― 短編箱 ―
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#201 [栢]
「もう、終わった‥」
ふと時計を見る
―‥0時2分
「嘘‥」
嘘なんかじゃない、
この温もりが事実
「メイがいいや、やっぱり
ってか‥じゃなきゃ駄目っぽい」
耳元で囁く声が春を告げた
:09/10/26 00:46 :D905i :0HxquaIU
#202 [栢]
「ばかだよね‥。もう、ばか」
何かがほどけて雫になる
今までの不安も、隠してた想いも
全部が溢れ出る。
うるせぇよって緩く笑って
また荷物を整理し始めた
さっきとは違うわ‥
時計の音が愛おしい
:09/10/26 00:51 :D905i :0HxquaIU
#203 [栢]
さっきよりも少し
近くに座ってみた。
だけどもどかしい、初めての感覚
‥むずがゆいね
「あ‥懐かしい(笑)
これ、覚えてる?」
そう言って
小さな封筒を渡された。
:09/10/26 00:53 :D905i :0HxquaIU
#204 [栢]
"はるとくんえ
めいをおよめさんにしてね"
子供ながらに歪だけど
丁寧に書いたような字
何度も消した跡があった。
「幼稚園のとき、メイがくれたんだよ?」
正直記憶にはなかったけど
一気に体が熱くなった
:09/10/26 00:56 :D905i :0HxquaIU
#205 [栢]
「うわぁ‥恥ずかしい」
そんな何年も前の手紙を
持っててくれたなんてね、
嬉しくて仕方がない
くすりと隣で笑われた。
そして、ある一通の手紙が
あたしの手元に現れた
何年も前の
まだ渡していない小さな手紙
:09/10/26 00:59 :D905i :0HxquaIU
#206 [栢]
"めいちゃんえ
ぼくをおよめさんにしてね"
「やっぱり‥ばかだね」
思わず笑ってしまったの
可愛い文面
顔を赤くする"ぼく"が愛おしい
ねぇ‥
運命を信じたくなったよ
:09/10/26 01:02 :D905i :0HxquaIU
#207 [栢]
二通の手紙を重ねて
声を一つにして、笑った
―‥長年待ち続けた、春の訪れ。
:09/10/26 01:05 :D905i :0HxquaIU
#208 [栢]
>>180-108
なんかキュンとするやつが書きたかった
書きたかった‥(´・ω・`)
なかなか難しいですね ×
幼なじみとか
ありがちな設定だし、笑
最早ネタ切れです ´`。
後先考えずに書き始めたので
ごちゃごちゃになってしまいました
反省(・_・)
遠まわしすぎる表現も反省
もっと勉強します!
:09/10/26 01:18 :D905i :0HxquaIU
#209 [栢]
:09/10/26 01:20 :D905i :0HxquaIU
#210 [栢]
:09/10/26 01:22 :D905i :0HxquaIU
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