<<来栖>>
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#149 [nanoka]

そう言って蒼井さんが差し出したのは、小さなビー玉のようなものだった。

ビー玉よりだいぶ小さくてどちらかといえば…

「…数珠?」

呟くように市原さんはそう言った。

⏰:09/10/20 22:43 📱:P906i 🆔:XhA/sXmE


#150 [nanoka]

「耳栓がわりに」

短くそう言うと、蒼井さんは例の微笑みを振り撒いた。

「どゆこと?」

市原さんに訊かれ、俺はたどたどしい説明を付け加えた。

⏰:09/10/20 22:50 📱:P906i 🆔:XhA/sXmE


#151 [nanoka]

「多分ですけどそれいつも蒼井さんがつけてる数珠なんです」

「それをバラしたのがこの玉ってこと?」

「はい。で、蒼井さんは霊をはね除けるってゆうか、何かそうゆう力があるので…」

⏰:09/10/20 22:55 📱:P906i 🆔:XhA/sXmE


#152 [nanoka]

「なるほど!」

ほんとに理解できたのかは謎だけど市原さんはそう言って立ち上がると

「今日は帰るよ」

と、すでに財布を手に会計を急かした。

⏰:09/10/20 22:58 📱:P906i 🆔:XhA/sXmE


#153 [nanoka]

「百聞は一見に如かず!」

などと手をヒラヒラさせながら店を出た市原さんが再び店に来たのは、一週間後のことだった。

二回目にもかかわらず常連さんみたいな態度でカウンターに座った。

⏰:09/10/20 23:02 📱:P906i 🆔:XhA/sXmE


#154 [nanoka]


安価

>>1-63
>>65-99
>>102-153


⏰:09/10/20 23:07 📱:P906i 🆔:XhA/sXmE


#155 [nanoka]


感想板↓↓

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4602/


⏰:09/10/20 23:08 📱:P906i 🆔:XhA/sXmE


#156 [nanoka]

「何か汚れちゃったんだけど…」

そう言って市原さんは手のひらに乗せた数珠を蒼井さんに見せた。

それは前にも見たことのある黒くくすんだ色をしていた。

⏰:09/10/22 16:40 📱:P906i 🆔:TiXHFAh.


#157 [nanoka]

蒼井さんは静かに微笑むと新しい数珠の玉を市原さんの前に置いた。

「色はすぐに戻りますから気にしなくて良いですよ」

蒼井さんの言葉通り、蒼井さんの手のひらに乗せられた数珠は一分も経たない内に透明に戻っていた。

⏰:09/10/22 16:45 📱:P906i 🆔:TiXHFAh.


#158 [nanoka]

「何だかUVセンサーみたいだな」

と、市原さんは笑った。

霊的なものを感知すると色が濃くなり、蒼井さんに触れていると薄くなる。

中々うまい例えだと思った。

⏰:09/10/22 16:47 📱:P906i 🆔:TiXHFAh.


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