*- エロチュウ -*
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#241 [亜夢]
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何度も亜夢はバレたらどうするの?とか心配してたけど、もう働いて一週間だ。 奴とも何度も接触があるが、気づかれてない。
「なんかみたことあるようなあ〜…」
が、龍紀こと【響皐月】の俺と会ってすぐの一言だった。
「俺のチームの子だもんな!!! あかつき…あっき〜でいい?」
よくしゃべる男前。
奴は一言で表すとそれだった。
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:10/06/14 06:58
:F02B
:ha1IKwQo
#242 [亜夢]
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売れるホストになるためには…
周りをよくみれる。
誰とでもどんな年齢でも気軽に喋られやすいタイプでいること。
清潔感をちゃんと保つこと。
名前やお客さんの特徴をちゃんと覚えておくこと。
しゃべりがうまければ顔は関係ない。
キスは拒まない。
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:10/06/14 07:00
:F02B
:ha1IKwQo
#243 [亜夢]
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ホストクラブでは『男メニュー』というものがある。
彼らの源氏名や年齢、パネル写真…それからキャラのタイプまでのってある。
それをお客さんがみてどのひとがいいか決めるのだ。
俺は入ったその日からポンポン新規のお客さんが指名してくれた。
でもこの店ではパネルで選べる男の子が3人で、その中からしか選べない。
3人のバトルになるわけだ。
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:10/06/14 07:03
:F02B
:ha1IKwQo
#244 [亜夢]
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「いらっしゃいませ〜」
今日も新規のお客さんから声がかかった。
2人組だ。
俺はほんわりした感じの女の子で、その相方は少しツンとした感じのお姉さん系。
俺が名刺をふたりに渡してるちょうどのそのときに【響皐月】が席につこうとする。
「お待たせしました…あれ、姫…俺が遅れたから怒ってるの?ごめんね…」
【響皐月】の法則。
お客さんが怒ったりすねてたら自分のせいにしてすぐ謝る。
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:10/06/14 07:07
:F02B
:ha1IKwQo
#245 [亜夢]
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さっきまでツンとしてたお姉さん系がはっとする。
「えっ…違いますよっ…考え事してて…」
失礼といって目の前の席からお客さんの隣に自然に座るナンバー1。
「俺…ちゃらけてるっぽいとかよく言われるけど意外と真剣に相談受けたりするから、いつでも言ってね?」
【響皐月】の法則。
時間は明確にはいわない。 すぐ、いつでも、いつも、ずっとが女は好き。
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:10/06/14 07:10
:F02B
:ha1IKwQo
#246 [亜夢]
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「いつでもって言いましたね。 じゃあ迷惑な時間に電話しちゃう!!!」
くすくす笑いながら女の子は言う。
「いいよ。 じゃあ番号頂戴☆ 着信音いちばん起きやすいやつにしとくから♪」
爆音でね、といって携帯を出す奴。
ためらいもなく携帯をだしたあの女の子はもう落ちた。
いま何の職業をしてるかわからないけど、必死で【響皐月】に会いに来るようになる。
「もう指名していい?」
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:10/06/14 07:13
:F02B
:ha1IKwQo
#247 [亜夢]
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うんとかいいえを言う前に奴は大声でご指名いただきました〜と、言った。
その瞬間ほかの2人の敗北が決まる。
俺もその日はなんとか送り指名をもらえたので番号を交換したり、残りの初回の時間をお喋りに費やした。
「シャンパンのもーっ!!!!」
「いいよ初回で…卸すなよ。」
肩に腕をまわしてる【響皐月】に甘えているツン女。
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:10/06/14 07:16
:F02B
:ha1IKwQo
#248 [亜夢]
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「今馬鹿みたいな金卸すんなら、焼酎のボトルとかにして。 あんま値段しないし、俺好きだし…それに…」
え?て顔をする女の子。
「シャンパンてその日になくなるけど、ボトルなら残るじゃん? 俺…シャンパン卸された日には、もう戻ってこないかもな…て思ってしまう。」
シャンパンのレベルは2万・6万・10万等と上がっていく。
焼酎のボトルは単価が低い…
けどキープボトルだからこそ、女の子なまた会えると思うのだ。
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:10/06/14 07:21
:F02B
:ha1IKwQo
#249 [亜夢]
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まるで女の子が得した気分になるような言いぐさ。
どのみち次来るときは、ほかのお客さんにシャンパン開けさせて、ツン女の席につけない。
だからツン女も対抗してあける。
ボトルがヘルプのお酒に消えてまた新しいボトルをあける。
それの繰り返し。
それからもっと好きなり連絡がないと不安心配…会いたくなる…そのためにお金をためる、使う。 酔っぱらって忘れる。
悪循環の連鎖だ。
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:10/06/14 07:24
:F02B
:ha1IKwQo
#250 [亜夢]
:10/06/14 07:30
:F02B
:ha1IKwQo
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