浮 き 世 の 諸 事 情 。
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#255 []
第四五章 【少年と、紅葉】
>>236-254
*。*。*。*。
かなり遅れました(´;ω;`)
ご無沙汰してますっ笹です!

結局甘いんです←
壱助さんがちょっと可愛い編
香夜ちゃんの敬語が徐々に消えつつあるんだよ編←
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4676/

⏰:10/07/13 23:28 📱:D905i 🆔:FnqGJxKs


#256 [笹]
【本編/44まで】
>>233
【45〜】
>>236-254

【番外編】
>>84-86
>>128-150

【補足】
>>185-188

⏰:10/07/13 23:30 📱:D905i 🆔:FnqGJxKs


#257 []



「うわ‥雪だぁ!
壱助さん!雪だよっ雪!」

もう新年を迎えて睦月

次の年になったからといって
何かが変わるわけでもないけど
気持ちの切り替えのいい機会

‥今年の抱負は何にしよう

⏰:11/01/26 13:12 📱:D905i 🆔:MmQRKSWw


#258 []
 
「朝から‥騒がしい、ですね」

新年を迎えようが
壱助さんに変化はない
相変わらず冷静沈着です


この世が破滅の危機に直面しても
たぶん彼は変わらないだろう

⏰:11/01/26 13:12 📱:D905i 🆔:MmQRKSWw


#259 []
 
「積もるかなー積もるかなー?」


真っ白な雪は
ひらひらと舞う花びらのようで
春を先取りした気分になる

灰色の厚くて遠くまで続く雲が
もう地面にくっつきそうだ

⏰:11/01/26 13:13 📱:D905i 🆔:MmQRKSWw


#260 []
 
「雲って不思議ですよねぇ‥
ふわふわしてて綿飴みたいなのに
高い山に登ったって
絶対掴めないんですよ?」

「えぇ」

「それなのに、雨とか雪とか‥
一体どこに隠してるのかなー?」

囲炉裏から離れれば
空気はだんだん冷たくなって
鼻の先の感覚がなくなる

⏰:11/01/26 13:14 📱:D905i 🆔:MmQRKSWw


#261 []
 
指先も冷たくて
‥去年のことを思い出す

残念ながら、
いや‥嬉しいことに
今年は囲炉裏の前を陣取る彼は
ぴしっと着物を着用


今年の抱負は、
"脱露出狂"なのかしら‥。

⏰:11/01/26 13:15 📱:D905i 🆔:MmQRKSWw


#262 []
 
「そもそも雪って
何で降るんですかねー?
‥雨が凍ったの?
でもそしたら氷にならない?
あんなふわふわしないし‥」


脳を無理やりかき混ぜるように
あっちこっちに意識を飛ばして

無から有を作り出すのは
根本的に不可能だと落胆する

⏰:11/01/26 13:15 📱:D905i 🆔:MmQRKSWw


#263 []
 
「餓鬼を喜ばせる為です、よ」

背中でぼそっと呟いた

低くて鋭いくせに、
どこか柔らかいその声は
何を言ったって不快感を与えない

「餓鬼?」

「が き ん ち ょ」

壱助さんの口から放たれた
"ちょ"が妙に新鮮味を帯びて
何だか可笑しかった

⏰:11/01/26 13:17 📱:D905i 🆔:MmQRKSWw


#264 []
 
それを聞いてか何か、
色気を放ついつもの背中が
とても愛おしく見えた


「壱助さん、私もう‥」

性格は伴わないかもしれないけど
私も、もう十九だ

そもそも"がきんちょ"なんて
馬鹿にしてるようにしか思えない

⏰:11/01/26 13:18 📱:D905i 🆔:MmQRKSWw


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