことだろ?

「彩乃なんて言ってた?」無理やり笑顔を作った。

⏰:09/11/10 21:24 📱:F902iS 🆔:C5xoJQM6


#584 [ゆうと]
「上田さんに好きな人ができたんだろ?上田さん、泣きながら話してたぞ。ちゃんと和解したのか?」



は?

「ちょい待てよ。なんだよそれ…」

「え?失恋した身でこんな話聞くのは辛くないか?(笑)」

「いやいや…ワケ分かんないんだけど…」

⏰:09/11/10 21:28 📱:F902iS 🆔:C5xoJQM6


#585 [ゆうと]
「上田さん好きな人ができたからって…ユウトに対して冷めたとかじゃないけど、気になる人ができたって聞いたけど…違うのか?」


一気に怒りが上昇してきた…



「ユウト…!!」

俺は部屋を飛び出していた。

⏰:09/11/10 21:36 📱:F902iS 🆔:C5xoJQM6


#586 [ゆうと]
彩乃の部屋に着き、呼び鈴を鳴らした。

「あら。どうしたの?」

「どうしたのじゃねーよ!どういうことだよ?」

「何が?(笑)」

「分かってんだろ?」

「…分かんない(笑)」

「ユウキ達になんて話した?」

⏰:09/11/10 21:38 📱:F902iS 🆔:C5xoJQM6


#587 [ゆうと]
「別に…ありのままを…」

「あれがありのままか?あんな嘘並び立てて…」

「どっちにしても、あたしが悪者ってことに変わりはないじゃん(笑)あんたにはなんの責任もないんだよ?いいじゃん、別に♪別れた後にゴチャゴチャ言うの好きじゃないんだよね(笑)」

「自分で自分を擁護したってワケか…最低だな」

⏰:09/11/10 21:49 📱:F902iS 🆔:C5xoJQM6


#588 [ゆうと]
「いいじゃん(笑)好きな人ができたワケでもないけど、ちょっと工作してみたってことで♪最低でいいから許してよ(笑)」

愕然とした…
ここまでくると言葉も出ない…

「…じゃあな」

「うん、元気でね♪」

上田彩乃…
生まれ変わっても、二度と出会いたくない女として、俺の心に深く刻まれた。

⏰:09/11/10 21:58 📱:F902iS 🆔:C5xoJQM6


#589 [ゆうと]
部屋に戻ると、ユウキとミクさんがいない…
やっべ…
気ぃ悪くさせたかな…



2人が戻ってきた。

「ほれ♪」
ユウキが缶酎ハイを差し出す。

「なんで酎ハイ?」

「今まで流した涙を補うんだ!元気出せよ相棒♪」

⏰:09/11/11 00:40 📱:F902iS 🆔:eMCq86Qo


#590 [ゆうと]
相棒か…

俺はその言葉が嬉しかった。

「ユウト!これから少しずつ気持ち整理していけばいいんだからさ。元気だすんだよ」

ミクさんも慰めてくれる。


…彩乃を失った俺だけど、こうやって言ってくれる仲間がいる。
だから大丈夫!

⏰:09/11/11 00:46 📱:F902iS 🆔:eMCq86Qo


#591 [ゆうと]
数時間後…
次から次へと酒を開けて飲んだ。

「よし!お前らカラオケ行くぞカラオケ!早く準備しろやい!」

ミクさんのオッサン口調は初めて聞いた。
酔ってますね。


「ミクさん、大丈夫か?(笑)」

「あー、全然大丈夫(笑)俺がチャリであいつ乗せてくからさ」

⏰:09/11/11 00:51 📱:F902iS 🆔:eMCq86Qo


#592 [ゆうと]
「分かった。K市のカラオケ店だろ?ミスドの隣だっけ?」

「そうそう♪」



カラオケか…
ミクさんたちが、俺を元気付けてあげようと企画してくれた。その気持ちはめちゃくちゃ嬉しい。
ただ、カラオケ=浜崎あゆみ=彩乃っていうイメージしかなくて、少し抵抗がある。

⏰:09/11/11 00:57 📱:F902iS 🆔:eMCq86Qo


#593 [ゆうと]
俺は彩乃と最悪な結末を迎えた。

でも、浜崎あゆみを歌うあいつの姿は、鮮明に覚えてる…

『大好き』『大切な人』『愛すべき人』

こんな歌詞がモニターに映ると、その部分を歌う時俺に笑いかけてくれる…
そんな彩乃のことを、俺は本当に大好きだった。

⏰:09/11/11 01:02 📱:F902iS 🆔:eMCq86Qo


#594 [ゆうと]
あの笑顔は忘れられない…
例え、これから先あいつに会うことがなくても、きっと忘れない。


でも、忘れたい。
あんな女、記憶の中から抹消したい。

…でも、人との思い出って、ホント鮮明に残っちゃうモノなんですね…
それが自分にとって、大事な人だったらなおさら…
笑顔なんて、卑怯だ。
心に住み着いて、まったく離れようとしない…

⏰:09/11/11 01:14 📱:F902iS 🆔:eMCq86Qo


#595 [ゆうと]
モヤモヤしながらも外に出る。


「どこ行くの?」

アキナだった。

「あら、ミクさん!こんばんは♪」

「アキナちゃん♪あんたも行くよ!」

「え?どこに(笑)」

「忘年会っていったらカラオケでしょうが!カラオケで死ぬまで歌うよ!おいで小娘♪」

⏰:09/11/11 01:20 📱:F902iS 🆔:eMCq86Qo


#596 [ゆうと]
「忘年会?ミクさん酔ってますね(笑)」

「酔ってないわよ♪あんた可愛い顔して冗談きついわよ♪とにかくおいで」

今気付いたけど、なんでミクさんが酔っ払ってるんだ?


「あ、無理しなくていいよ。ミク酔ってるから」

「加藤君(ユウキの名字)……いや、あたし行きます♪」

⏰:09/11/11 01:25 📱:F902iS 🆔:eMCq86Qo


#597 [ゆうと]
「ホント?マジで無理しなくていいよ」

「無理なんてしてないよ(笑)あたし暇だし、一緒に行かせて♪」

「ありがと♪じゃあ、ユウトの後ろ乗ってもらっていいかな?この時間はチャリ置き場に置ききれないからさ。違うとこにチャリ停めてたら店長がうるさいから(笑)」


「分かった♪」

⏰:09/11/11 01:29 📱:F902iS 🆔:eMCq86Qo


#598 [ゆうと]
よく考えたら、俺チャリ『マコちゃん』の家に置いてきてる…
しかも捻挫してるし…
ガーン…


「ユウト?どうしたの?」

「アキナ…俺、今寮にチャリないわ(笑)」

「なんで?(笑)」

「別の場所に置いてきてるから…」

「おバカ(笑)じゃ、あたしのチャリで行こ♪運転はユウトだよ(笑)」

⏰:09/11/11 01:57 📱:F902iS 🆔:eMCq86Qo


#599 [ゆうと]
「…ごめん」

「ユウトにはちっちゃいかな?このチャリ…ま、いっか♪早く行こうよ、運転手さんお願いしまぁす(笑)」

アキナの笑顔は久しぶりに見た気がする。
俺はずっと彩乃と一緒にいたし、アキナとは同じクラスだけど、講義中はほとんど会話をしないから…

「(足いてぇ…)じゃ、行くぞ♪」

⏰:09/11/11 02:02 📱:F902iS 🆔:eMCq86Qo


#600 [ゆうと]
「夜遊びは久々だな♪」

「そう?アキナはいつもこの時間は寝てたりする?」

「今何時?」

「PM11:00過ぎ」

「寝てる…かなぁ?もしくはチー(チヒロ)の部屋行って話したり、先輩の部屋行ったり…コンビニ行ったりするくらい♪」

⏰:09/11/11 02:08 📱:F902iS 🆔:eMCq86Qo


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