痴漢@
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#200 [曖]
みかは体育倉庫の天井をぼぉーッと見上げながら、橋本先輩が与えてくれる行為に感じていた。
…あたし何してんだろ。
橋本先輩の頭を両手を押さえながら、自分の秘部を舐めさせる…。
―ピチャッ!チュバッ!
「んぁッ…はぁん…」
:09/11/18 12:32 :W53CA :MTvz6vhI
#201 [曖]
他の先輩はあたしと橋本先輩の行為を、食い入るように見て自分のモノをしごいていた。
「―ンはぁ…ヤラシイ女…。自分から欲しがってんじゃん。」
そう言いながら
橋本先輩は顔を上げ、自分のズボンのチャックを下ろした。
―あ…入れられるッ!!
:09/11/18 12:37 :W53CA :MTvz6vhI
#202 [曖]
頭の中でそう思ったとき…
―ドンドンッ!!
―ガンガンガンッ!!!!
体育倉庫のドアから物凄い音が聞こえた。
:09/11/18 12:41 :W53CA :MTvz6vhI
#203 [曖]
「あ?なんだ?…ちょっと見て来いよ。」
下ろしかけた手を止め、
橋本は友達に倉庫室の外を見に行くように指示する。
この時あたしは
頭の遠くのほうで「なんだろう?」程度にしか思っていなかった。
仰向けのまま天井を見上げ
ただ、ぼぉーッとしていた。
:09/11/18 18:25 :W53CA :MTvz6vhI
#204 [曖]
―ドガッ!!ダンッ…
重そうな音が、
静かな体育館に響き渡る。
それが聞こえたと思ったら、すぐに静寂に包まれた。
「…はぁ?…何だよ!何やってんだよ!!!」
橋本先輩は焦った様子で、もう一人の先輩と顔を見合わせた。
:09/11/18 18:43 :W53CA :MTvz6vhI
#205 [あこ]
あげ
:09/11/18 21:18 :SH03A :3rqJQ7kQ
#206 [我輩は匿名である]
:09/11/18 22:41 :W64S :/pw9vkzM
#207 [我輩は匿名である]
:09/11/18 22:41 :W64S :/pw9vkzM
#208 [曖]
アゲていただいてありがとうございます咐~
更新が遅くてすみません柳ソ
:09/11/19 12:07 :W53CA :s0BnPmNM
#209 [曖]
先輩2人はかなり焦った様子で、今までの事はなかったかのように服装を整えていた。
「ヤバくね?誰かいんのか?バレたとか…?あいつどうしたんだよ…」
「…わかんね-よ!とりあえず様子見て…逃げるしかねぇ!」
コソコソと話し合いながら
逃げる用意をし始めた。
:09/11/19 12:14 :W53CA :s0BnPmNM
#210 [曖]
あたしはというと…
うまく体に力が入らず、未だに乱れた格好でマットの上に寝そべっていた。
意識がはっきりしない…。
そんなあたしに橋本先輩は、
「み…みかちゃん…。
この事は内緒にしてね?
みかちゃんからせがんできたんだからな?なッ?」
そう言って、あたしを1人残し倉庫室から走って出て行ってしまった。
:09/11/19 12:20 :W53CA :s0BnPmNM
#211 [曖]
あたしはボーッとしながらも、
薬のせいで興奮がおさまらず、倉庫室にはあたしの荒い吐息だけが響いていた。
耳にはかすかに
走って逃げる先輩2人の足音が聞こえる。
―ガタンッ…ドカッ!!
―バタンッ…ウッ…
:09/11/19 12:40 :W53CA :s0BnPmNM
#212 [曖]
…遠くで足音とは違う音が聞こえた気がした。
さっきもあんな音だった…
なんだろう…
あたしも逃げなきゃいけないのかな…
あたしは朦朧としながらも
音の正体が気になって、這いつくばりながら倉庫室の入り口まで行ってみた。
:09/11/19 12:47 :W53CA :s0BnPmNM
#213 [☆]
:09/11/19 18:02 :W53CA :bA2JRaNk
#214 [曖]
そして倉庫室から静かに顔だけを出し、様子を見てみると…
そこには信じられない光景が―
みかが告白をしようと
校門で待たせていた隼人が、先輩達をボコボコに殴っていた…。
:09/11/19 18:30 :W53CA :s0BnPmNM
#215 [曖]
みかに気付いた隼人は、
先輩を掴んでいた手を離し、みかの方に走って来た。
「…―みかッ!!」
はだけた格好に、
トロンとした目で、明らかに普通の状態でないみかを見て、隼人はそっと抱きしめた。
―その時あたしは
はっきりとしない意識の中で、隼人先輩のぬくもりを感じたんだ。
:09/11/19 18:42 :W53CA :s0BnPmNM
#216 [すず]
頑張ってください
:09/11/20 16:04 :SH906i :BHJ/KaNk
#217 [曖]
―あたしは今、
高校2年になり、男子バレー部のマネージャーを続けている。
あの時、あたしを襲った先輩3人は、卒業する前に退学になった。
…あたしは当時の記憶が曖昧で、隼人先輩に抱きしめられた後…
気がついたら保健室のベッドの上だった。
:09/11/20 18:30 :W53CA :Bu1NU.PM
#218 [曖]
目が覚めた時には、
あたしの手を握りながら、すやすやと眠っている隼人先輩がいて。
保健室の外からは
先生達の慌てて走る音や、怒鳴り声が聞こえていた…。
学校側はあたしの事を気遣い、
他の生徒たちにバレないよう速やかに先輩3人に退学処分を下した。
:09/11/20 18:38 :W53CA :Bu1NU.PM
#219 [曖]
大事にしたくなくて
あたしは自分から警察には言わないでほしいと言った。
先生達の配慮のおかげで、
あたしは今でもこうして普通の高校生活を送れている。
ただ…
あの倉庫室に行くと
体が恐怖を思い出し動けなくなってしまう―
:09/11/20 18:44 :W53CA :Bu1NU.PM
#220 [曖]
マネージャーだから、倉庫室には必ず用事が出来てしまう。
その度にこうして
体が震え…
声が出なくなり…
ドアの前で固まってしまう…。
そんな時には
必ず来てくれるんだ…
「みーかッ!」
:09/11/20 18:59 :W53CA :Bu1NU.PM
#221 [曖]
後ろからギュッと抱きしめてくれる。
「は…隼人先輩ッ!//」
あたしの手からボールを取って、代わりに倉庫室の奥に入ってしまってくれる。
戻ってきた先輩は
優しく笑って、あたしの頭をくしゃっと撫でてくれた。
:09/11/20 19:04 :W53CA :Bu1NU.PM
#222 [曖]
「みかの傍には俺がいるから…大丈夫だよ。」
小さな声でそう言って、あたしを抱きしめてくれた。
「部長ー!!部活中にイチャつかないでくださぁーい!!(笑)」
部員らが笑いながら冷やかしてきた。
:09/11/20 19:09 :W53CA :Bu1NU.PM
#223 [曖]
そう。
隼人先輩は3年になってから新たに部長に推薦され、マネージャーのあたしとはバレー部員公認のカップルとなった。
―あのあと、隼人先輩から告白してくれて、念願叶って付き合うようになったのだ。
……あの日の事をなかった事には出来ないけれど、
あたしは今とても充実した高校生活を送れている。
大好きな人と一緒に。
―END―
:09/11/20 19:16 :W53CA :Bu1NU.PM
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