漆黒の夜に君と。U[BL]
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#930 [ちか]
「ごめん、…でも冥はほんとに僕でいいの?僕、冥のこと独り占めしちゃうよ?」
「…何回も言わ…せんな、っ」
しゃくりあげるのを堪えて、
目の前のソイツを睨んだ。
「…もう、あんたしか見えてねえよ…っ」
バカ。とか付け足したのは照れ隠し。
頬が紅潮していくのが自分でも分かった。
:11/10/03 00:31 :Android :pPNlEVvs
#931 [ちか]
恭弥が俺の頬に触れる。
熱のせいかその手は熱い。
「もう絶対離さない。」
「当たり前だ。」
そして唇が再び重なった。
今度は、
さっきと違って
長く、息も出来ないほどの。
「ん…ふ…ぁ」
恭弥、もっと、
頭ではらしくないと思っても
もう感情がそれを追い抜いていた。
せがむように首に手を回したその時。
:11/10/03 00:38 :Android :pPNlEVvs
#932 [ちか]
ドサッ
「いったー…」
背後から聞き覚えのある声。
「凌、お前のせいやぞっ」
「はあ?!お前が押すから…っ」
っな、
「%☆€◆@$〜っ?!」
全部見られてた?!
恥ずかしさのあまり、
ぐんぐん顔の色は紅くなる。
:11/10/03 00:42 :Android :pPNlEVvs
#933 [ちか]
少し言い合ったあと、
二人は漸くこちらを見た。
バツが悪そうな顔で。
「め、めぐが、」
「凌かて見てたんやから共犯やろ?!」
お互いがお互いを指差しながらまた言い合いが始まる。
そんな中にわって入ったのは
「どうでもいいけど、」
恭弥の声。
:11/10/03 00:46 :Android :pPNlEVvs
#934 [ちか]
「これから良いとこだから邪魔しないでよね。」
ふいに後頭部を強く掴まれ、
強引に唇が触れる。
かぶりつくような、
強引なキス。
「お邪魔しましたっ」
めぐさんがそう言って凌さんを引っ張って出ていった。
今度こそちゃんとドアは閉まったようだ。
「さて、」
:11/10/03 00:51 :Android :pPNlEVvs
#935 [ちか]
「続き、どうする?」
悪戯に妖しく笑う恭弥に
俺の全身はますます熱くなる。
「黙れ、病人!!///」
「うわ、酷い言われよう。」
「うるさいっ////」
:11/10/03 00:56 :Android :pPNlEVvs
#936 [ちか]
まぁ、でも
「冥、」
「なに?!」
心なしか恭弥の笑顔が幸せそうだから、
「愛してる。」
今回だけは
「〜〜……っ、うるさーいっ!!!!!////」
良しとしてやる。
― 第九話 e n d ―
:11/10/03 01:06 :Android :pPNlEVvs
#937 [ちか]
*
第九話 隣のあの子
>>698-936▼感想板
http:// bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4220/
今回も不定期更新でしたが、無事第九話も完結しました*
後半勢いで、充電切れの携帯復活させちゃってすいません(・・;)
後半は順調に更新できてよかったです!
たくさんの応援ありがとうございました!
それもこれもみなさまのおかげです><
良ければ、
感想などよろしくお願いします。(*^^*)
これがUのラストのお話でしたっ。
*
:11/10/03 01:12 :Android :pPNlEVvs
#938 [ちか]
:11/10/03 01:13 :Android :pPNlEVvs
#939 [ちか]
:11/10/03 18:36 :Android :pPNlEVvs
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