浮 き 世 の 諸 事 情 。
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#944 [笹]
「ずっと‥と‥いっ‥しょ」
頬を伝った滴
人聞きが悪いかも知れませんが
貴女の涙は、美しい
‥叶おうが叶わまいが
関係ないですぜ
:10/03/20 21:43
:D905i
:Z99/cef.
#945 [笹]
貴女がずっと隣にいりゃあ
文句はない、ですから
「‥承知」
涙を片指で拭い
幼い額に唇をそっと寄せた
春の香り、ふわり
:10/03/20 21:44
:D905i
:Z99/cef.
#946 [笹]
:10/03/20 21:48
:D905i
:Z99/cef.
#947 [笹]
:10/03/20 21:49
:D905i
:Z99/cef.
#948 [笹]
:
:
「‥あれ?此処って」
此処はとある旅館
何故旅館かって?
それは‥
「香夜さん‥置いて行きます、よ」
このお方の気まぐれです
:10/03/22 11:49
:D905i
:b7M9uhWk
#949 [笹]
:
:
それはつい昨日の事
夜空を眺めながら彼は言った
『明日は晴れ、ですね』って
空が澄み切っていたのか
神様の声が聞こえたのか
ただの勘なのかわからないけど
『では‥出掛けましょう、か』
:10/03/22 11:49
:D905i
:b7M9uhWk
#950 [笹]
本当に気まぐれよ
晴れていたって
いつもお茶飲んで動かないのに
しかもただの散歩かと思ったら
旅館を予約したとか何とか‥
いつ予約したのよ‥はぁ
あたしは全然構わないけど
:10/03/22 11:50
:D905i
:b7M9uhWk
#951 [笹]
「立派‥ですね」
こんな豪勢な旅館に泊まる
お金は何処から湧いてでてくるの
本当に‥不思議な人
離れ街にあるこの旅館は
場違いなほど立派で
庭園の木々や花はもちろん
丁寧に手が行き届いてて
入り口には大きな門がある
:10/03/22 11:50
:D905i
:b7M9uhWk
#952 [笹]
しっかりとした柱や骨董品が
あたしの目を奪う
廊下は埃一つ見当たらない
床に自分が映ってる‥
「ようこそ、いらっしゃいました」
女将さんらしき人が
三つ指をついて頭を下げた
なんだか緊張する‥
:10/03/22 11:51
:D905i
:b7M9uhWk
#953 [笹]
ぎこちなく頭を下げて
横目で壱助さんを伺えば
手慣れた様子で笑みを浮かべ
綺麗にお辞儀した
指先まで、爪の先まで
美しいのだから
隣にいるのが苦痛です
「さて、と」
色男が顔を上げて呟けば
色を召した仲居さんたちの頬
:10/03/22 11:51
:D905i
:b7M9uhWk
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