有空
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#101 []


『やば!うまー!激あつ!』


こんなに嬉しそうに食べてもらえると作り甲斐があったなーと思う。


「今日親帰ってくるの遅い?」

『うーん…うん!』

「そしたらお前泊まってけよ」

『え、いいの?』

「野宿しろなんていわねーよ」

⏰:11/03/22 17:29 📱:SH04B 🆔:zroSQxR2


#102 []


『やったー、先生優しいー』

「今頃気づいたのかよ!」

『うん。だって先生、俺の髪の毛染めるし嫌いだった』


すっげー笑顔で言われる。

…それは俺が悪い訳じゃないだろ

「あ、そういえばさぁ、この前聞こうと思って忘れてた」

⏰:11/03/22 17:30 📱:SH04B 🆔:zroSQxR2


#103 []


『なにーぃ?』


毛染めの話で思い出した。
毛染めしてるときに聞こうと思って忘れていた話。


「この間の綺麗な女性はどなたなんだ?」

『この間?』

「ほらマンションで腕組んで歩いてただろ、お前」

⏰:11/03/25 20:44 📱:SH04B 🆔:tdol/MF.


#104 []


たしか11時過ぎ。
俺がコンビニへ向かう途中、槙原に出会った。
槙原は仲よさ気に女性と歩いていた。


『…ああ!…母親だよ』


槙原はけろっとした顔で明らかに嘘とわかる嘘をつく。

⏰:11/03/25 20:45 📱:SH04B 🆔:tdol/MF.


#105 []


「お前、母親と腕組んで歩くのかよ」

『先生組まないの?』

「普通、組まねぇーよ。彼女か?」

『んー…、付き合ってはないかなー』

「…お前よく、付き合ってない子といちゃいちゃ出来るな。抵抗ないわけ?」

『あったらしないよ』

⏰:11/03/25 20:46 📱:SH04B 🆔:tdol/MF.


#106 []


「親は?夜中女の子家に連れ込んでさ、何もいわないわけ?」

『何も言わない。』

「そうか」

『うん』


怒ってやろうと思っていたのになんだかうまく丸め込まれた気がする。
…なんだろう、この敗北感。

⏰:11/03/25 20:47 📱:SH04B 🆔:tdol/MF.


#107 []


「…お前、彼女作れよ。
こいつ以外無理だーって奴。」

『えー、めんどくさい』

「え、なんで」

『なんか彼女とか重いじゃん』


女の子大好きの槙原の口から重いなんて言葉がでたことにびっくりした。


「…お前性格歪んでるな」

『うん』

⏰:11/03/25 20:53 📱:SH04B 🆔:tdol/MF.


#108 []


「俺がお前くらいの時にはさぁー、すっげー好きな子がいてさ、その子のためならなんでもしたいって思えてさ、そいつ以外女子に見えなくなるんだよ。」

『…そんなの言ってるから先生独身なんだよ、きっと。』

「ほっとけ!!!」


けらけらと笑う槙原が憎たらしくて頭をグーでぐりぐりする。


『痛い痛いっ!!!…俺だって好きな人いない訳じゃないよ。』

⏰:11/03/25 20:54 📱:SH04B 🆔:tdol/MF.


#109 []


「え?誰?」


思わず手を緩める。
その隙に槙原はぐりぐり攻撃から逃げ出した。


『秘密だし!』

「教えろよ!」

『やーだ』


誰だ?気になる。
1番仲良しっぽいし月城かなー?

⏰:11/03/25 21:06 📱:SH04B 🆔:tdol/MF.


#110 []


結局、槙原は教えてくれなかった。



同じベッドで眠りにつく。


『あったけぇ』


背中を通して体温が伝わるあったかい。身長は負けたけど、背中は俺の方がでかい気がする。やっぱりまだ子供だな。

⏰:11/03/25 21:07 📱:SH04B 🆔:tdol/MF.


#111 []


『俺、男と同じベッドで寝たの初めて』


おもしれーって笑う。振動が伝わる。


「嘘つけ。昔パパと寝た事あるだろ」

『んー…』

「…眠い?」

⏰:11/03/25 21:10 📱:SH04B 🆔:tdol/MF.


#112 []


『…わかんにゃい』


絶対ねむいだろ!お前


「はは、お前ってなんかかわいいよな」

『…ぇー…?』


くーくーという寝息が聞こえてくる。
寝た、か。

⏰:11/03/25 21:11 📱:SH04B 🆔:tdol/MF.


#113 []


今日は槙原とたくさん話せたな…
謎だった槙原の素顔がちょっとわかった気がする。


―…俺だって好きな人居ない訳じゃないよ?


さっきの言葉をおもいだす。
なんかほっとした。

⏰:11/03/25 21:17 📱:SH04B 🆔:tdol/MF.


#114 []


『…ぅー…ん…』


槙原は寝言をいいながら寝返りをうつ。


…こいつがまだ人を愛せることが出来る人間でよかった。


⏰:11/03/25 21:17 📱:SH04B 🆔:tdol/MF.


#115 []


第一話
>>2-34

第二話
>>35-71

第三話
>>72-114

⏰:11/03/25 21:27 📱:SH04B 🆔:tdol/MF.


#116 [我輩は匿名である]
あげ

⏰:11/03/28 01:57 📱:SH706iw 🆔:tw/7R2f6


#117 []


あげありがとうございます(*^o^*)

⏰:11/03/30 11:33 📱:SH04B 🆔:a/uQL5fg


#118 []


第四話

⏰:11/03/30 11:34 📱:SH04B 🆔:a/uQL5fg


#119 []



「…?」


太ももあたりで何かが動いている。


『…あきちゃん…』


…あきちゃん?
…誰だ?
…俺はこーちゃんだよな?


⏰:11/03/30 11:38 📱:SH04B 🆔:a/uQL5fg


#120 []



『…あきちゃん、…すきい』


首筋に生暖かい物を感じてちゅって音がする。

段々脳みそがさえてくる。


「は!?おい!!槙原!!」


そう、槙原が俺の首筋にかぶりついていた。


『…へ?うわわぁっ!!!!!!』

⏰:11/03/30 11:41 📱:SH04B 🆔:a/uQL5fg


#121 []




-マキ-



『…最悪、…気持ち悪』


こんがりとしたいい香りが漂う朝。俺の気分はブルーです。

⏰:11/03/30 11:42 📱:SH04B 🆔:a/uQL5fg


#122 []


俺は寝ぼけて先生の足をなでまわして首筋にはキスマを付けたらしい。


「ふざけんなよ、こっちの台詞だ!」

『だってだって太もも毛だらけの感覚が手から離れねぇ…』


ずっと手がもさもさしてる。


「ほら!これくったら早く学校いけ」


そんな俺に、先生はトーストを焼いてくれていた。

⏰:11/04/04 08:16 📱:SH04B 🆔:daT3CoTw


#123 []


『はーい…先生は?』


トーストはあつあつさくさくしっとりマーガリン。おいしい。


「俺は後から車でいく」

『いいなー。俺も乗っけてよ』

「だめー!甘えんな」

『けちぃ』

「俺ら生徒と教師だからな?今日泊めてやったのも内緒だぞ」

⏰:11/04/04 08:18 📱:SH04B 🆔:daT3CoTw


#124 []


やっぱり生徒と教師ってこういうのだめなわけー?


『んー』


とりあえずわかった返事だけしておく。





「…じゃあ、1時間後、学校でな。さぼんなよー」


先生は玄関のドアから顔をだしてお見送りをしてくれた。

⏰:11/04/04 08:22 📱:SH04B 🆔:daT3CoTw


#125 []



…あー、制服家じゃん
どうしようかなー?


とりあえず、管理人さんに頼んで鍵を開けてもらおう。

先生の家で充電してもらった携帯をとりだす。

未読メール1件


今日の夕方、家に帰るよ


…テンションアップ!!!

⏰:11/04/04 09:44 📱:SH04B 🆔:daT3CoTw


#126 []





夕方って何時から夕方なんだろう。


うんー…テレビ面白くない。
俺テレビっ子じゃないんだもん。


小百合さんの家で4時前くらいから帰ってくるのを待っていた。

部屋かかっている時計をみあげると、もう6時半をさしている。


はやく帰ってこないかな?

⏰:11/04/28 18:34 📱:SH04B 🆔:2mP3Y/m2


#127 []


くたっているときにやっとインターホンがなった。

誰なのか確認すらせずに走って行って玄関の扉を開ける。

そこに立っていたのは待ちわびた人の姿。


『おかえり!!!!』


飛び付くと、くすっと笑って抱きしめてくれる。


あー…小百合さんの匂い。落ち着く。

⏰:11/04/28 18:36 📱:SH04B 🆔:2mP3Y/m2


#128 []


「ただいま…頭どうしたの!?」


頭をくしゃりと撫でられ顔を持ち上げられる。

小百合さんと目が合う。


『染めちゃった。えへ』

「えー…どうしてー」


あからさまにがっかりしている。

⏰:11/05/03 08:43 📱:SH04B 🆔:wfpTLNLs


#129 []


『また伸びてくるよ。元気だして!』

「もう染めちゃだめだよ」

『んー…染めちゃうかも。紫色とか』


冗談で言ったのに本気で睨まれた。


「染めたら怒るよ!…うち入ろっか。お土産買ってきたんだ。」

『やったー!』

⏰:11/05/03 08:44 📱:SH04B 🆔:wfpTLNLs


#130 []




『すげー紫色!』


小百合さんからのたくさんのお土産の中から、目の前にだされた紫色の固体。

第一印象、小百合さんに似合う色だなーって思った。

上品で、静かなんだけど、周りとは明らかに違って美しい色。

⏰:11/05/03 08:47 📱:SH04B 🆔:wfpTLNLs


#131 []


「溶けちゃうから早く食べて。」

スプーンを渡される。
口に入れると冷たさときつい香りが広がった。


『…なにこれ!?』

「ラベンダーのアイスクリーム。」


小百合さんはにっこり笑って俺の前に座る。

⏰:11/05/03 08:49 📱:SH04B 🆔:wfpTLNLs


#132 []


『ラベンダー?』

「紫色の綺麗な花なんだけど、いい香りなの。味わってもらおうと持って帰って来たんだ」

『でも、おいしくない』


もう1度すくって小百合さんに食べてもらう。


「…美味いじゃん。」

『えー…小百合さん、味覚変』

⏰:11/05/03 08:52 📱:SH04B 🆔:wfpTLNLs


#133 []


「もっと大人になったら、美味しさがわかるはずだよ。」


こんなのが美味しいなんていう大人になんかなりたくない。





一緒にお風呂にはいって、一緒の布団の中に潜り込む。


『小百合さん?』


すぐ近く、ほんと数cmの距離に小百合さんがいる。

⏰:11/05/03 08:55 📱:SH04B 🆔:wfpTLNLs


#134 []


「なぁに?」

『へへへ…幸せっ』


そういって抱き着く。
何日ぶりかな?
寂しかった気持ちが満たされる。

「もーう、甘えたっ子ね」


優しく頭をなでてもらう。
落ち着く。

⏰:11/05/03 08:56 📱:SH04B 🆔:wfpTLNLs


#135 []


「…アリック?」

『うん?』



キスをされ、目を閉じる。






『…小百合さん、愛してる』


⏰:11/05/03 08:58 📱:SH04B 🆔:wfpTLNLs


#136 []


安価
>>115

第四話
>>118-135


やっと話が進んだ気がします(>_<)
定期的に更新できなくて、すみません
読んでくださっている方、ありがとうございます(*^-^*)

⏰:11/05/14 11:58 📱:SH04B 🆔:unk80fjs


#137 []


第五話

⏰:11/05/14 12:00 📱:SH04B 🆔:unk80fjs


#138 []



-幸-


「まーきーはーらーぁ!!!」


廊下の先にワックスでふわりと整えられた頭を見つけた。


『あ、先生。おはよーございますー』


振り返った槙原はのんびりとした挨拶した。


⏰:11/05/14 12:02 📱:SH04B 🆔:unk80fjs


#139 []


「おぅ、おはよー…じゃなくて!!昨日はどこに行ってたのかなー?」


昨日、槙原は俺の家を出ていったあと学校へくることはなかった。


『昨日?』

「そう、昨日」

『あ、マンションの管理人さんのとこ行ってた』


けろっとした顔で言う。

⏰:11/06/08 00:07 📱:SH04B 🆔:YaVx0beQ


#140 []


「学校は?
ちゃんと学校くるって言ったよなー?」

『だって家に入んなきゃ、制服ないじゃん。』

「家の人、鍵開けてくれなかったのか?」


槙原は少し考えてから答えた。


『俺、一人暮らしだし』

⏰:11/06/08 00:08 📱:SH04B 🆔:YaVx0beQ


#141 []


「お前、一人暮らししてんの!?!?」


今どきの中学生って一人暮らしすんの!?


『うん』

「家族は?」


そう聞こうとした時調度チャイムがなった。

⏰:11/06/08 00:10 📱:SH04B 🆔:YaVx0beQ


#142 []


『今日は真面目に授業受けるよ』


そう言い残して教室に入って行った。


…槙原、一人暮らしだったのか
そりゃ夜中に女の子連れ込んでも大丈夫だよな

なんか納得。


⏰:11/06/26 08:24 📱:SH04B 🆔:5/9BF7HY


#143 []



-幸-


5限目、屋上で寝そべる。


「マキー?」


隣には隆之介が同じように寝そべっている。


『どーしたー?』


綺麗な空に吸い込まれそうだ。

⏰:11/06/27 20:07 📱:SH04B 🆔:WADn/its


#144 []


>>143
-幸- → -マキ- ですね。
すいません間違えました(;_;)

⏰:11/06/27 20:10 📱:SH04B 🆔:WADn/its


#145 []


「いい天気だなー」


隆之介の声は、低音でゆっくり響いて心地いい。


『そーだねぇ』

「空が碧いね」

『そーだねぇ』

「マキの名前にも空って入ってるよな」

『そーだねぇ』


ずっと向こうに飛行機雲を見つけた。

⏰:11/06/27 20:12 📱:SH04B 🆔:WADn/its


#146 []


「いい天気だな」

『…それ2回目だよ』


隆之介と一緒だと時間がゆっくりと流れる。


「…マキ?」

『んー?』

「俺、月城の事すきだわ」

『そーだね…ええ!?』


突然すぎる!!!
思わず飛び起きてしまった。

⏰:11/06/27 20:13 📱:SH04B 🆔:WADn/its


#147 []


「そんな驚く?」


隆之介はへらへらと笑っていた。


『うん、びっくりした。あー…でもつかさちゃんね…いいじゃん』


もう1度寝そべってから、しばらく見ない間に黒染めしていたつかさちゃんを思い出す。

いつも明るいつかさちゃん。誰にでも優しい。でも、あまり女の子同士でつるんだりしない。

⏰:11/06/27 20:15 📱:SH04B 🆔:WADn/its


#148 []


「うん、マキにはいっときたいなと思って。」

『そっか』


隆之介が、俺に言っておきたいって言うのは、つかさちゃんが俺とよくいちゃこらする事への宣戦布告とか、そういう意味なんかじゃないと思う。

ただ、知っていてほしいんだと思う。

⏰:11/06/27 20:29 📱:SH04B 🆔:WADn/its


#149 []


『俺、修学旅行いかねーし頑張れば?』


グーで軽くパンチする。


「…別に今すぐ付き合いたいとか思ってねーよ?」


隆之介からもパンチが返ってくる。


『そうなの?』


もう1回パンチ。
でもしばらく返って来なかった。

⏰:11/06/27 20:32 📱:SH04B 🆔:WADn/its


#150 []


「…今はな。俺、月城とマキと3人でいるのが楽しい。」


真顔で言われた。


『ははは…』


なんだか笑いが込み上げてきた。


『ははは…俺も』


⏰:11/06/27 20:36 📱:SH04B 🆔:WADn/its


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