― 短編箱 ―
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#65 [栢]
「悪くないな、
こっちのが何倍も気持ちいい」
くるっとこっちを向いて
包み込むように
あたしを抱きしめてくれた、
「あったかい‥」
ふとこぼれた言葉に
彼は柔らかく微笑むの
:09/10/09 01:18 :D905i :3zmy2yhY
#66 [栢]
「もう、寂しくなんてさせないよ」
そう言って、額にキスをして‥
青空の下
ずっと2人で、笑っていたいね
:09/10/09 01:22 :D905i :3zmy2yhY
#67 [栢]
>>52-66実話を参考に ^^*
途中途中
タグなかったりで読みにくくて
ごめんなさい ××
ほんとのお付き合いは
やっぱり体より心だなあと
当たり前になりつつあった時に
改めて実感したって言うお話◎
:09/10/09 01:25 :D905i :3zmy2yhY
#68 [栢]
:09/10/09 01:26 :D905i :3zmy2yhY
#69 [栢]
ぶ キ よ ウ
_
:09/10/11 23:28 :D905i :yXrxNsNQ
#70 [栢]
じいちゃんは穏やかな人だった。
やっぱり昔の人だけあってか
頑固で無口なとこもあったけど
お酒とタバコが大好きで
酔っぱらうといつも
同じ昔の思い出を楽しそうに話してた
だけど
だんだんとじいちゃんは
表情をなくし言葉をなくした
:09/10/11 23:32 :D905i :yXrxNsNQ
#71 [栢]
ある時からじいちゃんは
ご飯を食べると
口の周りを汚していた
ご飯粒が口元についているのにも
全く気づかない。
口の場所がわからないのか
箸をうまく口に運べない。
何より
目が虚ろになっていて
私はそれに恐怖さえ覚えたものだ
:09/10/11 23:35 :D905i :yXrxNsNQ
#72 [栢]
じいちゃんのことは
単純に優しいから好きだった。
だけど
それを見たときから
なんだか嫌になってしまって
"汚い"と思うようになった
病気だとかそんなことも思わなくて
くちゃくちゃぼろぼろと
食べてる姿が不快だったから
:09/10/11 23:39 :D905i :yXrxNsNQ
#73 [栢]
「じいちゃん、これ食べる?」
お姉ちゃんが
修学旅行で買ってきたお菓子を
じいちゃんにあげた。
すると横からばあちゃんが
「いいんだよじいちゃんは!
どうせ食べらんないんだから」
と少し強めに言った。
じいちゃんは
食べたそうな顔をしていた
だけど言い出せないのか
黙ってタバコを吸い始めた
その姿を見るのがなぜか辛かった
見ていられなかった
:09/10/11 23:44 :D905i :yXrxNsNQ
#74 [栢]
それから
じいちゃんに決定権はなくなり
どんどん無口になっていった
それに比例するかのように
じいちゃんの行動が
おかしくなっていくのを
あたしは薄々感じていた。
:09/10/11 23:47 :D905i :yXrxNsNQ
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