禁断って何?
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#700 [シバ]
それと同時に、下を向く理彩ちゃんを抱きしめていた。
初めて理彩ちゃんに触れた。
風呂上がりの、シャンプーの真新しい匂いと、理彩ちゃんの肌の匂い。
理彩ちゃんが可哀想…とか、そんなんじゃなくて、瞬間的に抱きしめたくなったんだ。
シバの鎖骨あたりに、理彩ちゃんの顔が当たる。理彩ちゃんの呼吸を感じながら、シバは目を閉じて懸命に理彩ちゃんを抱きしめた。
理彩ちゃんも、シバの背中に手を回した。
:10/10/02 23:19 :F02B :/Sa.bspw
#701 [シバ]
そのままの姿勢で、理彩ちゃんが泣いている事に気付く。
「シバは優しいね…」
そう言いながら、探るように背中の手を上下に動かす。
「シバこそ、こんな話聞いてリィの事軽蔑しないの?」
理彩ちゃんの声は優しかった。
いつもの子供で元気な理彩ちゃんの声じゃなくて、甘えた女性の声…
「軽蔑しないよ。辛い経験したんだね」
それ以上は何も言えず、黙って理彩ちゃんの体温を感じた。
:10/10/02 23:26 :F02B :/Sa.bspw
#702 [シバ]
なんでシバの話から、理彩ちゃんのこういう話になったんだろう…って考えながら、なんとなく感じた事がある。
その男が最低なだけで、男の人全員がそんな最低な奴ばっかりってわけじゃない。
でも、理彩ちゃんにとって最悪な過去として残ってしまったのだ。
たぶん理彩ちゃんは、そんな過去があったから、女の人に好意を持つようになったのかもしれない…
そして、女の人と過去に何らかの関係を持ったのかもしれない…
色々考えていた。
:10/10/02 23:42 :F02B :/Sa.bspw
#703 [シバ]
顔を動かさず、目だけで理彩ちゃんを見る。
澄んだような、悲しそうな目…
よっぽど辛かったのだろう。
よっぽど思い出したくなかったんだろう。
いつも笑っている人間でも、心の底はどうなっているのか分からない。
たまたまこんな話をする機会があっただけだけど、理彩ちゃんに申し訳ないことをしてしまった。
「ごめんね、リィ」
「何が?」
:10/10/02 23:47 :F02B :/Sa.bspw
#704 [シバ]
「シバが変な事聞いちゃったから、嫌な事思い出させちゃって…」
「先に変な事聞いたのはリィだよ(笑)それに、いつかは誰かに聞いてほしかった。誰にも話してないから、1人で考えて頭がおかしくなりそうだった。もちろん、親にも親友の由香にも言えなかった」
「…そっか」
「本当に信頼できて、自分にとって大切で、好きな人じゃないと言えない。由香の事信頼してないとかじゃないよ!ただ…うん。何て言ったらいいのか分かんないけど」
:10/10/02 23:52 :F02B :/Sa.bspw
#705 [たな]
うぅ、ずっと読んでます(¨、)
がんばってください、応援してます(Pω`、)
:10/10/03 22:30 :F706i :cBozP/JU
#706 [シバ]
>>705 たなさん
ありがとうございます(^^)v
元気出ます(´_ゝ`)
少し更新しますね!
>>704「ゆーちゃんにも言えなかったって事は、ずっと悩んでたんだね。シバなんかでいいなら、話聞くよ」
理彩ちゃんはシバから離れた。
二重の目からは、小さな涙の粒がこぼれていた。それを、理彩ちゃんは小さな手で拭った。
:10/10/04 21:08 :F02B :CFaJVrVQ
#707 [シバ]
理彩ちゃんの指は、意外にゴツゴツしていた。
バスケで突き指を繰り返したのだろう。
人差し指と薬指は、少しだけ変形していた。
ただ、元の手は物凄く綺麗だったと思う。
色白だし、手の甲はスッキリとして、スベスベしているのだ。
爪も綺麗に手入れされている。
「年下から励まされるとか、リィってホントにガキだね(笑)みっともないね(笑)」
近くに置いていたタオルを手に取り、目頭を押さえた。
:10/10/04 21:15 :F02B :CFaJVrVQ
#708 [シバ]
「みっともなくないよ。今までの辛かった事、全部話していいよ。言いたくない事とかあったとしても、無理には聞かないし」
理彩ちゃんはタオルを枕の方にポイッと放り投げて、体育座りをした。
シバも、自然と理彩ちゃんと同じ格好になる。
体育座りで話を聞くとか、ちょっと前の事を思い出す。
高3の、ジリジリとした夏の、あの合宿中の出来事…
あの時とはまったく状況が違うけど、ふいに昔を思い出していた。
:10/10/04 21:22 :F02B :CFaJVrVQ
#709 [シバ]
しばらく沈黙…
部屋が暗かったから、変に冷静な自分がいた。
理彩ちゃんが口を開く。
「あのね…」
沈黙…
やっぱり喋りたくないのだろうか。
「男の話は、もう終わり。ここから先は、絶対に人に喋らないって決めてた。これから先、誰かと一緒になっても、リィが死ぬまで絶対に、絶っ対に喋らないって思ってたんだ」
:10/10/04 21:35 :F02B :CFaJVrVQ
#710 [シバ]
鼻をグスグスさせながら、理彩ちゃんは笑った。
「死んだ先でも、絶対に言わないって決めてたんだけど(笑)ってか、死んだらどこ行くんだろうね(笑)」
シバも少しだけ笑った。
「マジ…ね。リィもいろんな恋愛と出会ってきたんだよ」
理彩ちゃんは、表情を変えずに語り始めた。
:10/10/04 21:41 :F02B :CFaJVrVQ
#711 [シバ]
「リィ…先月まで女の子と付き合ってたんだ」
バッと顔を上げて、理彩ちゃんを見た。
照れくさそうな顔…
その顔を見て、心がズキンと痛んだ。
この瞬間は、何で心が痛んだのか分からなかったけど…
「…………」
「軽蔑した?(笑)」
「あ、いや…」
「さっきのシバの真似。『軽蔑した?』って(笑)」
「軽蔑はしないけど…なんか…意外」
:10/10/04 21:51 :F02B :CFaJVrVQ
#712 [シバ]
「意外かな?だって、色々あったんだもん」
「そうなんだ…」
間を空けず、理彩ちゃんは続ける。
「その相手はね、高校の時からリィの追っかけだったらしい…所謂、ファンみたいな」
「うん」
「高校卒業してから、地元の映画館で偶然会ったんだ。後ろから声かけられて、『吉岡さんですよね?』って」
:10/10/04 22:28 :F02B :CFaJVrVQ
#713 [シバ]
ちなみに『吉岡』は、理彩ちゃんの名字。
「『あ、はい』って答えたら、めちゃくちゃ笑顔になってさ。それがめちゃくちゃ可愛くて。その子は超ボーイッシュだったから、幼い子供みたいで、癒される〜♪って感じで」
また心がズキン…
「せっかく会ったからって事で、近くの喫茶店に入って色々話してさ。そうこうしてるうちに、そういう機会が増えて、連絡先交換して」
:10/10/04 23:10 :F02B :CFaJVrVQ
#714 [真沙也]
久しぶりです
更新頑張って下さい
この小説にはいつも元気をもらいます、勇気をくれます
あなたのペースで頑張って下さい
:10/10/04 23:26 :930CA :KBuSfMPU
#715 [我輩は匿名である]
更新待ってます∩^ω^∩
:10/10/16 21:59 :W61SA :psArAMlw
#716 [我輩は匿名である]
:10/10/17 07:50 :F03A :C/35yzp.
#717 [シバ]
真沙也さん
匿名さん
ありがとうございます(´_ゝ`)
そう言ってもらえると本当に嬉しいです!
ちょっと更新します
>>713そうしていく内に、そういう関係になってしまったんだ♪
理彩ちゃんは、そのファンだったという相手と性別という壁を超えて、恋愛関係に発展した。
そう続けた。
:10/10/18 23:07 :F02B :9Y/WWEKk
#718 [シバ]
そんな話を受けて、シバは黙り込んでしまった。
いきなりのカミングアウト…
まさかの展開…
シバは笑顔を作って聞いていたけど、心の中はとんでもない事になっていた。
別に理彩ちゃんの事、何とも思ってないはずなのに…
やっぱり、心って正直だ。
完璧にヤキモチやいてる自分がいる…
:10/10/18 23:10 :F02B :9Y/WWEKk
#719 [シバ]
少し俯いて、照れくさそうに笑う理彩ちゃんを見たくなかった。
そんなシバを見て、理彩ちゃんは一言…
「あ、こんな話しちゃってごめんね」
いやいや、と慌てて返事をしたけど、自分の顔から笑顔が消えていた事に気付く。
「ねぇ…」
理彩ちゃんはシバの顔を覗き込んだ。
:10/10/18 23:14 :F02B :9Y/WWEKk
#720 [シバ]
「シバ、ヤキモチ妬いてる?」
真顔でもない、笑顔でもない理彩ちゃんの表情…
好奇心…
と言った方が正しいのだろうか?
理彩ちゃんの表情から、何も捉える事ができない。
だから黙り込んだまま。
「シバ…」
小さな声で呼びかけられる。
:10/10/18 23:18 :F02B :9Y/WWEKk
#721 [シバ]
「ヤキモチとか、妬いてない!」
シバは言い張った。
「…そう」
理彩ちゃんは俯いて、そのまま布団に寝転んだ。
何で素直に『ヤキモチ妬いてるよ』って言えないんだろう…
でも、それで良かった。
「ヤキモチ…妬いて欲しかったな」
理彩ちゃんは呟いた。
小さな声だったけど、その一言はとても衝撃的だった。
:10/10/18 23:22 :F02B :9Y/WWEKk
#722 [シバ]
理彩ちゃんを見る。
仰向けに寝て、腕を顔の前に持ってきて、顔を隠すような体勢だった。
その奥の理彩ちゃんは、どんな表情をしていたのだろう。
シバは固まってしまった。
その一言に、理彩ちゃんはどんな意味を込めたのだろうか?
いろんな疑問を持った。
「リィさ、その子の事、本当に好きだったのか今でも分からないんだ」
:10/10/18 23:27 :F02B :9Y/WWEKk
#723 [シバ]
ふーん…とも言えず、そのままお互いバラバラの体勢で話が続く。
「その子の笑顔は可愛かったし、一緒にいて癒されてたし、一緒に笑って楽しかったのに、付き合うってなった日から何も分からなくなった」
シバは窓を見た。
雨が降るワケでもない、星一つないさっきと同じ空。
「付き合ったからって、一体何が変わるんだろう…そんな疑問ばっか」
:10/10/18 23:32 :F02B :9Y/WWEKk
#724 [シバ]
理彩ちゃんは起き上がって、後ろからシバに抱きついた。
「どうしたの?!」
びっくりしたシバは、情けない言葉をポツリ。
「う〜ん…分かんない。でも何か、シバと一緒にいたら…落ち着くんだ。あの人にこんな事してみても、変に緊張してたっていうか、その場の空気を読んでの行動だった…みたいな」
理彩ちゃんの顔が、シバの背中にあたる。
:10/10/18 23:37 :F02B :9Y/WWEKk
#725 [シバ]
「ファンって言ってたから、バスケしてるリィに憧れみたいなもの持っててくれてたんだろうな〜って思ってたけど、最初からそんなんじゃなかったみたい」
理彩ちゃんの腕に力が入る。
「最初から、あっちは男目線でリィの事見てた。分かるかな?」
「うん…なんとなく」
「自分の彼女にしたい…ただそれだけ。んで、実際自分の物になったら、所有物になる」
:10/10/18 23:42 :F02B :9Y/WWEKk
#726 [シバ]
今気付いた。
さっきの理彩ちゃんの照れくさそうな笑顔は、照れくさいでも何でもなく、複雑な笑顔。
それに気付かなかったシバはホント大馬鹿者。
「話が難しくなっちゃうから簡単に言うと、相手にとって念願の彼氏彼女の関係に発展!勝手に束縛して、勝手に満足して、相手は色々楽しかったんだろうね。リィの気持ちなんてお構いなしに勝手に恋愛ごっこしてただけ。そんな感じ」
:10/10/18 23:49 :F02B :9Y/WWEKk
#727 [シバ]
なんとなく理解できた。
結局は、最初だけいい顔して理彩ちゃんの気を惹いて、自分の物にして満足して終わり…
そりゃ、理彩ちゃんだって付き合う意味が分からなかっただろうよ。
本当に好きでもないのに、付き合うなんて無理な話だ。
理彩ちゃんの腕から力が抜けた。
何してるんだろう?って思って、背中側に意識を集中する。
その集中は、一瞬にして破られた。
「シバ、キスして」
:10/10/18 23:55 :F02B :9Y/WWEKk
#728 [我輩は匿名である]
:10/10/19 19:22 :SH05A3 :4aZxZMSs
#729 [シバ]
>>728さん
ありがとうございます!少し更新します(^^)
>>727理彩ちゃんの腕をゆっくりと振りほどいて、理彩ちゃんの方を向く。
理彩ちゃんは俯いて、体育座りして小さくなっていた。
シバは理彩ちゃんからの衝撃発言にびっくりしなかった。
この人はビックリ箱のような人だから、いつも想像できないような事を簡単にポツリと呟くのだ。
:10/10/24 12:00 :F02B :uDg/62RY
#730 [シバ]
シバは理彩ちゃんにキスをする事を躊躇いまくった。
この人にキスをしたら、これから何が始まるというんだろう…
シバは理彩ちゃんの事が好きだ。
その感情も、友人に抱くような物ではなく、本当に特別な『愛』なのだ。性別なんて、今更気にしない。
だけど…
この人は、自分の大好きな姉の大親友なのだ…
ゆーちゃん…
今、この瞬間をゆーちゃんが知ってしまったら…
:10/10/24 12:05 :F02B :uDg/62RY
#731 [シバ]
ゆーちゃんはどんな行動を取るだろうか。
シバの事をひっぱたくだろうか。
理彩ちゃんと絶交するだろうか。
それとも、「何してんのあんたら。酒でも飲んだの?」とか言って、呆れつつも笑って許してくれるだろうか。
頭がおかしくなりそうだった。
シバにとって理彩ちゃんは、ゆーちゃんあっての理彩ちゃんなんだ…
:10/10/24 12:10 :F02B :uDg/62RY
#732 [我輩は匿名である]
頑張ってください
:10/11/02 18:35 :SH05A3 :tqldacbU
#733 [我輩は匿名である]
あげます(´・ω・`)
:10/11/09 16:23 :S001 :sqrjiobI
#734 [我輩は匿名である]
あげ(・3・)
:10/11/12 18:53 :SH05A3 :vkLKv.u.
#735 [我輩は匿名である]
書いてください(><)
:10/11/16 20:41 :W64SH :29poXn0k
#736 [シバ]
皆さんありがとうございます
またまた更新できずすみません
今日からまた更新します!
:10/11/20 12:05 :F02B :RDQQMxi2
#737 [我輩は匿名である]
頑張ってください
:10/11/23 19:38 :SH05A3 :ZDvmEz1M
#738 [我輩は匿名である]
もお更新するつって3日たってるのに主、来ない…更新しないなら辞めちまえよ
:10/11/25 13:29 :P906i :O05ne80I
#739 [我輩は匿名である]
辞めないでください
主さんのペースで書いて
くださいね(^-^)
:10/11/25 15:05 :SH05A3 :nJvxS9Hk
#740 [シバ]
仕事が忙しくてなかなか更新できなくて…
後で更新できたらします
:10/11/25 20:16 :F02B :ib35JjuM
#741 [我輩は匿名である]
理由は、解ったよ
けど言った事を実行出来なかったなら先に謝罪すべきじゃないのか?
忙しいから更新が遅くなるって事に怒ってるんじゃないよ!
定期的に上げてくれてる人、ブックマークして毎日チェックしてくれてる人、応援レスくれた人あなたの話しに共感してくれた人を裏切ったんだぞ!
gdgdでやるなら辞めたがいい。
最低限言った事を守る。
守れなかったら一言レスしに来るくらいはしないと文字だけのやり取りなんだし支援してくれてる人にも失礼だぞ!解ったなら今後はエロシーンの回想を大目で頼みます。
やる夫
:10/11/25 22:40 :P906i :O05ne80I
#742 [あむ]
書いてほしいから
あげときます★!
主さん頑張って(^^)!
:10/12/07 14:05 :SH04A :NK4iRt9.
#743 [我輩は匿名である]
あげます( ^∀^)
:10/12/12 20:26 :SH05A3 :oeHIEjg2
#744 [シバ]
皆さんご迷惑おかけしました
忙しくてなかなか更新できなかったのは事実なのですが、有言実行しなかったことに申し訳ない気持ちでいっぱいです
すみません
また更新していきますのでよろしくお願いします
:10/12/20 19:59 :F02B :WbhDASoI
#745 [我輩は匿名である]
更新待ってます。
頑張って下さい(^O^)
:10/12/23 13:14 :SH01B :ZaxuI.yA
#746 [シバ]
>>745さん
ありがとうございます
>>731理彩ちゃんの目を見る。自分の気持ちがよく分からないまま、理彩ちゃんの唇に触れてみた。
『チュッ』
っていう音も何もない、ただ触れるだけのキス。
理彩ちゃんの反応を待った。
しーん…
:10/12/26 04:20 :F02B :7kmTMsZ.
#747 [シバ]
暗闇…
だけど、外からの青白い光で理彩ちゃんの顔は見える。
目をそらして、何かを考えているような顔。
何も喋らない理彩ちゃん。
そんな沈黙が、シバには痛かった。
「…え?あ、ごめん…ホントにチューしちゃった(笑)」
アタフタしている自分…
タオルケットを投げ飛ばして、その場から逃げ出したかった。
:10/12/26 04:26 :F02B :7kmTMsZ.
#748 [シバ]
その時のシバは、理彩ちゃんの上に乗っかってたと思う。
ってか、乗っかってた。
キスして…なんて言うもんだから、とりあえずその体勢に入るため、上から理彩ちゃんを眺める形になっていた。
理彩ちゃんと目が合う…
…その瞬間が、始まりと終わりの関係を招くことになる。
:10/12/26 04:31 :F02B :7kmTMsZ.
#749 [シバ]
目が合った瞬間、理彩ちゃんはすぐに目を閉じた。
一瞬力が抜けたシバの首に、理彩ちゃんの両手が回された。
顔を引き寄せられて、理彩ちゃんの唇に触れた。
さっきのように『チュッ』みたいな、音が云々…じゃない。
もう、これでもか!ってくらい激しいキスをした。
理彩ちゃんの顔を盗み見てみる…
:10/12/26 04:37 :F02B :7kmTMsZ.
#750 [シバ]
目をギュッと閉じて、微かに声を漏らす。
片手はシバの首に、もう片方の手は背中に…
だんだん息が荒くなる理彩ちゃんを見ていて、少しずつ呼吸が乱れてくる自分に気付いた。
…だけど、変な冷静さを保っている自分がいる。
そうだ…
理彩ちゃんとゆーちゃんは親友…
こんな関係になって、この2人が離れてしまう事があったら…
:10/12/26 04:43 :F02B :7kmTMsZ.
#751 [シバ]
そんな事になったら…
それが怖くて、ストップをかけようと唇を離した。
理彩ちゃんは目を開けていた。
うつろな目で、シバを見る。
話さないと…
「…シバ」
こんなタイミングで名前を呼ばれ、ビクッとなった。
でも、話さないと…
あんたとシバの姉は親友でしょ?
:10/12/26 04:49 :F02B :7kmTMsZ.
#752 [シバ]
そう言わないと…
一方で、また別の自分がいる事に気付く。
『自分は理彩ちゃんの事が好きなんだ。何も悪い事じゃない』
んで、止まってしまった。
数秒間、理彩ちゃんと目が合ったまま。
次の理彩ちゃんからの一言で、シバは完全に理性を失ってしまう。
:10/12/26 04:53 :F02B :7kmTMsZ.
#753 [シバ]
「…好きかも」
理彩ちゃんの唇から漏れたのは、こんな言葉。
一瞬、理解できなかった。
心の奥底まで響いてくるのが、自分でも分かる。
理彩ちゃんは視線を合わそうとはしない。
横を向こうと顔を背けた。
シバの方を向いて目を開けた時には、もう遅かった。
自身の理性が、思いっきり飛んでしまった。
:10/12/30 04:09 :F02B :Izj9qmvg
#754 [シバ]
シバは夢中になって、理彩ちゃんにキスをしていた。
理彩ちゃんが口を開いて、舌を絡めてくる。
口を唾液まみれにさせながら、しばらくはお互いのキスを求め合った。
シバの背中に回された理彩ちゃんの腕に、力が入る。
「シバ…服脱がせて」
:10/12/30 04:32 :F02B :Izj9qmvg
#755 [シバ]
理彩ちゃんは、着ていたTシャツの中でモゾモゾと動き出した。
え…?
やっぱりそうなるか…
だけど、シバもそれを求めていたのかもしれない。
何も喋らず、理彩ちゃんのTシャツを脱がせる。
理彩ちゃんの胸が露わになる。
さっきは恥ずかしくてワーワー言ってしまったけど、今は違う。
暗闇の力って凄い。
:10/12/30 04:36 :F02B :Izj9qmvg
#756 [真沙也]
明けましておめでとうございます
自分のペースで頑張って下さい
人生山あり谷あり
って感じっすよ
こんなに応援してくれる人も
たくさんの方が読んでますから
中途半端には止めず
自分のペースで最後まで
書いて下さいm(__)m
:11/01/02 05:46 :930CA :2eXh./z6
#757 [我輩は匿名である]
:11/01/02 16:02 :P02A :Yu5xxx0Q
#758 [uraganai]
:11/01/09 02:00 :D705i :gy0QnHNo
#759 [uraganai]
:11/01/09 02:00 :D705i :gy0QnHNo
#760 [我輩は匿名である]
あげます
私も同性愛者なので応援しています
:11/01/13 13:05 :F01B :zkFFbmfI
#761 [シバ]
:11/01/16 21:47 :F02B :b9icmHsI
#762 [シバ]
>>755理彩ちゃんの胸を触ってみる。
理彩ちゃんの口から小さな声が洩れる。
「もっと強く…」
とか、
「揉んで」
とか!
母親以外の乳を触るとか…
ガールズトークの中で、よく『あんた胸大きいね!触らせて』とか、よく耳にする。
だけど、この状況は色んな意味で諸々違う。
:11/01/16 21:52 :F02B :b9icmHsI
#763 [シバ]
普通に、お互い愛情を込めての行動。
ただ、シバは脱がない。女である自分の体を、相手に見られたくないから…
しばらく胸を弄っていると、理彩ちゃんの手がシバの右手を取った。
ゆっくりとその手は下に降りていく。
理彩ちゃんのパンツは、予想以上に濡れている。
…というか、お漏らしした?
「あ…リィね、相当感度が高いから(笑)すぐ濡れるんだ」
:11/01/16 21:57 :F02B :b9icmHsI
#764 [シバ]
恥ずかしそうに笑いながら、理彩ちゃんはシバの目を見た。
そんな理彩ちゃんを見ていると、シバの理性は更にぶっ飛んだ。
理彩ちゃんの足を広げて、シバは顔を近づけてみた。
「ちょ!待って」
理彩ちゃんは思いっきり力を込めて足を閉じた。シバの頭はガツンと挟まれた。
「どうしたの?!」
「いや…ごめん。なんか…恥ずかしい(笑)」
:11/01/16 22:01 :F02B :b9icmHsI
#765 [シバ]
「え?今更?(笑)」
「うん、今更(笑)ってか、だって…びしょ濡れだし」
足を閉じて、上半身裸の理彩ちゃんは両手で顔を覆っていた。
その両足に挟まれているシバの頭。
なんとも微妙な体勢…
逆にこっちが恥ずかしい。
けど…
「そんなの気にしないよ。むしろ、可愛い」
:11/01/16 22:05 :F02B :b9icmHsI
#766 [シバ]
理彩ちゃんは顔を覆ったまま、
「え…じゃあ…して(笑)」
なんていうもんだから、理彩ちゃんの足おっ広げて、あんなことやこんなこと…
簡単に言えば、舌や指使って、色々。
何分経っただろうか?
「シバ!ストップ!待って!」
理彩ちゃんが再び足を閉じた。
ヘロヘロになったシバの頭は、再び理彩ちゃんからの両足ガツン…
:11/01/16 22:17 :F02B :b9icmHsI
#767 [シバ]
「どう…したの?」
理彩ちゃん並にヘロヘロフラフラなシバ。
あんだけ手や口動かせば、さすがに…
「あのね…真っ最中には言わなかったんだけど…リィ、すでに3回はイッたっぽい(笑)」
なんと!
本当に感度が高いのね。
しばらく2人で横になって、余韻に浸ってた。
チラッと時計を見る。
もう日付変わってるし、むしろ明け方5時前。
:11/01/16 22:26 :F02B :b9icmHsI
#768 [シバ]
色々語って、イチャイチャして、あんなことやこんなことして…
そりゃ、時間経つのは早いわな。
ってか、夢中になってる時って、本当に時間経つの早いわ!
横を見ると、理彩ちゃんは服を着ることもなく、スヤスヤ寝ていた。
シバはタオルケットを理彩ちゃんにかけて、理彩ちゃんのオデコにチューした。
理彩ちゃんは起きてたのかな?
目を閉じたまま、シバに抱きついて離れなかった。
:11/01/16 22:33 :F02B :b9icmHsI
#769 [シバ]
シバの左腕をもぞもぞと動かして、自分の腕枕にしていた。
そんな姿があまりにも可愛くて…
シバは本当に、理彩ちゃんのことが好きなんだと感じた。
シバもクタクタだったから、そのまま熟睡していた。
んで、起きたのは夕方4時前…
よく考えたら、明日からまた仕事。
ってか、今日こそは理彩ちゃんとどこそこ行って、思い出作りたかったのに…
:11/01/16 22:38 :F02B :b9icmHsI
#770 [シバ]
なんて、しみじみ思いながらまだ横でぐっすり寝てる理彩ちゃんを見た。
そろそろ帰らないと…
可哀想だけど、起きてください。
「リィ、シバ…そろそろ帰らないと」
「……ん…嘘…もう帰るの?」
「明日仕事だからね。また来るから」
「うん…いつでもおいで……ギャッ」
タオルケットを取ろうとした理彩ちゃんは、またすぐに被った。
「リィ、裸だったんだ(笑)」
:11/01/16 22:45 :F02B :b9icmHsI
#771 [シバ]
「は…?」
「待って!布団取らないで(笑)服着るから!」
理彩ちゃんはタオルケットを被って座り込んだ。
「リィ昨日は普通にスッポンポンで部屋中歩き回ってたじゃん(笑)何の恥じらいもなく」
「夜にあんなことしたんだから、なんか照れくさいよ(笑)」
そんなこと言う理彩ちゃんは、本当に恥ずかしそうだった。
:11/01/22 21:43 :F02B :wzscST0I
#772 [シバ]
そんな姿にキュンときた。
「分かった。ってか、シバも着替えるから脱衣場行ってくる。その間に着替えといて」
「分かった」
お互い別々の場所で身支度を済ませ、また理彩ちゃんの部屋に戻った。
まともな会話が出ないまま、帰る時刻がやってきた。
「あ〜、明日から仕事だね。土日が相当楽しかったから、なんかやる気出ないや…家に帰りつくまでが長すぎる」
:11/01/22 21:48 :F02B :wzscST0I
#773 [シバ]
シバがボヤいて、荷物の鞄を肩にかけ、玄関に向かおうと理彩ちゃんに背を向ける。
理彩ちゃんはシバの手を引いて、再び理彩ちゃんの部屋に戻った。
「リィ、どうしたの?」
理彩ちゃんはモジモジしながら少し背伸びして、とてもとても濃厚なキスをしてきた。
「どうしたの?」
2回も同じことを聞いてしまった。
たぶん、自分自身が物凄くビックリしてたんだと思う。
:11/01/22 21:52 :F02B :wzscST0I
#774 [シバ]
しばらくキスが続いた。
理彩ちゃんはシバから視線をそらして、
「だって…しばらく会えないんだよ?寂しいよ」
なんて呟いた。
そんな理彩ちゃんが本当に可愛くて、そんな風に思っていてくれたなんてまったく気付かなくて、嬉しすぎて…
シバは理彩ちゃんを抱きしめた。
理彩ちゃんも小さな体に力を込めて、強く抱きしめてくれた。
:11/01/22 21:56 :F02B :wzscST0I
#775 [シバ]
駅に着いた。
理彩ちゃんは見送りに来てくれて、改札口で別れることに。
「また近々来るから。ってか、来週でもいいし」
「ホント?来て来て!リィもたぶん用事ないし。でも、再来週は友達と買い物行くんだ…なんか寂しいけど」
「そりゃ、先に約束した友達優先しないと。とりあえず、着いたらまた連絡する」
そう言って、理彩ちゃんの頭をポンポンっと軽く叩いてシバはホームに向かった。
:11/01/22 22:01 :F02B :wzscST0I
#776 [シバ]
それから約2ヶ月後…
理彩ちゃんとシバの仲は順調だった。
順調どころか、前にも増してお互いのことが分かってきて、電話やメールで喧嘩もしたし、週1ペースで会いに行ったし、不意打ちで手紙なんかも送られてきて喜んで、そんなやりとりが続いた。
会えない時や寂しい時は、理彩ちゃんは電話の向こうで泣いていたし、そんな時は夜だろうが次の日が仕事だろうがお構いなしに電車に飛び乗って理彩ちゃんのもとへ行ったし、とにかくお互いの中でお互いが特別な存在になっていた。
:11/01/22 22:09 :F02B :wzscST0I
#777 [シバ]
だけど、1つ気になることがあった。
ずっとモヤモヤしていたこと…
『これって、付き合ってるのかな?』
っていうこと。
シバは理彩ちゃんに付き合おうって言った訳でもないし、理彩ちゃんから言われた訳でもない。
じゃあ、この関係は一体何なんだろう…
ただ寂しいから?
理彩ちゃんの過去を忘れさせるため?
それとも、自然と『付き合う』っていう形になった?
:11/01/22 22:15 :F02B :wzscST0I
#778 [シバ]
そんな曖昧な気持ちのまま、理彩ちゃんとはいつも通りに接していた。
理彩ちゃんからも、『付き合ってる』っていう言葉は出てこない。
理彩ちゃんは何を思ってシバを見ているのだろう…
シバと一緒にいると落ち着くとか、好きかもしれないっていう言葉をくれた理彩ちゃん。
だけど、実際はどうなんだろうか…
考えれば考えるほど、自分自身が無理をしていることや、辛い気持ちになっている自分に気付いた。
:11/01/22 22:22 :F02B :wzscST0I
#779 [c a]
あげます
:11/02/02 21:38 :F01B :6HJlnuJE
#780 [我輩は匿名である]
あげます(>_<)
:11/02/14 20:34 :PC :r99gjIbI
#781 [我輩は匿名である]
あげます(`・ω・´)
:11/02/19 20:06 :SH05A3 :YH5Fn68Y
#782 [シバ]
皆さん、あげありがとうございます(^^)
亀さんの更新で本当に申し訳ないです(T^T)
更新します!
:11/02/21 19:58 :F02B :84lwKmgE
#783 [シバ]
>>778理彩ちゃんの答えを聞くのは怖い。
…でも、このままの微妙な関係もきつい。
自分の気持ちは、完璧に理彩ちゃんの事を好いている。
友達だとか、ゆーちゃん繋がりだとか、そんな中途半端な形は嫌だ。
理彩ちゃんを誰にも取られたくない。
シバは女で、理彩ちゃんも女。
関係ない!
シバは理彩ちゃんと『恋人』っていう形になりたいんだ!
:11/02/21 20:05 :F02B :84lwKmgE
#784 [シバ]
そう決めたその日の夜…
仕事を終え、いつも通りの流れ。
先に仕事の終わった方が『仕事終わった♪』のメール。
今日は理彩ちゃんの方が早かった。
『終わったよ〜ん♪今からナナ(理彩ちゃんの友達)と香水のお店行ってくる!』
とのメールが。
それを見て『いってらっしゃい』の返信を送る。
ってことは、真面目な話をするのは寝る前だろう。
:11/02/21 20:13 :F02B :84lwKmgE
#785 [シバ]
どれに転ぶのだろう…
恋人、友達、最悪は他人…
だけど、こんなに好きなのに友達の関係に戻るなんて難しい。
っていうか、無理。
いっそのこと、他人に戻った方がお互いの為になるだろうっていうのが、シバのこの時の考え。
でも、気持ちを伝えるからには、やっぱりいい結果を聞きたい。
理彩ちゃんが帰ってきたのは夜10時過ぎ。
理彩ちゃんが入浴を済ませた後に、話をする事に。
:11/02/21 20:22 :F02B :84lwKmgE
#786 [シバ]
「もしもし♪シバ?何してた?」
「風呂入ったり飯食べたり」
「普通だね(笑)」
「いつも通りだよ」
「なんか、シバいつもと違う〜!」
「…あははは」
「何かあったの?」
「いや、別に普通だよ」
「ふ〜ん」
「………」
馬鹿みたいに緊張する!自分が自分じゃないみたいに、変な汗かいて、うわ〜って叫びたくなる。
:11/02/21 20:28 :F02B :84lwKmgE
#787 [シバ]
「あんね、今日シバが使ってた香水見に行ったんだ!リィは使うつもりなかったんだけど、何かノリで買っちゃった(笑)」
「なんで?(笑)」
「え〜?だってさぁ、シバの匂いだよ♪匂ってたらキュンキュンしてきちゃって(笑)」
何それ!
そんな事言われたら、こっちがキュンキュンしてくるわ!
「次はいつ会えるかなぁ?シバの匂い嗅いでたら、なんか会いたくなってきた♪」
:11/02/21 20:34 :F02B :84lwKmgE
#788 [シバ]
「あのさ、ちょっとお話が…」
「何何?」
「…シバってどんな匂い?」
勇気を振り絞ってみたけど、どうやら振り絞れてなかったみたい。
そりゃそうだ。
これは告白なのだから。
「シバの匂い?リィが一番好きな匂い(笑)香水じゃなくても、風呂上がりとか、寝る前の肌の匂いとか、全部好き(笑)」
理彩ちゃんからの『好き』っていう言葉が、シバの心に火をつけた。
:11/02/21 20:42 :F02B :84lwKmgE
#789 [シバ]
「シバとリィって、どういう関係なの?」
「関係?」
「友達なの?それとも付き合ってるの?」
「う〜んとね…(笑)」
「なんか、中途半端なのって嫌なんだよね」
「中途半端…だけど、分かんない(笑)」
分かんないって…
あ〜、ダメだこりゃ。
終わったな…
「そうなんだ…期待して損しちゃったな」
「期待?」
:11/02/21 20:48 :F02B :84lwKmgE
#790 [シバ]
「期待っちゅーか、なんていうか…」
「…………」
「だって…ね?」
「…………」
理彩ちゃんは何も喋ろうとはしない。
あ〜、そうか。
やっぱりシバが1人で勝手に舞い上がって勘違いして、好きっていう言葉の捉え方を間違ってたんだ…
そうかそうか…
「あのさ…」
:11/02/24 20:00 :F02B :9rWx0P.M
#791 [シバ]
理彩ちゃんが急に喋りだしてビックリした&もうこの場の空気に耐えられなくなって、シバは電話を切ってしまった。
根性無し!
チキン!
間抜け!
馬鹿!
自分を罵り出した数分後、理彩ちゃんからメールがきた。
『なんで電話切っちゃうかなぁ?シバの言いたい事、なんとなく分かるよ。リィもその事について結構考えてたから。とりあえず話しようよ。電話切るとか、それって逃げじゃない?』
:11/02/24 20:06 :F02B :9rWx0P.M
#792 [シバ]
理彩ちゃんからのメールの文章が、心の奥まで染みてきた。
ベッドに転がって気持ちを落ち着かせてから、理彩ちゃんに電話した。
「いきなり切るからビックリしたよ(笑)」
「…ごめん」
「ま、いいや」
「………」
「………」
「………」
無言になったり、どちらかがよいしょ!とか言ったり、はぁ〜…とか言ったり。
:11/02/24 20:14 :F02B :9rWx0P.M
#793 [シバ]
「シバは…さ。リィの事が好きだよ」
チキンのくせに、頑張って『好き』の一言が言えた!
「リィも好き」
え?
じゃあ…
「ただ、リィとシバが付き合うってなったら1つ大きな問題が出てくるよ」
「何?」
「…由香」
ゆーちゃん?
「なんで?」
:11/02/24 20:19 :F02B :9rWx0P.M
#794 [シバ]
「なんでって(笑)普通に分かるでしょ」
「ゆーちゃんに内緒にしとけばいいんじゃない?」
「それは無理でしょ(笑)だってこれから先、由香とは長い付き合いしていきたいし」
「シバよりゆーちゃんを取るって事?」
「いや、そうじゃないけど…むしろ、リィはシバの方が好きだよ。でも、由香はリィにとって大事な友達だから…」
「そっか…」
:11/02/24 20:23 :F02B :9rWx0P.M
#795 [シバ]
もう無理だな…って思いかけた時…
「でも、シバ?リィはシバと一緒にいたいっていう気持ちの方が強いみたい」
「…じゃあシバと付き合おうよ」
って言ったら電話が切れた。
あら?
結局ダメなんかい…
もうワケ分からん!ってケータイを閉じたら理彩ちゃんからの着信。
:11/02/24 20:28 :F02B :9rWx0P.M
#796 [シバ]
「ごめん(笑)恥ずかしかったってかなんか、嬉しくてつい(笑)」
「え?」
「なんか改まると照れくさいね(笑)」
「今更?」
「うん(笑)」
「…で、さっきのお返事は?」
「言わなくても分かるでしょ(笑)」
「分かるけど、ちゃんと聞きたいよ」
恥ずかしそうに笑う理彩ちゃんは一言…
「いっぱい愛してくれるならいいよ」
:11/02/24 20:32 :F02B :9rWx0P.M
#797 [我輩は匿名である]
頑張って下さい
:11/03/05 16:33 :SH05A3 :G0ScO8Tc
#798 [ゆー]
書かないんですか?
:11/03/21 18:52 :840P :CIjHZHCo
#799 [マユタン]
続き書いてほしぃなぁ〜
:11/04/09 09:09 :SH08B :Z.v2tFaI
#800 [我輩は匿名である]
続きお願いします!
:11/04/23 22:29 :SH05A3 :.m.NXRV.
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