ペアリング
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#701 [ゆうと]
:09/11/13 02:30
:F902iS
:/NJm.dew
#702 [ゆうと]
家に着いたのは、もう夜が遅かった。
何十年も家にいなかったワケじゃない…
なのに、なんでこんなに懐かしく感じるんだろう…
ここの柱って、こんなに傷があったっけ?
風呂場ってこんなに狭かったっけ?
ウロウロしてると、
「お兄ちゃんお帰り♪」
妹がリビングにいた。
:09/11/13 02:36
:F902iS
:/NJm.dew
#703 [ゆうと]
「お前、また背ぇ伸びた?」
「伸びてないよ(笑)気のせいじゃない?」
俺の中の感覚が違うのか…?
「里菜(妹)ね、ユウトが帰ってくるの楽しみにしてたんだよ♪」
母さんに言われた。
「寂しかったんだな(笑)」
「んなワケない(笑)」
里菜…強くなったな…
:09/11/13 02:40
:F902iS
:/NJm.dew
#704 [ゆうと]
実家に帰ってきても、ユウキやミクさん達とは普通にメールや電話をしてた。
「家着きました♪」
「長旅だったね。お疲れ様♪」
ミクさん達に、家に着いたという報告メールを送った。
左手に書かれだ絆"を見た…
アキナ…どういう意味でこれを書いたのだろう…
:09/11/13 02:45
:F902iS
:/NJm.dew
#705 [ゆうと]
翌日からは就活に入った。
ダラダラしている暇はない…
けど、仕事なんて簡単に見つかるもんじゃない。
根っからの体育会系の俺には、座りっぱなしの事務業なんて向いてないし、接客業なんて作り笑いすらできない…
アルバイトより、正社員を優先して探した。
:09/11/13 10:35
:F902iS
:/NJm.dew
#706 [ゆうと]
しばらくは就活に専念していた。
けど、なかなか見つからない…
「来年の公務員試験でも受けてみれば?」
親はそう言うけど、俺の頭じゃ無理な話だ。
だって数学とかうんこだし…
大学辞めたはいいけど、仕事とかまったく決めてないじゃん…
何やってんだ俺…
:09/11/13 10:40
:F902iS
:/NJm.dew
#707 [ゆうと]
就活して半年…
ついに仕事が決まった。しかも正社員!
俺みたいなうんこ野郎でも、半年頑張った甲斐があった。
ただ、地元じゃなくて県外だけど…
早速引っ越しやらなんやら終わらせて、入社に向けて準備をした。
:09/11/13 10:44
:F902iS
:/NJm.dew
#708 [ゆうと]
そういえば、K大の卒業式を終えたミクさんから写メが届いてたな…
「おめでとうございます」
しか送ってないし、写メとかちゃんと見てないや…
とりあえず保存はしておいた。
んで、入社して間もない頃にユウキから電話が入った。
:09/11/13 10:48
:F902iS
:/NJm.dew
#709 [ゆうと]
入社おめでとう!の電話でもしてくれたのかな♪
「もしもーし♪」
「…ユウト。元気だった?」
「全然元気だけど♪久しぶりだな!」
「…まぁな…」
ユウキと連絡を取ったのは久しぶりだった。
…でも、いつものユウキじゃないことはすぐに分かった。
:09/11/13 10:52
:F902iS
:/NJm.dew
#710 [ゆうと]
「どした?なんか元気ないじゃん。ミクさんと喧嘩でもしたか?(笑)」
「…ユウト」
「なんだよ(笑)」
電話の向こうはザワザワしていた。
忙しそうな感じ…
グスンッ…
「ユウキどうした?なんかあったのか?」
:09/11/13 10:55
:F902iS
:/NJm.dew
#711 [ゆうと]
「……………」
ユウキは何もしゃべらなくなった。
俺は間を置いて待ってみた。
「……………」
鼻をすする音しか聞こえない。
「ユウキ…どうした?」
「ユウト…落ち着いて聞いてな…上田さんな…昨日亡くなったんだ…」
:09/11/13 10:59
:F902iS
:/NJm.dew
#712 [ゆうと]
「え?何言ってんの…?」
胸がジワッと熱くなった…
何を言ってるか理解できない…
ユウキは「…亡くなった」と言った後、鼻をかみながら号泣しだした…
「ユウキ…今、言ったこと…嘘だよな?」
嘘だと言って笑ってくれ…
冗談きついぞ(笑)って言わせてくれ…
:09/11/13 23:19
:F902iS
:/NJm.dew
#713 [ゆうと]
電話の向こうでゴソゴソ聞こえる。
「ユウト?あたしだけど…」
「ミクさん…」
「ごめんね、いきなり…」
「ミクさん、ユウキが今言ったことって…嘘ですよね?」
「いや…嘘じゃないよ」
胸をかきむしられた気持ちになった…
:09/11/13 23:22
:F902iS
:/NJm.dew
#714 [ゆうと]
「昨日、仕事帰りにガードレールにね…車で突っ込んで…フロントガラス原型とどめてなくて…即死…」
「……嘘だ!あいつがそんな事故なんて起こすはずがない!絶対に嘘だ!」
「ユウト!嘘だったら、もっとまともな嘘ついてるわよ!頼むから落ち着いて聞いて…」
「絶対に嘘だ!ミクさん!嘘って言えよ!頼むから嘘だって言ってよ!」
:09/11/13 23:30
:F902iS
:/NJm.dew
#715 [ゆうと]
「ユウト!お願いだから…落ち着いてよ…」
ミクさんも泣いている。
「…ミクさん…ミクさんは今…どこにいるんですか?」
「アヤの実家」
「…A県?ってこと?」
「そうだよ…監督と、あたしらの代の女バスと、男バスの代表だけ来たんだ…」
:09/11/13 23:36
:F902iS
:/NJm.dew
#716 [ゆうと]
「……………」
彩乃…
もうこの世にいないってこと…?
もう二度と会えないってこと…?
でも、まだ半信半疑だ…自分の目で確かめてもいないのに、そんなこと認められるわけないだろ!
「ミクさん…1回…電話切っていいすか?」
「なんで?」
「行きます、A県…」
:09/11/13 23:40
:F902iS
:/NJm.dew
#717 [ゆうと]
A県とか、まったく知らない地だ…
遠征とかで行ったくらいだ。
土地勘もないし、地理力0の俺だけど…
でも、今は行かなきゃ…
嘘だってこと証明しなきゃ…
俺は会社の休みをとって、仕事に行く時と逆の電車に乗った…
:09/11/14 00:41
:F902iS
:SsIHbRfA
#718 [ゆうと]
財布とケータイだけを持って、飛び出してきた…
駅に着くたびに、ミクさんにメールして場所を聞く。
ホームに着いたら、乗り換えで新幹線に乗る…
到着したら、また乗り換えで電車に乗る…
半日はかかった…
俺んとこが田舎だから、交通の便が不便なんだ…
でも、放心状態だったのかな…?
あっという間にA県に着いた気がする…
:09/11/14 00:48
:F902iS
:SsIHbRfA
#719 [ゆうと]
でも、あいつの家がどこか分からない…
ミクさんが目印の店を教えてくれた。
猛ダッシュで向かった…
気が狂ったかのように足が動く…
涙は出ない…
なんで…?
俺の中のあいつは、まだ生きてるから…
もうすぐだ…
黒いスーツ姿のミクさんが見えた…
:09/11/14 00:52
:F902iS
:SsIHbRfA
#720 [ゆうと]
「ユウト!」
無表情のミクさんが手を振る。
ガクガクの足でミクさんに近づいた。
「あんた…よくここが分かったね」
「なんとなく…勘で…」
息が苦しい…
「彩乃は?」
「…………こっち」
ミクさんについて行く。約10分間、無言…
そして、俺は足が止まった…
:09/11/14 00:57
:F902iS
:SsIHbRfA
#721 [ゆうと]
葬祭場…
黒い喪服に身を包んだ人間が出入りしていた。
目線の先には、
『故・上田 彩乃』
の文字…
その文字を何度も読み返した…
何度も何度も…
:09/11/14 01:01
:F902iS
:SsIHbRfA
#722 [ゆうと]
ミクさんが俺の腕を掴んだ。
ビクッとした…
「行くよ…ユウキ達が中にいる」
足を前に進めた。
中に入る…
お通夜…
入り口の右側には、あいつの遺品…
左にはモニターがある。
:09/11/14 01:06
:F902iS
:SsIHbRfA
#723 [ゆうと]
モニターには、白い箱をメインとして映し出されていた。
すぐに目をそらした…
それが棺って分かってたから…
ただ認めたくなかったんだ…
遺品を見ようとする…
ミクさん達元4年生、ユウキ、アキヒロが出てきた。
「あ、ユウト…」
アキヒロが呟いた。
うつろな目つきだった…
:09/11/14 01:11
:F902iS
:SsIHbRfA
#724 [ゆうと]
「バカ!遅ぇよ!」
ユウキに怒鳴られた。
「…………」
言葉が出なかった。
それを見ていた小柄な女性、2人の男が近付いてきた。
「ミクのお知り合いの方々でしょうか?私、上田彩乃の母親です」
小柄な女性は、彩乃のお母さんだった…
:09/11/14 01:17
:F902iS
:SsIHbRfA
#725 [ゆうと]
そういえば、さっきミクさんと、この『お母さん』は入り口で話をしていた…
ミクって呼んだってことは、家族ぐるみで仲良しだったっていうのが読み取れる。
俺は頭を下げた。
「彩乃の兄の弘樹、弟の健太です」
彩乃のお母さんが名前を言った後、後ろに立っていた2人が頭を下げた。
お母さんの目は腫れていた…
:09/11/14 01:22
:F902iS
:SsIHbRfA
#726 [ゆうと]
すぐに思い出した…
前、彩乃が『お父さん』の話をした時に、兄弟がいるって言ってたな…
そう思いながら、遺品や写真を見た。
久しぶりに見る彩乃の笑顔、小さい頃の写真…
「あ!これ…」
俺は叫んだ。
「何?どうしたの?」
ミクさんが俺の横に並んだ。
:09/11/14 01:27
:F902iS
:SsIHbRfA
#727 [ゆうと]
遺品として置かれていたのは、薄いピンク色の指輪…
あの時、俺があげた『ペアリング』…
なんでここにあるんだ…?
彩乃のお母さんが話しだした…
「家で料理を作る時以外は、ずっとこの指輪をしてましたよ。一番のお気に入りだったみたいで、今日、ここに置かせていただきました」
:09/11/14 01:31
:F902iS
:SsIHbRfA
#728 [ゆうと]
泣き崩れた…
俺と別れてから、絶対に捨てただろうって思ってたから…
そういえば、いつかあいつは言ってた…
『あたし指輪もらうの初めてだよ♪』って…
あの時の彩乃の笑顔は最上級だった。
あの笑顔をすっかり忘れてた…
俺、ホントにバカだ…
:09/11/14 01:38
:F902iS
:SsIHbRfA
#729 [ゆうと]
あいつの顔には、白い布がかけられていた。
事故の衝撃で、見れないくらいの顔になってたからって…
もう、あの可愛い笑顔は二度と見られないんだ…
彩乃…
頼むから、また笑ってくれ…
また喧嘩しようや…
俺にビンタしてくれよ…また「腕枕♪」って言ってよ…
頼むから…
:09/11/14 01:45
:F902iS
:SsIHbRfA
#730 [ゆうと]
明日が葬式だという…
俺達は葬儀場を出た。
泊まる所は、大川監督が用意していたから困らなかった。
俺…黒いスーツなんて持ってきてない…
そう言うと、彩乃のお兄さん・弘樹さんが貸してくれた。
本当はこんなスーツ着たくないよ…
:09/11/14 01:50
:F902iS
:SsIHbRfA
#731 [ゆうと]
翌日…
俺は一睡もすることなく、準備をした。
眠れるワケがない…
ただボーっとしてる状態…
葬儀場に着いた…
葬儀開始…
お経…お焼香…
それだけは覚えてる。
後はなんも記憶にない…
:09/11/14 01:54
:F902iS
:SsIHbRfA
#732 [ゆうと]
「皆様…外の方で…」
式が終了して、こんなアナウンスが流れたかなぁ…
ミクさんは俺の肩を抱いて、外に連れていってくれたみたいだ…
棺が運ばれて、黒い車に乗せられ、最後に長いクラクション…
これって、ドラマやニュースの世界だけじゃないのかよ!
こんなのおかしい!
:09/11/14 01:58
:F902iS
:SsIHbRfA
#733 [ゆうと]
黒い車が見えなくなった…
俺は泣き叫んだ。
「彩乃ー!」
その場に泣き崩れた。
弘樹さん…スーツ汚しちゃってすみません…
もう二度と会えない…
あの笑顔…
ペアリング…
ダメだ…
考えれば考えるほど、涙しか出てこない…
:09/11/14 02:01
:F902iS
:SsIHbRfA
#734 [ゆうと]
泣きまくった後は放心状態だった…
だって本当に記憶がないんだ…
唯一覚えてるのは、
「次にユウトと会うのはいつかなーって思ってたけど、こんな辛い場所での再開は果たしたくなかったよ…」
っていうアキヒロの言葉…
K大組は式が終わってから、しばらくして帰っていった。
:09/11/14 02:07
:F902iS
:SsIHbRfA
#735 [ゆうと]
スーツ返さなきゃ…
親戚だと言うおばさんにスーツを渡した…
あとクリーニング代。
俺も帰らなきゃ…
フラフラで駅まで向かった…
道分かんない…
まぁ、いいや…
家に着くまで半日以上かかった。
行きよりも時間がかかったのは、乗り間違いが多かったから…
:09/11/14 02:12
:F902iS
:SsIHbRfA
#736 [ゆうと]
ボーっとしてたんだな…
よく帰ってこれたもんだ…
ちなみに、俺はもう子供じゃない…
社会人として働いてる身だ…
だから気持ち切り替えて仕事しないと…
2日間休みもらってた分、しっかり仕事しないと…
そう思うけど、すぐボーっとしてしまう自分がいる…
:09/11/14 02:17
:F902iS
:SsIHbRfA
#737 [ゆうと]
翌日から仕事に励んだ。
思いっきり集中しないと辛さが襲ってくるから、何も考えずにひたすら仕事した。
夜は同僚の家行って酒飲んだり、くだらない雑談して1日を終えた。
そんなこんなしてるうちに、1日1日過ぎていく…
:09/11/15 00:09
:F902iS
:JA4Rjr/w
#738 [ゆうと]
あれから約2ヶ月…
彩乃の死を忘れたワケじゃないけど、なんとなく吹っ切れたような気がしてきた…
思い返してしまうと、辛くて泣いてた…
けど今は、思い出しても涙は出なくなった。
薄い水色の指輪を見ても、泣かなくなった。
強くなったとかじゃなくて、ちゃんと受け止められるようになったんだと思う。
:09/11/15 00:15
:F902iS
:JA4Rjr/w
#739 [ゆうと]
また2ヶ月が過ぎた…
ミクさんから電話がきて、K大の寮に来るように言われた…
「土日利用して来てほしい」
土曜日…
俺はK大に向かって、また電車に揺られてた。
駅に着いて、出口に向かった。
:09/11/15 00:19
:F902iS
:JA4Rjr/w
#740 [ゆうと]
逆のホームを見ると、めちゃくちゃ可愛い女の子を見つけた。
「おっ!」
思わず目を奪われてしまった…
目が合った…
俺は目をそらした…
瞬間…
「ん?!」
:09/11/15 00:22
:F902iS
:JA4Rjr/w
#741 [ゆうと]
向こうはずっとこっちを見ている…
「(可愛いなぁ…でも、どっかで見たことある気が…)」
逆のホームに電車が来た…
それで女の子が見えなくなった…
「(ま、いっか!)」
出口を出て、K大行きのバスに乗った。
:09/11/15 00:25
:F902iS
:JA4Rjr/w
#742 [ゆうと]
久しぶりに見るK市の光景…
あそこのTSUTAYAから始まったんだなぁ…
あの吉野家はユウキと行ったところだ…
auのケータイショップは、彩乃と喧嘩した次の日に行ったな…
K市にいた期間は短かったけど、思い出はたくさんある。
あの時は笑ってこの道を歩いてたけど、今はもう歩けない…
:09/11/15 00:30
:F902iS
:JA4Rjr/w
#743 [ゆうと]
K大前で信号にひっかかった…
最後に彩乃を見た場所だ…
あの時の彩乃は笑ってた…
最悪な別れ方して、もう二度と名前呼んでくれないって思ってたのに、笑って「ユウト!」って呼んでくれた…
その笑顔は、モノクロの世界へと消えていった…彩乃…
そっちでも笑っていますか?
…とか問いかけしたっけ?
:09/11/15 00:37
:F902iS
:JA4Rjr/w
#744 [ゆうと]
寮に着いた…
何も変わってないけど、なんだか懐かしい匂いがする。
隣の家のバカ犬まで吠えだした。
あの頃は「うぜぇ」とか思ってたけど、懐かしくて笑えた。
「ユウト〜♪」
ベランダ側からミクさんが出てきた。
俺はなぜかホッとして、寮の中に入った。
:09/11/15 00:41
:F902iS
:JA4Rjr/w
#745 [ゆうと]
「お久しぶりですね。ミクさんパーマかけました?」
「さすがユウト!誰も突っ込んでくれなくて寂しかったのよ〜…あ、ユウキ達ももうすぐ帰ってくるみたい♪」
一瞬、
「ミクさんって留年したっけ?」
とか思ったけど、よく考えたら、ここはユウキの部屋だ。
その隣が俺の部屋だった…
:09/11/15 00:44
:F902iS
:JA4Rjr/w
#746 [ゆうと]
「ミクさん、今何してるんでしたっけ?」
「エステの受付(笑)」
「へぇ〜」
A県での出来事がなかったって言えるくらい、ミクさんは普通だった。
俺も笑って話ができた。
…それから30分もしないうちに、ユウキが帰ってきた。
:09/11/15 00:48
:F902iS
:JA4Rjr/w
#747 [ゆうと]
ユウトは鞄を投げ捨て、ニヤニヤしながら近づいてきた。
「ユウト!久しぶりだな。生きてたか?(笑)」
「バリバリな(笑)お前こそ調子に乗って金髪かよ(笑)」
「あは(笑)たまにはいいじゃん!」
ユウキも普通だった。
その後はアキヒロを始め、男バス女バス数人が俺に会いにきてくれた。
:09/11/15 00:51
:F902iS
:JA4Rjr/w
#748 [ゆうと]
「みんな久しぶりだな〜♪なぁチヒロ、アキナは?」
笑ってたチヒロは表情を曇らせた…
「アキナね…学校辞めたんだ」
「…え?いつ?」
「先月にね…いきなり」
「……そうなんだ」
:09/11/15 00:55
:F902iS
:JA4Rjr/w
#749 [ゆうと]
そういえば、俺が大学辞めてから1、2回くらいしか連絡とってなかったな…
「今年からエースでバリバリやってたから、アキナが抜けたダメージは大きいよ」
「そうなんだ…あ、男バスも新入生いるんだろ?」
ユウキはニヤニヤしながら、
「今年は10人入ってきたぞ!イケメンは1人もいないけどな(笑)」
「んなこと誰も聞いてない(笑)」
:09/11/15 00:59
:F902iS
:JA4Rjr/w
#750 [ゆうと]
このままK大にいても、楽しくやれてたんだろうな…
なんてしみじみ思いながら、話をした。
夜はユウキ、ミクさん、俺の3人で、よく行ってた居酒屋へ行った。
昔話をしながら盛り上がる中で、彩乃の話がでた。
「今日ここにユウトを呼んだのはね…アヤのことで、まだ気持ちの整理ができてないんじゃないかって思ってさ…」
:09/11/15 01:03
:F902iS
:JA4Rjr/w
#751 [ゆうと]
ミクさんは心配してくれてた…
「うーん…そりゃ、最初は放心状態っつーか…寂しいやら悲しいやら、なんかよく分かんない感情でした…でも、時が経つにつれて受け止めようって思えるようにはなりました。前みたいにウジウジしてたって何も始まらないし、彩乃だってそんな姿見たくないだろうし…」
笑顔で答えたつもりだったけど、そんな話をすると、やっぱり胸が熱くなって涙が出そうになる…
:09/11/15 01:09
:F902iS
:JA4Rjr/w
#752 [ゆうと]
グッとこらえた…
「強くなったね…あんたが大学辞めるって言った時は『はぁ?』とか思ったけど、なんか安心した(笑)」
ミクさんは笑った。
「そうっすかねー(笑)人に頼りすぎてた分、これからもっと自分を磨いていかないと…」
ユウキも笑顔で、今のK大について話をしてくれた…
:09/11/15 01:14
:F902iS
:JA4Rjr/w
#753 [ゆうと]
酒で出来上がった頃に居酒屋を出た…
K大にいる時よく来てたカラオケ店へ入った。
あの部屋とまったく逆方向の部屋だったことが救われた…
俺は最初に、湘南乃風をチョイスした。
とりあえず叫んだ。
ユウキも(曲名分かんないけど変な歌)叫んで歌ってた。
ミクさんの倖田來未も久しぶりだった。
:09/11/15 01:20
:F902iS
:JA4Rjr/w
#754 [ゆうと]
俺が次に入れた曲は、浜崎あゆみ…
酒が入ってたっていうのもあったけど、なんか歌いたくなったから…
「いつも強い子だねって言われ続けた 泣かないね偉いねって褒められたりしていたよ」
…から始まって、曲名分かんないけど『君がいるから〜』みたいなやつ、『恋人達はとても幸せそうに歩いているからね』の歌、『M』、『You』を歌った。
これは彩乃がカラオケにきた時に歌う一連の流れ…
:09/11/15 01:27
:F902iS
:JA4Rjr/w
#755 [ゆうと]
俺以外の人が浜崎あゆみを歌ったら確実に泣いてた…
だから俺が歌った。
涙は出なかった。
ユウキは相変わらず「何それ?」っていう、変な歌しか歌わなかった。
ミクさんは大塚愛の「プラレタリウム」を歌ってた。
彩乃にフラれた後、俺を元気づけようと、「フラレタリウム〜(笑)」とか言って歌ってたな…
:09/11/15 01:31
:F902iS
:JA4Rjr/w
#756 [ゆうと]
いつもならフリータイムだけど、今回は時間を決めてたから夜中には店を出た。
ユウキの部屋に3人で寝た。
久しぶりだったからオールで語ろう♪ってことになってたけど、気付いたらみんな寝てた。
俺もミクさんも、昼過ぎには寮を出ることになった。
:09/11/15 01:34
:F902iS
:JA4Rjr/w
#757 [ゆうと]
みんなに見送られ、2人で駅に向かった。
その間にも、いろんな話をした。
「ユウキ最近モテるらしいよ!」
とか、
「アキヒロとチヒロ別れたよ!」
とか、仕事の話とか…
話し出したらキリがないくらい、ミクさんと語るのが楽しかった。
:09/11/15 01:38
:F902iS
:JA4Rjr/w
#758 [ゆうと]
ミクさんとはまったく逆の電車だった。
「また会おうね♪今度はみんなで旅行でも行こうよ♪あんたも頑張るんだよ!」
「了解です!ミクさんも体には気をつけてくださいよ〜♪」
途中で分かれて、電車を待った。
寂しいけど、また会えるっていう楽しみができた。
:09/11/15 01:41
:F902iS
:JA4Rjr/w
#759 [ゆうと]
ホームで電車を待つ…
逆のホームに昨日の女の子らしき人が…
「(あれ?昨日の人だ…)」
また目が合った…
俺は目をそらせなかった…
向こうもそらさなかった…
向こうのホームに電車がきた…
女の子は見えなくなった。
:09/11/15 01:45
:F902iS
:JA4Rjr/w
#760 [ゆうと]
電車が出ていく…
俺は呆然とそれを眺めてた。
…女の子は電車に乗ってなかった…
女の子は俺を見ながら、笑顔になった…
お姫様みたいな笑顔…
俺はビックリしながらも、視線は女の子へ…
あれ?
あいつもしかして…
:09/11/15 01:49
:F902iS
:JA4Rjr/w
#761 [ゆうと]
女の子は笑いながら叫んだ。
「ユウト!!」
ビクッとした。
一瞬時が止まったかと思った…
その間に、いろんなことが頭ん中を渦巻きながら思い出された…
「……アキナ?」
:09/11/15 01:53
:F902iS
:JA4Rjr/w
#762 [ゆうと]
俺が待つホームに電車が来た…
…ことさえ忘れて呆然としてた。
電車が発車したと同時に女の子はいなくなってた…
「え?あれ?」
なんで俺電車乗らなかったんだ?
足音が響いた…
走ってる音…
「こらぁ!小林佑翔!」
:09/11/15 01:57
:F902iS
:JA4Rjr/w
#763 [ゆうと]
後ろから思いっきり飛びついてきた。
「え?ちょっ…うわ肇
ホームで2人して倒れた。
「やっぱりユウトだ!なんで昨日シカトしたんだよ、ボケ!」
この地味なヤンキー口調…
「いってぇ…やっぱアキナだ」
:09/11/15 02:01
:F902iS
:JA4Rjr/w
#764 [ゆうと]
「なんでそんなに普通でいられるのよ(笑)めちゃくちゃ久しぶりじゃん!元気だった?」
「いや、元気だけど…お前何してんの?」
「あたし?就活(笑)」
「し、就活?」
「うん♪大学辞めたからさ(笑)あんた何してんの?」
「K大行ってた」
:09/11/15 02:06
:F902iS
:JA4Rjr/w
#765 [ゆうと]
「え〜?K大行ったの?何しに?」
「ユウキとかミクさんに会ってきたんだ。久しぶりだったからな…」
「そうなんだ…みんな元気だった?」
「うん。何人かは会えなかったけどな」
「ふーん…ね、ユウト今仕事してるの?」
「してるよ」
:09/11/15 02:09
:F902iS
:JA4Rjr/w
#766 [ゆうと]
「じゃあ、明日とか普通に仕事?」
「そりゃあね(笑)一応社会人っすから!」
「え〜?もっと話したかったのに…」
「なら今からうち来るか?(笑)」
「いいの?行く行く♪」
「え〜?」とか「はぁ?行かないし(笑)」みたいな答えかと思ってたのに。
:09/11/15 02:12
:F902iS
:JA4Rjr/w
#767 [ゆうと]
「本気で言ってる?うちまで結構あるぞ」
「平気だよ♪あたし暇人だし(笑)1人暮らし?」
「今はね」
「彼女とかいるの?」
「いないよ」
「よかった♪あ、あたし切符買い直してくる!ちょっと待ってて…ってか一緒に行こうよ♪」
:09/11/15 02:15
:F902iS
:JA4Rjr/w
#768 [ゆうと]
アキナの明るさは相変わらずだった。
なんとなく気持ちが和らいだ感じがした。
電車の中でいろいろ話した。
「お前なんで大学辞めたの?」
「自分磨きしたかったから(笑)」
「はいはい(笑)本当の理由は?」
「ホントだよ♪」
:09/11/15 02:19
:F902iS
:JA4Rjr/w
#769 [ゆうと]
「お前それ…まったく俺と…」
「一緒だよ♪悪い?(笑)」
「悪いってワケじゃないけど…」
「じゃあいいじゃん♪自分磨き…大事だよ(笑)全然磨けてないけどね(笑)あはは〜」
相変わらずアキナペースに持っていかれてしまう…
:09/11/15 02:26
:F902iS
:JA4Rjr/w
#770 [ゆうと]
「で…お前今日はどこ行ってたの?」
「彼氏のとこ(笑)」
「……そうなんだ」
「嘘だよ(笑)彼氏とかいるワケないじゃん♪今ちょっと間が開いたよね(笑)心配したんでしょ?分かりやすいねあんた(笑)」
「してねーから(笑)」
「はいはい(笑)も〜、素直じゃないところは相変わらずだわ♪」
:09/11/15 02:30
:F902iS
:JA4Rjr/w
#771 [ゆうと]
くだらない雑談をしてる間に駅に着いた。
駅から俺の家まではすぐだ。
7、8分も歩けば着く。
「へぇ〜。結構いいとこ住んでんじゃん♪なんかK大の寮みたいな造りだね、この建物」
「そうそう♪寮と似てるからさ。そこだけ気に入って借りちゃったってワケ」
「家賃とかいくらくらいすんの?」
:09/11/15 02:38
:F902iS
:JA4Rjr/w
#772 [ゆうと]
「そんなに高くないよ。仕事場も近いし、文句なしだよ」
「へぇ〜」
俺はアキナにお茶を出した。
緑茶…
「もう烏龍茶じゃないんだね…」
アキナはハッとした表情になり、
「あ…ごめん」
と言った。
:09/11/15 02:41
:F902iS
:JA4Rjr/w
#773 [ゆうと]
「…ああ、烏龍茶な。懐かしいな」
「ごめん!」
「いいよ、別に(笑)」
「…あのね。あたし今日、本当はA県に行ってきたんだ…」
「A県に?そうなんだ」
「お線香あげに…」
「彩乃の?」
「…うん」
:09/11/15 02:44
:F902iS
:JA4Rjr/w
#774 [ゆうと]
「そっか…」
「怒らないの?」
「なんで怒らないといけないんだよ(笑)」
「だって、彩乃さんのこと話しちゃったから…」
「別にいいよ(笑)彩乃ね…いろいろあったなぁ」
「事故って聞いたんだけど…」
「らしいね」
:09/11/15 02:47
:F902iS
:JA4Rjr/w
#775 [ゆうと]
「そっか…嘘みたい」
「うん。俺も最初は気が気じゃなかったよ」
「またさ、ユウトに時間が出来たらA県一緒に行こうよ」
「そうだな…」
アキナが左手で髪をかきあげた。
うつむいてた俺だったけど、なんとなくアキナの方を見た…
「ん?!」
:09/11/16 00:31
:F902iS
:O.gB36H6
#776 [ゆうと]
「…え?何?」
「アキナのこれ…」
アキナは左手に指輪をしていた。
2つ一緒に…
「これ?まだ大学にいる時に、K市の雑貨屋さんで買ったんだ♪」
「これは白?透明?」
「どっちかと言うと透明かなー?綺麗だよね」
「俺は水色と…」
:09/11/16 00:35
:F902iS
:O.gB36H6
#777 [ゆうと]
「ピンクでしょ?ペアで買ってたの知ってるよ。彩乃さん、毎日つけてたもん。ユウトが大学辞めてから、ユウトとお揃いなんだよって彩乃さんに聞いた」
「そうなんだ…ってかお前同じヤツ、2つもつけてるんだ」
アキナは笑った。
「まぁね(笑)あの『ペアリング』の水色の指輪の意味知ってる?」
「なんだったっけ?忘れた…健康?」
:09/11/16 00:42
:F902iS
:O.gB36H6
#778 [ゆうと]
「『勉強・知力』だよ♪」
「そうだっけ?ピンクは?」
「『恋愛・縁結び』」
「白?透明は…?」
「…『絆』だよ」
「絆?」
:09/11/16 00:46
:F902iS
:O.gB36H6
#779 [ゆうと]
「うん。絆♪」
「絆って…」
「覚えてるかな?ユウトが地元に帰る日、あたしがあんたの手に書いたじゃん」
「…覚えてる。ずっとワケが分かんないままで…今も…あんまり…」
「あんまりってか分かってないでしょ(笑)あたしね…賭け事は好きじゃないんだけど…賭けてみたんだ♪ってか、普段信じない占いを信じてみたんだ」
:09/11/16 00:52
:F902iS
:O.gB36H6
#780 [ゆうと]
「どういう意味?」
「あたし本当は、この指輪買うつもりなかったんだ…しかも、ユウトと彩乃さんがペアっていうの聞いて、なんか嫌で…」
うつむきながらも笑顔で話を続けた…
「でもね…その日に大学行く前にTVで占いやってたんだ。いつもなら見ないで消すんだけどさ。血液型別のヤツなんだけど…」
:09/11/16 00:58
:F902iS
:O.gB36H6
#781 [ゆうと]
「そういう日に限って、O型が一番最悪だったのね(笑)『今日は気分が沈みます』とか『しゃしゃりすぎ注意』みたいな(笑)」
「うん」
「その解消方のアイテムみたいなのが…『天然石の指輪』だったんだ。リラックス効果って書かれてる後に、『同じ血液型の人といい出会いに導いてくれますよ』みたいなこと書かれててさ」
:09/11/16 01:05
:F902iS
:O.gB36H6
#782 [ゆうと]
「へぇ〜」
「はぁ?嘘くせぇ…とか思ってたくせに、なんか気になり始めてさ(笑)練習終わってソッコー買いに行ったんだ(笑)マジ単純だわ、あたし♪」
「単純なところは相変わらずだったってワケか(笑)」
「うるさい!(笑)それで、K市の雑貨屋さんに行きました♪そしたら、『ペアリング』って書かれてるじゃありませんか…」
:09/11/16 01:10
:F902iS
:O.gB36H6
#783 [ゆうと]
「1人モンのお前には、残酷な言葉だったってワケだな(笑)」
「ちょっと黙ってて(笑)まぁ、そうなんだけどさ…彩乃さんはピンクだったし、ユウトは水色…あたしはピンクが欲しかったんだけど、さすがに一緒は嫌だなぁって思って…水色もね…う〜ん?って感じだったし」
「別にピンク買ってもよかったんじゃないか?」
「ピンク買おうかって、最後まで悩んだんだよ!でも、゙絆"っていう意味を持つ指輪を信じたくて、透明買ったんだ」
:09/11/16 01:16
:F902iS
:O.gB36H6
#784 [ゆうと]
「2つも?」
「そうだよ。じゃないと、『ペアリング』になんないじゃん(笑)」
「なるほどね」
「だから、1つは自分のもの…もう1つは、心から好き!って思える相手に渡そうって思ってさ♪それが本当に゙絆"として結ばれたら素敵じゃん(笑)」
:09/11/16 01:21
:F902iS
:O.gB36H6
#785 [ゆうと]
「元ヤンのお前が、そういう占いとか信じるなんてな(笑)」
「誰が元ヤンよ(笑)普通の一般ピーポーの優しい女の子よ、アキナちゃんは(笑)」
「あっそ(笑)」
「それでさ…もし、この瞬間が指輪の力だとしたら、ユウトはこの指輪もらってくれる?」
:09/11/16 01:28
:F902iS
:O.gB36H6
#786 [ゆうと]
「え…?」
アキナは俺の目をジッと見つめた。
笑顔で…
「不謹慎かな?あたし…でも…今までずっと言えなかった…彩乃さんと付き合う前から、あたしユウトのことが好きだった!」
「…アキナ」
「だからあの時も占いとか信じてみた!ユウトはもうK市にいなかったから…」
:09/11/16 01:34
:F902iS
:O.gB36H6
#787 [ゆうと]
言葉が出なかった…
「だから、次に自然に再会できた時は、本当に運命なのかも!とか、思っちゃったワケ(笑)昨日は話せなかったけど、実際ユウトに会えたワケだし…」
「……………」
「今日もこうやって会えたから…なんか…絆なのかなぁって思っちゃったんだ♪…ごめん(笑)バカバカしいよね(笑)」
:09/11/16 01:40
:F902iS
:O.gB36H6
#788 [ゆうと]
「…全然バカバカしくなんかないよ…なんか、俺なんかのこと、そこまで考えててくれたっていうのが…嬉しいな」
「…この指輪…もらってくれますか?」
「もらうよ。ありがたく」
「彩乃さんの代わりみたいになっちゃうけど…」
「代わりなんかじゃないよ…彩乃は彩乃、アキナはアキナだから」
:09/11/16 01:45
:F902iS
:O.gB36H6
#789 [ゆうと]
「…あたしと付き合ってくれますか?」
「うん。俺なんかでいいなら…長い間、想い続けてくれてありがとう」
「…いきなり真面目になんないでよぉ(笑)」
とか言いながら泣いてるし…
「それはお前だろ(笑)いきなり真顔になるなよ(笑)」
:09/11/16 01:49
:F902iS
:O.gB36H6
#790 [ゆうと]
「あたしから人に告るとか初だし!レアなんだからね!大事にしてよ(笑)」
「大事にしますよ、ちゃんと…ありがとう」
彩乃は指輪を1つ外した…
「今日までずっと外さなかったんだ♪だから就活も上手くいかなかったのかな(笑)こいつ指輪なんかつけてるし…とか思われて面接落ちたのかな(笑)あんた責任取ってよね」
:09/11/16 01:54
:F902iS
:O.gB36H6
#791 [ゆうと]
「はいはい(笑)」
付き合うことになった俺とアキナ…
付き合うことになったからって、むやみやたら体を求めたりしない…
俺もアキナも…
本当に大事にしたいって思える相手だから…
さっきまでの愛の告白ムードはどこに行ったの?って言わんばかりに、俺もアキナもくだらない雑談で盛り上がった。
:09/11/16 02:05
:F902iS
:O.gB36H6
#792 [ゆうと]
俺がK大を辞めた後の話、アキナがK大を辞めてからの話、今現在の話…
そんなこんなしてるうちに、外はすっかり夜になってた。
「ありゃ、長居しすぎたかな(笑)」
「今日は泊まれよ。夜に女1人でウロウロするのは物騒だぞ」
「社会人になってから親父くさくなったね(笑)」
:09/11/16 02:10
:F902iS
:O.gB36H6
#793 [ゆうと]
「心配してるだけだよ!俺まだ二十歳だし(笑)」
「あはは〜♪…じゃあ、泊まろっかな♪ユウトはあたしの恋人だもんね」
「恋人だよ」
「…きゃー♪なんか顔がにやけてしまう(笑)あ〜もう…キャハハ〜♪」
「K大辞めてから、なんかお前女の子っぽくなったな(笑)なんだよ『キャハハ〜』って(笑)」
「いいじゃん、まだ二十歳なんだし(笑)」
:09/11/16 02:16
:F902iS
:O.gB36H6
#794 [ゆうと]
>>790『彩乃は指輪を…』
じゃなくて
『アキナは指輪を…』
です…
変換ミスすみません…
:09/11/16 02:17
:F902iS
:O.gB36H6
#795 [ゆうと]
(続き書きます)
「はいはい(笑)ってかもう7時過ぎてるけど、腹減ってない?まだ大丈夫?」
「お腹空いたかも。なんか作るよ♪」
「嬉しいけど、材料がないわ…買い物行ってなかった」
「マジで?じゃあ買い物行こ♪」
「今から?」
:09/11/16 02:21
:F902iS
:O.gB36H6
#796 [ゆうと]
「当たり前じゃん(笑)ほら、立って♪」
アキナは先に靴を履きに行った。
俺は、部屋を出る前に収納棚と上に置いてある、水色の指輪に目がいった。
今、自分の左手にはめているのは透明の指輪…
アキナはここに置いてある指輪に気付いていたのに、何も言わずに笑ってこの゙絆"の指輪をくれたんだ…
俺は水色の指輪を、クローゼットの中の小物入れの中にそっと入れた。
:09/11/16 02:27
:F902iS
:O.gB36H6
#797 [ゆうと]
「車持ってんの?いつの間に免許とったの?」
「今年に入ってから♪一応社会人っすからね。持ってないと不便だから…」
「いいなぁ〜。あたし免許すら持ってない(笑)」
「すぐ取れるよ。慣れれば簡単…乗りなよ」
「新車の匂いだ♪助手席はあたしのモノだね♪わーい♪」
ドライブがてら、少し遠くのスーパーへ向かった。
:09/11/16 02:33
:F902iS
:O.gB36H6
#798 [ゆうと]
閉店前の安売りをしていた(肉半額とかの)スーパーには、主婦的な人達で賑わっていた。
「これ半額になりますか?」
店員に自ら催促する主婦までも現れた。
アキナは野菜や肉類を手に取り、何を作るか考えていた。
「今日何食べたい?何でも作るよ♪」
「俺最近、肉食ってないなぁ…肉料理食いたい」
:09/11/16 21:18
:F902iS
:O.gB36H6
#799 [ゆうと]
「肉〜?肉だったらチキンステーキとか…あ、ハンバーグ作ろうかな♪」
「ハンバーグいいね♪」
「じゃあ食パンも買わないと♪」
「食パン使うの?ハンバーグに?」
「うん♪お母さんに教えてもらったんだ。まぁ見てて♪」
ミンチやジュース、その他諸々をカゴに入れ、レジへと向かった。
:09/11/16 21:24
:F902iS
:O.gB36H6
#800 [ゆうと]
家に着くなり、アキナはキッチンへ立った。
「ねぇ、エプロンないの?」
「ないよ。基本的にエプロンとか使わないし」
「料理作る時はエプロンでしょ、普通は!まぁ、いいや♪」
アキナは食材を取り出し、準備をした。
「ユウト、ちょいと手伝って♪」
「何〜?」
:09/11/16 21:32
:F902iS
:O.gB36H6
#801 [ゆうと]
:09/11/16 21:33
:F902iS
:O.gB36H6
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